盲目のヒーロー『デアデビル/Daredevil』 あらすじ・登場人物・感想

米マーベル・コミックの実写作品をすべて同一の世界観で扱う作品で、アイアンマンやキャプテン・アメリカとかのアベンジャーズと同一の世界ではあるのですが、アベンジャーズは宇宙とか世界を舞台に人々を救っていますが、『デアデビル』は『ザ・ディフェンダーズ』に属し、ニューヨークのヘルズキッチン近隣で犯罪者と戦っています。
もちろん、アイアンマンやキャプテン・アメリカは出てきません。


Source:Netflix

主人公のマシュー”マット”マードックは、9歳の時に交通事故で放射性廃棄物を浴びて視力を失ったことにより他の五感が通常では考えられないほどに発達し、聴覚・嗅覚・触覚・味覚が超人的となったほか、驚異的な平衡感覚や反射神経と、音の反響を三次元のイメージとして捉えることができる能力を身に着けました。

これにより自分の位置や室内に何がどのように存在するかなどの空間認識能力や、人の呼吸や心拍数などを聞くことによって、嘘や心理を見抜くなどの特殊能力を手に入れたほかに、事故後にボクシング・忍術・器械体操・柔道・マーシャルアーツ等を体得し超人的な強さも身につけていました。

やがて大人になったマットは、コロンビア大学法科大学院を首席で卒業した後に弁護士となり、親友フランクリン“フォギー”ネルソンと独立開業し、昼は弁護士、夜はヘルズキッチンの犯罪者と戦うこととなりました。

マシュー・マードック(マット)/チャーリー・コックス

本作の主人公でデアデビルです。目は見えませんが見える以上に戦うことができます。ともかく強いですが、普通の人間なので、切られたり撃たれたりしたら怪我をします。

フランクリン・ネルソン(フォギー)/エルデン・ヘンソン

マットの大学時代からの親友で、二人でヘルズキッチンに弁護士事務所を開きます。当初はマットがデアデビルとは知りませんでした。

カレン・ペイジ/デボラ・アン・ウォール

会社の不正に気付いたため殺人犯にでっち上げられ自身も命を狙われました。その後マットとフォギーの弁護士事務所で働き始め、後に新聞記者となります。

クレア・テンプル/ロザリオ・ドーゾン

ザ・ディフェンダーズシリーズではおなじみの看護師です。初出はこのデアデビルで、ゴミ箱に倒れていたマットを助けることにより、様々な事件に巻き込まれるようになりました。

ウィルソン・フィスク(キングピン)/ヴィンセント・ドノフリオ

デアデビルでの最大の敵です。部下は誰も彼の名前を口に出すことはせずに、呼ぶとしてもキングピンと呼びます。

マダム・ガオ/ワイ・チン・ホー

ヘルズキッチンでのチャイニーズマフィアのボスです。本当は闇の組織の幹部で、アイアン・フィストやザ・ディフェンダーズにも出てきます。

ノブ/ピーター・シンコダ

ヘルズキッチンでのヤクザのボスです。格闘も非常に強いです。

マーシ・スタール/エイミー・リトルバーグ

すごい金髪美女で、フォギーの元恋人でした。やがてよりを戻します。

デアデビルは、他のヒーローモノとは随分違いますし、アクションシーンなども含め様々な見どころがありますので、以下に紹介していきます。

1、他のヒーローモノと違うこと

シーズン1では、特別なバトルスーツなどは着ておらずに、服装は全身黒ずくめで頭から目までを帽子のようなもので隠しただけの姿で戦っていたため、普通に深い傷を負って、看護師のクレアに縫合してもらったり、ダメージを受けアザを作ったりしていて、キズを負ったまま昼の弁護士活動をしていました。

もちろん、周りの人からはどうしたのかと問われますが、転んだなどと言い訳をしております。ただ、ヒーロースーツは来ていませんが、ニット帽のようなもので、鼻から上を隠しています。

あまりにもダメージを受けすぎるもので、フィスクが防刃スーツを着ていたことを知ったマットは、その製作者とコンタクトを取り、シーズン1のラストでようやくバトルスーツを手に入れ、ヒーローらしくなりました。ですが、それでもやっぱり常に傷だらけで、スーツの意味は?とか思ってしまいますが、それは言わない約束です。

2、アクションシーン

そのほか面白いところとしては、デアデビルは、目が見えるかのように動ける能力以外は、念力やビームなどのような特別な力を使えるわけではなく、あくまで自身の身体能力を使って、敵とバトルをします。

ですから、アクションシーンはかなりの迫力となっており、敵とのバトルでは、人間ってこんな風に飛んだり回ったりできるのか!と思えるくらいかなりアクロバティックな動きが見られます。そのシーン見たさに、ついつい見てしまうという所もあるかと思います。

3、ストーリー構成

構成的には、個人的に若干の矛盾は感じられる部分もあるものの、よく練られており非常に楽しめる内容となっております。特にシーズン2からは、その後の『ザ・ディフェンダーズ』へとストーリーがつながっていくものの、ザ・ディフェンダーズを見ずに、そのままシーズン3を見ても十分に楽しめるストーリー構成は見事だと思います。(でも、シーズン3の頭で、若干ですけど、?となる部分がありますので、できればザ・ディフェンダーズは先に見た方が良いかと思います。)

またラストシーズンとなる、シーズン3で、途中からフィスクの配下となったヴィランが素晴らしく、バトルでもそれ以外でもデアデビルを苦しめてきました。その2人のバトルが非常に面白く、シーズン4があったら、絶対にメインのヴィランになったであろうと思われます。

このドラマを見るまでは、ヒーロー物と言えば、ウルトラマンやスーパーマンなどのように、常人では全く考えられないような力を持った者が悪を倒していくという物だと思っていました。
なので一個人が勝手に、自分の住んでいる場所近辺でヒーローをやるというストーリーには少々驚きましたが、物語を見進める内にそれ以上の面白さを感じられました。

デアデビルは普通の人間なので、格闘で自身が傷だらけになりながらも、悪に立ち向かっていく姿には心を打たれるものがあります。ただ、個人的には、弁護士として人々を助けていく姿ももう少しあっても良かったのでは?と思われました。

この作品は、残念ながらシーズン3で打ち切りとなってしてしまいました。シーズン3でマーベルでも人気のブルズ・アイ誕生の背景が描かれ、元々善人だったハズの彼がなぜ悪へと変わっていったかが見事に描かれ、最終話で今後の活躍が期待できる終わり方となっていましたが、この後彼をみることができないという残念な結果となってしまいました。

しかし、Netflixのマーベルシリーズとして『ジェシカ・ジョーンズ』・『ルーク・ケイジ』・『アイアンフィスト』・『ザ・ディフェンダーズ』や『パニッシャー』は作品量もそれなりにありますし、それぞれどこかしらでつながっていますので、それぞれの登場人物があちこちの作品に登場するさまなどにも注目して見ていくと非常に楽しめると思います。

ドラマ『デアデビル』動画配信先

『デアデビル』は2019年1月4日現在Netflixで見放題にて配信されています。
※配信状況、詳細な内容等は、サイトにてご確認ください。