フジ月9ドラマ『トレース 科捜研の男』1話・2話感想

タイトルからすると某人気ドラマが思い浮かび『家政婦のミタゾノ』みたいなのかとか思ってしまいますが、原作は『トレース 科捜研法医研究員の追想』という漫画で、シリアスでミステリアスなストーリーとなっております。


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警視庁科学捜査研究所法医科にて勤務する、法医研究員の真野礼二は、子供の頃自宅へ帰ると、両親と姉の3人が殺されていた事件を目撃します。

犯人は「家族を殺害後遺書を残して自殺した長男」ということで決着したようですが、真野はその真実を求め続けています。

新人法医研究員の沢口ノンナは、科捜研の仕事に向いてないのではないかと迷いながらも、徐々に法医研究員として成長していくこととなります。

原作者が、元科学捜査研究所の研究員ということですので、原作を踏襲していけば、作品中で描かれていくストーリーがリアルで、鑑定シーンや捜査シーンなどもかなりリアルに描かれていくことになると思います。

また、1話・2話ではほとんど描かれておりませんが、過去に真野の身に起きた事件の真相が、大きな流れとして描かれていくと思いますので、1話の物語にどう組み入れていくのか、今後が楽しみです。

1話では、船越英一郎さん演じる虎丸良平に疎まれていた真野ですが、2話で少し見直されたのではないかという気がします。元々いがみ合う必然性はないと思いますので、今後の2人の関係がどうなっていくかも気になるところです。

1、ストーリー

1話・2話とも、ストーリーはそれなりに良く練られていて、内容的にも面白かったと思います。ただ、1話の最初にちょっと出てきた人が犯人というのは、ちょっと奇をてらい過ぎな気がします。

2話目は、DNA鑑定の盲点を突いた予想外の犯人で、そこまでにたどり着くストーリーの破綻もそれほどなく、ラストに真相を告げるまで、それなりによく練られていたと思います。
個人的には、大きな流れは良いのですが、細かいところで安易な点が見受けられるように思います。

ただ、1話・2話とも人情に訴えるところがあり、ついつい涙ぐんでしまうようなところがある内容となっておりました。

2、登場人物

原作ではもっとおとなしい感じの虎丸刑事が、ドラマ中では声が大きく、怒鳴りっぱなしなのが少々キツいかなという感じを受けました。今後ストーリー的に科捜研との連携が上手くいくようになってきたら、もう少しおとなしくなるかなという気はします。

原作上では、子供の頃に起きた真野一家殺害事件現場に一番最初に乗り込んだのが、当時交番勤務だった虎丸刑事でしたが、そこはオリジナルを踏襲するのか、そうであればここからどう自然につなげていくか気になるところです。

真野を演じる錦戸亮さんは、喜怒哀楽がほぼなく、真野が子供のころに受けたトラウマを持ち、心に葛藤を抱えながらも、真実を追求するため科捜研の仕事を誠心誠意努める姿を、上手く演じていると思います。凄惨な事件でも坦々と話す姿を見ると、原作の真野もこんな感じなんだろうなと思わずにはいられません。

3、全体的な感想

1話・2話を見る限り、原作ほど深く科捜研の仕事についての説明や描写がありませんが、個人的にはもう少し説明や描写があっても良いかなという気がしますし、真野があらゆる可能性をしつこく追求し、新たな発見をするという展開があっても良いような気がしますが、今後そういった描写が出てくることに期待したいと思います。

また原作の話になりますが、原作でのストーリーは結構エグい内容や描写が多かったりしますが、この先リアル路線でもっと人間のドロドロしたところに踏み込んでいくのか、それともこのままグロすぎない方向でいくのかは気になります。
個人的には、もっと人間の心のエグさに踏み込んだ事件を科捜研の技術的なろころで解決に導く方向が見たいです。

最後に、1話の最後に出演してた千原ジュニアさんが、2話では全く出てこなかったのでどうしたんだろうと思っていましたが、今後カギを握る重要人物として出てくるのでしょうか。

『トレース 科捜研の男』の見逃し配信は、1週間以内でしたら民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」にて配信されております。
まとめて見たい方は、月額888円(税抜)ですが、【フジテレビオンデマンド】にて配信されています。