日テレドラマ『イノセンス/冤罪弁護士』1話・2話・3話、あらすじ・キャスト・感想

TBSの某ドラマと被ると言われてもいる、日テレの土用ドラマ『イノセンス/冤罪弁護士』も3話の放送を終え、物語の骨格も見えてきました。土曜日22時台になってからは、初となるジャニーズ抜きのドラマでもあります。
今クールは弁護士ドラマが多いような感じもしますが、スキャンダルでも主婦でもない、冤罪専門の弁護士が、どのように活躍していくのかのあらすじ、感想を書いて行きます。


source:Hulu

主人公の黒川拓は、保駿堂法律事務所で働く弁護士で、人当たりは良いものの、整理整頓が苦手で、いつも机の上は書類が山積みとなっていて、その上事務所の片隅に住み着いているという変人です。

そんな彼に、新米弁護士の和倉楓が監視役もかねて、アシスタントとしてサポートをすることとなりました。

ある日黒川は、取材予定となっていた、冤罪事件に興味を持つ報道ディレクターの有馬聡子の取材をドタキャンし、依頼人の元へといくのでした。

依頼というのは、阿蘇恵美子の夫、重雄の自宅への、放火事件の弁護で、阿蘇家には借金があり妻の検査入院中に火災が起きたことから、警察は重雄の保険金目当てによる放火事件として逮捕し、既に自白調書も取られているのですが、妻の恵美子は重雄の犯行だとはどうしても信じられないということです。

しかし黒川は、計画的に火をつけたのであれば、もっと大切なものを色々持ちだせたハズと、重雄の犯行に疑問を抱き、自白調書は重雄が警察に強要され自白させられた、虚偽の自白調書であることを告白させるのでした。

裁判が始まってからは、重雄が法廷で暴れ、心証を悪くしたり、検察側の専門家による証言により、梁の焼け方から2階の子供部屋からの出火であると科学的に断定し、黒川たちが主張する1階からの失火の可能性は否定されるのでした。

そんな中黒川は、大学の先輩で東央大学理工学部の準教授、秋保恭一郎と共に火災の実証実験をするのでした。

第1話で和倉楓は、黒川弁護士の父親の黒川真が、最高検のエリート検察官だということを知りました。

ある日黒川の元に当番弁護の依頼が舞い込んできました。その案件というのは、コンビニで店員に怪我を負わせ、現金を奪い逃走したという、強盗致傷の容疑で逮捕された21歳の十勝岳雄という男で、担当刑事の話では、岳雄は十代の頃からの札付きのワルだということでした。また犯行現場の監視カメラ映像と、現場の指紋から、岳雄の犯行の可能性が非常に高いということです。

しかし岳雄本人と、母の睦美は無罪を訴えるのでした。

容疑者の岳雄は、犯行時刻にはガソリンスタンドで給油をしていたと証言しますが、ガソリンスタンドの監視カメラ映像に残った岳雄の映像は、犯行時間の10分前にスタンドを離れており、検察側はそこから5分の距離にあるコンビニでの犯行は十分に間に合うと考えていたのでした。

岳雄の疑いを晴らすアリバイが見つからない中、ベッポトボルの水で光が揺れるのを見た黒川は、科学者の秋保とある実証実験をするのでした。

第2話で和倉楓は、黒川弁護士は大学3年の時に理工学部から法学部に転向し、法律家を目指したことを知りました。

ある日黒川に、青ヶ島病院の看護師白山美紀から「手術中に人口心肺が停止したため、13歳の患者が亡くなったという医療ミスで、業務上過失致死の罪を問われている、雲仙医師の冤罪を晴らして欲しい。」と依頼されました。

黒川と和倉は早速雲仙医師に接見し、話を聞いたところ、雲仙医師は遺族側に説明したいと病院に何度も求めていたのですが、病院が止めていたとのことでした。

その後二人が入手した病院側の調査報告書を手に、再び雲仙医師に接見し内容確認を依頼したところ、事実と全く異なる、雲仙医師に過失がある内容となっていたとのことでした。

その後、当日手術に立ち会い、心肺装置を実際に操作した研修医の赤城に証言をしてもらう約束を取り付けたのですが、裁判当日に証人の赤城は現れず、証人尋問は中止となってしまいました。

またこの裁判の裁判長も、既に判決前から有罪判決を出すであろうことも見てとれるのでした。

打つ手がなくなった黒川は再び病院を訪ねるのでした。その際、医療ミスがあったその日に、落雷があったことを知った黒川は、秋保と実証実験を始めるのでした。

黒川拓/坂口健太郎

この物語の主人公で保駿堂法律事務所の刑事事件担当の弁護士です。日本の刑事事件では、起訴後有罪率はほぼ100%と言う中、3年で5件もの逆転無罪を勝ち取ったという、凄腕の弁護士です。片付けが苦手で、机の上は常に書類の山となっており、時々和倉の机の上に崩れ落ちます。

和倉楓/川口春奈

保駿堂法律事務所の新人弁護士で、所長により黒川の監視役を命じられます。黒川のマイペースな行動にイライラさせられています。

城崎穂香/趣里

保駿堂法律事務所のパラリーガルで、黒川や和倉のサポートをします。

湯布院和人/志賀廣太郎

保駿堂法律事務所の最年長弁護士で、黒川に期待し、後継だと思っているようです。

別府長治/杉本哲太

保駿堂法律事務所の所長で、好き勝手に動く黒川を好ましく思っていません。

有馬聡子/市川実日子

テレビ局のディレクターで、黒川を取材したりなにかと手助けしてくれます。

秋保恭一郎/藤木直人

東央大学理工学部物理学科准教授で、黒川の大学時代の先輩です。黒川と共に犯罪に関する実証実験を行っております。

指宿林太郎/小市慢太郎

東京地方検察庁の検察官で、黒川と裁判で争うことがままあります。

黒川真/草刈正雄

黒川拓の父親で、最高検察庁・次長検事です。裏になにか息子とありそうです。

ゲスト

阿蘇重雄/吉田栄作

自宅を放火した容疑をかけられ、自白します。後に警察による自白の強要だと黒川に告げます。(第1話)

阿蘇恵美子/中島ひろ子

重雄の妻で、黒川に夫の弁護を依頼します。(第1話)

下呂/阪田マサノブ

重雄を取調べした刑事です。法廷で重雄を挑発し、暴れさせます。(第1話)

十勝岳雄/山田裕貴

飲食店アルバイトで、コンビニ強盗の容疑をかけられます。十代の頃からのワルで、最初の接見の時に黒川と和倉に悪態をつきます。(第2話)

十勝睦美/仙道敦子

岳雄の母で、息子の無罪を信じ、黒川と和倉に弁護依頼をします。(第2話)

雲仙/平岳大

青ヶ島病院の医師で、手術中に人工心肺装置が止まったため、患者が死亡しました。そのことにより、業務上過失致死に問われることとなります。患者が死亡したことにより、どんな判決がでても受け入れることを決めています。(第3話)

白山美紀/青野楓

青ヶ島病院の看護師で、雲仙医師の無罪を訴え黒川と和倉に弁護を依頼します。雲仙医師に好意を寄せていますが、振られています。(第3話)

磐梯/山本耕史

青ヶ島病院の医師で、雲仙の同期です。病院での出世頭で、虚偽の調査報告書を提出したりと隠ぺい工作をしています。(第3話)

全体的なキャラクターは、それぞれ個性が出ていて味があると思いますが、ヒロイン役の和倉楓がぼんやりしている黒川との対比のためか、ちょっとキツいというか、雑なキャラクターな感じがします。片親で貧乏だったという設定のようなので、子供の頃から常に気を張って、強く生きてきたという表現なのかもしれませんが、川口さんの悪い面だけが出て、良い面を引き出しきれていないような感じがします。第3話くらいになって落ち着いてきたような感じもしますので、今後の演出に期待したいところではあります。

また冤罪のトリックや、それが分かっていく過程も少々弱い感じがしますし、一部にここまで大がかりな実験が必要なのかなと思えるところもありました。ただ、黒川親子のストーリーがこの先どう進んで行くのかや、黒川拓が弁護士になった理由など、これからの展開で、非常に気になるところも多々あります。

いろいろ書きましたが、コンセプトやキャラクターには非常に好感が持てますし、俳優さんたちそれぞれの演技は素晴らしく、そのおかげでストーリーに入りやすく、かなり楽しんで見ております。

また脚本家が、LIAR GAME・任侠ヘルパー・幽かな彼女・S-最後の警官-など、これまで名作を書いてきました古家和尚さんなので、今後に期待が持てると思います。

『イノセンス/冤罪弁護士』の見逃し配信はHuluで

※配信状況等はサイトにてご確認ください。

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