TBS金曜ドラマ『メゾン・ド・ポリス』第5話までのあらすじ・キャスト、感想

2019年1月度のTBS金曜ドラマ『メゾン・ド・ポリス』もスタートしてから、5話終了しました。
このドラマの原作は、加藤実秋さんの小説で、同タイトルのメゾン・ド・ポリスで、現在2巻まで発行されております。

物語も半分まで来ましたので、このドラマの感想を書いて行きたいと思います。

柳町北署にて、念願の刑事課に配属された新人刑事牧野ひよりは、5年前に起きた焼殺事件の「デスタンス事件」と呼ばれた事件に酷似した、人が焼かれる動画がサイトにアップされた事件の捜査に当っていました。

ひよりは、当時その「デスタンス事件」を担当していた、元刑事の夏目総一郎に話を聞くべく、住宅街の洋館を訪れたのでした。

その洋館には4人のおじさんと、そこで雑用係をしている元警視庁捜査一課の夏目が暮らしていました。話を聞くと、そのおじさんたちは、いずれも元警官で、オーナーで元警視庁キャリアの伊達有嗣、現場主義の熱血漢で元所轄刑事の迫田保、元科捜研でプロフェッショナルだったキザな藤堂雅人、元警務課勤務で現在は洋館の管理人をしている高平厚彦といった、元警察官たちが住むシェアハウスでした。

夏目に話を聞きに来たハズのひよりは、夏目には相手にされず、いつの間にかおじさんたちが捜査に介入し、ひよりとおじさんの謎の捜査会議が始まったのでした。

5年前に起きた「デスタンス事件」では、被害者全員が1セント硬貨を持っていました。しかもそのことは警察しか知らないハズなのに、今回の事件でも被害者は1セント硬貨を持っていました。

しかし、5年前の「デスタンス事件」の犯人とされる本間弘喜は既に逮捕されていたのですが、本間は一審二審と死刑判決を受けたのちに最高裁まで上告し、今でも無罪を主張しています。また、本間の母、ひろこも息子の無罪を訴えていました。

ひよりは本間に、無罪ならどうして自供したのか尋ねると、本間は夏目という刑事に酷いことをされ、強引に自白させられたと言い、さらに真犯人は別にいると訴えます。

ひよりは、犯人と警察しか知らないハズの1セントコインを持った被害者が出たのだから、本人の言う通り本間は冤罪で、真犯人が別にいるのではないかと思いはじめ、おじさんたちと、夏目と共に捜査をするのでした。

ある日年金暮らしをしていた平松祥恵が、自宅のトイレでガスを発生させ亡くなっていたのを、連絡が取れないことを心配した三上絵里花が、大家に頼んで扉の鍵を開けてもらって発見しました。

部屋は密室で、トイレのドアも気密性を保つため接着剤で目張りをしてあり、使用された接着剤の容器もトイレの中にあり、さらに遺書もあったことから、警察では孤独に耐えかねての自殺として捜査が進んでいましたが、ひよりは他殺の可能性も疑うのでした。

その根拠として、トイレの目張りはノズルを使えば可能とし、遺書もスマホにあったため、70代の女性には不自然で、さらにクローゼットの中にはオシャレな洋服がズラリと入っており、人生に絶望していたような感じがしないということでした。

現場に呼ばれていた元科学捜査専門の藤堂は、クローゼットの中に2本の毛を発見し、メゾン・ド・ポリスへと戻ります。ひよりはその毛髪を調べてもらうため、鑑識係の杉岡沙耶に来てもらうと、驚くことが判明しました。

なんと、杉岡は藤堂の2番目の元妻でした。そればかりか、杉岡はオーナーの伊達を見て、「伊達副総監」と敬礼をするのでした。

ある日青猫事件と呼ばれる、猫が殺害され青いペンキがかけられるという事件が相次いで発生しました。

刑事課長の新木は、ひよりにこの事件の捜査を、メゾン・ド・ポリスのおじさんたちに回すように指示し、シェアハウスのおじさんたちに説明することとなりましたが、どうも乗り気じゃない様子です。

ところが、そこに区の広報誌女性編集者の大槻仁美がやってきて、青猫事件のことで編集部に犯行予告が届いたのに、警察では取り合ってくれなかったので、ここに相談に来たと話すのでした。

するとおじさんたちの態度は一変し、全力で協力してくれることになりました。

その後事件の真相を探るため、みんなで夜に見回りに出ますが、ある倉庫で大槻とひよりは、青いペンキをがぶった死体を発見するのでした。

おじさんたちと大槻は、第一発見者として、散々嫌味を言われながら事情聴取を受けます。それに対し夏目は、青猫事件は元々そっちがこっちに振ったものだから、引き続き追わせてもらうとキレ気味に宣言をするのでした。

柳町北所轄内で、大学生の貫井秀之が、後頭部を夜道でバットで殴られるという事件が発生しました。幸い命には別状はなかったものの、所属する大学のバスケットボール部への復帰には1年ほどかかるということでした。

ひよりはその事件を担当することとなりますが、なぜか迫田が協力的で、ひよりと夏目を連れて秀之の病院を訪ね、秀之より、以前自宅の庭においてあったボールに無数の画鋲が刺されていたという、新たな事実を聞き出すのでした。

やがて秀之の同級生、櫻井陽斗が捜査線上に浮かぶのですが、ひよりが迫田たちと話を聞きに行くと、母親の貴美子が事件の時間はPCでネットゲームをしていたとアリバイを証言するのでした。

その翌日ひよりがおじさんたちを訪ねると、おじさんたちはネットゲームをやっておりました。

理由はゲーム内の掲示板で、陽斗のアリバイ確認のため目撃情報を集めているとのことでしたが、なんとその掲示板には暴行の依頼が書かれていたのです。

それを見た迫田たちは、最初のターゲットとして名前が挙がっていた田口哲也に接触するのでした。

ある日事件のないひよりは、おじさんたちに言われ、夏目と一緒に洗濯をキレ気味にしていました。そこへ伊達が愛犬のバロンを連れ、ひよりを無理やり散歩に誘い出すのでした。

すると土手の下を、左右の違うサンダルを履いてフラフラと歩いている老婦人に出くわし、2人は声をかけました。するとその金森春子という老婦人は、男の人を殺したと話すのでした。

その後メゾン・ド・ポリスでココアを飲んで休んでいた春子に事情を尋ねると、男を階段から突き落としたと話すのです。

やがて春子の元へ、連絡を受けた丸山・西条・岡嶋の3人が迎えに来ました。その3人は春子の今は亡き夫が創業した工場の従業員で、人を殺したと話したのは、認知症のせいだと話し、連れて帰りました。

しかしひよりは、3人の態度に違和感を感じ、最近転落事故がなかったかどうかを調べるのでした。すると、2週間ほど前に三崎という会社員が歩道橋から転落死したという事件がありました。

その後三崎の勤め先で聞き込みをしてきたひよりは、営業先のリストをもらってきており、そのリストの中には春子の会社、金森金属工業があるのでした。

そしておじさんチームのリーダーとなったひよりは、迫田には金森金属工業付近の聞き込みを、藤堂には現場の再検証を、伊達には担当所轄の所長に一言連絡を、夏目には自分と一緒に春子に会いに行くことを指示し、捜査を始めるのでした。ちなみに高平には夕食をお願いしました。

夏目と金森金属工業へ向かったひよりは、事務所で待たされていました。その際夏目が4枚目に安達高史という名前のタイムカードがあるのを見つけます。後に安達は入社した時から記憶喪失で、更に突然仕事を放りだしてどこかへ行ってしまったとのことです。

夜になり春子に会いに行ったひよりと夏目は、部屋でやんちゃしていた頃の丸山たちと、先代の社長たちの写真を見つけ、話を聞くと、元々やんちゃをしていた先代の社長は、更生活動にも力を入れていて、今働いている3人とも前科者ということでした。
また一緒に写っている女の子のことを聞くと、春子の亡くなった娘とのことでした。

メゾン・ド・ポリスへと戻ったひよりに、迫田は、春子の娘は30年前に、当時14歳の少年に殺害されていたということを話すのでした。

牧野ひより/高畑充希

柳町北署に刑事として配属されたばかりの新人刑事で、「デスタンス事件」の捜査のためメゾン・ド・ポリスへ行ったことにより、おじさんたちと知り合います。後に彼らのリーダーらしきものになります。

夏目総一郎/西島秀俊

元警視庁捜査一課の敏腕刑事で、現在はメゾン・ド・ポリスで雑用をしています。ひよりと一緒に聞き込みにいったりなど捜査することが多いです。

伊達有嗣/近藤正臣

メゾン・ド・ポリスのオーナーで、元警視副総監です。落ち着きがあり、シブいおじさんです。今でも警察関係者に顔が利きます。

迫田保/角野卓造

元現場主義で熱血漢の所轄刑事でした。今は膝や腰に爆弾を抱えていますが、道場で子供たちに柔道を教えています。ただ口での指導だけです。

藤堂雅人/野口五郎

元科学捜査のプロで、ちょっとキザなところがあります。鑑識係の杉岡沙耶は2番目の元妻です。

高平厚彦/小日向文世

元警務課勤務で、現在はメゾン・ド・ポリスの管理人として、家事全般を担当しております。捜査能力はイマイチのようです。

杉岡沙耶/西田尚美

鑑識係で、藤堂の2番目の元妻です。ひよりと一緒に飲みに行ったりとか相談に乗ったりとかしています。結構酒癖は悪いみたいです。

瀬川草介/竜星涼

メゾン・ド・ポリスに出入りする御用聞きで、食材や日用品を届けているほか、おじさんたちに依頼され、ひよりのスパイ活動などもします。

主なゲスト

本間弘子/手塚理美

デスタンス事件の被告人、弘喜の母親で、息子の無罪を訴えています。(第1話)

本間弘喜/小久保寿人

デスタンス事件の被告人で、死刑判決を受けていますが、無罪を訴え続けています。(第1話)

薗田政二/岩寺真志

天ぷら「その田」の店主で、デスタンス事件を模倣したと見られる手口で焼死した被害者です。(第1話)

薗田聖子/谷川清美

政二の妻です。(第1話)

薗田義政/伊島空

政二の息子で、政二にかけられていた5千万円の受取人となっています。(第1話)

三上絵里花/中山エミリ

死亡した平松祥恵の第一発見者で、柳町中央小学校・PTA会計担当です。後に飛び降り自殺をしてしまいます。(第2話)

平松祥恵/内田尋子

鍵のかかった部屋の目張りがしてあるトイレの中で死亡していました。柳町中央小学校・見守り隊員をしていました。(第2話)

本橋道夫/大場泰正

柳町中央小学校・現PTA会長で三上と不倫をしているようですが、将来区議会委員や区長も狙っているためPTA会長へ再選したいようで、三上との仲は秘密となっているようです。(第2話)

森元妙子/白羽ゆり

柳町中央小学校・PTA渉外広報担当で、後にPTA会長に選出されます。SNSに旦那さんとの2ショット写真をアップするなどして幸せアピールをしています。(第2話)

大槻仁美/橋本マナミ

区の広報誌「そよかぜ」の編集者で、犯行予告が届いたのですが、警察がとりあってくれなかったため、メドン・ド・ポリスへと相談に来ました。(第3話)

工藤千代子/今本洋子

「そよかぜ」の常連投稿者で猫好きです。猫の絵を描くことが趣味で、車いすに乗っています。(第3話)

瀬戸俊樹/矢野聖人

「そよかぜ」の常連投稿者で自称エッセイストです。職業はビルの警備員で、殺人事件の犯行時刻は勤務中と証言しています。(第3話)

山崎翠/川俣しのぶ

「そよかぜ」の常連投稿者で、自宅から見える富士山の写真を投稿しています。犯行時刻は自宅に一人でいたが、夫を亡くしているため、証人はいないとのことです。(第3話)

土屋亮治/多田木亮佑

「そよかぜ」の常連投稿者で、クレーマーです。話を聞きに行った時もすごい剣幕で追い返されてしまいました。(第3話)

田口哲也/清水章吾

一人暮らしの老人で、ゲームの掲示板で最初に暴行のターゲットとして、名前が挙がっていた人です。パソコン教室に通っています。(第4話)

貫井秀之/山本涼介

大学1年生でバスケットボール部員です。ある夜後ろから後頭部をバットで殴られ、復帰に1年を要する怪我を追いました(第4話)

櫻井陽斗/福山康平

秀之の同級生で、浪人生です。秀之が夜練習するバスケのボール音にイライラしていたようです。PCのネットゲームにハマっています。(第4話)

深山克久/松嶋亮太

田口が通っていたパソコン教室の講師です。(第4話)

金森春子/島かおり

ひよりと伊達が散歩している時にフラフラあるいていました。認知症を患っており、月の明るい時にしか正常に戻らないようです。過去に娘を少年に殺害されています。(第5話)

丸山栄一/大谷亮介

金森金属工業の現社長です。若いころやんちゃしていて、先代の社長と春子に大変世話になったそうで、春子を母のように思っています。(第5話)

西條渉/内藤大輔

金森金属工業の従業員です。社長の丸山同様若いころやんちゃしていて、先代の社長と春子に大変世話になったそうで、春子を母のように思っています。(第5話)

岡嶋圭太/木下政治

金森金属工業の従業員です。社長の丸山同様若いころやんちゃしていて、先代の社長と春子に大変世話になったそうで、春子を母のように思っています。(第5話)

安達高史/奥田洋平

記憶喪失となり、春子に拾われ金森金属工業で働き始めましたが、突然黙って仕事を放りだしてどこかへ行ってしまったとのことです。(第5話)

三崎聡/亀田佳明

光和エレクトロニクスの営業担当で、金森金属工業の担当でした。歩道橋から転落し、亡くなっています。(第5話)

これまでも高校教師・ケイゾク・SPECや星の金貨なをはじめとし、数々の名作を世に送り出してきたTBSだけあって、非常にクオリティの高いドラマだと思います。・・・ケイゾクと言えば、このドラマに出演している野口五郎さんが、キャリア組の管理官と怪物のようなサイコパスを見事に演じていたことを思い出します。

まず第1話から、非常に作品のクオリティーが高く、犯人にたどり着くまでいくつもの罠が巧みに張り巡らされてあり、上手く見ている者のミスリードを誘っていたと思います。

高畑充希さんは、今の若手の中でも素晴らしい演者の一人ですので、見事に中性的なひよりを演じていると思います。またおじさんたちも、この世界で常に第一線で活躍してきた人たちですので、当然演技は素晴らしく安心して物語に入り込めます。

またゲストも手塚さんをはじめとして皆素晴らしい演技を見せてくれました。特に小久保寿人さんの冤罪を訴えていた時と、全てが分かってからの演技が素晴らしく、豹変ぶりには驚きました。

第2話では、トイレのトリックはすぐに想像がつきましたが、犯人へのミスリードと犯人の背景や動機は最後まで分かりませんでした。

3話は猫殺害犯の器の小ささと、殺人犯の悲しい動機については上手く描かれていましたが、少し展開が地味だったような気がします。そして、橋本マナミさんには何かウラがあるのかな?と期待しつつ見ていましたが、最後まで橋本マナミさんのままでした。

第4話は、ストーリー的には少し無理やり感がありましたが、前のめりにひよりを手伝い、嘘を連発して聞き込みをしている迫田さんにすっかり騙されてしまいました。まさか最後にあんな感動ドラマになるとは思ってもみませんでした。こう言うのがあるので、見続けてしまうんですね。

そして第5話は今までの中で、一番悲しく重いラストだったように思います。また、ストーリー構成も、始めに事件が起きた訳でもなく、認知症の老婦人が、人を殺したとボーっとしながら言っただけですから、あんな展開になるとは思ってもみませんでした。

しかし、会社の人たちがおばあさんを想う気持ちや、全てを知りつつ自分たちが犠牲になる姿や、最後におばあさんが、ひよりたちをある場所へ連れて行ったシーンなど、胸が締め付けられ、まんまと制作陣の罠にひっかかってしまいました。

第5話まで見て、若干弱い部分はあるものの、全体的にストーリーは素晴らしいものがあり、やはり原作小説自体が素晴らしいというのもあるのでしょうが、それを映像化し、視聴者に見せる技術も凄いものがあると思います。

第6話以降には、今まで垣間見えていたひよりのお父さんのストーリーも出てくるのでしょうから、今後もますます楽しみです。

制作:共同テレビ・TBS

原作:加藤実秋「メゾン・ド・ポリス」シリーズ(角川文庫)

脚本:黒岩 勉

主題歌:WANIMA「アゲイン」(unBORDE/Warner Music Japan)

ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム

話数 放送日 タイトル 視聴率
第1話 1月11日 デスタンス 12.7%
第2話 1月18日 PTA総選挙 12.4%
第3話 1月25日 青い死体 10.7%
第4話 2月 1日 なかよしくらぶ 10.2%
第5話 2月 8日 メゾン・ド・ギルティ 9.6%

『メゾン・ド・ポリス』はパラビで配信されています。