The OA Part 2、第1章・2章、あらすじ、登場人物・キャスト、ネタバレ感想

シーズン1(Part 1らしいです。)では多くの物議を醸し、あやうく忘れ去られそうにもなっていたあの『The OA』が、Part 2となり、おおよそ2年ぶりに帰ってきました。

プレーリーが言っていたことは嘘なのか、本当なのかにもようやく決着がつきます。

※この記事にはネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

source:IMDb

ある夜ドアを激しくノックする音で、就寝中の探偵カリムは目を覚ましドアを開けるのでした。

そこにはベトナム人の老女が立っており、孫娘を探して欲しいと言うのです。

カリムは友人に通訳を依頼し、その老女に話を聞くと、探して欲しいのは孫の「ミッシェル」という少女で、その老婆に3万1千ドルの仮想通貨を送り、その直後に姿を消したと言うのです。

そしてそのお金はスマホのゲームで稼いでいたと話すのでした。

カリムはミッシェルの捜索を始めることにし、彼女の行動をたどるため、そのスマホゲームの謎を解いていくことになったのです。

その頃船上にいた「ニーナ・アザロワ」は、胸に激しい痛みを覚え倒れてしまいました。そして「胸を撃たれたみたい」と話すのです。

時を同じくして、学校構内に乱入した銃撃犯の銃弾に倒れたプレーリーは、ホーマーのことを想いながら目をそっと閉じるのでした。

やがて少し意識が戻り、朦朧としているプレーリーは自分の手を見てこれは私じゃないと言いながら、再び意識をなくすのでした。

暫くして目覚めたプレーリーは、医師に状態を確認され、指の本数や今年が何年かを尋ねられますが、何の問題もなく正確に答えることができました。

しかし大統領の名前を聞かれた時に、バラク・オバマと答えると、医師はテレビに映った別の大統領の映像を見せるのです。

そのことにより自分が別次元の世界へとやって来て、ニーナ・アザロワの肉体に入ったことを知ったのでした。

その後養母のナンシー・ジョンソンとスカイプで話をするのですが、彼女はニーナ(プレーリー)のことは知らないと言い、自分の養子は男の子だと言います。そして養子を迎えに行った時に、盲目の8歳の女の子はいなかったと話すのでした。

プレーリーはナンシーにありがとうと伝え、トレジャーアイランドにある民間のクリニックで14日間過ごすこととなったのでした。

1章でハップに襲い掛かったプレーリーは、拘束衣を着せられハップと面会します。

プレーリーはハップに、ホーマーになにがあったのかと尋ねるのですが、ハップは別の次元に移動したことを喜び、ホーマーの事には関心がないのです。

そして臨死体験は死後の世界を垣間見るのではなく、別の人生を垣間見ていたのだと話すのでした。

プレーリーはホーマーがどうして覚えていないのかをハップに尋ねるのと、魂や心とか意識というものは次元を超えて飛ぶことができ、別の肉体に飛び込めると言い、ホーマーだけは同じことをしたのにDr.ロバーツに入り込めなかったと言うのです。

そのことを聞かされたプレーリーは、ハップに飛んだ時のことを聞くのです。

ハップはプレーリーを置き去りにした2日後、ノースダコタの野原で、全員に15分程度しか生きられない、致死量のペントタールを注射し、5人であの動きをしたと言います。

すると一瞬意識が飛んだ後、この病院で輪になってイスに掛け、一酸化炭素中毒になりかけていたところで、Dr.パーシーになっていた自分に気がついたのです。

その時スコットはゆっくりとハップに歩み寄り、押し倒して首を絞めたのですが、意識を取り戻したDr.ロバーツ(ホーマー)に投げ飛ばされたのでした。

ハップは自分の意思でこの世界に来たプレーリーに、どうやったのか尋ねるのですが、話す意思のないプレーリーを見て、「アザロワさんは協力しないようだ」と言い自分を殴り、看護師に「暴力的行動がなくなるまで隔離するように」と言い連れ出させるのでした。

下へ降りる際にプレーリーはホーマーの名前を呼び続けるのです。

するとホーマーがやってきて、プレーリーは彼の元へと行きます。それをホーマーが優しく抱きしめるのですが、それは彼女をおとなしくさせるためで、プレーリーに睡眠薬を注射するのでした。

その頃探偵のカリムはミッシェルが書いたロゴから、キュリという夢を分析している施設にたどり着き見張っていました。

そしてそこから出てきた女性社員のあとをつけ、店で声を掛け話を聞き出すのです。そこでミッシェルが行方不明になった同じ頃、白髪で車いすの女性マーロー・ローズ博士が辞めたと言うことを聞き、彼女の行方を捜すのでした。

プレーリー(OA)、ニーナ・アザロワ/ブリット・マーリング

次元を超え、ニーナ・アザロワとして目覚めます。ニーナとしての記憶は全くなく、プレーリーの記憶しかありません。フルネームはプレーリー・ジョンソンです。

カリム・ワシントン/キングズリー・ベン-アディル

私立探偵で、過去にFBI捜査官をしていました。依頼を受け行方不明の少女ミッシェルを探すため、スマホゲームに関わって行きます。

ハンター・アレイシウス・パーシー(ハップ)/ジェイソン・アイザックス

著書も発行している著名な精神科医ですが、次元間移動したハップの意識が身体に入っており、自由に次元間を移動するための研究をしています。

ミッシェル・ブー/イアン・アレクサンダー

スマホゲームで3万1千ドルを稼ぎますが、その直後に行方不明となりました。

ホーマー・ロバーツ/エモリー・コーエン

トレジャーアイランドにある精神科クリニックの研修医です。パーシー医師を尊敬しており、彼の元で忠実に働きます。Part1でのホーマーの記憶は全くありません。

スコット・ブラウン/ウィル・ブリル

トレジャーアイランドにある精神科クリニックの入院患者ですが、ハップと一緒に別次元からやってきて、今の身体に入りました。

レイチェル/シャロン・ヴァン・エッテン

スコット同様クリニックの入院患者で、ハップと一緒に現次元に来ました。現在の肉体は幼少時代の事故による脳の障害で失語症となっており、文字を書くこともできません。

レナータ/パズ・ベガ

スコットやレイチェル同様ハップと一緒に今の肉体に入り込んだのですが、その記憶は病気のためだと信じ、現在の自分を受け入れようとしています。

ナンシー・ジョンソン/アリス・クリーグ

プレーリーが目覚めた時に、自分の養母として連絡を取ってもらったのですが、本人はニーナのことは知らないと話します。自分の養子は男の子だと話しました。

モー/ゾーイ・チャオ

妊婦で、カリムの依頼を受けハッキングなどで調査を行います。

ダーミー/ブリア・ヴィネイト

トレジャーアイランドにある精神科クリニックで働くピンク髪の看護師です。

マーロー・ローズ/リズ・カー

キュリという施設で夢を分析していた白髪で車いすの博士です。

ピエール・ラスキン/ヴィンセント・カーシーザー

ニーナ・アザロワの恋人のようで、キュリで夢の分析をしています。

フォラ/ゼンデンヤ

カリムがスマホゲームのことを調べていた時に出会ったゲーマーの少女で、カリムのスマホにゲームを入れてくれて、謎の解き方などを教えてくれました。

リアム/テオドール・ベレリン

カリムがミッシェルを調査している際にたどり着いた空き家にいた少年で、カリムからスマホを取り上げ、その後地上に飛び降り重症を負い、入院します。後にハップの元へと運ばれます。

およそ2年の月日を経て、The OAが帰ってきました。このPart 2がなければ、プレーリーは嘘つきだったと思い続けていた人もいるのではないかと思います。

あの銃弾と5人の動きにより、別次元のニーナ・アザロワとして目覚めたプレーリーは、別次元の記憶で話をすることや、少し暴力的傾向が見られたので、精神科クリニックへと入れられてしまいました。

でも暴力的傾向といっても、ちょっと抵抗しただけですけど、この次元ではそういったことに厳しいんでしょうか?そこまで精神疾患扱いするほどでもないと思うのですが。

でも入院したおかげで、そこのクリニックで研修医として働いているホーマーに出会うことができたのですから、まあ良いとしたいところですが、ホーマーはプレーリーと同じ記憶は持っておらず、プレーリーのことも全く覚えていなかったのです。

その時点で並みの人でしたら、ホーマーはこっちに来なかったと思い諦めるかもしれませんが、プレーリーは全く諦めませんでした。

更にこの病院にはスコット、レイチェル、レナータの3人もいたことから、ますますホーマーもいるハズだと思ったのでしょう。

そしてここの理事長は、別次元で5人を監禁していたハップだったため、プレーリーがつい襲い掛かってしまいました。

自分たちにさんざん酷いことをしてきたハップを見てしまったのですから、これは仕方のないことだとは思いますが、このせいでますます他人に危害を加える恐れがあると見られてしまいますね。

2章でハップの策略により、プレーリーの担当はロバーツ先生になりました。このことでプレーリーはなんとかホーマーの記憶を取り戻させようとするのですが、なかなか難しいようです。

それでも決して諦めないあたりは、さすがはOAですね。

その時天井で音がしたので、プレーリーはかつてホーマーが(パート1 4章で)話していたことを思い出します。

その内容は、ハップの臨死実験中、ホーマーが行った別世界はパイプだらけのところで、そこにいると急に自分の近くに誰かの手が伸びてきたためあわてて逃走しました。すると下に落下してしまったという内容でした。

その後落下したホーマーは、身近にあたコートを着て廊下を走り回り、やがて水槽のある部屋へと逃げ、そこでヒトデを飲み込んだところ、元の世界に戻ったというものでした。

そのことをプレーリーが思い出したため、ロバーツ先生に「天井裏にあなたがいる」と言うと、彼はサイドテーブルに乗り天井を押し上げ、手を入れあちこち探り始めたのですが、これこそホーマーが体験した自分の近くに手が伸びてきたというヤツですね。

やがて警報が鳴り看護師のダーミーがやってきて、ロバーツ先生に下着とコートを着た患者が廊下を走り回り、足が速くて捕まらないと言ってきたのですが、おそらくその間にホーマーは水槽のある部屋に逃げ込んだんでしょうね。

つまりホーマーは過去の別世界から、この世界の天井裏に到着し、その後戻ったということだったんですね。

結局Dr.ロバーツは、プレーリーの願いを聞き入れ、皆と会わせることにして、彼女はスコットやレイチェルと話をすることができました。

この2人はちゃんと以前の記憶があり、状況ものみ込めていたのは良かったんですが、レイチェルがこちらの世界では事故の影響により話せないどころか字も書けないというのは残念ですし、かわいそうです。

さらに残念なことに、レナータはハップのコントロールによって、自分が本当に精神病を患っていて過去の記憶は病気のせいだと思わされていました(思い込もうとしてた?)。そこまでしなくてもいいのにと思うのですが、そこはハップの用心深さからくることなのでしょうか。

その次元のハップは、話せなくて都合が良いと思ったのか、レイチェルを助手にしてなにかをやっているようなのですが、その内容を伝えるため、レイチェルはおもちゃや本・絵などをつかって意思を伝え始めます。

そこへ帰ってきたハップに無理やりやめさせられてしまいました。ここでもハップの悪役ぶりが遺憾なく発揮されていました。

一方カリムの方ですが、ようやくマーロー・ローズ博士の家を見つけ出して話をすることができました。

この見つけ出す間にも、謎の妊婦モーの登場や、カリムが家を見つけ出すために使ったテクニックなど、なかなか見ごたえがありました。

博士がキュリを辞めた理由は、キュリが一線を越えたからとのことで、夢が現実の世界に入り込むのは不自然で見過ごすことはできないと言っていました。

たしかに現実のことが夢に出てくることはよくありますけど、夢の中の出来事や世界が現実に出てくるとしたら、ラスキンやハップだったらどんな風に利用するか想像するだけで危険ですからね。

博士は実験をしている内に、棺桶サイズの狭いトンネル、左右に分かれるカーブした階段、そしてバラのステンドグラスの窓という内容の夢の出現率が非常に高くなっていると言い、その3つの全てが揃っている建物は一つしかないと言います。

その家とは、カリムがミッシェル捜索の際に入り込んで、そこにいた少年が窓から飛び降りた、ノブ・ヒロの家のことです。

しかし、この時点では棺桶サイズのトンネルというのはどこにあるなにかは分かっていなかったのですが、マーロー博士はそれも知っていたのでしょうか?だとしたらカリムに教えてあげればよかったのにとか思ってしまいます。

家へ帰ったカリムはノブ・ヒロの家のことをモーに調べさせていたのですが、モーはその家はラスキンのものではなく、ロシアの信託財産で、権利者はニーナ・アザロワだと言うのです。

これに関しては、第1章でニーナがラスキンに電話で文句を言っていましたから、ラスキンがニーナを利用していろいろ企んでいたんでしょう。

それによってニーナの住所をモーが調べることになり、カリムがトレジャーアイランドの精神科クリニックにたどり着くというストーリーにつなげるためにも、権利者がニーナ・アザロワである必要もあったのでしょうね。

その頃ハップの元へ、あの家から飛び降りた少年リアムが到着し、彼の頭を溶液に浸しながら、ハップは「どの脳の中にも一つの種があり、そしてその種をあの家が目覚めさせる」と言い、彼の脳にある種を発芽させていたのですが、これは耳から細い根のようなものにつながった種が出てきて、それが発芽していくのですが、その様子はかなりシュールな光景でした。

その後レイチェルは、ハップの隠し部屋を覗き見て、その後ハップに襲い掛かり器具で刺したのですが、ハップを刺さずにはいられない何か異様なものがあったんでしょうね。

そのせいでハップがレイチェルをはねのけた際、レイチェルは頭を強く打ち出血して亡くなってしまいました。

この時仲間がみんないたら、あの動きでレイチェルを別次元へ移動させることもできたのかもしれませんが、ハップしかいないので、そんなことをするハズもありません。

やがてレイチェルの精神は、プレーリーがかつて住んでいた場所近くにある、バックの家の鏡へと入り込んだのです。

ここまででPart 1での大きな謎の一つだった、プレーリーが言っていたことは嘘ではなかったということが判明しましたし、彼らが臨死体験で行っていた場所と言うのは別次元で、時間の移動もできるということだったんですね。

ただ一緒に次元を移動したハズのホーマーだけこの次元にいないというのはどういうことなのでしょう?そしてプレーリーの身体の所有者、ニーナ・アザロワは現在どこにいるのかはかなり気になるところですね。

しかしここまででまだ、プレーリーと関わった高校生たちが登場していません。彼らがあの銃撃犯乱射事件以来どうなったかも気になるところです。

いよいよ第3章より、スティーブたち高校生も登場し、彼らが事件以来どうなっていくのかも描かれていきます。その様子も引き続き書いていきたいと思います。

『The OA』は2019年4月3日現在Netflixにて見放題にて配信されています。

配信状況、配信内容・話数についてはサイトをご確認ください。