インハンド第11話(最終回)ネタバレ感想、相羽村に平和は来るのか?

インハンド第10話で、新太が研究をしている山小屋を訪ねた紐倉や福山と棚橋は、そこで新太の研究仲間・柏木の遺体を発見したのです。

その後紐倉は、新型エボラ対策本部とテレビ会議システムで話し「新型エボラは通常のエボラと違い、飛沫感染もすることから、インフルエンザと同等の感染力だ」と伝えるのです。

そして、新型エボラの致死率は今のところ100%で、発症した全員5日以内に亡くなると告げるのでした。


source:TBS公式

全話あらすじ・ネタバレはこちらからどうそ

その頃村に残っていた高家は、新たな死亡者に臨終を告げていましたが、治療に追われているため、睡眠不足で疲労が蓄積されていたのです。

村では、紐倉とサイエンス・メディカル対策室考案したセルフキットという、5日分の食料と薬品が入ったボックスが利用されていました。

そのボックスは発熱などの感染が疑われる人物の家の前に置かれ、その間その人物は外出が許されず、他人との接触も禁じられ、そのキットの中に入っている食料などで5日間を過ごすというものです。

そして無事に5日間を過ごすことができれば、感染の疑いが晴れたという証明にもなるというものでした。

その頃美園は、恋人・棚橋弘樹の家の前にセルフキットを置き、涙ながらに5日後に確認にくると告げるのでした。

その5日後、棚橋弘樹の死亡が確認されたのでした。

その後村が封鎖されて36日が過ぎ、死者は178名と日に日に増えていたのでした。

紐倉哲(ひもくら てつ)/山下智久
牧野巴(まきの ともえ)/奈々緒
高家春馬/濱田岳
御子柴隼人/藤森慎吾
網野肇/光石研
熊谷美緒/高橋春織
城田幸雄/酒井貴浩
山崎裕/田口トモロヲ
大谷透/松尾貴史
瀬川幹夫/利重剛

登場人物の詳細については以下をご確認ください。

第11話ゲスト

高家良子/宮崎美子

高家春馬の母です。昔ながらのやり方で野菜を育て、おいしい漬物を作ります。

福山和成/時任三郎

紐倉が大学生だった頃の講師で、CDCに在籍していた時の上司でした。最先端の科学技術を駆使したビジネスで、大成功を収めている、フューチャージーン株式会社のCEOを務めています

福山新太/磯村勇斗

福山和成の息子で、アメリカで研究をしていましたが、日本へ戻りフューチャージーンで働いていました。その後行方をくらまし相羽村で抗ウイルス薬を作ろうとしていました。

金子盛夫/内場勝則

厚生労働大臣で、瀬川を裏で操りBSL4施設を相羽村に建設する暗躍をしています。

市原正幸/遠山俊也

相羽村村長で、村を生き残らせるためフューチャージーン・メディカルセンターの建設を推進していました。

杉山美園/石橋杏奈

高家春馬の幼馴染で、村役場で働いていました。棚橋弘樹とは恋人同士の関係で、棚橋の子供を身ごもっています。

棚橋弘樹/平岡祐太

美園同様高家春馬の幼馴染で、友人です。BSL4施設建設反対を進めるため、新太に山小屋を貸していました。新型エボラウイルスに感染し、その後死亡します。

相羽村封鎖から36日が過ぎたその日、東京では福山が実験で新型エボラウイルスを作り出し、誤って相羽村に漏出させたという方針で捜査が進んでおり、また報道もそれに沿った報道がなされているのでした。

一方スパイは御子柴じゃないかと疑念を抱いた巴は、御子柴に尋ねようとするのですが、やっぱりいいですと去ろうとします。

すると御子柴は「スパイの件なら、僕で正解です。」と話し「瀬川さんに、俺が上に行ったらお前も引き上げるからって言われて。」と答えるのでした。

御子柴を信じていた巴は、殴ろうとするのですが、網野が部屋に入ってきて「よせ!」と言うと、巴は「信じてた」と言い残し部屋を出ていくのでした。

網野は御子柴に「ぶっちゃけ俺は、少し前からお前のこと疑ってたよ。だけど、牧野が中々聞き入れてくれなかったよ。」と話すのです。

その時御子柴は網野に「見てください。」とパソコンを見せ、「瀬川と金子に呼ばれた時の音声データです。」と言い「将来どっちに転んでもいいように、全て録音してました。」と話し「これで2人の不正を立証できると思います。」と告げるのです。

そのファイルを見た網野は御子柴に、「お前、筋金入りの風見鶏だな。」と伝えるのでした。

その後その音声ファイルが証拠となり、金子厚生労働大臣と厚生労働省医政局長の瀬川は逮捕されたのでした。

その頃相羽村で病床にある福山は紐倉に、抗ウイルス剤以外の別の方法もあるんじゃないのかと伝えるのです。

そして新太に伝えてくれと言い「科学者である前に…、一人の人間として、向き合えば良かった…。せっかく親子だったのに。」と話し、「紐倉、未来を頼んだぞ。」と伝え、息を引き取ったのです。

相羽村が封鎖され43日が過ぎた時、紐倉は巴に、研究所の機材を相羽村の学校に持ち込み、新型エボラの生ワクチン開発に取り掛かると伝えたのです。

その後森林の中を調査していた紐倉は、あるものに気付き、その夜物陰に隠れ見張っていたのです。

するとそこに新太が現れ、紐倉と一緒に隠れていたいた高家に捕まったのです。

なぜウイルスが漏れ出したのかを紐倉が訪ねると、柏木がこの村を実験場にするため、山にウイルスをばら撒いたと話すのです。

「そんなもん科学でもなんでもない…、ただのテロ行為だ。」と話す高家に、新太は「新型エボラが広がったら、何十万という人間が死ぬんだ。人間の過ちを正すのは人間だ。」と話すのです。

すると高家は新太に「だまってろ」と怒鳴り、「お前に人間を語る資格なんかない。」と言い「お前はこの村で亡くなった230人の人生を何一つ知らない。その人の家族、恋人、友達、何一つ知らないよな。」と伝え「人一人が亡くなると言うことがどういうことか想像もしなかったのか。」と声を荒げるのです。

新太は紐倉に「あなたならわかってくれますよね…。紐倉さん、あなただって言ってたじゃないですが、百年後・二百年後を見ろって…。たった千人の犠牲で、将来的に数十万・数百万という人間の命が助かるかもしれないんだ。僕たちの行動は科学者として間違っていない。そうですよね?」と話すのです。

すると紐倉は「間違ってるよ、大間違いだ。」と話し「今日が無事に終わらなければ、明日は来ない。明日が来なきゃ明後日もだ。百年後って言うのはな、そう言ったかけがいのない毎日の積み重ねでやってくるんだ。目の前の命を犠牲にするヤツに、未来は救えない。」と告げるのです。

そして紐倉は新太に、亡くなった福山に頼まれた「科学者である前に…、一人の人間として、向き合えば良かった…。せっかく親子だったのに。」という言葉を伝えるのです。

その後新太は逮捕され、警察に連行されていったのでした。

相羽村封鎖後285日が経過した頃、まだ新型エボラウイルスワクチンの完成には程遠い状況でした。

そんな時、美園が破水したのです。

しかし赤ちゃんは逆子で出産が困難な上、この村には産婦人科医はいなかったのです。

そこでテレビ会議システムを使って産婦人科医の指示を仰ぎ、高家が帝王切開をすることになったのです。

その後無事に赤ちゃんを取り出すことに成功し、死者が増え続けていた相羽村に新しい命が誕生したのでした。

相羽村封鎖後299日が経過したその時、エボラ感染が止まりつつあることに気付いた紐倉は高家を呼び出すのですが、その時高家は発熱と咳によりその場に座り込んでしまうのでした。

その後隔離室へと入った高家は、紐倉に電話をし、自らも新型エボラに感染したことを告げるのです。

日に日に弱っていく高家に会いに行こうとせず、研究に没頭している紐倉の元に、高家の感染を紐倉から知らされた巴がやってきて、会いに行くべきだと訴えるのです。

面会に訪れた紐倉へ、高家はタイムカプセルに「20年後倍の給料で、紐倉の助手をしている。」と書いたことを告げ、その夢は叶わなかったと告げるのです。

すると紐倉は「高家、僕はいつの間にか、人間のことが好きになった。」と話し「虫と同じくらい、人間のことが好きになったんだ。それは、お前のせいだ、お前が僕を変えたんだ。僕はもっと人間のことが知りたい、お前に聞きたいことがたくさんある。だから、これからもずっと、僕の傍にいてくれ。」と伝えるのでした。

その時高家はそっと目を閉じ、体中の力が抜け、全く動かなくなったのでした。

その姿を見た巴は、泣きながら部屋を飛び出し、紐倉は自分が書いた「20年後の紐倉哲。相変わらず天才的な研究を続けている。優秀な助手と共に。」という手紙を見たのです。

その紙を握りつぶし、ファイルごと隣のベッドに投げつけ、高家の手を取った紐倉は、高家にまだ脈があることに気付いたのです。

その後高家の血液を調べると、彼のウイルスは弱毒化していることが分かり、紐倉は「高家は助かるよ。」と話すのでした。

そして高家が住んでいた地域には感染者が少ないと言い、エボラを抑え込むなにかがあると話すのです。

すると高家の母良子は、ウチの周りはみんな昔からのやり方で野菜を作っていると話すのです。

それを聞いた紐倉は、「衛生仮説か。」と話すのでした。

子供のころから無農薬野菜を食べて育ってきた高家の身体には、色々な種類の寄生虫が存在し、それが偶然エボラウイルスに対し、上手く作用したのだろうと紐倉は話すのです。

その後紐倉は、高家から取り出した弱毒化したウイルスから、生ワクチンを作り出すと話すのでした。

それからしばらくして紐倉は、新型エボラに一定の効果がある寄生虫を特定し、治療法も確立していったのです。

やがて相羽村の封鎖も解除され、村には多くの人々が戻ってきたのです。

その中にサイエンス・メディカル対策室の仲間たちの姿があり、そこには巴の娘・美香の姿もあったのでした。

そして紐倉に礼を言う高家に対し、「今回君を助けたのは、僕じゃない。小さな虫たちだ。」と言い、「だからこれから一生、虫を敬って生きろ。」と話すのでした。

その後3人は、面倒そうにしている紐倉の手を取り、がっちりと握手を交わしながら写真を撮ってもらうのでした。

その後牧野は、外務省に返り咲き外交官の道を歩み始め、高家は念願の国境なき医師団への参加が決まったのです。

一方紐倉は、内閣総理大臣顕彰を断り、代わりに念願の自分のパスポートをようやく手にしたのでした。

それからしばらくして、アジアのある村に国境なき医師団の一員として派遣された高家が、村の子供たちと遊んでいると、いきなり後ろから肩を掴まれたのです。

驚いた高家が振り向くと、そこにはなぜかフィールドワーク中の紐倉がいて、高家を助手としてこき使うのでした。

数年前、紐倉がCDCの仕事で感染調査をしていた、フィリピン沖マリアナ海の小さな島の島民を全滅に追いやった新型エボラウイルスが、日本の村で感染を広げていくという恐ろしいストーリーから始まり、大切な人や愛しい人が次々と亡くなり、多くの人たちとの悲しい別れが描かれていました。

現代医学会でもまだ確立された治療法のないウイルスなので、村人たちを救うのは非常に困難だということは想像には難くありませんが、ここまで多くの犠牲者が出るとは想像していませんでした。

そんな中、サイエンス・メディカル対策室のスパイは御子柴だということがついに判明しました。

とは言っても、簡単に自分がスパイだと自白しちゃったり、金子大臣や厚労の瀬川の悪事のネタを握っていたりと、風見鶏過ぎて、あまりお友達になりたくないタイプですね。

しかし、その音声データのおかげで、最大の悪党・金子大臣と厚労の瀬川が逮捕されたのですから、良しとしなくちゃですね。

そして、新型エボラウイルスをばら撒いた張本人(正確には仲間?)の新太も無事に逮捕され、めでたしめでたしでした。

とはいえ、ウイルスをばら撒いた理由が、あまりに身勝手すぎるので、怒りは感じてしまいます。

今回一番の見どころは、やはり高家が新型エボラウイルスに感染したところだと思います。

感染者は5日後に全員亡くなるということから、一時はまさかとは思いながらも、本当に死んでしまったのかと心配しましたが、死んでいなかったことで安心しました。

それだけではなく、高家の感染したエボラは弱毒化までしていて、それも寄生虫のおかげと、オリジナルストーリーになってからは、「衛生仮説」が大活躍しました。

そんな中、高家が書いた20年後の手紙や、紐倉が高家に話した言葉など、2人の強い絆が見え、感動しました。

そして、ラストは3人ともそれぞれの夢を叶えることができると言うハッピーエンドでしたが、紐倉はいつの間にこんなに高家のことを大好きになったんだろうなと思ってしまいました。

TBS金曜ドラマ枠、7月期は黒木華さん主演の「凪のお暇」です。

『インハンド』はパラビで配信されています。