『ジェシカ・ジョーンズ』シーズン3、最終シーズンの感想、トリシュとの対立

2019年6月14日より、Netflixで配信を開始した「ジェシカ・ジョーンズ」シーズン3ですが、あいかわらずのぶっきらぼうなジェシカは健在でした。

物語は、トリシュがジェシカの母親アリサを銃殺した後で、マルコムがホガーズの事務所で働きだしてから始まっていきます。

※この記事にはネタバレが含まれていますので、ご注意ください。

シーズン2で、義姉妹のトリシュがジェシカの母親アリサを銃殺してしまったため、ジェシカはトリシュと絶縁状態となっていました。

ジェシカは母アリサの死により、独り黙々と人助けのように仕事をこなす日々を過ごしていました。

そんなある日トリッシュの母親ドロシーが、ジェシカのエイリアス探偵事務所に現れ、姿を消したトリッシュを探して欲しいと依頼するのでした。

そんな折、弁護士のホガーズはALSの症状が現れ、ジェシカを呼び出し、ジェシカからみて自分がもうダメだなと思ったら、苦しまずに死ねる薬をこっそり飲ませて欲しいと依頼するのです。

その頃トリシュは、シーズン2で手に入れた念願の特殊な能力を、厳しいトレーニングにより開花させ、街でヒーローとなるチャンスを探し回っていました。

一方バーで出会ったエリックという男性を、自分の部屋に連れ込んだジェシカは、突然訪ねてきた誰かに腹部を刺され、倒れてしまうのでした。

ジェシカ・ジョーンズ/クリスティン・リッター

本作の主人公で、ニューヨークノヘルズキッチンで探偵を営んでいます。

シーズン2では、実は生きていた母親をトリシュの手により失ってしまします。超人的な怪力やジャンプ力を持ち、その怪力で男性でも簡単に投げ飛ばしてしまいます。

パトリシア・ウォーカー(トリシュ)/レイチェル・テイラー

ジェリカの養子姉妹で、親友のような関係でした。子供の頃から芸能活動をしていて、芸名ぱパッツィでした。正義感は強く、いつも暴走気味に行動をしてしまいます。

シーズン2で、ある特殊な能力を手に入れました。

マルコム・デュカス/エカ・ダービル

ジェシカの隣人で、以前はジェシカの相棒を名乗り探偵活動をしていましたが、今シーズンではホガースの元で働いています。

ホガースの元で、悪党まがいの人物を助けたり事故をもみ消したりするため、やがて嫌気がさしてきます。

ジェリ・ホガース/キャリー・アン・モス

ディフェンダーズシリーズではおなじみの弁護士です。

ALSを患っており、いつ本格的に症状が現れるか分からずにいるため、不安に襲われています。

一度深刻な症状が出た時に、ジェシカに自分にわからないように殺害して欲しいとお願いをしました。

後に、かつての恋人・キスに強い愛着を見せ、彼女と夫を別れさせようと工作します。

エディ・コスタ刑事/ジョン・ベンティミグリア

数少ないジェシカの警察内部での味方です。

ドロシー・ウォーカー/レベッカ・デ・モーネイ

パトリシア(トリシュ)の母親で、ジェシカの義母です。

子供のころのトリシュを、強制的かつ虐待まがいに子役として活動させてきたため、ジェシカに嫌われており、またトリシュにも疎まれています。

エリック・ゲルデン/ベンジャミン・ウォーカー

バーでジェシカに美味しいバーガーを食べさせると近付いてきた男性です。

悪党が近付くと頭痛がする体質で、そのことで他人が悪事を働いていることを知り、その人物を恐喝していました。

グレゴリー・サリンジャー/ジェレミー・ボブ

エリックに恐喝されていた一人で、実はシリアルキラーでした。

ただ、全く殺人の証拠を残さないため、司法の手に委ねることが中々できませんでした。

キス・リヨン/サリター・チョウドリー

ジェリ・ホガースのかつての恋人で、現在は夫と息子がいます。娘を失ったことから財団を立ち上げ、活動しています。

ブリアナ・“ベリー”・ゲルデン/ジェイミー・ヌーマン

エリックの妹で、売春婦をしています。

シーズン1・2同様、あいかわらずジェシカは飲んだくれで、洒落っ気のないままでしたが、母親のアリサが亡くなったことで、若干ヒーローとしての生き方を模索するようになってきました。

全体的な流れとしては、これまで同様ジェシカがヴィランを追っていくというストーリーですが、シーズン1に登場したキルグレイヴのような強力なヴィランが登場しない分、なにか淡々と物語が進んでいくような印象を受けました。

まずはジェシカが刺されてから、ジェシカが自分を刺した犯人を見つけ出し、その罪を償わせようと奮闘し、やがてトリシュと協力して追い詰めていくまでを前半部で描いており、後半はトリシュの正義が歪んだ方向へと進んでしまい、歯止めが利かなくなった様子が描かれています。

個人的には、ジェシカ・ジョーンズと言うからには、ジェシカの活躍をメインに見たいのですが、シーズン3では、マルコムやホガーズなどがクローズアップされることも多くなっています。

特にホガーズのALSが進行してきたため、昔の彼女キスへ強い執着を見せるようになり、なんとか自分のものにしようとする様が、結構な時間を使って描かれています。

しかし、そこまでこのエピソードを深く掘り下げる必要があるのかは、少し疑問が残ります。

また同様に、マルコムの恋愛関係なども、ホガーズ程ではないにしろ、それなりの時間を割いて描かれています。

まあでも、ホガーズやマルコム周辺の苦悩する様は、それなりに見ごたえがありますし、エンディングに向けて、必要なエピソードではあると思いますが、その時間をもう少し、ジェシカとヴィランの対決に向けて欲しいようにも思いましたね。

今作の最初のヴィランで、シリアルキラーのグレゴリー・サリンジャーですが、途中まではそれなりの悪党ぶりを見せていましたが、最終的にはキルグレイヴのような悪党としての覚悟が見られず、どうも中途半端な退場となってしまったように感じられます。

一方念願の特殊能力を手に入れたトリッシュは、スーパーヒーローになりたいため、どんどん変な方向へと進んでしまいます。

そして自分の母親ドロシーを殺害されてしまったことにより、彼女のタガが外れてしまいました。

どこかで軌道修正をして欲しかったのですが、結局最後まで我が道を進んで行ったため、間違った道を突き進む結果になってしまいます。

シーズン3は、ドロシーが殺害されてしまった時点で、もうハッピーエンドはありえなくなってしまいましたが、最初のヴィラン、サリンジャーは死亡しましたし、ドロシーは逮捕されたけど、反省しているようで、他のヒーロー物のように勧善懲悪のストーリーとはなっていませんが、ジェシカ・ジョーンズらしい終わり方だったと思います。

個人的にはシーズン1が一番面白かったと思いますが、これでこのシリーズは完全に終わりだと思うと、こんな終わり方もアリかな?と思わされました。

ジェシカ・ジョーンズ シーズン3は2019年8月6日現在、Netflixにて配信されています。

配信内容、話数などの詳細はサイトにてご確認ください。