『13の理由』シーズン1、あらすじ・ネタバレ、誰がハンナを苦しめたのか?

今回は、2017年にNetflixで最も見られたドラマ作品の一つ13の理由シーズン1のご紹介をします。現在はシーズン3まで配信されており、最終シーズンとなるシーズン4の制作も決定しています。

シーズン1はジェイ・アッシャーの小説を原作としており、青少年の自殺というかなり重いテーマを扱っていますが、見るべきドラマの一つだと感じました。

※この記事にはネタバレが含まれていますので、ご注意ください。


引用:Netflix

物語の主人公クレイ・ヘンソンは、同級生アルバイト先の同僚、ハンナ・ベイカーに恋心を抱いていました。そのハンナがある日突然自殺をしたのです。

学校中でハンナの死を悼み、クレイもまた彼女の死に大きなショックを受けていたのでした。

そんなハンナの死から2週間後、クレイの玄関先に7本のカセットテープが入った箱が置かれてあったのです。

そのテープの内容は、自殺したハンナがこの世を去る決断をした13の理由が、自殺する前に彼女の声で録音されたものだったのです。

そのテープを聞き、実際に出来事が起こった場所へ行くことによって、クレイは徐々にハンナの死の真相に近付いていくのでした。

クレイ・ジェンセン/ディラン・ミネット

自殺してしまったハンナ・ベイカーと同級生でアルバイト先も一緒でした。ハンナに淡い恋心を抱いていました。ハンナが亡くなって暫く経ったある日、家の前にハンナの声で録音されたカセットテープが置かれてあり、そのテープを聞くことで、彼女の死の真相に近付いていくことになりました。

いつも自転車で移動しているため、ヘルメットを被っており、その姿からハンナはクレイのことを「ヘルメットくん」と呼んでいました。

ハンナ・ベイカー/キャサリン・ラングフォード

リバティ・スクールに転校してきた少女で、最初は楽しい学生生活を送るはずが、親しくなった人たちとの間にことごとく不幸があり、尻軽女という評判がついたりし徐々に孤立していくようになり、やがて自ら死を選択しました。

自殺する直前に、自分がこの世を去る理由が13人にあると言い、カセットテープ7本にその理由を残し、そのカセットテープを自分の死後みんなに回して聞かせようとしました。

ジャスティン・フォーリー/ブランドン・フリン

ハンナと一番最初に仲良くした生徒で、バスケットボール部の有望な選手です。典型的なプアホワイトのシングルマザーの家庭で育ちました。軽薄な態度を取る人物です。

ジェシカ・デイビス

ハンナ同様転校生で、その後ハンナと親しくなります。後にチアリーダーブに所属して、ジャスティンと恋人同士になります。

アレックス・スタンダール/マイルス・ハイザー

ジェシカと同時期にハンナ、ジェシカと友人関係になりますが、やがて離れて行きます。その後ジャスティンやブライスと交流を持つようになっていきます。

コートニー・クリムゼン/ミシェル・セレーネ

生徒会の一員で、ハンナがストーカーに狙われていた時に力になってくれますが、周囲に自分が同性愛者ということがバレそうになったため、ハンナから離れて行きます。

タイラー・ダウン/デヴィン・ドルイド

カメラマニアで、クラスの写真を撮り続けています。性格はおとなし目です。

マーカス・コール/スティーブン・シルバー

生徒会の一員で、人当たりが良さそうに振る舞いますが、実際はずる賢く事件の隠ぺいなどを図ります。

ザック・デンプシー/ロス・バトラー

追い詰められていたハンナに対し優しく接していましたが、人を信じられなくなっていたハンナに冷たくあしらわれてしまいました。

ライアン・シェイバー/トミー・ドーフマン

新聞部の部長で、ハンナに詩の素晴らしさを教え、詩のクラブに留まらせます。

ブライス・ウォーカー/ジャスティン・プレンティス

裕福な家の息子で、ジャスティンの友人です。傍若無人な行動が目立ちます。

シェリ・ホランド/エイジオナ・アレクサス

チアリーダー部の一員で、裏表がなく優しい性格ですが、誰にも言えない秘密を抱えることになります。

ケビン・ポーター/デレク・ルーク

リバティー高校の教師で生徒のカウンセラーです。ハンナのカウンセリングもしました。

トニー・パディーラ/クリスチャン・ナバロ

クレイの親友で、車やカセットなど古いものを好みます。途中テープを聞くのをやめかけたクレイに対し、真相を知るようにと働きかけます。

ジェフ・アトキンス/ブランドン・ラーラクエンテ

クレイの親友でスポーツマンです。友達を大切にする裏表のない中立な人物でしたが、交通事故によりこの世を去ってしまいました。

モンゴメリー・デラクルス/ティモシー・グラナデロス

野球部の部員で、ブライスの取り巻きの一人です。乱暴な性格で攻撃的です。

スカイ・ミラー/ソシー・ベーコン

クレイの同級生で、クレイとは割と仲の良く、カフェでバイトをしているパンク系の少女です。

オリヴィア・ベイカー/ケイト・ウォルシュ

ハンナの母親で、ハンナの死の真相を探り徐々に近づいて行きます。

アンディ・ベイカー/ブライアン・ダーシー・ジェームズ

ハンナの父親で、ドラッグストアの経営をしていますが、娘の死や近隣に大手チェーンができたことなどで苦悩しています。

レイニー・ジェンセン/エイミー・ハーグリーブス

クレイの母親です。弁護士で所属する弁護事務所が学校側の弁護士となりました。

マット・ジェンセン/ジョシュ・ハミルトン

クレイの父親です。

この内容にはネタバレが含まれていますのでご注意ください。

1話・カセット1:A面

最初にハンナの口から名前が出たのは高校の人気者のジャスティン・フォーリーでした。

ハンナはホームパーティーで見かけたジャスティンに一目ぼれをし、その後2人は連絡先を交換し公園で会ったのです。

そこでロマンチックな雰囲気となり、2人はキスをしました。ハンナにとっては初めてのキスで、素晴らしい瞬間だったのです。そして今後も最高の関係を築けていけると思っていたのでした。

しかしその後ジャスティンはハンナとキス以上のことをしたかのように吹聴し、更にブライスにより、ジェスティンがハンナが一緒にいる時に撮った、ハンナのセクシーな写真がSNSで拡散されたのです。

そのことにより、ハンナは学校で孤立するようになったのでした。

2話・カセット1:B面

学校内で孤立していたハンナは、先生に勧められ転校生のジェシカ・デイヴィスという女の子と友達になり、モネというカフェで一緒に話をしている時にアレックスという青年に出会うのです。

アレックスとも友だちとなり、3人はいつも一緒に行動するようになりモネにも毎日通うようになったことで、ハンナは学校生活に楽しみを見出していたのです。

それがいつしかアレックスが来なくなり、次にジェシカも来なくなり3人はバラバラになってしまったのです。しかし実はハンナだけが仲間外れになっていて、アレックスとジェシカは恋人同士になっていたのです。

その後ある理由によりアレックスと別れたジェシカに呼び出されたハンナは、自分では覚えのない事実を突き付けられ喧嘩別れをしてしまうのでした。

3話・カセット2:A面

ジェシカに突き付けられた事実というのは、アレックスが書いたベスト/ワーストリストで一番いいお尻にハンナが選ばれ、ワーストリストにジェシカが選ばれていたことでした。

そのことからジェシカはハンナがアレックスを誘惑したと思ったのでした。

さらに買い物に出ていたハンナは、ブライスにお尻を触られ「リストは本当だった」と言われてしまいました。
いいお尻ベスト1に選ばれたことで、ハンナはみんなの標的になっていったのでした。

4話・カセット2:B面

みんなの標的となっていたハンナは、ある日自分がストーカーされていることに気付いたのです。しかし、犯人は分からず自宅にいても見張られているような気がして恐れていました。

そんな時、隣の席にいたコートニーというアジア系の女性が相談に乗ってくれて、ハンナの助けになってくれました。

そんなある日、ストーカーを退治するためハンナの家にコートニーが泊りに来たのです。

そこで景気付けのためにお酒を飲んだ2人は、やがて酔っぱらってきたのもあり、コートニーにせがまれ冗談でキスをしたのです。

その時庭に人がいることに気付いたハンナがライトを当てると、そこにいたのはカメラマニアのタイラーでした。コートニーは写真を撮られたことでパニックになります。彼女は実は同性愛者でそのことを誰にも知られたくなかったからでした。

翌日ハンナはタイラーの元へ行き、写真データを渡すように話すと、タイラーは了承してくれました。その時タイラーは、ハンナをデートに誘ってきたのです。

当然そんな目に会ったハンナは断るのですが、そのことで顔ははっきりとは分からないものの、タイラーにより2人のキス写真が拡散され、そのことでハンナはコートニーにブチ切れられたのでした。

5話・カセット3:A面

キス写真が出回ったあと、ハンナはコートニーと気まずくなっていましたが、勇気をだして話しかけるとダンスパーティの話になり、ハンナが車を出すことになったのです。

ハンナはダンスパーティー当日、コートニーたちと盛り上がりながら会場に到着し、この日は楽しいパーティーになるはずでした。

ところがキスをしているのがハンナとコートニーだということがバレていて、コートニーは自分が同性愛者だということがバレたくないため、ハンナに強要されたなどと嘘の情報を流しハンナに注目が行くように仕向けたのでした。

6話・カセット3:B面

学校では簡単なアンケート用紙に丸をつけていけば自分と相性の良い人が分かるという、バレンタインの相性テストが行われており、ハンナも参加してみた結果1位がブライス、2位がアレックスとどちらも因縁の相手でした。

そんな時マーカスから電話があり、マーカスの相性1位がハンナであったことから、ハンナに会おうと伝えてきたのです。

ファミレスでハンナはマーカスに1時間以上待たされ、ようやく現れたマーカスは数人の友達を連れてきており、その友達は離れた席に座り、マーカスとハンナを見ていたのです。

それでもハンナは楽しくマーカスと話しをしていたのですが、やがてマーカスがハンナにセクハラをし始めたのです。

やめてとハンナがマーカスを突き飛ばすと、マーカスはハンナにひどい言葉を浴びせて帰って行くのでした。

ハンナが一人ファミレスで泣き崩れていると、その場にいた友達の一人ザックが戻ってきてハンナの前に座ったのです

7話・カセット4:A面

マーカスにひどい目に遭わされたハンナの前に戻ってきたザックは、マーカスのしたことを謝りハンナを慰めようとするのでした。

その頃学校ではコミュニケーションの授業で、相手を褒めることを書いた手紙を一人一つずつ用意された袋の中に入れるということをしており、ハンナには時々誰かが書いたウサギの絵が入っていました。

そんな絵でも、学校で孤立していたハンナにとっては、心のよりどころとなっていました。

そんな折、食堂で1人でご飯を食べていたハンナにザックが近付いてきて、バレンタインの日、自分がハンナのデート相手になりたかったと告白します。

しかしこれまでのことから男性不信に陥っていたハンナは、ザックを邪険に扱ってしまい、そのことでザックは腹を立てハンナに仕返しを考えます。

そしてその日から、あのウサギの絵が届かなくなったのです。そのことで、ウサギの絵を盗んでいるのはザックだと考えたハンナは罠を仕掛けたのです。

この授業の試みが、どれだけ自分の支えになっているか、普段どれだけ孤独を感じているかという正直な気持ちを書いて自分の袋の中に入れておき、ザックが盗って読むのを待ったのです。

ハンナの予想通りザックはそのメッセージを読むのですが、その手紙を廊下に捨ててしまいました。

そのことを切っ掛けに、ハンナはますます孤独に追い込まれていったのでした。

8話・カセット4:B面

ある時ハンナは詩のクラブへ行きましたが、そこには校内新聞に「ハンナが最高の尻」と書かれてあったリストを載せたライアンがいました。

それでもライアンに詩の素晴らしさを教わったハンナは、ライアンと会うようになり、やがてハンナはみんなの前で初めて自分が書いた詩を発表したのです。

ライアンはハンナの詩をとても素晴らしいと評価し、秘密にしたいと反対するハンナの意見を無視し校内新聞に載せてしまいました。

そのことで、ますますハンナは嫌な思いをすることになったのでした。

9話・カセット5:A面

リバティー高校は夏休みへと入り、ハンナは過去の自分と決別するため、髪の毛をバッサリと切りイメージチェンジしました。

そんなハンナをクレイはバーティーに誘うものの断られました。しかしハンナは結局自分からパーティーにやってきたのでした。

その日は楽しいパーティーになるハズでしたが、その日の夜、ハンナを3つの悲劇が襲うのです。

ハンナはある出来事により、ジェシカの部屋にいました。その時ジェシカとジャスティンがやってきたため、ハンナは思わず隠れたのです。

やがてジェシカが酔いつぶれたため、ジャスティンが部屋を出ていくと、やがてブライスが部屋へ入って来て、ジェシカをレイプしたのです。

そのことを恐怖心から止めることができなかったハンナは、酷く罪悪感を感じたのでした。

10話・カセット5:B面

ブライスによるジェシカのレイプを目撃したハンナはとても落ち込んでいました。そんなハンナを見かけたジェリはハンナを送っていくことになりました。

その帰り道シェリが一時停止の標識にぶつかり、その標識を倒してしまいました。警察に通報するよう勧めるハンナでしたが、ジェリは親に怒られることを心配し、その場から走り去ってしまいました。

悲劇はここからで、その一時停止の標識を倒した場所で衝突事故が起き、運転していたクレイの友人ジェフがその事故で無くなってしまったのです。

ハンナは自分たちのせいでジェフが亡くなったと思い悲しむのでした。

11話・カセット6:A面

カセット6のA面の人物で9話での3つの悲劇の3つ目がクレイだったのです。

ハンナをパーティーに誘ったものの断られていたクレイは、パーティーにいるハズのないハンナを見かけてもビビって話しかけられずにいましたが、親友ジェフの勧めでクレイはハンナに話しかけることに成功したのです。

その後2人は外で話をしていたのですが、徐々に騒がしくなりジェシカの部屋へと入っていって、ゆっくりと話しをしていました。

やがていい雰囲気になってきたところでクレイからキスをします。ハンナもそれに応じそのまま先に進むと思われたものの、そこでクレイとこれまでのひどい男たちとが被ってしまい、ハンナはクレイを拒否してしまったのです。

ハンナはあの時クレイを追い出してしまったことを後悔し、テープに残したのでした。

12話・カセット6:B面

ハンナの両親は、お金のことであわただしくしていました。そんな両親を見かねたハンナは自分が代わりにお金を入金しにいくことにしたのです。

ところがハンナは車の上にお金を載せたまま走り出してしまい、そのお金をなくしてしまったのです。そのことで、ハンナはとても落ち込み、精神状態はボロボロでした。

そんな夜、眠れず夜道を散歩しているとブライスの家にたどり着き、そこではパーティーが開かれており、ハンナはそのパーティーに参加することにしたのです。

そこでみんながジャグジーに入っていたため、ハンナも下着姿でジャグジーに入ることにしたのです。その内ジャグジーに入っていた人たちは、次々とジャグジーから出て行きハンナ1人だけになったのです。

するとブライスがジャグジーにやってきて、身の危険を感じ逃げようとするハンナをつかまえ、ブライスはハンナをレイプしたのでした。

13話・カセット7:A面

ブライスにレイプされたことで、完全に心を失ってしまったハンナは、最後の生きる望みとして、ポータ先生に助けを求めるため相談を持ちかけるのです。

涙を流しながら悩みを打ち明け、自分が消えてしまいたいとほのめかすハンナでしたが、ハンナがレイプされたことや、ハンナがレイプを目撃したことについても、相手の名前を話さないことなどから、ポータ先生は前に進まなくてはいけないとアドバイスするにとどまり、ハンナが自殺することなど考えもしなかったため、いきなり出て行ったハンナを追いかけもしませんでした。

そのことで、ハンナは完全に絶望し、自ら命を絶ってしまったのでした。

この作品には、アメリカ独特の問題もあるでしょうが、SNSによる拡散や、友だちとのささいな行き違いなどといったことから孤立してしまうという、日本でもあり得る内容を扱っており、非常に考えされされました。

いったいハンナはなぜ自殺をしてしまったのでしょうか?この物語を見始めた頃はなにが引き金になったんだろうと見ていましたが、やはり原因は13全てだったんでしょう。

13の理由の中にはそれほど大きいとは思えない理由もあったかもしれませんが、そのことでハンナはどんどん孤独になって行き、自分で抱えきれなくなり壊れそうになっていたところでブライスにレイプされて壊れてしまったんでしょう。

そして最後にポーター先生に一つでも生きる理由を教えてもらいたかったものの、ハンナがそこまで追い詰められていることにポーター先生は気付けなかったんですね。

ただ、ハンナ自身も周りに“気付いて”というわずかなサインは出していたものの、誰にもいかに自分が孤独かを話しませんでした。

小説原作の作品なので、そういうストーリーだと言えばそうなんですが、もしハンナが誰かに相談していたら、もしクレイがハンナに好きだと打ち明けていればと思わずにいられない作品です。

それでも、この作品に出会えたことで他の誰かの同様な苦しみに気付くことができ、わずかでも誰かの助けになれることがあれば幸いだと思います。

2019年10月11日現在、13の理由シーズン1はNetflixにて配信されています。

※詳しくはサイトをご確認ください。