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第10話「弁護士と移民」に続き、『GONE/ゴーン』シーズン1、第11話「汚れた霊」のあらすじ、キャスト・ネタバレ感想を書いて行きます。
※この記事にはネタバレが含まれておりますので、ご注意ください。
『GONE/ゴーン』』第11話 あらすじ
ある日川辺の公園を1人の青年が自転車で走っていました。すると男が声を掛けてきて、写真を撮って欲しいと言うのです。
自転車の青年は快諾し、男の写真を撮ろうと構えていたところ、後ろからモーターボートに乗った男が近付いてきて、写真を撮っていた青年に声を掛けたのです。
その声に振り向いた青年を、写真撮影を依頼した男が殴り倒し、ボートの男と共に連れ去ってしまいました。
フランクはバーで神父のケリーと待ち合わせをしていました。神父のケリーがフランクの悩みについて尋ねると、彼は「ポーラとのことが、キックに知られた」と言い、「キックを現場に出していることを本部から厳しく追及されている。まるで悪夢だ」と話すのです。
その言葉に対し神父は、キックはこれまで大勢を救っているので、FBIにとっても悪夢とは言えないと伝えるのでした。
一方キックの元を訪れたキックの母親ポーラは、フランクとの経緯を話すのですが、キックは複雑な心境です。
そこへ誘拐事件が起きたことを伝えるため、ビショップがやってくるのでした。
しかしキックは、「今集中できていないから、行かない方が良い」と言うのですが、ビショップに「被害者のため?それとも君のため?」と聞かれ、被害者のために捜査本部へ向かうのです。
捜査本部で事件の概要を聞くのですが、事件の目撃者がいたため誘拐が分かったものの、被害者の名前も顔も不明とのことです。
キックとビショップは、現場でピッツバーグ警察と話をするのですが、被害者をジョニーと呼んでいたこと以外なにも分からないのです。
やがて犯行に使われたボートが見つかったのですが、既に発見者があちこちを触ってしまっていたため、証拠としての指紋採取ができないのでした。
そこでキックは被害者が閉じ込められていた箱の中に、被害者と同様に入ってみたところ、箱の中に「MARK S」と言う文字が書いてあることを見つけるのです。
ボートは盗難品で、「MARK S」に関する名前も近隣の州でも1200人もいて、中々手掛かりになりそうもありませんでした。
その時フランクが、過去にビショップが扱った「レギオン」に子供が誘拐された事件を思い出し、犯人のデータを調べるのです。
すると犯人の腕には「MARK V」と言うタトゥーがあり、被害者が残した文字はマーク・エス(S)ではなく、マーク・ファイブ(5 = V)だと言うことが分かり、そのことでレギオンに絡んだ誘拐事件だということが判明したのでした。
主な登場人物・キャスト
フランク・ノバク/クリス・ノース
FBI捜査官で、かつて子供の頃誘拐され、犯人と暮らしていたキックを救出しました。誘拐・失踪事件の特別編成チームを組織し、様々な難事件を解決していきます。キックを救出後母親のポーラと深い関係にありました。
キット(キック)・ラニガン/レヴェン・ランビン
15年前全米を震撼させた幼児誘拐事件の被害者で、5年間誘拐犯夫妻と過ごしていました。フランクのチームで、誘拐事件の捜査に当っています。
ジョン・ビショップ/ダニー・ピノ
FBI捜査官で、元陸軍軍人でした。キックの相棒で、正義感が強く、犯人を憎む正義の人です。過去に自分の兄弟の誘拐事件を経験しています。
ジェームズ・フィンレイ/アンディ・ミエンタス
キックの友人で優秀なハッカーでもあり、キックと共に捜査の手助けをしています。かつてジェームズがゲイということを認められない父親に家を追い出され、その直後に誘拐された過去を持っており、それ以来家族とは交流がありませんでした。
マヤ・ケネディ/トレイシー・トムズ
FBI特別捜査官で、15年前にフランクと一緒にキックを救いました。
ポーラ・ラニガン/ケリー・スールフォード
キックの母親で、本を出版したりテレビに出演したりしています。キックが救出された後、心の支えとなってくれたフランクと深い仲になっていました。
メル・フォスター/リー・ターゲセン
かつて全米を震撼させた幼児誘拐事件の犯人で、キックを誘拐し5年間一緒に暮らしていました。15年前に逮捕され現在は刑務所に収監されています。当時の誘拐組織「レギオン」のリーダーと見られています。
『GONE/ゴーン』』第11話 感想
今回は現在のレギオンに関する物語で、過去にメルがリーダーだった頃のレギオンとは直接の繋がりは無いようでした。
レギオンに関連した事件だと気付いたチームは、誘拐された男性の指紋と、かつて誘拐された子供の指紋を照合したところ、ケビン・スペンサーという男性だと言うことが分かりました。そしてこの男性もメル・フォスターに誘拐されたそうです。
この男性もかつてフランクとケネディが発見したそうで、家主のチャールズ・ハンナが銃を抜いたためケネディが射殺したとのことですが、また一つ誘拐捜査に関する彼らの優秀さを見せられました。
そしてフランクとケネディはチャールズ・ハンナの再調査を、キックとビショップは家族へ聴取へと行きました。
被害者のケビンは人に恨まれるような人物ではなく、過去の記憶も催眠療法で消したそうで、ケビンの妻は全く心当たりがありません。
この時点では何の目的があって誘拐したのか全く不明ですが、キックはケビンの息子を見て、過去に彼と友人だったことを思い出しました。
そしてフランクに頼み込み、メル・フォスターに会うことになりました。
まだメルの呪縛から完全に逃れ切れていないキックが、メルと会うと言うのは非常に心配ですが、ケビン救出のため仕方ないですね。
メルはキックの心をコントロールしようと彼女を挑発し、やがて彼女の父親の話しを持ち出します。
キックの父親は大酒飲みで、メルがキックを誘拐した時も、近くで酔いつぶれていたそうで、キックを連れ去る時に止めることができたハズなのに、なにもしなかったと話します。
しかしこの話は、フランクにとって逆に助け舟になったようにも思います。
結局キックをコントロールしようとしていたメルも、怒りがこみ上げ重要な手掛かりを話してしまいました。
その辺のメルの甘さが。現在捕まって収監されている、原因の一つになっているのかもしれません。
メルのヒントから、ハンナがケビンになにか重大な秘密を教えていることがわかったチームは、ハンナのデータを再検証します。
するとハンナはかつて会計士だったことがわかり、ハンナがレギオンのお金を管理し、隠したのではないかと考えました。
すると過去にハンナが関わっていた場所が次々と襲われていました。
そしてここから犯人は指紋やら目撃者やら次々と手掛かりを残して行きますが、この新しいレギオンたちも詰めが甘すぎます。
やがてハンナが隠したお金は養蜂場にあることが分かり、キックとビショップはそこへ向かいます。
お金をトラックに積み込んでいた犯人たちの内、一人は射殺しましたが、もう一人は逃げてしまいました。逃げた方がリーダーだと言うことです。
しかし詰めが甘い新レギオンは、誘拐被害者の子供たちに埋め込んだ追跡チップという手掛かりを残していったため、次々と誘拐された子供たちが発見されました。
リーダーに逃げられたのは残念ですが、ひとまずこれまでの被害者が多数見つかったのは喜ばしいことです。
そしてケビンはある夢を見たことから、キックのことを思い出し、それを告げにキックの元へやってきます。
そしてキックも幸せになれると伝えて帰って行きました。
今回はかなりキックの過去や心に深く入り込み、そしてキック自身も直接メルと対峙することになり、見ていて非常に心配になりましたし、かなりメルにやりこめられていましたが、あと少しという所で切り返されてしまいました。
刑務所に入っている間に、メルは丸くなってしまったのでしょうか?それとも前に書いたように、元々甘かったから逮捕されたんでしょうか?
いずれにしろ、今回メルと直接対決したことで、キックは一回り成長できたと思います。
そして、今回ジェームズはどこへ行ったんでしょう?レギュラーじゃなかったっけ?
Hulu ゴーン/GONE 各話
『GONE/ゴーン』シーズン1 動画配信先
『GONE/ゴーン』シーズン1は、2019年3月26日現在、Huluにて11話まで配信されております。
※配信状況や配信話数、内容・料金等はサイトにてご確認ください。
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