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第6話「家族写真」に続き、『GONE/ゴーン』シーズン1、第7話「行かないで」のあらすじ、キャスト・感想を書いて行きます。
※この記事にはネタバレが含まれておりますので、ご注意ください。
『GONE/ゴーン』』第7話 あらすじ
メーン州ホワイトマウンテン国立森林公園、医師のデイビッド・クロフォードと妻のカレンがキャンプをしていました。二人がテントの中でくつろいでいると、誰かがナイフでテントを切り裂き、夫婦を誘拐してしまうのでした。
ペンシルベニア州ピッツバーグでは、キックが部屋にいるとノアが食事を持って訪ねてきました。2人は話をしながら楽しく食事をしていましたが、やがて良い雰囲気になってきてキスをします。しかしキックはその先を拒んでしまいました。
翌朝誘拐の知らせが届き、現地へと向かう途中の説明によると、昨夜カレンの携帯から通報があったのですが、途中で切れたとのことです。そして電話を受けた担当者はその時悲鳴を聞いていると言うのです。そして今朝自然保護官が、空のテントを発見し、3人の足跡が森へ続いているのが見つかったとのことです。
現地へ到着したキックとジョン・ビショップは事件現場へと向かいます。現場に到着後すぐ警察犬のロッキーに夫妻のニオイを嗅がせたあと捜索のために森に入って行きました。
その頃フランクとケネディが保安官を訪ねると、シャローンという女性がいて、夫妻を誘拐した犯人は、自分の妹メーガン・フィンチを殺した山岳ガイドの、グレン・ミルズだと話すのです。
フランクとケネディは、グレン・ミルズに話を聞きに言ったのですが協力的ではありませんでした。フランクは事件に無関係なら協力してくれと言うのですが、彼は2年前のメーガンの時に捜索も手伝い十分協力をしたのに、いまだに犯人と思われ仕事も廃業となり怪物のような扱いを受けていると言い、さらに敷地から出て行ってくれと言うのでした。
やがて警察犬のロッキーとキックたちは、夫妻のニオイが強い場所にたどり着き、地面を掘り起こすのですが、そこには夫妻の衣服が埋められていたのです。そして木に付着していた残留物から、ここから夫妻は警察犬除けのため、体中にワセリンを塗られ連れていかれたということが分かりました。
ワセリンを塗って連れていかれたため、これ以降は警察犬での追跡が出来ず、キックとビショップの2人で引き続き捜索をすることとなりました。そこからしばらく歩くとカレンのワセリンが付いた毛髪を発見するのでした。
捜査本部ではジェームズの調査の結果、デイビッドの息子メイソン・クロフォードが容疑者として浮上しました。そしてメイソンは前日施設を脱走していたことがわかりました。
その後メイソンは両親の家で逮捕され、捜査本部に連れてこられます。しかしメイソンが家に押し入ったのは薬を探すためと言い、なにも知らないと言ったあとはなにも言わなくなってしまいました。
その頃キックとビショップは、動物保護団体が設置したカメラを見つけ、回収してから画像を見てみると、5時間前の夫妻と犯人の姿が確認できたのです。そしてその画像に写っていた犯人の姿をジェームズが解析したところ、メイソンでもミルズでもありませんでした。
その時夫妻はまだ生存しており、木に括り付けられたまま夜を明かしたのです。翌朝夫妻はロープを切断することに成功し、逃げようとするのですが、誘拐犯に銃で撃たれてしまいました。
その銃声を聞いたキックとビショップは、音のした方向へと向かうのですが、そこには夫のデイビッドの遺体が転がっていました。ビショップは夫の写真や縛られていたロープの写真などを撮影し、捜査本部へ送るのでした。
送られた写真を解析し、そのロープの結び目などからロイ・オブレイディという7年前にDV事件を起こした人物が浮かび上がったのです。そのロイ・オブレイディが出所したのはメーガンが行方不明となった2年前で、元妻の話だと彼は森にいることが多く狩りや訓練をしていたとのことでした。
また森林公園内には、彼の狩り用の小屋があることもわかりました。
主な登場人物・キャスト
フランク・ノバク/クリス・ノース
FBI捜査官で、かつて子供の頃誘拐され、犯人と暮らしていたキックを救出しました。誘拐・失踪事件の特別編成チームを組織し、様々な難事件を解決していきます。
キット(キック)・ラニガン/レヴェン・ランビン
15年前全米を震撼させた幼児誘拐事件の被害者で、5年間誘拐犯夫妻と過ごしていました。フランクのチームで、誘拐事件の捜査に当っています。
ジョン・ビショップ/ダニー・ピノ
FBI捜査官で、元陸軍軍人でした。キックの相棒で、正義感が強く、犯人を憎む正義の人です。過去に自分の兄弟の誘拐事件を経験しています。
ジェームズ・フィンレイ/アンディ・ミエンタス
キックの友人で優秀なハッカーです。キックと共に捜査の手助けをしています。
マヤ・ケネディ/トレイシー・トムズ
FBI特別捜査官で、15年前にフランクと一緒にキックを救いました。今回はフランクと一緒に捜査にあたります。
ポーラ・ラニガン/ケリー・スールフォード
キックの母親で、本を出版したりテレビに出演したりしています。今回は出番がありません。
ノア/Christopher O’Shea
キックの高校時代の友人で、唯一キックをキットと呼んでも殴られない人物です。6話あたりからキックと良い感じになり今は友人から恋人に昇格しました。
『GONE/ゴーン』』第7話 感想
今回はいきなりキックの家へノアが食事を持ってたずねてきて、もうすっかり恋人同士になっていた二人に少々驚きましたが、キックは誘拐された際のトラウマが関係しているのか、先に踏み出せずにいますね。
キックは昔誘拐犯のメルと暮らしていたころ、なにもない山小屋でひと夏を過ごしたことがあり、ある晩メルとメルの妻リンダが寝た後、これまでヘアピンで練習してたピッキングを試してみたところ、鍵を開けることに成功したそうです。
どっちへ逃げていいのか不明でしたが必死で逃げたところ、頭の中で「森の中はとても危険だ。そこらじゅうにいる動物に食われるかも」というメルの声がしたため止まってしまい、メルに見つかってしまったそうです。
翌日山小屋を発つと、キックが止まったわずか30m先に民家があったそうで、そこから一歩踏み出せれば世界が変わっていたのかもしれません。このエピソードがノアへの踏み出せないエピソードにつながっていて、ノアとの関係も一歩踏み出せばこの先展開も変わってくるのでしょう。いつか踏み出せたら良いですね。
そして第3話『タイガー』でフランクが語っていたビショップの兄弟の誘拐事件ですが、今回ビショップの口から詳しく語られました。
その内容というのが、ビショップにはマークという双子の弟がいて、誰にも見分けがつかないくらい似ていたので、両親も間違えるくらいだったそうです。
ある日マークが体調を崩し早退したのですが、その時トラックがマークの横に停まり誘拐されしまい、今も見つかっていないとのことでした。
そのことでビショップは今も悔やんでいて、たとえ双子であっても自分は兄だから弟を守るべきだったと自分を責め続けています。もちろんビショップも当時子供だったので、おそらく止めることはできなかったと思います。
実はその場にジョン・ビショップもいて、マークの横にトラックが停まり男が出てくると、ジョン・ビショップは固まったまま声も出せず、その男を止めることができずにいたそうです。だからこそ、今もそのことを悔やみ誘拐事件と誘拐犯を強く憎んでいるのでしょう。
結局犯人は、狩り用の小屋へカレンを連れて行っただけではなく、2年前からメーガン・フィンチまで監禁していて、多くの人間の人生を狂わせてしまったのですから、厳重に処罰されるべきだと思いますし、アメリカドラマ的な射殺してしまうというのもアリだと思います。
ただ今回犯人につながるストーリーは、中盤以降に初めて名前が挙がったロイ・オブレイディという男が犯人という、犯人像を分かりにくくしたせいで、犯人自体が登場しないということになっていて、もう少し見ているこちらに犯人につながるヒントを与えて欲しかったようにも思います。
最後にキックが、助けられたメーガンに話した、「確かに最悪の時は過ぎた、でも終わった訳じゃない、これから苦しい日々が続く」という言葉は、これまでキックが生きてきた体験からくるものだと思うと非常に重いものでした。
そしてメーガンに「どうすればいい?」と聞かれ、「生きるの。ここで生き抜いてきたようにね。」と伝え、「だれかに相談したくなったら私を呼んで」と話せるのも同じ苦しみを持っているキックならではですね。
Hulu ゴーン/GONE 各話
『GONE/ゴーン』シーズン1 動画配信先
『GONE/ゴーン』シーズン1は、2019年2月27日現在、Huluにて7話まで配信されております。
※配信状況や配信話数、内容・料金等はサイトにてご確認ください。
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