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前回矢野先生がアップした盗撮動画、【ゲイ教師暴行動画】は、まるでのぶおが傷を負った明智を押さえ付けているかのように編集されていたため、動画はあっという間に拡散され、テレビニュースでも取り上げられるようになっていました。
コメンテーターは「この方はご自身でゲイだと発言されているんですよね、そうするとゲイの方全員が暴力的であるかのように思われてしまうのではないか?」とのぶおを批判していたのです。

俺スカ第9話 あらすじ・ストーリー
そこに、何も知らないのぶおが現れ、テレビを見て「なにこれ?どーいうこと?」と話す。
校長室で寺尾校長と長井先生に、のぶおは明智に暴力を振るっていないと言い、切り取られてそう見えるように編集されていると話した。
しかし、学校にはマスコミから取材が殺到しているため、長井はバツが悪そうに、周りに誠意を見せるためにのぶおに謹慎してもらうと伝えたのだ。
のぶおは謹慎を「お休みね」と言い「バカンスもらっちゃいます、病院にも行きたかったし。・・・痔のね。」と謹慎を受け入れたのだ。
2年3組のホームルームで、田中先生は「今回の件で、原田先生は暫く謹慎になる。その間は、先生が担任になります。」と伝えると、結衣は「のぶお大丈夫なの?クビとかなるのかな?」と尋ねると、田中先生は「そこで原田先生から、みんなにメッセージを預かっている。」と言い、メッセージを読み上げる。
「イヤーン、バカンス」
そのメッセージを聞いた生徒たちは、「なんだよ、ずる休みの感覚じゃん」「まあ、のぶお的には休めてよかたんじゃない?」などと胸をなでおろすのだ。
俺スカ 登場人物・キャスト
長井あゆみ…松下奈緒
里見萌…白石麻衣
原田糸(のぶおの娘)…片山友希
安岡一道(糸の元カレ)…伊藤あさひ
ウィンザー(糸の今カレ)…ロドリゴ
他の先生
古賀健太(物理教諭)…荒川良々
庄司雅俊(体育教諭・学年主任)…大倉孝二
広田誠(英語教諭)…じろう(シソンヌ)
田中みちる(日本史教諭・2年3組副担任)…桐山漣
佐川天音(養護教諭)…大西礼芳
矢野伸也(古文教諭)…小市慢太郎
岡田三四郎(美術教諭)…田野倉雄太
須長伝次(科学教諭)…中川大輔
2年3組男子生徒
東条正義…道枝駿佑(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)
若林優馬…長尾謙杜(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)
光岡慎之介…阿久津仁愛
牛久保元…須藤蓮
駒井和真…堀家一希
高槻蓮…眞嶋秀斗
大鳥春樹…富園力也
吉良北斗…黒田照龍
一之森純…河野紳之介
岩木遊太郎…兼高主税
彦根大輝…葵楊
姫路隼太…次も大塚
唐津天心…吉田翔
花沢将吾…中西南央
2年3組女子生徒
今泉茜…竹内愛紗
堀江もも…箭内夢菜
江口寿美江…秋乃ゆに
小田原エマ…宮野陽名
清武すずめ…国府田聖那
波賀真里亜…染野有来
山吹琴音…西村瑠香
滝山七海…前川歌音
長浜むぎ…宮部のぞみ
湯浅楓…松村キサラ
太田茉莉…松永有紗
茂木朱里…菊池和澄
小松紗綾香…宇田彩花
鶴ヶ丘芙実…横島ふうか

第9話 ゲスト
松阪/高橋務
原田のぶお/若林時英
中学時代の原田のぶお。今の姿からは想像もつかないイケメン。
3年A組の兵頭君も演じた若林さんだが、髪が伸びて随分雰囲気が変わったような感じ。
第9話 ネタバレ
長井先生は職員室で教師たちに、のぶおには謹慎してもらい、しばらくしたら復帰してもらう説明を記者会見で行う考えだと話すのです。
それに対し矢野先生は「謹慎だけして復帰するというのは、こう、世間は納得のいくものなんですかねえ?」と言い、「世間は今、原田先生を悪として見ているので、悪を招いたダイバーシティにも非は及びそうじゃないですか。」と話すのです。
校長の寺尾はこの意見に同意し、「このことについては私が責任を持って説明しようと思っています。」と伝えたのです。
その後寺尾校長と長井先生は記者会見を開くのですが、その席で寺尾は全ての責任を取って辞任することを発表したのです。
それでもマスコミからは「学校に女装をしてくることがダイバーシティというのは校長のお考えでしょうか?」などと言った、原田が女装家でゲイであることやダイバーシティに関する質問が飛び交っていたのです。
しかし長井先生は質問を遮り、二人は会見場から立ち去ったのですが、その中継を見ていた矢野先生は「これ校長だけじゃねぇー。原田先生もねえー。いいんですかねぇー、世間が納得するかどうかが問題なので、大丈夫かなー、校長だけで?」と周りの教師に同意を求めたのですが、ほかの教師たちはその意見に同意しかねる様子でした。
一方2年3組で明智は、「探すぞ、俺らで上げたヤツを探す。そしてそいつに訂正させる。一部だけ切り取って印象操作したって。」と話すのですが、その方法が見つかりませんでした。
その頃、校長の寺尾は職員室で教師たちに辞任の挨拶をし、学校の今後を矢野先生に託し去っていったのです。
学校を託された矢野先生は、長井先生を呼び出し、のぶおにも辞職を勧めてくれるように依頼するのでした。
その日の夜、長井先生はのぶおの家を訪れ、のぶおに校長が辞めることも、のぶおを辞めろと言われていることにも全く納得がいっていないと話すのです。
そしてのぶおに、どうして教師をやろうと思ったのか尋ねるのでした。
嫌がるのぶおでしたが、長井先生があまりにもしつこかったため、しぶしぶ話し始めたのです。
中学当時、のぶおはすごくモテていて、クラスの女子に告白されても振っていたほどだったのです。
そして当時陸上部だったのぶおは、怪我をして部活をやめることになり腐っていたのでした。
その時教師の松坂は、陸上以外にも原田が楽しめそうなことを、沢山勧めて励ましてくれたのです。
そのことにより、のぶおはいつの間にか松阪先生を、好きになっていったのでした。
のぶおはその気持を松阪先生に伝えるのですが、松阪先生はのぶおにその気持に応えることはできないと話すのです。
その答えを聞いたのぶおは、「自分は普通じゃないですよね?」と言うのですが、松坂は「お前はお前のまま、自分の生きたいように生きればいいと、俺は思う。」と言い、「男が好きならそれでいいじゃねえか!好きって気持をなんで否定されなきゃいけない?」と伝えたのでした。
それから数年経ち、のぶおが27~8歳の頃、やりたいこともなくダラダラしていると、松坂先生が死んだという連絡が来たのです。
最後にお礼を言いたいと思ったのぶおが松坂先生の家に行くと、遺影の前には「やりたい事ノート」が置いてあったのです。
そのノートを見せてもらうと、そこには「生徒は必ず卒業させる」と書かれていたのでした。
それを見てのぶおは教師になろうと思ったというのです。
その後教師になったのぶおには、生徒からゲイを馬鹿にする仕打ちや、「変態に教師をやらせるな、子供がおかしくなる、変態がうつる」というクレームが次々に寄せられてきたのでした。
そのことでクビになりたくなかったのぶおは、自分がゲイであることを隠し、親友のレズビアンと偽装結婚したのです。
しかし、自分の気持ちを偽っていることが嫌になり、結局教師を辞めてしまったのでした。
その後、もう一度自分らしく生きたいなと思ったのぶおは親友と相談し、施設から養子をもらって、二人で育てることにしたのです。
その子供が今も一緒に暮らしている糸でした。
それから店を開いたりいろいろしているうちに、自身の病気が発覚し、教師をやりたいという気持ちが蘇ってきたのだと話すのです。
そして「今回の件でもさー、まあ昔よりはマシになったんだろうけど、ゲイだの女装だのって報道されてるじゃん。ああいうレベルの低い報道は、いつやめるんだろうね?」と言い、「例えばさー、別の事件でも、犯人の性については、報道されないじゃん、LGBTだろうがなんだろうが、悪いヤツはいるし、歪んでるんだよねー。」と話すのでした。
その後長井が、結婚していた親友の女性について尋ねると、8年前に死んだといい、誰一人血は繋がってなくても、スゴイ仲良し家族だったと話すのでした。
話を聞いて帰ろうとする長井にのぶおは「クビ言いに来たんじゃないの?もしかして、退職届、書かせに来たとか?いいよ、書くわよ。」と言うのですが、長井は「辞めさせませんよ。私が、原田先生を辞めさせません。」と言い「やりたいことノートで、みんなが卒業するまで、、生きるって、いいんですか、このまま学校を辞めたら、目標達成できなくなるんですよ。」と話し、「私が、原田先生のその目標を達成させるために、絶~対~にそれまでは学校を辞めさせません。だって、それが、私の目標に、なったからです。今。」と伝えるのです。
そして長井は「あれは誰かが、原田先生を陥れるためにやった印象操作だ」とみんなの前で説明すると言うのですが、のぶおは「事実もなんでも関係ないのよ、ゲイで女装家の教師が人を殴ったという事実に世間は今怒ってるの。斬りやすい悪を、とにかくその正義で斬りまくるのが大好きなのみんな!」と言うのです。
すると長井は「正義の剣はなんでも切って言いワケじゃないんです。第一、正義は剣じゃない。盾です!」と伝え、帰って行ったのでした。
その翌日のぶおの動画を見ていた一人の生徒があることに気づいたのです。
動画のコントラストを変えると、そこには反射した矢野先生の顔が写っていたのでした。
そのことに気付いた生徒たちは、それを先生たちに見せるため、職員室へ行ったのです。
長井先生は校長とのぶおの処分を撤回するためには署名を集める必要があると言い、さらにマスコミに、明智に配慮して話していなかった経緯を説明する必要があると言うのです。
その言葉を聞いた明智は、自分で話すと言い「大人ばっかで考えんなよ、未成年に頼ってもいいんじゃねーの?」と話すのです。
その言葉を聞いた長井先生は「明智君に、経緯を説明してもらって、世間では悪とされている原田先生の処分が、本当に、適切かどうか、判断してもらいましょう。」と話すのです。
そして、「正義というものは、振りかざして相手を傷つけるためにあるものではないと思います。」と話すのでした。
そしてそのことにより、署名を集め、寺尾とのぶおの処分が正しいかどうかを、世間に問うことになったのでした。
その後明智は緊急記者会見を開き、「あの映像は、原田先生が僕を押さえ付けているモノではありません。」と言い、自分がのぶおを殴ったことや、のぶおの行動は父親からの暴力や脅迫を解決するためのもので、「拡散された動画は、上手に切り取られたと言うか、印象操作です。」と説明したのです。
一方、生徒や先生たちは街ゆく人たちに、報道されている動画は暴力動画ではないと訴え、署名を集めていたのです。
その頃職員室では、里見萌が一人で一生懸命でっち上げの署名を書いていたのでした。
その後何千枚と集まった署名を校長室にる矢野に渡し、長井先生が強い口調で「復帰ということで良いですよね?」と迫るのです。
そして、長井先生が「あの動画は矢野先生が作ったんですよね?」と詰め寄り、庄司先生が動画に写っていた矢野先生の顔を見せると、矢野はうなだれたのです。
その後佐川先生は、どうして原田を陥れたかったのかを矢野に尋ねるのです。
すると矢野は、「私は真面目にやってきたのに無能扱いされ、寺尾はいつも中心にいて校長にまでなって、気に入らなかったから、困らせてやろうと思って軽い気持ちでやっただけです。」と話すのです。
長井は「その席どいていただけますか?」と言い「どかないなら、私たち辞めます、で校長の元で新しい学校を作ります、生徒も全員転校させますから。」と校長室の席に座る矢野に凄むのです。
その勢いに、「はい・・・。すいません。」と矢野は力なく答えたのでした。
翌朝のぶおが学校に出勤すると、職員室には寺尾の姿もありました。
教室に向かう廊下でのぶおとすれ違うと、萌は「また、楽しくなりそうです、ファイティンポ」と話すとのぶおも「ファイティンポ」と返すのです。
その後のぶおは教室に入り、「原田のぶお帰ってまいりました!」と話すのです。
嬉しそうに迎える生徒たちにのぶおは笑顔で「帰ってきて一発目になんなんですけど。原田のぶお、学校辞めます!」と告げるのです
納得いかない生徒たちの中、明智は「理由聞かせてくれと、卒業式はやりたいことの一つだったんじゃねーの?」と尋ねるのです。
のぶおは「やりたいことやっておこうと思って今。」「あれっ、辞めないでーって感じ?引き止めるーって感じ?」と言うと、明智は「止めねーよ。やりたいことあるならやればいーんじゃねーの?」と答えるのでした。
第9話 まとめ・感想
今回、のぶおが教師になった理由が分かりました。
理由自体は恩師の恩に報いるためと言う、ありがちなモノでしたが、40年前だと現代以上にゲイだということを理解してくれる人は少なかったでしょうし、松坂先生が言ってくれた「お前はお前のまま、自分の生きたいように生きればいいと、俺は思う。」という言葉に、かなり救われたことでしょう。
そしてなんと言っても、今回は長井先生がカッコ良かったですね。
「正義の剣はなんでも切って言いワケじゃないんです。第一、正義は剣じゃない。盾です!」とか「正義というものは、振りかざして相手を傷つけるためにあるものではないと思います。」とか、正義を振りかざし何でも吊るし上げるマスコミやネット社会を、見事に切ってくれました。
それにしても、矢野先生は本当に残念な人でした。
のぶおの動画をアップした理由が、本当に幼稚すぎて、なんと言っていいのか言葉が見つかりません。
あれは、困らせてやろうとかそんな簡単な感じじゃなかったですよね。
完全に校長先生とのぶおを追い出しにかかっていましたので、ある意味矢野先生がネット初心者で助かりました。
そして最後にやはり教師を辞めることになったのぶおですが、次回予告をみると、どうやら具合が悪くなり、入院しているようです。
のぶおの願いを叶えるために開かれる2年3組の早めの卒業式と、そこからどんなラストになっていくのか、終わってしまう寂しさもありますが、早く見たいという気持ちもあり、複雑な心境ですね。
俺スカ 見逃し配信

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