source:TBS日曜劇場「グッドワイフ」
米リーガルドラマ『グッド・ワイフ』のファンとしては、日本版の、日曜劇場『グッド・ワイフ』も見逃すわけにはいきません。
ということで、日本版の日曜劇場『グッド・ワイフ』第1話を見た感想を書いていきたいと思います。
『グッド・ワイフ』1話 あらすじ
蓮見杏子は、東京地検特捜部長の夫壮一郎と、2人の子供との4人で幸せに暮らしていました。
ある日、夫の汚職疑惑と女性スキャンダルが明るみになったのでした。壮一郎は女性スキャンダルは認めたものの、汚職疑惑については否定しました。しかし汚職疑惑により逮捕されてしまいました。
そんな中、杏子は家族を支えていくため、司法修習生時代の同期、多田征大を頼り、彼が神山佳恵とともに代表を務める神山多田法律事務所で、弁護士として働くこととなりました。
ただし半年間は仮採用で、しかも本採用枠は一つしかなく、そのイスを賭けて若手弁護士の朝飛光太郎と競い合うことになったのでした。
グッドワイフ 各話のあらすじ・感想
主な登場人物・キャスト
蓮見 杏子(はすみ きょうこ)/常盤貴子
物語の主人公です。夫に不倫された上、収賄容疑で逮捕されたことにより、家族を養うために神山多田法律事務所に仮採用され、16年ぶりに弁護士に復活しました。
蓮見壮一郎(はすみ そういちろう)/唐沢寿明
杏子の夫で、不倫スキャンダルが発覚した上に、収賄容疑で逮捕され、拘留されております。
多田征大(ただ まさひろ)/小泉孝太郎
神山多田法律事務所の共同代表パートナーで、蓮見杏子の司法修習時代の同期です。
神山佳恵(かみやま よしえ)/賀来千香子
神山多田法律事務所の共同代表パートナーです。
円香みちる(まどか みちる)/水原希子
神山多田法律事務所で、調査を主に担当しております。前職は検察事務官で蓮見壮一郎にクビにされたようです。
朝飛光太郎(あさひ こうたろう)/北村匠海
神山多田法律事務所で仮採用中の新人弁護士です。杏子と正式採用のイスを争っております。
佐々木達也(ささき たつや)/滝藤賢一
東京地検特捜部の特捜部員で、どうも壮一郎の味方っぽい感じの人です。
脇坂博道(わきさか ひろみち)/吉田鋼太郎
壮一郎の後任として特捜部長となりました。壮一郎をなんとしても起訴したくてたまらないみたいです。
蓮見隼人(はすみ はやと)/小林喜日
杏子の長男です。母親思いの良い子のようです。
蓮見綾香(はすみ あやか)/安藤美優
杏子の長女です。
林幹夫(はやし みきお)/博多華丸
壮一郎の弁護士ですが、やり手かどうかはまだわかりません。
第1話 主なゲスト
日下部直哉(くさかべ なおや)/武田鉄也
ネットのキャスターで、浜口の妻を自殺に追い込んだと、浜口に訴えられました。
浜口直樹(はまぐち なおき)/泉澤祐希
日下部が妻の自殺の原因だとして訴えました。
制作 – CBS Corporation、TBS
『グッド・ワイフ』1話 感想
1、オリジナルとの差
予算規模についてはオリジナルには当然敵いませんが、限られた予算(日曜劇場なので、それなりにあるとは思いますが。)の中で、それ以上に見せてくれており、決してチープな仕上がりにはなっていなかったと思います。
米オリジナル版の第1話は、離婚した元夫を殺した容疑の元妻という設定でしたが、日本版は、大筋はシーズン1の11話が元ネタで、それを「ネットニュース報道により、子供殺しの濡れ衣ぬを着せらたため自殺した妻の無念を晴らす」という内容に少し変更してあります。
ですので、ストーリー自体は違いますが、会議の遅刻シーンから始まるところや姑からの電話の着信音が恐ろし気な点は似ていて面白かったです。(オリジナルはトワイライトゾーン、国内版がゴジラの登場曲)。
また、依頼人を元気付けるセリフがオリジナル同様良いタイミングで使われていて、ちょっとウルッときました
オリジナル
アリシア「オシャレして、メイクするの。無理にでもね。裁判じゃなく自分のために。今大事なのは形からキチっとすること。」
依頼者「それで楽になる?」
アリシア「いいえ。でも強くなれるわ。」
日本版
杏子「まずはカーテンを開けませんか。ゴミを捨てて掃除機をかけて、洗濯をして、おいしいものをたべて、テレビもネットも見ないで日常を大切にして過ごすんです。」
依頼者「それで楽になるんすか。」
杏子「いいえ。でも強くなれます。」
2、ストーリー
ストーリーはしっかりと練られていて、テンポが良く、安易な展開に走っていなかったようには思いますが、若干間延び感がありましたので、もう一つか二つ新たな発見があるとかのひねりが欲しかったように思います。
あと16年ぶりの法廷で、杏子をあそこまでダメダメに描かなくても良かったかなとは思いますが、久しぶりの法廷で一発目をしくじるって言うのは、あれしかなかったのかなという気がしないでもないです。
今回の訴訟相手はネットニュースキャクターの日下部直哉と言う凄くイヤなヤツでしたが、日下部の嫌なヤツっぷりを演じる武田鉄矢さんはさすがだと思いました。あの演技おかげで、最後にスカっと終わることができました。
3、その他の感想
杏子のライバル若手弁護士を演じる北村匠海さんは、ちょっと爽やかすぎな感じはあるものの、嫌味すぎずに仕事が出来る人感もちゃんと出してあり、今後の競い合いが楽しみです。
水原希子さん演じるパラリーガルの円香みちるは、しっかりと調査員としての存在感を出していましたし、給料にシビアなところや、蓮見壮一郎との関係性も出してきて、オリジナルファンにも納得できる内容となっているように思います。
一方蓮見壮一郎関連の汚職疑惑については、滝藤さんとのやりとりから、日本オリジナルっぽい内容になっていきそうな気がします。というか、アメリカと日本の司法制度が違うので、ある程度は日本版オリジナルの内容にしていかないと、おそらくストーリーが破綻してしまいそうですので、それはそれで楽しみです。
また、今回の判事は少々裁判が面倒そうな雰囲気を出していた感じがしますが、その辺もオリジナルのように、様々なキャラクターの裁判官を出してくるのかも楽しみですが、10話しかないので、おなじみの裁判官というわけにはいかないかもしれません。
1話を見た限り、出演者もストーリーも非常に面白かったので、あとは壮一郎の疑惑関連をどのようにストーリーの中に組み入れていくのかを2話以降も楽しみにしていきたいと思います。
ちなみに2話の予告を見る限り、オリジナルの9話『三人目のパートナー』がネタ元になるのではないかと思っております。
国内ドラマ『グッド・ワイフ』動画配信サービス
グッドワイフはパラビで配信されています。
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