source:TBS日曜劇場「グッドワイフ」
グッドワイフ第5話でお伝えした通り、第6話は米オリジナルで弁護士がルイス・ケニングの回となっておりました。
ここからは、グッドワイフ第6話のあらすじ、感想、動画配信先などを書いていきます。
※この記事にはネタバレが含まれていますので、ご注意ください。
グッドワイフ第6話あらすじ
壮一郎の保釈が決まり、多田は不安を感じている杏子を屋上に呼び出し、他の男性と将来を生きるという選択肢もあると伝えましたが、自分の気持ちは胡麻化してしまいました。
そんな中、神山多田法律事務所で以前より無料弁護で相談にのってきた、賠償金15億円を見込める集団訴訟がようやく正式に動き出すこととなりました。
杏子と多田は、訴訟の説明のため、会場に到着しますが、そこで車いすの人物が段差を登れず困っていたため、二人で助けました。
その後二人は会場に入ろうとしますが、その車いすの人物が、財布が見当たらないと困っていたため、杏子が財布を探しにいくことなり、多田が先に会場へと入ることとなりました。
すると原告団の代表が、多田たち以外のもう一人の弁護士の話も聞いて、どちらか良い方にお願いしたいと言い出し、更にはその弁護士もこの会場に来ていると話すのです。
多田が会場に入ると、先ほどの車いすの人物がおり、自分は弁護士の三栗谷だと名乗るのです。
杏子が財布を探している間に、三栗谷弁護士は先に説明を始め、杏子が遅刻してきたと言うイメージを原告団に植え付けたほか、多田と杏子が説明をしている際も、ボールペンを落とし、障碍のせいでなかなか拾えない風を装い、自分に注目を集め、杏子と多田の説明に意識が向かないように邪魔をするのでした。
一方、壮一郎は保釈され家へと帰ってきましたが、息子の隼人は壮一郎を嫌い、そっけない態度をとるのでした。また杏子も壮一郎の浮気が思い出され、触れられるのも嫌悪を感じるのでした。
やがて集団訴訟は、多数決により代表弁護士を決めることとなり、杏子と多田は票集めのために、原告一人ひとりの家を回るのですが、常に三栗谷に先を越され、だんだん追い込まれて行きます。
そんな三栗谷に対し、杏子たちはなにか裏があるのではと疑い、三栗谷と海老塚建設が裏でつながっていて、訴訟額を安く抑えるため、代表弁護士になろうとしているのでは、と考えます。
その後その裏付けを取るため、三栗谷の監視を始めた円香は、海老塚建設へと入っていく三栗谷の姿を見つけるのでした。しかし三栗谷は海老塚建設に呼び出され、500万円の賠償金額提示をされたためと話すのでした。
グッドワイフ 各話のあらすじ・感想
グッドワイフ第5話主な出演者・キャスト、ゲスト
蓮見 杏子(はすみ きょうこ)/常盤貴子
物語の主人公で16年ぶりに弁護士に復活しました。夫の壮一郎が保釈されたため、今後の自分の身の振り方に悩んでいます。
蓮見壮一郎(はすみ そういちろう)/唐沢寿明
杏子の夫で、ようやく保釈されました。自分の収賄容疑を晴らすため、特捜時の以前の部下、佐々木と共に調査をしています。
多田征大(ただ まさひろ)/小泉孝太郎
神山多田法律事務所の共同代表パートナーで、ようやく杏子に自分の気持ちを伝えたつもりになりますが、・・・
神山佳恵(かみやま よしえ)/賀来千香子
神山多田法律事務所の共同代表パートナーで、今回も大人しくしています。
円香みちる(まどか みちる)/水原希子
神山多田法律事務所で調査を主に担当しております。米オリジナルのカリンダ並みの調査をするようになりました。但し、日本的にです。
朝飛光太郎(あさひ こうたろう)/北村匠海
神山多田法律事務所で仮採用中の新人弁護士です。多田とじゃれつくことが多いです。
佐々木達也(ささき たつや)/滝藤賢一
東京地検特捜部の特捜部員で、壮一郎と共に収賄の調査をしています。
脇坂博道(わきさか ひろみち)/吉田鋼太郎
壮一郎の後任として特捜部長となりました。壮一郎を有罪にしようと躍起になっていますが、最近は壮一郎に煮え湯を飲まされっぱなしです。
蓮見隼人(はすみ はやと)/小林喜日
杏子の長男です。ちょっとマザコンぽく、そのためか浮気をした父親の壮一郎を嫌っているようです。
蓮見綾香(はすみ あやか)/安藤美優
杏子の長女です。父親の壮一郎のことはどちらかと言うと好きなようで、両親が離婚するのは嫌がっているようです。
林幹夫(はやし みきお)/博多華丸
壮一郎の弁護士でしたが、何も壮一郎が事件のことを話してくれなかったため、弁護を降ります。辞めた時の顔が非常に気持ち悪かったです。
6話の主なゲスト
三栗谷剛/春風亭昇太
賠償金15億円を見込める賠償金を見込める集団訴訟に、自ら売り込み杏子達に割って入ってきました。自らが車いすに乗る障碍者のため、それを利用し、人の親切心に付け込んだりと障碍をたてに、自分の弁護士としての活動を有利に持っていこうとします。
坂口孝彦/温水洋一
杏子たちが手掛ける、海老塚建設による健康被害の集団訴訟原告団の代表です。優柔不断っぽい感じがします。
辻本則之/嶋尾康史
同じく杏子たちが手掛ける、海老塚建設による健康被害の集団訴訟原告団の代表です。
南原次郎/三遊亭圓楽
内閣副官房長官で、壮一郎の収賄事件のキーマンです。中の人は悪役をやってみたかったようです。
女性秘書/今泉佑唯
会社の女性秘書で、朝飛弁護士が手を握りご飯に誘いますが、朝飛弁護士を羨ましがった人がネット上に大勢現れたようです。
第6話 感想
今回の物語は、米オリジナルの、ルイス・ケニングの出演回で、ルイス・ケニングに当たる三栗谷役を春風亭昇太さんが演じています。
三栗谷登場時の財布のエピソードは、オリジナルのシーズン2第6話、ルイス・ケニングの初登場時のエピソードで、それ以降はシーズン2第13話「償いの値段」が元ネタです。
オリジナルのケニングは、めずらしい難病の「遅発性ジスキネジア」で、不随意な運動をしてしまうため、「変な動きをしても気にしないで見てください」と言うのは、弁護活動をする上での自己の武器として使うのも納得できるのですが、三栗谷の場合は、車いすの人たちがたくさんいる原告団の中で、「珍しいでしょうけども、見てくれて良いんですよ」と言うのは違和感があります。
またオリジナルのルイス・ケニングは、人間としては基本的には卑怯な善人なので、見ていても後味は悪くなく、割と好きな弁護士の一人なのですが、三栗谷は人間性に難があり、少々気持ち悪い終わり方でした。ただ、演じている春風亭昇太さんは、下町ロケットとかでもそうですが、裏表のある嫌味な人物を非常に上手く演じ、まんまと視聴後の気持ち悪さを残されてしまったのは、負けた気がして悔しい限りです。
今回ようやく壮一郎が保釈となったことで、壮一郎のストーリーが進んできました。第5話では疑惑程度だった、壮一郎をハメた犯人ですが、今回は圓楽さんがラスボスと言うことがハッキリと描かれていたほか、現在の特捜部長、脇坂にやんわりと圧力を掛けたりと、悪役街道を見事に進んでおります。
また、壮一郎があまりにも、林幹夫弁護士に事件の内容を話してくれないので、ついにブチ切れ、弁護を止めてしまいました。ただその時の、林弁護士の顔が、あまりにも気持ち悪かったので、なにか壮一郎の陰謀に加担しているのではないかと思ってしまいました。
まんまと制作サイドの罠にハマってしまったのでしょうか?
そして、ついに多田が告白したのですが、なんと電話を受けたのは壮一郎でした。えっ!?もしかして壮一郎への告白?本当はそっちだったのか! といワケではなさそうです。
米オリジナルでは、この告白を留守電で聞くのは、オリジナル登場人物の中でも、結構好きなイーライ・ゴールドという、ピーター(壮一郎に相当)の政治コンサルタントですが、日本版ではこの人物に相当する役柄がいないため、壮一郎本人が聞くしかなかったんでしょうが、オリジナルだと、イーライがその留守電と履歴を消してしまったため、アリシアとウィル(日本版では杏子と多田相当)の関係が・・・というストーリーだったのですが、全10話で日本ということを考えると、そこまではできないでしょうね。
さて、グッドワイフも6話まできまして、残すところあと4話となりました。どうやら米オリジナルでの、弁護士エルズベス・タシオニの部分を杏子が務めるようですので、どのようにラストへと持っていくのか、非常に楽しみです。
第7話について
第7話の予告では、IT社長が、自分がモチーフとなる映画を製作されて云々という内容ですので、おそらく米オリジナルでは、シーズン2の14話「若き億万長者」が元ネタだと思われます。
ただオリジナルでは、IT社長が映画のモチーフであることを認めた上での、名誉棄損に対する争いですので、日本版での、社長をモデルにしたこと自体を否定するとは、大きく係争内容が変わりそうです。
おそらくオリジナルでは、日本では行われない証言録取がメインで進むので、法廷で争うために変更したのかな?と思います。そして、映画の脚本家が物語のキーマンとなるのでしょうか。
一方壮一郎側のストーリーですが、こちらはオリジナルの手を離れ、日本独自ストーリーで進んでいるようですし、オリジナルよりもより大きい政治家という相手との闘いとなりそうですので、次週以降も非常に楽しみです。
日曜劇場『グッド・ワイフ』動画配信サービス
グッドワイフはパラビで配信されています。

ちなみに、米オリジナル『グッド・ワイフ』は2019年2月19日現在U-NEXT、アマゾンプライムビデオ、NetflixなどのVODサービスで配信されております。
※配信状況、内容等についてはそれぞれのサイトでご確認ください。
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