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インハンド10話にて、フューチャージンの福山と厚労の瀬川に呼び出された紐倉は、フューチャージーン・メディカルセンターの副センター長をイスをオファーされていました。
その時紐倉は、かつて入谷に「いつか日本にバイオ・セーフティー・レベル4の施設を造る。」と話していたことを思い出していたのです。
その後福山や厚労の瀬川と一緒に厚労から出てくる紐倉を巴は目撃するのでした。

インハンド 第10話あらすじ
村では、福山が計画する危険な病原体を取り扱う科学研究所・BSL4施設の誘致をめぐって反対運動が行われていました。
一方サイエンス・メディカル対策室では、厚労省によるBSL4施設の建設予定地報告データが改ざんされているという可能性と、いつも手柄を厚労省に持って行かれるのは、紐倉が内通者なのではないかという疑念が浮上していたのです。
相羽根村に着いた紐倉たちは、その夜高家の幼馴染・美園と一緒に食事をするのですが、美園は施設建設計画賛成派、美園の恋人棚橋弘樹は反対派ということで、最近会えばケンカばかりだと美園は悲しそうな顔をするのでした。
また、フューチャージーンの福山は、息子の新太と連絡が取れなくなっていたのです。
その頃美園の父・実喜男は猿にひっかかれたと言って手の甲に怪我をし、その後風邪を引いたと言って寝込んでしまっていたのでした。
そんな中、相羽村を訪ね村長に面会した巴は、村長に相羽村小学校跡地を購入したのは厚労・瀬川局長の親戚が経営する会社だと言い、報告書にもハザードマップに載っている情報すら反映されていないと告げるのです。
そして安全の担保さえできていないのに、強引にコトを進めるのはおかしいと伝えるのですが、村長は村が生き残るためには施設が必要だと話すのです。
その頃紐倉は、福山と話をするために施設の拠点となる予定の相羽村小学校の跡地を訪ねるのです。
副センター長のオファーを受けてくれるのかと尋ねる福山に、紐倉は断ると話すのででした。
登場人物・キャスト、第10話ゲスト
紐倉哲(ひもくら てつ) … 山下智久
牧野巴(まきの ともえ) … 奈々緒
高家春馬 … 濱田岳
御子柴隼人 … 藤森慎吾
網野肇 … 光石研
熊谷美緒 … 高橋春織
城田幸雄 … 酒井貴浩
山崎裕 … 田口トモロヲ
大谷透 … 松尾貴史
瀬川幹夫 … 利重剛

第10話ゲスト
高家良子/宮崎美子
福山和成/時任三郎
紐倉が大学生だった頃の講師で、CDCに在籍していた時の上司でした。最先端の科学技術を駆使したビジネスで、大成功を収めている、フューチャージーン株式会社のCEOを務めています
福山新太/磯村勇斗
福山和成の息子で、アメリカで研究をしていましたが、日本へ戻りフューチャージーンで働いていました。その後行方をくらましています。
金子盛夫/内場勝則
厚生労働大臣で、瀬川を裏で操りBSL4施設を相羽村に建設する暗躍をしています。
市原正幸/遠山俊也
相羽村村長で、村を生き残らせるためフューチャージーン・メディカルセンターの建設を推進します。
杉山美園/石橋杏奈
高家春馬の幼馴染で、村役場で働いていて、フューチャージーン・メディカルセンター建設賛成派です。棚橋弘樹とは恋人同士の関係にあります。
棚橋弘樹/平岡祐太
美園同様高家春馬の幼馴染で、友人です。BSL4施設誘致計画反対派で、村でフューチャージーン・メディカルセンター建設の反対運動をしています。美園とは恋人同士の関係にあります。
杉山実喜男/中本 賢
美園の父親で、ある日猿に引っ掻かれ、その後咳がひどくなり、高熱を出し寝込んでしまいました。
インハンド 第10話ネタバレ
フューチャージーン・メディカルセンター副センター長のオファーを正式に断った紐倉は、福山が施設の建設を急ぐことに疑念を抱くのでした。
そんな中、美園の父・実喜男が病院へ行った帰り道のバスの中で吐血をして倒れ、病院へ搬送されたのですが、その後手当の甲斐もなく、死亡してしまったのです。
その症状を聞いた紐倉は、エボラ出血熱の可能性を疑い、サンプルを国立感染研へ回す手配とゲノム解析、患者が接触した人物や発熱者の隔離の徹底を指示するのでした。
一方村役場では、フューチャージーン・メディカルセンター建設に向け、金子大臣の村長激励記者会見が行われていたのです。
そこに実喜男が吐血した際、一緒のバスに乗っていた記者が参加していて、いきなり高熱で倒れ、その後吐血したのです。
その場に現れた紐倉は、エボラの可能性があるから近付かないように注意するのですが、金子大臣たちは、日本にエボラがあるハズはないと話します。
しかし同席していた福山も、紐倉の言う通りこれはエボラだと言い、全員に非難するように訴えるのでした。
その後福山は紐倉に、これは自分が5年前入谷の研究室から持ち出した新型エボラだと話し、「入谷の死を無駄にしたくなかった。」と言い、「あいつの意思を継いでやりたかった。」と話すのです。
そして、新太を呼び寄せ研究を続けようとし、彼を後継者にするため役人との折衝をも見せたのですが、「科学者は自由であるべきだ」と新太は訴え、福山と衝突し会社を飛び出してしまったのです。
福山は、会社を飛び出した新太が、一人でそのエボラの研究をしていたのだろうと話すのでした。
紐倉が去った後、福山はせき込み、吐血するのでした。
一方、美園が入院したことを知った棚橋は、血相を変えて病院へ駆け込んできました。
そして美園の口から、父・杉山がエボラウイルスで亡くなり、美園も感染しているかもしれないと知らされ、さらに美園が妊娠していることを告げられたのでした。
その頃緊急参集会議にて、政府が相羽村の全面封鎖を決定したということを、巴は網野から聞かされたのです。
封鎖前に村を出ることになった巴は、紐倉にも村を出るように伝えるのですが、紐倉は「僕は残るよ。」と話し、「5年前のケジメをつけなきゃいけない。これは僕たちが巻いた種なんだ」と伝えるのです。
すると巴は「だったら私も残る。」と話すのですが、紐倉は「君は外にいてくれ、君にしかできないことが、絶対ある。」と話すのでした。
そして官房長官記者会見での、相羽村封鎖のニュースが流れ、その夜20時30分に相羽村は全面封鎖されたのです。
その頃封鎖時間ギリで村境を通過した巴は、「お願い、死なないで、博士、高家君」と二人の無事を願っていたのでした。
一方美園の告白により、初めて自分の愚かさに気付いた棚橋は、BSL4を阻止するため実験したいと言う新太に協力したことを打ち明けるのです。
新太たちは山小屋を棚橋から借りて、密かにフューチャージーンから盗みだした、新型エボラウイルスの研究をしていたのでした。
棚橋の話を聞いた紐倉と福山たちが、防護服に身を包みが山小屋を訪れると、中では研究者の一人・柏木が血を吐いて死んでいたのでした。
インハンド 第10話まとめ・感想
いよいよ最終回に向けて全力で走り始めた感のあるインハンドですが、今回福山が5話ラストで見ていたエボラウイルスの正体が明らかになりました。
前回までの福山を見ていると、どうもラスボス臭いと思っていたのですが、思惑が外れ最初から最後まで良い人だったようです。
ただエボラウイルスを簡単に息子に持ち出されるようなずさんな管理をしていたり、許認可書類すら怪しいBSL4施設の建設を急ぎ過ぎるあたり、完全に良い人とは言い切れないように感じます。
ただ、ドラマを見た印象では、福山は余命があまり長くなさそうな感じでしたね。
そのせいで施設の建設を急いでいたんでしょうか?そうだとしても、もっと急がず慎重に次世代に託すなりすれば良かったのにとついつい思ってしまいます。
それにしても、村にエボラウイルスが蔓延した原因が、福山の息子・新太の勝手なやらかしだったとは、あまりにもお粗末すぎますね。
しかも、アメリカから連れ帰ってきた研究仲間の柏木まで死なせちゃって、11話で新太はどんな顔をして現れ、どんな言い訳をするんでしょうね。
そして今回、結局裏切り者は暴かれませんでしたが、絶対御子柴しかいないと断言しておきます。
次回11話ですが、このエボラウイルスがますます感染拡大して行き、ついには高家まで感染してしまうようです。
原作ではまだまだ元気ですし、シーズン2の目を残すためにも、紐倉がワクチンを完成させるなり、寄生虫が出す特殊な成分でエボラウイルスをやっつけるなりして、高家にはぜひとも助かって欲しいものです。
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