source:The Good Fight – CBS
この作品は『グッド・ワイフ』のスピンオフとして制作され、CBSのストリーミングサービス・CBS All Accessのオリジナルドラマとして放送されました。
グッド・ワイフのスピンオフドラマなので、ダイアン・ロックハートをはじめとして、グッド・ワイフの出演者も多数出演しておりますので、グッド・ワイフのファンはもちろん、グッド・ワイフを見ていない人でも楽しめるドラマです。
主な登場人物・キャスト
マイア・リンデル/ローズ・レスリー
投資会社を経営する両親の元で幸せに暮らしてきた新人弁護士です。
ダイアン・ロックハートが彼女の名付け親で、子供のころからの周知の中です。
ダイアン・ロックハート/クリスティーン・バランスキー
グッド・ワイフ時代のロックハート・ガードナー法律事務所から、今や代表が8人に増えた大手法律事務所の代表弁護士です。
マイアの両親、リンデル夫妻の古くからの友人で、自らも夫妻が経営する投資会社に自身の資産運用を任せていて、多くの友人にリンデル夫妻の投資ファンド会社を勧めていました。
自分の事務所を辞めてからは、レディック・ボーズマン法律事務所でジュニア・パートナー弁護士として働くこととなります。
ルッカ・クイン/クーシュ・ジャンボ
グッド・ワイフからの出演者で、アシリア・フロリックとの共同事務所で働いていました。現在はボーズマンが代表を勤めるレディック・ボーズマン弁護士事務所に勤めています。
カート・マクベイ/ゲイリー・コール
グッド・ワイフからの出演者で、弾道解析の専門家です。
ダイアン・ロックハートの夫で、教え子との不適切な関係となったことにより現在別居中です。
エイドリアン・ボーズマン/デルロイ・リンドー
レディック・ボーズマン法律事務所の代表パートナー弁護士です。
ダイアン・ロックハートに声を掛け、パートナー弁護士として自分の法律事務所に誘います。
マリッサ・ゴールド/サラ・スティール
グッド・ワイフからの出演者で、ピーター・フロリックの参謀イーライ・ゴールドの娘です。ロックハート&リー事務所に勤めていましたが、自ら希望してダイアンのアシスタントとして、レディック・ボーズマン法律事務所に転職します。
ジェイ・ディパーシア/ニャンビ・ニャンビ
レディック・ボーズマン法律事務所の調査員です。
バーバラ・コルスタッド/エリカ・タゼル
レディック・ボーズマン法律事務所の代表パートナー弁護士です。
ヘンリー・リンデル/ポール・ギルフォイル
マイア・リンデルの父親で、巨額投資詐欺の首謀者として逮捕されました。
レノア・リンデル/バーナデット・ピータース
マイアの母親で、ヘンリーの妻です。夫の逮捕に動揺しますがなにか秘密がありそうです。
コリン・モレロ/ジャスティン・バーサ
連邦検事補で、マイアやルッカと裁判で争うことになります。
エイミー・ブレスリン/ヘレン・ヨーク
マイア・リンデルの同居人で恋人です。州検事局に努める州検事補です。
カール・レディック/ルイス・ゴセット・ジュニア
レディック・ボーズマン法律事務所の設立パートナーですが、現在は年老いて半引退状態です。どうやらエイドリアン・ボーズマンの経営方針が気に入らないようです。
『ザ・グッド・ファイト』あらすじ
大手法律事務所の代表弁護士で、リベラリストで民主党支持のダイアン・ロックハートは、テレビでドナルド・トランプ大統領の就任式を呆然とした顔で見ていました。
トランプ政権樹立にショックを受けたダイアンは、事務所を辞めフランスに移住する決定をし、残りの人生をこれまでの貯金で悠々自適に過ごすために引退手続きを進めていました。
一方両親が投資ファンド会社を経営している新人弁護士のマイア・リンデルは、親のコネによりダイアンが代表を勤める弁護士事務所で勤務し始め、順調に人生を歩んでいました。
ところがある日、マイアの父親が経営する投資ファンドでの巨額投資詐欺で、マイアの父・リンデルが逮捕され、ダイアンの投資しているお金も全て消えてしまい、ダイアンは一文無しになってしまいました。
無一文となったダイアンは事務所へ復職しようとしますが、退職の合意書に既に署名済みのため、事務所から復職を断られてしまいました。
そんな中、父親の投資詐欺事件により評判を落としてしまい、おまけに被害者からも責められることとなったマイア・リンデルは事務所をクビになってしまいました。
一方レディック・ボーズマン法律事務所に誘われ、移ることを決めたダイアンは、マイア・リンデルも一緒に雇って欲しいと頼み込み、二人とも雇われることとなりました。
『ザ・グッド・ファイト』みどころ・おすすめ
グッド・ワイフの出演者も多数出ていますので、彼女らの活躍を引き続き見ることができますし、ダイアンとルッカや、この物語から出演するマイアが中心となり進んで行くストーリーが、とても面白くついつい引き込まれてしまいます。
1、多彩で魅力的な登場人物
主要な登場人物にグッド・ワイフからの出演者がいることは、前にも述べましたが、それ以外にも判事や訴訟相手の弁護士、依頼人などにもグッド・ワイフからの出演者が出ていますので、物語とは別に出演者を発見するという楽しみ方もできると思います。
この作品からの出演となった、マイア・リンデルを演じたローズ・レスリーは、ダウントン・アビーのグウェン役やゲーム・オブ・スローンズのイングリット役などを好演した女優ですので、本作でも見事にマイア役を演じております。
また、ダイアンの優雅な上品さは相変わらずですし、ルッカのファッションセンスも素敵です。さらにグッド・ワイフ時よりルッカの出演が多くなっているのも、ドラマの魅力の一つとなっております。
2、ストーリーの魅力
この作品はトランプ政権発足後にスタートしておりますが、舞台となっているレディック・ボーズマン事務所は民主党支持のため仕事を失いそうになったりとか、またテロ組織のISが出てきたり、フェイクニュースが出てきたりとか、時代背景を反映したストーリーとなっているなど、現代のアメリカを悩ませるトピックをコミカルに取り上げており、見ている者を非常に楽しませる作品となっております。
もちろんコミカルだけではなく、アメリカの裏側を描いたシリアスなエピソードもあります。
当初はヒラリーの勝利を予想して脚本を書いていたようですが、グッド・ファイトチームにとってはまさかのトランプ政権誕生で、脚本の変更を余儀なくされたようです。
それだけにシーズンを通して、反トランプ色が強く出たストーリーとなっています。
ちなみに若干ネタバレですが、レディック・ボーズマン事務所でも、ただ一人だけトランプに投票した人がいまして、その人がグッド・ワイフでロックハート・ガードナー法律事務所にいたジュリアス・ケインでした。
そのおかげで彼はトランプ系企業担当となりますが、それ以来民主党支持者だらけのレディック・ボーズマン・コルスタット法律事務所で片身の狭い思いをするという皮肉なエピソードもあったりします。
3、そのほかのみどころ
ダイアン・ロックハートとカート・マクベイの夫婦は1話から離婚の危機を迎えていますが、この2人の関係がどうなっていくのかも興味のあるところです。また、ルッカの恋愛ストーリーが展開していくのも興味深いところです。
そして第5話に、あのグッド・ワイフの人気者?エルズベス・タシオニ弁護士が登場して、相変わらず機械オンチぶりを披露してくれたところや、弁護士としての有能ぶりを披露してくれました。
それと、このシーズン1の後半には、gleeのスー先生や、マーベラス・ミセス・メイゼルでソフィ・レノンを演じているジェーン・リンチも登場し、マイアやルッカとの絡みで楽しませてくれます。
『ザ・グッド・ファイト』感想
この作品は、グッド・ワイフを見てなくても楽しめますし、グッド・ワイフよりもコミカルで、気楽に見ることができると思います。
またグッド・ワイフを見ていた人は、グッド・ワイフの小ネタもいろいろ挟み込んできますので、より楽しめると思います。
シーズン1では、巨額投資詐欺とその真相という大枠のストーリーがあり、それとは別に1話完結のリーガルドラマという構成になっていますので、より面白く見ごたえがあり、万人におすすめできるドラマと言えると思います。
グッド・ワイフ抜きにして、この作品は、リーガル&コミカル&ヒューマンドラマとして、とても優れています。また個人的にですが、マリッサのキャラクターが好きなので、彼女の登場が多い本作は、非常に楽しんで見ることができました。
『ザ・グッド・ファイト』配信先
『ザ・グッド・ファイト』シーズン1は現在amazonプライムビデオにて配信されています。
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