この作品は、アマゾンビデオで2017年に配信された、1950年代のニューヨークを舞台としたamazonオリジナルのコメディドラマです。
主役のレイチェル・ブロズナハンは、ハウス・オブ・カード 野望の階段で、レイチェル・ポスナーというコールガールを好演した他、グッド・ワイフ、オレンジ・イズ・ニューブラック、ブラックリストなど多くのドラマに出演しております。
主な登場人物・キャスト
ミリアム・メイゼル(ミッジ)/レイチェル・ブロズナハン
この物語の主人公。普段から皮肉のきいた物言いをします。
ジョール・メイゼル/マイケル・ゼゲン
ミッジの夫(元夫)で、秘書のペニー・パンと不倫をして家を出ていきました。
スージー・マイヤソン/アレックス・ボースタイン
ガスライトの従業員。後にミッジのマネージャーになります。
エイブ・ワイスマン/トニー・シャルーブ
ミッジの父。大学?で数学を教えています。女性は家にいるべしという考え方を持ち、口うるさいところがあります。
ローズ・ワイスマン/マリン・ヒンクル
ミッジの母。専業主婦の鏡、威圧感があり、スージーは電話で頭が真っ白になってしまうほどです。占いにハマっており、困ったことがあると、占い師の元へ行きます。
モイシ・メイゼル/ケヴィン・ポラック
ジョールの父。ミッジとジョールの家の所有者ですが、家を取り上げてしまいます。
イモジェン/ベイリー・デ・ヤング
ミッジの親友。根っからの専業主婦でちょっと浮世離れしています。
ソフィ・レノン/ジェーン・リンチ
有名な女性コメディアン。売れるためには女性らしさを捨てたキャラが必要と考えており、本人も実践しています。本当は上品で痩せているのですが、ステージではデブキャラを演じています。ちなみに彼女を演じているのは、glee/グリーのスー先生を演じているジェーン・リンチです。
ドラマ『マーベラス・ミセス・メイゼル』シーズン1 あらすじ
1958年のニューヨークに暮らすミリアム・“ミッジ”・メイゼルは、ビジネスマンの夫ジョールと二人の子供と幸せに暮らしていました。
ビジネスマンの夫ジョールは、夜はガスライトでスタンドアップ・コメディのステージに立ち、プロを目指していましたが、ある日友人も見守る中、ミッジのアドバイスにしたがってネタを披露したところ、ダダすべりしてしまいました。
そのことのより、自信をなくしてしまったジョールは、秘書のペニーと不倫していることを告げ、家を出て行ってしまいました。
夫に出て行かれたミッジは、ある夜ワインで酔っ払い、ガスライトへと出向き、ひょんなことからステージへと立ち、自分の身の上話をしたのでした。
そのトークがお客さんにバカウケし、話の流れで胸まで出してしまったミッジは、警察にわいせつ罪で逮捕・拘留されてしましました。
そこへ、ミッジのトーク力に才能を感じたガスライトの店員スージーがやって来て、ミッジを保釈し、コメディアンとしてやっていこうと声を掛けるのでした。
最初は断ったミッジでしたが、元々コメディ好きな彼女はデパートで店員のバイトをしながら、スタンドアップ・コメディアンの道を歩み始めるのでした。
『マーベラス・ミセス・メイゼル』シーズン1 みどころ
このドラマは1950年代が舞台なので、街並みや服装・インテリアなどが全然違い、本当に魅力的で、古き良きアメリカが、きらびやかに描かれています。
またストーリーも本当に面白く、見どころがたくさんありますので、ご紹介したいと思います。
1、ミリアム・“ミッジ”・メイゼル
当初、夫のスタンドアップ・コメディのマネージャー的な役割をしていましたけど、あくまで夫がステージに立つのは趣味だと思っていました。
しかし浮気されたうえ、夫には出ていかれてしまいます。普通でしたら、落ち込んで暗くなるんでしょうが、ともかく明るく元気で、常にポジティブに突き進んで行きます。ただ、思った通りにやりすぎるせいで、ちょいちょいやらかします。
普段から、ウィットに富んで、若干皮肉交じりな話方をします。非常に頭の回転が早いと思われ、夫が出ていく前は理想的な専業主婦だったように思えます。
夫には、良い美しい妻に見られようと、夫が寝るまでは化粧を落とさずキレイなままでいて、夫が眠ったら急いで化粧を落とし、パックしてから眠りにつきます。
もちろん朝も夫より早く起きしっかりと化粧し、その後ベッドへと戻り寝たふりをして、夫が起きるまで待つなど、影で努力をしております。
しかもそれは代々続いているようで、母のローズも同じことをしております。
2、その他の見どころ
この作品は、出てくる人物は皆ユニークで魅力的です。また、50年代が舞台ということで、当時の街並みやファッションなどがとても美しく、魅力的に描かれています。
この作品中で使われている音楽も、スウィング・ジャズなど当時の流行に合わせた曲が挿入されており、それらの曲がスゴく素敵で、更にこの作品を輝かせてくれています。
ドラマ『マーベラス・ミセス・メイゼル』シーズン1感想
この作品は2018年『プライムタイム・エミー賞』のコメディシリーズ部門で、作品賞、主演女優賞、助演女優賞、監督賞、脚本賞の5冠を受賞しました。
この作品の一番の魅力としては、1950年代の、現在よりも女性が抑圧されていた時代に、一人で強く明るく、ポジティブに、それでいて自分が、こうありたいという女性らしく生きていく彼女の魅力に、見ている内にどんどん引き込まれていくことだと思います
彼女は、当時の男社会の中で働いていくにしても、別に男のように生きていかなくて良い、自分は自分の生きたいように生きていけば良いという意思の元、常に行動していると思います。
ただ、それをステージ上でもやらかしてしまったせいで、干されたりもしちゃいますが、それでも、ついつい彼女を応援したくなっちゃう作品だと思います。
シーズン2 あらすじ・感想
ドラマ『マーベラス・ミセス・メイゼル』S1 配信先
『マーベラス・ミセス・メイゼル』は現在、amazonプライムビデオで、見放題にて配信されています。
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