病室で念仏を唱えないでください10話・最終回。命を救うという煩悩

松本が父のように慕う、今は亡き幼馴染の親友哉(はじめ)の父・宮寺憲次が突然自宅で倒れたのです。

その時、青葉市内のショッピングモールでナイフを持った男が大勢の人を切りつけ、背部から心臓に向け刺された重体となっている女性・木村敦子を含め、多数の重傷者が出たため、松本たちはドクターカーで現場へ向かうのでした。

全話あらすじ、ネタバレはこちらからどうぞ。

TBS金曜ドラマ『病室で念仏を唱えないでください』伊藤英明が坊主頭で僧医に
2020年TBSの1月期・金曜ドラマは、現在ビッグコミック増刊号で連載中の『病室で念仏を唱えないでください』です。主演はTBSの連ドラ主演が12年ぶりという伊藤英明さんです。いったいどんなド...

1,『病室で念仏を唱えないでください』10話・最終回あらすじ

通り魔事件が発生し、松本(伊藤英明)・吉田(谷恭輔)・田中(片寄涼太)・児嶋(松本穂香)・長見(うらじぬの)ら救命救急センターの面々がドクターカーで現場に急行した。

心臓部を刺されてショック状態の被害者・木村敦子(菅井玲)の傍では、娘の尚(谷花音)が必死に母に呼び掛けていた。

すると、近くで刃物を持った犯人の男を見た松本は、思わず犯人に駆け寄り揉み合うことに。

あおば台病院では、搬送された犯人と敦子の緊急手術が行われたが、敦子の娘・尚に松本は「なぜ、犯人を助けるのか」と強く責められてしまう…。

一方、松本が父のように慕う憲次(泉谷しげる)が、自宅で倒れ搬送されて来た。

ガン治療に前向きに取り組んできた矢先のことだった。

すでに、ガンが転移して治験薬が効かなくなっていると担当医から聞いた松本は、意を決して自ら憲次に話をする覚悟を決める。

医師とは何か、救うとは何かについて思い悩む松本に、三宅(中谷美紀)や濱田(ムロツヨシ)は…。

引用;https://www.tbs.co.jp/nembutsu_tbs/story/v10.html

2,登場人物・キャスト

松本照円(照之) … 伊藤英明
三宅涼子 … 中谷美紀
濱田達哉 … ムロツヨシ
児嶋眞白 … 松本穂香
澁沢和歌子 … 余貴美子
玉井潤一郎 … 萩原聖人
田中玲一 … 片寄涼太
藍田一平 … 堀内健
長見沙穂 … うらじぬの
堀口瑠衣 … 土路生優里
清掃員のおばちゃん … 宮崎美子
宮寺憲次 … 泉谷しげる
宮寺あや … 土村芳

登場人物についての詳細はこちらからどうぞ

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2-1,10話・最終話ゲスト

木村尚 / 谷花音

ショッピングモールで、背後から心臓部を刺され、重体となった木村敦子の娘で、犯人の命を助けた松本に対し「なんであいつを助けたの?」と詰め寄ります。

木村敦子 / 菅井玲

ショッピングモールで背部から心臓部を刺され、重体となりました。手術は成功し、一命はとりとめたものの、意識不明の状態が続いています。

木村和也 / 竹財輝之助

敦子の夫で、尚の父親です。敦子の手術終了間際に病院に到着し、犯人の命を救ったことで松本を責める尚をなだめます。

宮寺早苗 / 長野里美

宮寺憲次の妻で、あやの母親です。あやと共に憲次の旅立ちを見送りました。

3,『病室で念仏を唱えないでください』10話・最終話ネタバレ

松本たちが現場に到着すると、大勢の人が犯人に切りつけられており、辺りは騒然としていました。

警察に案内され、刺されて重傷の女性・木村敦子の元へ駆けつけると、そこへナイフを持った犯人が戻ってきて、自分の首を切って自殺しようとするのです。

その様子を見た松本は、犯人の元へ走り寄り、犯人が自殺をするのを食い止めたのでした。

病室へ運ばれた女性の処置を三宅と児島が担当して犯人を松本と田中が担当し、2人とも手術は無事に成功しました。

手術を終えた児島は敦子の夫・和也と娘の尚に「手術は無事終わりましたが、出血が多かったので、予断を許さない状態です。」と告げ、ICUへ運び込んだのです。

一方、犯人を助けた松本に対し、尚は「なんで犯人なんか助けたんですか?死にたいならあのまま勝手に死なせればよかったのに。あいつはお母さんを殺そうとしたんだよ。なんであいつを助けたの?答えてよ。」と訴えるのです。

松本が「それは…、命を救うのが仕事だから。」と答えると、尚は「あいつの命救ってなんの意味があるの?なんなのそんな仕事?なんで、なんでよ、なんでお母さんがあんな目に遭わなきゃいけないの?」と叫び続けるのでした。

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スタッフルームへ戻った救急チームが一息入れていると、田中が「俺 あの女の子の気持ち分かります。正直 俺だって 犯人の処置には、ちょっと抵抗あったって言うか…。」話すと、児嶋が「松本先生は、ないですか?」と尋ねます。

すると松本は「昔、ある徳の高いお坊さんが、周りの人たちに聞いたんだけど、もし川に妻と母が同時に落ちたら、どちらを助けるか?何て答える?」とみんなに尋ねるのです。

それぞれが意見を言い、三宅が「で、その徳の高いお坊さんの答えは?」と尋ねると、松本は「近い方。 命に色はついてない。考えるから迷うんだ。僕らの仕事はとにかく人の命を救うことだろ?」と答えると、田中が「合理的ではありますよね。」と言います。

すると児嶋が「でも、遠くにいた方の人は、なんて思うのかな?理不尽だって、思うんじゃ…。」と口にするのでした。

そんな中、看護師の堀口が「すいません、犯人の男性、急に頭が痛いって言いだして。」と呼びに来たため、松本は病室へ向かおうとします。

そこへ児嶋から院内ピッチに連絡があり「宮寺憲次さんってご存じですか?今からあおば台病院に救急搬送されるみたいなんですけど。」と伝えられため、松本は犯人の男を吉田に任せ、走って憲次の元へ向かうのでした…

憲次の妻と、娘のあやが待つ待合室へ戻った松本は、二人に治験薬の副作用で倒れただけだからと伝え安心させます。

そこへ三宅がやってきて犯人が落ち着いたと告げると、松本は憲次を子供の頃溺れて死んだ親友の父だと告げ、「命に色はついてないって言ったけど、自分のことになるとダメだね。」と話します。

すると三宅は「ダメだね。医師が犯人の自殺止めに入ったムチャもダメ。で、その犯人を置き去りにして友達の元に駆けつけたのもダメ…。けど10…。10段階で10。」と告げます。

「何が?」と尋ねる松本に、三宅は「人間らしさ?ダメだけどダメじゃない。愛も情も使命感も全部煩悩だっていうなら、煩悩上等、かかってこいよ。」と話すのでした。

そんな中、憲次の担当医は松本に、脳に転移が見つかり、治験薬も効いていないということを告げました。

憲次へそのことを伝えるため松本が病室へ向かうと、そこでは憲次と濱田が仲良く話をしていたため、松本はその様子を見てそのまま戻るのでした。

暫くすると松本の元へ濱田がやってきて憲次の病状を尋ねたため、松本は「肺腺癌のステージ4、脳に転移も見つかった。医師としてはもうできることが…。」と告げました。

すると濱田は「医師として…は? …へえ~。」と答えるのでした…

その後敦子の様子を見に行った松本が、意識のない敦子に「苦しくないですか?」などと話しかけているのを見た尚が「お母さんに話しかけないで。」と話したため、松本は「意識がなくても、耳は聞こえるから、たくさん話しかけてあげて。」と伝えるのです。

すると夫の和也が「今から意識が戻ることはあるんですか?」と尋ねたため、松本は「可能性はゼロではありません。」と答えるのでした。

一方、その日から憲次の元へは、毎日多くの医師や看護師がお見舞いに訪れ、それぞれ色々なことをして、一緒に楽しむようになっていました。

そんなある日、松本が僧衣で憲次の病室へ入ろうとすると濱田が出てきて「説法でもしに行くおつもりですか?」と尋ね、続けて「おかしいな、僕は宮寺さんと松本先生は友達と聞いていたんですが。」と告げ、去って行くのでした。

そんなある夜、松本が賢治の足をマッサージしていると、あやが戻って来たため、また明日と告げ出て行きました。

すると、突然憲次が意識を失ったため、松本が駆けつけ、憲次の妻とあやに「これからは、意識がはっきりしない時間が増えて行くと思います。」と告げるのでした…

…ある夜、松本が憲次の病室を見舞うと、三宅がベッドの脇で寝ていました。

松本が泣きながら部屋をあとにすると、三宅が出てきて松本に「松本先生らしい。泣くときも立ち止まらないんだ。」と告げます。

続けて「私ね、助けたいと思って医者になったのに、いざなってみたら、助けた人と同じくらい死んでゆく人も見なきゃいけない。助け方を教わっても送り方までは教わらない。眠れないし、つらいし。…医師あるある?」と告げます。

すると松本が「二度目だ。大事な友達を失うのは。どうしたらいいか分かんねえよ。」と告げるのでした。

そんなある朝、事件で刺されて重体だった尚の母・敦子が目を覚ましたのです。

松本の姿を見つけた尚は、駆け寄り「ありがとうございました。」と告げ「あの…、私この前。」と言い、おじぎをして去ろうとします。

すると松本が「この前はごめんね。ちゃんと答えられなくて。なんで、お母さんがあんな目に遭わなきゃならなかったのか、なにも悪いことしてないのに。なんで大事な人や友達が死ななきゃならないのか。」と告げます。

続けて「そういう理不尽が、お坊さんになったら、僕も分かると思ってたんだ。だけど分からない。そういう理不尽な目にあった人にかける言葉も分からない。だけど、それでも人を救うのは…、人の命を救うのは…、たぶん、僕の欲だ。」と告げます。

さらに「一人の命、一日永らえた命がつくる未来が、今日よりよくなって欲しいって期待してる。欲深い煩悩の塊だ。全然悟れない。悟らない…。 ごめん、全然分かんないよな。」と伝えます。

すると尚は「分かんない…。煩悩も、悟りもよくわかんない…。だけど…、お医者さんになりたくなった…。私も未来、変えたくなった…。なれるかな」と話します。

するとそばで聞いていた三宅が「ありがとう、ありがとう。」と突然お礼を告げます。

「なんで?」と不思議そうな表情をする尚に松本は「頑張れ。」と告げるのでした。

その時松本の院内ピッチに連絡が入ったため、松本は慌てて憲次の病室へ行きます。

担当医は「血圧が下がってきていますが、ご本人の希望で延命治療は行っていません。」と告げます。

話すことも満足にできなくなっている憲次に松本は「おじさん、自分にできることはもう、なにもないって言ってたけど、そんなことないよ。濱田先生はさ、おじさんといると、弱音吐いて、優しく笑うんだ。三宅先生はふだん張りつめてるのに、おじさんといるとホッっとするって。みんなおじさんといると楽しいって。みんなおじさんがいるだけで救われてるんだ。」と伝えます。

続けて「俺は何もできなかった。救えなかった。せっかく…、医者になったのに。坊さんになったのに。」と松本が訴えると、あやが「照くん、お父さん救われてるよ。照くんがいるから、お父さん楽しみだって」と伝えるのでした。

その時、病院中にスタットコールが鳴り響き、多重事故が発生し、多数の患者を収容する予定という放送が流れたのです。

そのコールを聞いた松本は「おじさん、行ってくるから。」と告げ、処置に向かうのでした。

松本が腹腔内の大量出血患者の治療にあたり、吉田が心外へ連絡しようとすると「心タンポナーデってこの患者?」と言いながら濱田がやってきて、松本と共に治療を開始したのです。

その時の2人の会話で、松本がかつて道端で倒れていた人をめぐり、濱田を突き飛ばしたことを覚えていたことが判明したのでした。

やがて濱田が処置を終えるといきなり「では、田中先生、腹部閉じてください。」と告げ松本に早く憲次の元へ戻るように告げるのです。

すると三宅も田中の手伝いに入ったため、松本は急いで憲次の病室へ戻ると既に憲次は眠ったまま旅立ったあとでした。

その時、松本はあやから憲次の人生会議ノートを手渡されるのです。

そこには憲次の希望が記されており、最後には「追記、見送り方。 照くんが念仏を唱えてくれるのが楽しみだ。」とあったため、松本は涙ながらに念仏を唱えるのでした。

一方、研修医の田中が克友会病院グループの理事長の息子だということを知った濱田は、田中を心外に勧誘し、あらためて五年後の小児ハートセンター設立を目指すのでした。

そして、松本が病室でお経を唱えてしまった件で玉井が澁沢理事長に詫びを入れると、理事長は玉井を来月副院長に昇進させると告げるのです。

そんな中いつも通り、あおば台病院のホットラインが鳴り、建設現場で倒壊事故の発生と負傷者が3名搬送されるという連絡が入るのです。

連絡を受けた松本は、僧衣にタスキをかけていつものように救急患者の治療にあたるのでした。

4,『病室で念仏を唱えないでください』10話・最終話まとめ・感想

今回で最終回でしたが、結局最後の最後まで松本は悟れないままでしたが、そんな松本の方が人間味があり、最後まで楽しませてもらいました。

そんな松本でしたが、憲次の死を目の前にして、友人として接することができず、医師としてか、僧侶としてしか接することができずにいました。

そんな松本に放った濱田の「僕は、宮寺さんと松本先生は、友達だと聞いていたんですが。」というセリフが見ているこちら側にもかなり突き刺さりました。

結局何一つ悟れない松本が、涙を流しながら歩いているシーンの三宅とのやり取りも感動しましたし、尚の母・敦子が目覚めてから、松本が尚に語った「一日永らえた命がつくる未来が今日よりよくなって欲しいって期待してる。欲深い煩悩の塊だ。」と語りかけるシーンもすごくよかったですね。

そんな人間味あふれる松本ですが、ある意味「自分は人の命を救いたいという欲の塊だ」ということを今回はっきりと自覚し、ある種の悟りを開いたのかも知れません。

また入院中の憲次の元へは医師から看護師まで次々と人々が寄って来たエピソードから見て取れる通り、憲次は本当に素晴らしい人なんだろうなと感じさせられました。

一方、過去に道端で倒れている患者を診ようとしていた時、松本に突き飛ばされたことを根に持っていた濱田ですが、実はそのことを松本も覚えていたことには驚きました。

それでも見ていてなんだか肩の荷がおりたような気分になりました。

最終回の視聴率はまだわかりませんが、全体的に視聴率は芳しくないようです。しかし、ドラマの内容としては、視聴率以上に面白かったですし、松本先生を演じた伊藤英明さんも、役にピッタリでした。

特に後半になってから、医師と仏教がストーリー上で上手くなじんできて、毎回毎回深く考えさせられると共に、毎回感動もさせられました。

原作もそうですが、おそらく救えない命も多く登場したため、そのことに拒絶を示した層もいたからではないでしょうか?

しかし、救えない命があることで、より松本の医師として、そして僧侶としての苦悩が上手く描かれ、それがこの作品の面白さになっていると感じます。

この『病室で念仏を唱えないでください』も今回で終了となり、2020年4月期のこの枠は、2018年1月期に大人気となった「アンナチュラル」チームの脚本家・野木亜紀子さん、プロデューサー・新井順子さん、監督・塚原あゆ子さん、音楽・得田真裕さんと「アンナチュラル」同様、主題歌を歌うのが米津玄師さんと、「アンナチュラル」同様の人気ドラマとなることが期待されるMIU404(ミュウ ヨンマルヨン)がスタートします。

コウノドリコンビの綾野剛さんと星野源さんのダブル主演ということですので、今からスタートが楽しみです。

6,『病室で念仏を唱えないでください』見逃し動画配信サービス

『病室で念仏を唱えないでください』の見逃し配信はParaviでどうぞ。

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