引用:Netflix
2度目の「GAME」を経験したことで、「GAME」上でのトランプのマークが意味するものと共に、鬼たちもまたゲームの参加者と同様、生き残りを掛けた人間であったことを知ったアリスとカルベ。
そんな中、今日でビザが切れるチョータとシブキの生き残りをかけて、4人で挑む次の「GAME」は4人の理解を超えたものだった。
ここでは、『今際の国のアリス』3話あらすじネタバレ、感想などを紹介していきます。
2話あらすじネタバレ感想はこちら

『今際の国のアリス』3話あらすじ
「♠5」のゲームを生き残ったアリスとカルベ。アリスは鬼だった女性を殺してしまったことを悔やみ部屋から出てきたウサギにその思いを口にする。
そんな中、チシヤは絶命した鬼のポケットから、不思議な記号にもマークにも見える絵が描かれているメモを発見した。
生き残ったカルベとアリスはチョータとシブキの元へと戻る。ゲームの最後に聞いた「ビーチ」の事をみんなに伝えるカルベ。
「ビーチ」へ行くとカルベは言うが、シブキとチョータのビザは今日で切れてしまうため、今夜のゲームを終えてからビーチを目指すことにする。
その日の夜、新宿区立自然植物園で開催される「GAME」に参加した4人がスマホを手にすると、ゴーグルを装着するように指示される。
参加者はアリスたち4人だけとなり、ゲームの難易度が発表される。
そのゲームとは、一番やっかいな、人の心を弄ぶ裏切りのゲーム「♥7」の「かくれんぼ」であるということを知るのだ。
『今際の国のアリス』登場人物・キャスト
有栖良平(アリス) … 山崎賢人
宇佐木柚葉(ウサギ) / 土屋太鳳
勢川張太(チョータ) … 森永悠希
苅部大吉(カルベ) … 町田啓太
紫吹小織(シブキ) … 水崎綾女
苣屋駿太郎(チシヤ) … 村上虹郎
弾間剛(ボーシヤ) … 金子ノブアキ
安梨鶴奈(アン) … 三吉彩花
加納未来(ミラ) … 仲里依紗
水鶏光 (クイナ)… 朝比奈彩
九頭龍彗(クズリュー) … 阿部力
竜田康大(タツタ) … 渡辺佑太朗
粟国杜園(アグニ) … 青柳翔
韮木傑 (ニラギ)… 桜田通
佐村隆寅(ラスボス) … 栁俊太郎
九条朝陽(アサヒ) … 吉田美月喜
井上萌々花(モモカ) … 矢崎希菜
登場人物の詳細については以下からどうぞ。

『今際の国のアリス』3話ネタバレあらすじ
アナウンスにより「GAME」のルールが発表される。まず1人が狼となり、残りの3人が羊となる。狼に見つかった人が次の狼となるというものだ。
アナウンスは、オオカミに見つからないように上手に隠れましょうと4人に告げる。
その後クリア条件が発表されると、4人は戸惑いを見せる。
なんとゲームクリアできるのは、最後まで狼だった人だけだというのだ。
最初の狼はチョータだったが、視線が合うと狼は次々と移動していく。
シブキは自分が狼になると、そのまま植物園の中を逃走したため、カルベが追いかけていく。
やがてシブキを捕まえたカルベが狼になるが、次にカルベとアリスの視線が合ってしまっため、アリスが狼に。
どう攻略するかみんなで協力して考えようと説得するアリスだったが、シブキがナタを手にしたため逃げるアリス。
やがてアリスを、カルベとシブキが挟み撃ちにし追い詰める。その時チョータが突然現れ、シブキに体当たりし抑え込んで動けないようにしたため、再び逃げるアリス。
傷が悪化する中、アリスを追うカルベは、アリスに「お前が負け組のままでいるなら、狼の権利を俺にくれ。」となじる。
その声を聞いたチョータは、親友のアリスとカルベに「俺は誰が生き残ってくれてもいい。でもこんな終わり方だけは絶対嫌だよ。」と泣きながら訴える。
その時アリスは、自分がつらかった時でも、2人がずっと支えてくれて、いつでもどんな時でも3人がずっと親友だったことを思い出し涙を流す。
どうしても全員が助かる道を見つけることができないアリスは、親友である2人のどちらかに生き残ってもらおうと、ゲームを降りると宣言し2人を探すが、覚悟を決めたカルベとチョータは身を潜めて現れない。
観念したシブキを抱きしめてチョータはシブキに謝る。
泣きながらカルベとチョータを探すアリス。制限時間は刻一刻と迫ってくる。残り時間が間もなくなくなる頃、カルベが視線を外したまま姿を見せる。
カルベがアリスに「アリス…、ありがとうな」と告げると、制限時間となり、アリスの目の前でカルベの首のリングが爆発し絶命する。
アリスは泣き叫びながらその場に座り込むのだった。
『今際の国のアリス』3話 感想
人の心を弄ぶ、一番やっかいなゲームだという「♥」のゲームって、思っていた以上にスゴくエグいゲーム…
特に今回のかくれんぼは、狼となった一人が犠牲になるのではなく、狼以外の人が犠牲になり、生き残ることができるのはたった1人だけだとなれば、一体どうするのが正解なのか全く見当もつきません。
ゲームがスタートし、お互い疑心暗鬼になる中、チョータだけはずっと冷静でいることができましたが、きっとチョータ自身、足を大やけどした時にこんな日が来ることを覚悟していたんでしょうね。
そしてチョータが関係を持ったシブキを押さえつけて動けなくしたのは、きっとチョータにとっては、3人の友情がなによりもかけがえのないもので、友情を大切に抱えたまま死にたいという思いを、シブキに邪魔されたくなかったからかもしれません。
もちろん3人の友情が何よりも大切だという思いはアリスも一緒で、自宅で惨めな思いをしていた時に救ってくれたカルベとチョータは、誰よりもかけがえのない人たちだったということが見て取れます。
だからこそ、アリスも自分がゲームを降りることを決めたのでしょう。
しかしアリスが降りることを告げても、先に書いた通り、チョータは既に覚悟を決めていたため、羊として上手に身を隠していました。
また、生き残るためにアリスに罵声を浴びせかけたカルベも、チョータの言葉により3人の友情と共に、好きだった人に言われた「あなたは本当は優しい人」という言葉も思い出し、チョータ同様隠れることにしたのでしょう。
思うに、2人がアリスに生きることを譲ったのには、「3人の友情を大切にしたまま、死んでいきたい」という思いもあったのだろうけど、冷静に自分たちを分析した結果、自分が生き残ったとしても、この先のゲームで生き残れる可能性が低い事を感じ取ったのではないでしょうか。
チョータもカルベも、アリスだったらこの先自分たちよりも、ずっと生き残ることができると信じ、自分たちの思いをアリスに託したんだと思います。
また、絶対に生き残りたいとあがいていたシブキにしても、最初はあがいていたものの、ショータに捕まったことと、3人の友情に心打たれたこと以外にも、「♥」のこんなエグいゲームに出会ってしまったことで、再び「♥」のゲームに出会ったら生き残れないことを悟ったのかもしれません。
「♥7」の攻略法?
ただこんな風に、絶対一人しか生き残れないように見えるゲームでも、もしかしたら全員で協力し合ったら、どこかに全員が生き残る道があったかもしれません。
今回はみんなが疑心暗鬼になってしまったため、アリス一人でゴーグルや首輪を外そうとしていましたが、入り口に色々な道具や工具があったので、みんなで協力してあの工具類を使ったら、ゴーグルや首輪を外すことができて、みんなが助かった可能性も否定できないと思います。
さらにルールに、首輪を壊してはいけないという項目がなかったことからも、壊すことについての罰則はなかったんだろうと想定できます。
外してしまえば、羊の首輪が爆発しても生き残ることはできたと思いますが、たった一つ問題が…
ゲームクリアできるのは狼のみというルールなので、ビザを獲得できるのは1人だけってことになります。
そうなると、シブキがチョータのいずれかは、このゲーム終了時に必ずビザ切れで殺されるってことになります。
よって、アリスとカルベは首輪を切って、シブキかチョータのどちらかが狼で終わると、今回のゲームで最大3人は生き残れるってことになるんじゃないかなと思われます。
もしかしたら、アリスとカルベが首輪を外した後、シブキとチョータが時間切れまで、お互いを必死で見つめ合い続けたら、どちらが狼か判別がつかず互い狼になるという可能性も考えられます。
いずれにしろ、これらは仮定の話で、結局物語では、そういった手段を取ることはなく、アリスを残して全員死亡してしまったワケですけど…
さて、今回親友を失ってしまったことで、心に大きな傷を負ったアリスですが、この先もまだまだ試練は続くことでしょう。
はたしてアリスはこの先、このような試練を乗り越えていくことができるのでしょうか?
4話あらすじ、感想ネタバレ含むはこちら

全話あらすじ、感想ネタバレ含む記事はこちら。

『今際の国のアリス』動画配信サイト
『今際の国のアリス』はNetflixで配信されています。
※配信内容などについてはサイトを確認ください。
コメント