桃子と横断歩道を渡る真人が、車の中にいる一人の女性に目をやると、真人と目があったその女性は車から降りてくる。
真人と桃子の2人の前に立ち止まったその女性は、真人の前の彼女・武部香里だった。
ここでは『姉ちゃんの恋人』8話登場人物・キャストやあらすじ・感想などを紹介していきます。

『姉ちゃんの恋人』8話あらすじ
桃子(有村架純)とのデート中に、偶然、元恋人の香里(小林涼子)と再会した真人(林遣都)。突然のことに言葉を失う2人を見た桃子は、目の前の女性こそが、真人が服役するきっかけになった人だと瞬時に悟る。
話をしたいという香里の申し出に、真人は一瞬戸惑いを見せるものの、それを受け入れ、桃子にそばにいてほしいと頼む。
内心動揺しながらも、決してそれを表に出さないよう心掛けながら、真人は過去を乗り越えるため、“幸せ”について自分の思いを語り始める。
一方、悟志(藤木直人)に抱きしめられた日南子(小池栄子)は、悟志が自分のことをどう思っているのか本心が分からず、困惑していた。
そんななか、桃子から悟志に関する「ある情報」を聞かされ、ショックを受け、不安を募らせる。
引用:https://www.ktv.jp/anekoi/#story
『姉ちゃんの恋人』登場人物・キャスト・スタッフ
安達桃子 / 有村架純
吉岡真人 / 林遣都
吉岡貴子 / 和久井映見
安達和輝 / 髙橋海人(King & Prince)
安達優輝 / 日向亘
安達朝輝 / 南出凌嘉
高田悟志 / 藤木直人
市原日南子 / 小池栄子
岸本沙織 / 紺野まひる
原田福代 / 阿南敦子
武内省吾 / 那須雄登(美 少年/ジャニーズJr.)
臼井 / スミマサノリ
山辺新之助 / 井阪郁巳
浜野みゆき / 奈緒
川上菊雄 / 光石研
中野藤吉 / やついいちろう(エレキコミック)
警備員 / 西川瑞
脚 本:岡田惠和
音 楽:眞鍋昭大
主 題 歌:Mr.Children「Brand new planet」(TOY’S FACTORY)
プロデューサー:岡光寛子、白石裕菜、平部隆明
演 出:三宅喜重、本橋圭太、宝来忠昭
制 作 協 力:ホリプロ
制 作 著 作:カンテレ
『姉ちゃんの恋人』8話ネタバレ
カフェに入り、桃子と真人の前に座った香里は真人に話を切り出す。
「私、謝らないと。あの時、私…。」
そう告げる香里の言葉を遮り、真人は話し始める。
「やめようそれ。っていうか、やめてください、謝るのなんて。お願いします。」
「今、幸せ?あっ、結婚してるとかそういうことを聞きたいわけじゃないんだ。」
「そういうことじゃなく、幸せなのかなって。幸せでいてくれないとって思うんだ。」
「どうして?だって許せないでしょ。私のこと。」
「君が幸せでいてくれないと、俺が耐えたことが無駄になってしまう。」
「だって、あの日、俺、約束したよね。必ず君を守るって。」
「俺、君を守れたんだって思いたいんだ。そうであってほしいし幸せでいて欲しい。」
「うまくいかないことがあっても、幸せになることから逃げないでくれ。」
「そうすれば、俺は君を守れたことになるから。お願いします。」
「あの、ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとう。」
「幸せに…、なろうと思います。」
「君は悪くないから、何も悪くないから。俺は幸せ。今ものすごく幸せなんだ。」
「全てのことが彼女に出会ううためだったって思えるんだ。それくらい幸せなんだ。」
その時、窓の外では香里の車が駐車違反になりそうだったため、慌てて香里は「ごめんなさい、じゃあ、あの、じゃあ。」と告げ、車へ戻って行くのだった。
その後桃子は真人に「でもなー、キレイな人だったな。」と告げると、真人はちょっと照れたような顔をしてごまかそうとする。
そんな真人の腕を桃子は思いっきりつねるのだった。
レイアウト改装計画会議
一方、桃子たちが働くホームセンターでは2021年ニューイヤーレイアウト改装計画の企画会議が開かれていた。
その席で、真人が提案した大きな地球儀に飾られた2021年の文字の中に、様々な国の言葉で新年おめでとうなどを書いてディスプレイするという案が採用された。
日南子は真人に、「嬉しいけど、その嬉しさをどう表現したらいいかという気持ちがだだ洩れしている」と告げる。
桃子は「いい会社ですよね。だって、こんな風に提案聞いてくれるなんてね。」という。
すると日南子が「3年ぐらい前からかな、変わったよね、いろいろ。」と言い「これまで人の意見、あんまり聞かなかったけど、ある日急に、お客様の声掲示板が必要だと思いますってメール送ったら、そうだねそうしましょう。進めてくださいって返事が来た。」と伝える。
そして「それからかな?何か変わったの。」と言葉にするのだった。
その後職場に戻った真人に、悟志が「で、どうよニューイヤー計画?」と尋ねると「良い感じっすね。」と伝える。
すると悟志は突然真人をくすぐり始めて、2人でじゃれ合う。そんな2人に日南子と桃子はお疲れ様と声を掛け帰って行く。
悟志の異動に驚く日南子
その帰り道に、日南子は桃子から悟志が職場を変わることを聞かされ、驚く。
がっくりと肩を落として、帰っていく日南子を見ていられない桃子は「やっぱりもう少し一緒にいたいんですけど、いいですか?」と2人でカフェへ行く。
日南子は「前にも同じことあってさ。付き合ってた人がいて、急に知り合いから転職するって聞いて、全然知らなくて、けっこうショックで。」と話す。
そして「でも、何か意味があるんだなと思って、話してくれるのを待とうと思ったんだけど、待てなくて、転職すんだってねって言っちゃったの。」と続ける。
更に「そしたら、ちょっと落ち着いたら話そうと思ってたと言われて、待ってたけど、連絡はなし…。で……、結婚したらしい。へへっ、ちょっとトラウマ。」と伝える。
そんな日南子に桃子は「悟志さんはそんな風に見えないっていうか。」と慰めるが、日南子に「その人も、そんな風には見えなかった。」と返される。
ため息をつき「参ったな。」という日南子は「聞いてくれる仲間がいるのはいいね。」と口にするのだ。
その頃悟志は真人に仕事が24日までだと伝えていた。そして「えっ、で、どこ行くんですか?」と尋ねる真人に「今は聞くな、そのうちわかる。」と悟志は告げる。
真人が働き始めた時の出来事
真人がT’sクラフト&ホームズで働き始めた頃、悟志が「よろしくな、真人。」と声を掛け、その後も何かと面倒を見て、休憩の時も声を掛けてくれて、みんなと打ち解けられるように気を使ってくれていた。
真人がフォークリフトを見ていた時も、フォークリフトの免許を取ろうとしていた時も、試験前日にも悟志が常に気にかけてくれていた。
ある日「あの、悟志さん、あの俺のその…。」と真人が言い淀むと悟志は「どこにいたのかは知ってるよ。知ってるのは、俺だけ。ふっ、心配するなって、俺がちゃんと守る…。一目見て、お前のこと信用できるって思ったからな。」と伝える。
フォークリフトの免許を取ったあとの真人も優しく見守ってくれて、一緒に喜んでくれていたのだ。
みゆきと和輝
その翌日、みゆきに呼び出された和輝に「ごめん呼び出して。」と謝るみゆき。
みゆきは「クリスマスプレゼント何がいい?」と尋ね「大学生何欲しいのかな?わかんない。」と告げる。
そんなみゆきに和輝は「うーーん、みゆきさんかな。」と告げると、みゆきは和輝の頭に「とぉー」と言いながら空手チョップを放つ。
そして「どんなふうに見えてんのかなぁ、私たち。姉弟かな?」と話すみゆきに「またそんなこと言ってるよ。」と和輝。
そしてみゆきの頭を抱き寄せ「これで恋人に見えるでしょ?」と和輝はみゆきに伝えるのだった。
いつものコンビニ脇の桃子とみゆき
その後、いつものコンビニ横で待ち合わせし、やってきたみゆきに桃子が義姉貴ぶる。
「仕事どう?探してる?」と尋ねる桃子に、みゆきは「ハローワークもね、行ってる。」と告げる。
「でもさ、今まで幸せだったんだなって思うよ。私なんて、誰にも求められてないんだなって泣きたくなる。」
「でもさ、ちょっとお姉さまには言いにくいんですけど。そんな時に和輝が現れてくれて、神様いるんだって思うよ。マジで。私にとってはね、天使だよ。」
そんなみゆきに桃子は「明日、真人さんのお母さんと会う。緊張する。いい人だっていうのは分かってるんだけど、やっぱり緊張する。」と伝えるのだ。
桃子に夫のことを話す貴子
翌日、桃子は真人の母・貴子と2人で真人の出勤を見送る。
その後2人で真人の小さかったころのアルバムを可愛いと言いながら見る。
やがて、父親と一緒に写っている写真を見た桃子はさりげなく写真から目をそらす。
その様子を見逃さなかった貴子は、桃子に告げる。
「起きてしまったことをね、なかったことにしたりとか、聞かない方がいいだろうとか、そういうんじゃない風に、なれたらうれしいな。」
「あなたには、負担になることなのかも知れないけど。」
桃子が「ううん、大丈夫です、私は。知りたいです、ちゃんと。」と答えると貴子は言葉を続ける。
「ありがとう。あっ…、主人ね、そこに写ってる。真人が服役してるとき、自分で死んだの。」
「私もだけど、主人も教師やってて。で、仕事辞めてね。」
「一部で、事件起こした人の親が、教師なんてやってていいのかって手紙来たり。」
「で、辞めたの2人で。」
「みんな、それに耐えられなくて自殺したんだろうって。」
「違うの、私にはわかる。そんなこと我慢できない人じゃ全然ないの。」
「参ったって言ってた。真人知ったらつらくて申し訳なくて、謝るんだろうなって。」
「自分のせいでごめんって。息子から謝られるのやだなって。」
「その気持ちから逃げたくなってしまって、ふっと。で、逃げた。」
「私は全然責める気にならない。ただ、ちょっとばかだねって思ってる。」
「そこを選ばなければ、さっきみたいに幸せで、困ったような顔をする真人みれたのに。」
安達家クリスマスパーティー当日の不幸
12月20日、安達家のクリスマスパーティー当日、みゆきは和輝の彼女として、桃子の点数稼ぎのため、早めに安達家を訪れる。
その頃、桃子は真人と買ったプレゼントの中身を聞き合いながら仲良く川沿いの道を歩いていた。
その時、桃子が道沿いの階段に足を出して座っていた、ガラの悪い若者の足に気付かずに蹴ってしまった。
若者たちは「いってえ、どこ見て歩いてんだよ。なんだよ、その目、おい。」とイチャモンをつけてくる。
真人は一瞬過去の事件のフラッシュバックを起こすが、すぐに桃子の前に立ち「すいません。すいませんでした。ごめんなさい。」と若者の前に立って謝り、立ち去ろうとする。
若者たちは2人を追いかけ「待てよ、おい。」と言い真人に掴みかかり殴る。
桃子にも手を出そうとする若者に「あの、俺なら、いくらでも殴ってもらっていいんで、でも、この人はやめてください。お願いします。大切な人なんです。」と大声で訴える。
真人は桃子の前に立ちふさがり、若者たちの暴行から必死で桃子を守り続け、ひたすら殴られ続けた。
和輝のナレーション《この世界は、愛だけで成り立っているわけじゃないし、良い人だけしかいないわけじゃない。一歩道を曲がれば、そこには得体の知れない悪意とか暴力とかあって。それはきっとなくなることはなくて。》
真人は桃子に「大丈夫?」と尋ねると桃子は「うん、大丈夫。」と答える。
「良かった。」と言いながら2人はきつく抱き合う。
和輝のナレーション《僕らにできることは、誰かにしっかり捕まって、誰かとしっかり手をつないで、自分たちを守るしかないんだ。でないと不幸への落とし穴はそこら中にある。でも、大切な人、守るべき人が1人増えれば、その分世界はいい方向に向かう。そういうことだよね。》
その後真人は痛い身体を引きずり、桃子に傷をファンデーションで隠してもらいながら、家へ向かう。
和輝のナレーション《僕らはどんな嫌なことだって、楽しいことに変えてしまえる力を持ってるんだ。それを、強いっていうんだ。そうだよね、姉ちゃん。》
真人は桃子の手を取り、2人は手をつないで家への道を歩き続けるのだ。
配送センターで悟志を見ていた日南子
その頃日南子は、配送センターへ行き、こっそり悟志を見ていた。
その時一台のフォークリフトが、バックをしながら悟志へと向かって走って来た。
疲れから、目を押さえている悟志は、自分の方へフォークリフトが向かってきているのに気付かないでいた。
フォークリフトの運転手も気付かずにいて、もう少しで悟志にぶつかりそうになった時に、警備員が悟志に大きな声で何かを叫ぶ。
その様子をずっと見ていた日南子は、悟志に目をやり、やがて寂しそうな顔になり、その場を立ち去ってしまったのだ。
その頃、桃子と真人は手をつないだまま、ようやく安達家にたどり着いたのだ。、
『姉ちゃんの恋人』8話まとめ・感想
いくらなんでも、逮捕された時と似たような状況で、ボコボコにされるなんて、あまりにも出来すぎてるし、桃子の家の近くは日本じゃないどこか治安の悪い国なんだろうか?
桃子を守れたことで、真人は笑って家へ帰って行ったけど、あんな危ないヤツらを野放しにしておいては、他の人にも危害を加える恐れがあるから、ちゃんと警察呼んで被害届を出して欲しいもんです。
まあでも、真人は身体中痛いだろうけど、とりあえずは家に帰り着いて、無事にクリスマスパーティーを開くことができたようなので、ドラマ的にはなによりだろうね。
今回の8話は最終回直前ということからか、真人と元カノの関係に決着がつき、真人の父親の自殺の内容も描き、桃子を守り切ったことで真人はトラウマからも乗り越えることができた。と盛りだくさんな内容だったし、みゆきと和輝の関係が一歩前に進んでいく様子も描いてあって、納得の内容でしたね。
そして冒頭の真人と元カノのやりとりは、今回の物語でかなりインパクトがあったエピソードの一つでした。
何と言っても、その時の真人役の林遣都さんの演技はホントに素晴らしく、やはり真人役は林さんしかいないなと思わされる演技力でした。
ただ、気のせいかもしれませんが、回想シーンは藤木さんが色々とアドリブをかましてたような気がして。
林さんが「高田さん」って呼んだ時、藤木さんが「誰だっけ、高田さんって、高田さーん。」って言っていたけど、入ったばかりの真人が「高田さん」って呼んでも不自然じゃないと思うんだけど…
もしかしたら元の林さんのセリフが「悟志さん」だったから、藤木さんが茶化して「誰だっけ?高田さんって」って言ったけど、キャラにハマって自然な感じになったから、そのままカットなしでやり切っちゃったんじゃないかな?と…考えすぎ??
そして今回の、悟志がフォークリフトに轢かれそうになったラストシーンだけど、声はなかったものの、日南子の前で警備員が叫んだあの口の形「社長ー」でしたよね。
その叫びを日南子が聞いちゃったから、黙って去って行ったんでしょうね。
まあ、悟志が社長だとなったら、日南子からしたら、この恋はダメだなと思ってしまうのも分からないでもないですね。
早くも次回、最終回ですが、まあ桃子と真人はこれ以上マイナス要因はないだろうから、安心して見れると思いますが、残りの2組がどうなっていくのか、最終回を待ちたいと思います。
9話感想ネタバレはこちら

全話ネタバレあらすじ感想はこちらから

『姉ちゃんの恋人』7話予告・あらすじ
安達家でクリスマスパーティーが開かれるその日、桃子(有村架純)を守り抜いた真人(林遣都)は、笑顔で安達家の門をくぐる。家では、和輝(髙橋海人)、優輝(日向亘)、朝輝(南出凌嘉)に加え、みゆき(奈緒)も2人の帰りを待っていた、温かく迎えられ、クリスマスの飾りに彩られた部屋で、家族のぬくもりと幸せな空気に包まれた真人は胸を熱くする。世帯主として桃子による乾杯のあいさつを皮切りに始まったパーティーでは、安達家の恒例行事として、全員が一人ずつ「あること」を発表することに…。
その頃、悟志(藤木直人)の秘密を偶然知ってしまった日南子(小池栄子)は、大きなショックを受けていた。そんななか、ホームセンターではクリスマスイブの閉店後、社員や家族、友人たちを招き、簡単なクリスマスパーティーを開くことが従業員たちに知らされる。
迎えたクリスマスイブ。それぞれの恋心と家族愛と友情が組み合わさり、ハロウィーンから始まった幸せの連鎖の先に待ち受ける結末とは?
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