朝顔が祖父・浩之の家で見つけた、里子と刺しゅうされたハンカチにくるまれていたのは、人の歯だった。浩之はその歯を里子だと話す。
その頃自宅に残された桑原は、聖奈という女性と会う約束を取り付けていたのだ。
ここでは『監察医 朝顔2』5話のネタバレあらすじ感想などを紹介していきます。
4話あらすじ・ネタバレ感想はこちらから

『監察医 朝顔2』5話・あらすじ
朝顔(上野樹里)は、娘のつぐみ(加藤柚凪)を連れて、祖父・浩之(柄本明)が暮らす仙ノ浦を訪れていた。
そんな朝顔のもとへ、ある遺体を解剖すべきかどうか判断してほしいという連絡が入る。
朝顔が現場へ向かうと、何故かそこには丸屋(杉本哲太)の姿があり、岩手県警のベテラン刑事・佐山(才勝)ともめていた。
自宅で遺体となって発見されたのは71歳の甲田雅子。
8年前に脳梗塞で倒れてから寝たきりだったという。
第一発見者はずっとひとりで雅子の介護をしてきた娘の奈々子(池津祥子)だった。
佐山は、幼いころから知っている奈々子のことを疑うような丸屋の言葉に反発し、解剖に反対する。
だが、遺体は死後二日ほど経過しているにもかかわらず、奈々子が通報してきたのは今朝だという。
朝顔は、解剖を行うべきだと丸屋たちに進言する。
同じころ、興雲大学法医学教室では、藤堂(板尾創路)や光子(志田未来)らが、就寝中に強風で飛ばされてきた看板が窓ガラスを突き破り、割れたガラスが刺さって死亡したと思われる宍戸慶介の解剖を行っていた。
宍戸は、右太腿に刺さったガラスを自分で引き抜いたことが原因で、失血死したと考えられた。
だが平(時任三郎)は、宍戸の胸の傷が気になり、本当に事故かどうかもう一度現場を調べることにする。
北上医大で雅子の解剖を行うことになった朝顔は、光子と絵美(平岩紙)に協力を求め、現地に来てもらう。
一方、桑原(風間俊介)は、カフェで田村聖奈(中村里帆)という女性と会っていて……。
引用:https://www.fujitv.co.jp/asagao2/story/story05.html
『監察医 朝顔2』登場人物・キャスト
万木朝顔 … 上野樹里
万木平 … 時任三郎
桑原真也 … 風間俊介
桑原つぐみ … 加藤柚凪
嶋田浩之 … 柄本明
万木里子 … 石田ひかり
夏目茶子 … 山口智子
藤堂雅史 … 板尾創路
藤堂絵美 … 平岩紙
安岡光子 … 志田未来
高橋涼介 … 中尾明慶
熊田祥太 … 田川隼嗣
奥寺美幸 … 大竹しのぶ
山倉伸彦 … 戸次重幸
桑原忍 … ともさかりえ
愛川江梨花 … 坂ノ上茜
森本琢磨 … 森本慎太郎(SixTONES)
岡島浩司 … 斉藤陽一郎
丸屋大作 … 杉本哲太
伊東純 … 三宅弘城
沖田宗徳 … 藤原季節
渡辺英子 … 宮本茉由
若林 … 大谷亮平
登場人物の詳細は以下を参照。

5話ゲスト
甲田奈々子 / 池津祥子
自宅で遺体で発見された甲田雅子の娘。8年前からずっと母親・雅子の介護をしてきた。
佐山刑事 / 才勝
岩手県警のベテラン刑事。昔から甲田雅子・奈々子の母娘を知っているため、奈々子を犯人扱いする丸屋に反発し、解剖に反対する。
田村聖奈 / 中村里帆
桑原と怪しい連絡を取り合っていた女性。桑原とカフェで会っていた。
馬場医師 / 野添義弘
北上医大の解剖医
『監察医 朝顔2』5話・ネタバレ
奈々子の通報が二日後だったことに疑念を抱いた丸屋は、なぜ家を一日空けたのかを訪ねる。
奈々子は、母に出ていけといわれたからだと告げ、その日は一日、ネットカフェへ行っていたと話す。
誰かに連絡はしなかったのかと聞かれた奈々子は、ケアマネ―ジャーにメールし「あたしは、もう見ないんで。」と伝えたというが、ケアマネージャーはメールは来ていないという。
更に、奈々子が家を飛び出す際に「殺してやる」と叫んでいたといい、本人もそれを認めたのだ。
その後、朝顔は平に電話し「これから解剖だから明日帰る」と告げると、平は朝顔に辞職願を出してきたことを話した。
朝顔は「じゃあ、事件終わったら、色々準備しなきゃね。」と伝えるのだった。
甲田雅子の解剖
その後、北上医大にやってきた光子と絵美を助手に、甲田雅子の解剖を始める朝顔たち。
朝顔は、いつものように「教えてください、お願いします。」と告げ、外表所見からスタートさせる。
朝顔たちは、まず頬についた黒い付着物、口の中にできていた口内炎などに注目する。
その後臓器を調べ始め、胃を摘出すると、胃の中から30錠ほどの睡眠薬が発見されたのだ。
寝たきりの雅子が、一度に30錠ほどの睡眠薬を入手するのは困難だと丸屋は告げ、奈々子の雅子殺害容疑がますます深まって行ったのだ。
男性はナイフで刺されていた
その頃、興雲大学法医学教室に一人残された藤堂は、平の強い訴えにより殺人の可能性を調査するため、野毛山署強硬犯係と共に割れたガラスをすべて集め、窓枠の形に戻し終えていた。
その後、どの傷がどのガラス片かをそれぞれ照合していく藤堂たち。
結果、胸の傷と一致するガラスはなかった。
そこへやって来た伊東と平に、胸に傷に一致するガラスがないと話すと、平は被害者宅から持ってきたナイフを手に「これはどうですか?」と尋ねる。
傷のサイズや形状から、胸の傷はナイフでつけられたものであることが分かった。
その後傷の順番を調べた高橋の検査で、一番最初につけられた傷はナイフのものであることが分かり、まず被害者は、ナイフで刺された後気絶したものと考えられた。
そこに、強風で飛んで来た看板により部屋のガラスが割れ、ガラスを浴びた被害者はその痛みで目が覚め、その時太ももに刺さったガラスを抜いたため、大腿動脈から出血し、失血死したと推測できたのだ。
胸の刺し傷が、命を奪うきっかけとなったことが判明したことで、忍はそのことを、山倉係長に連絡するのだった。
母・雅子が死亡した真相
その頃北上医大に呼び出された奈々子に、朝顔は「おかあさんが、どうしてお亡くなりになったのか、分かりました。お母さんは、睡眠薬の過剰摂取により、中毒死されたんです。」と告げる。
「薬物を飲ませたのは、誰ですか?」とキツイ口調で尋ねる丸屋。
すると朝顔は「誰でもありません。雅子さんは、自ら薬を飲んで、命を絶たれたんです。飲んだフリをして、こっそり溜めていたようなんです。」と口にする。
「ありえない、私、薬を飲むまで、横で見てたから。」と訴える奈々子に、絵美は雅子の口内炎から睡眠薬の欠片が発見されたと言い、飲んだフリして口の中に隠し、奈々子が見ていない間に吐き出していたのだろうと話す。
続けて光子が、雅子の首元からも同じ成分が見つかったことから、口から吐き出したあと、枕元に隠していたと伝える。
これらのことから雅子は自分で命を絶ったと判断したのだ。
「もっと早く死んでくれたら良かったのに。」と強がる奈々子に、朝顔は「奈々子さん、涙を流されましたよね。雅子さんの頬に付着した黒い点。成分を調べたらマスカラでした。今、あなたがされているような。」と話す。
奈々子は「泣くわけない。泣いたって、どうしようもないじゃない。」と涙ながらに訴えるのだった。
祖父・浩之が持っていた歯
家に戻って来た朝顔は、平と桑原に、祖父の浩之が持っていた歯のことを伝える。
浩之はその歯を「里子だ。俺はそう思ってる。」と言っていたと朝顔。
そしてその歯は、里子の手袋が見つかった近くで見つかったという。
「調べてみないと」と話す朝顔に、浩之は「調べたくない、もうこれでおしまいにしたい、自分が死ぬまで調べるの待って欲しい」とお願いされたことを2人に伝えたのだ。
平はおじいちゃんが嫌がることはしないといい、歯のことは調べないと朝顔に告げた。
慶介を刺した犯人と、丸屋が東北にいた理由
翌日、法医学教室では、歯科医の国家試験を受けるために、アルバイトを辞めていく熊田の送別会準備を、みんなで進めていた。
ナイフで刺されたあと、大量のガラスを浴びて亡くなった宍戸慶介の事件は、その後の捜査で交際相手が被害者の宍戸慶介を刺したことが分かった。
一方東北にいた丸屋は、自ら志願して研修に参加していたというのだ。
よっぽど伊東の下で働くのが嫌だったらしい。
桑原と聖奈
その頃桑原は、土砂降りの雨の中、聖奈を探し回っていた。
ずぶ濡れになって桑原の前に現れた聖奈に、桑原は「その銃を捨てなさい。」と警告し、銃を向ける。
「銃を捨てろ!」と叫びながら、桑原が引き金を引くと、「バンッ」という銃声と共に聖奈は静かに倒れてしまったのだ。
万木家に最大の危機が迫る。
『監察医 朝顔2』4話・感想、まとめ
今回は4つのストーリーが上手い具合に混ざり合い、かなり見ごたえのあった内容でした。
祖父・浩之が持っていた歯の秘密と、桑原の不倫疑惑。って、こっちはまだ継続中で別な方向へ進んじゃいましたけど。
また、本職の法医学の方でも、タイプの違う2種類の死をそれぞれ法医学の視点から解き明かしていく過程には関心させられました。
東北の遺体について
東北の方は、介護疲れしてきている娘と、その娘に対して申し訳なく思っていたであろう母親が起こした、一見自然死に見える自殺。
おそらく母親は用意周到に計画してきて、当日わざと大喧嘩して娘を追い出してから、大量に睡眠薬を飲んだんだろうね。
そんな母親の気持ちを察してか、「泣くわけない、泣いたってどうしようもないじゃない。」と涙ながらに話す娘と、そんな娘に迷惑をかけたくないと思っていたであろう、亡き母親の想いに涙を誘われました。
実際のところ、この事件に関しては解剖していないと、母・雅子が自殺だという事は分からなかったわけで…
結構、田舎で解剖が盛んじゃないところだと、実際にこういう事例や似た事例が存在するのかも知れませんね。
神奈川の遺体について
一方神奈川の事件は、一見事故死に見えたものの、実は刺されたことが原因で起こった死だったとは。
あれだけ多数あった傷の中に、まさか人為的につけられた傷があったとは思ってもいなかったけど、よく平さんは気付きましたね。
これぞ長年の刑事の勘というヤツですかねえ。
まあ亡くなった被害者からしたら、交際相手がもっとガラスから離れたところで刺してくれれば、死ななかったかもしれないのにって思った事だろう……って、ドラマだけど。
こちらの事件についても、あそこで平さんが疑念を抱かなければ、事故死で片付けられていた事件でしょうね…。
でもまあ、さすがに東北の事件と違い、こういう事件は中々お目にかかれないでしょうが。
祖父・浩之の気持ち
一方、祖父の浩之が持っていた歯だけど、実際は誰のものかは分からないにしても、残された立場からすると、なにかきっかけがないと踏ん切りがつきませんから、里子だと思いたい気持ちは、分からなくもないですね。
中には諦めずに、まだ生きていることを信じたいという方もいるかもしれませんが、10年ってかなり長いですからね…
色々な情報に一喜一憂して振り回されるのも気力を奪われるし、浩之自身、もし自分にお迎えが近いと感じているのであれば、色々と身の回りを整理しておく必要がありますから…
桑原と聖奈を考察
さて今回、一番気になる桑原ですが、ラストシーンから考察すると、おそらく聖奈はヤクザ?とか半グレ?とか、危ないヤツに狙われ、ストーカーされていたとかじゃないだろうか?
そのことを桑原に相談していて、怖くなって電話してきたり、桑原といる時は安全だし、身を守ってもらえるから嬉しいとか言っていたんじゃないかな?
ラストで聖奈が現れたシーンでは、おそらく聖奈の後ろの見えないところに犯人がいて、聖奈の後ろで銃を構えていたんだろう。
桑原は、その犯人に向けて「銃を捨てなさい」とか言っていたんだろうと…。
その後桑原が撃ったのは、犯人が聖奈を撃とうとしたから、桑原も犯人を狙って撃ったんじゃないだろうか。
そして聖奈が倒れたのは、その時後ろにいた犯人が、聖奈を撃ったってことだと考えられる。
まあ第1シーズンの時も、桑原が生き埋めになったと思わせといて、次の週には元気だったから、今回もそんな風に、次週で決着がつくんじゃないかな?……と思いたい。
6話ネタバレあらすじ感想はこちらから

全話あらすじ・ネタバレ感想は以下から。

『監察医 朝顔2』6話・予告あらすじ
朝顔(上野樹里)は、朝になっても帰宅せず、電話にも出ない桑原(風間俊介)のことを心配していた。テレビからは、昨夜発生した、警察官殺害事件のニュースが流れていた。犯人は、警察官を襲って拳銃を奪い、現在も逃走中だという。
そこに、仙ノ浦を訪れている平(時任三郎)から電話が入る。桑原のことを聞いた平は、聞き込みや検問で徹夜なのだろう、と言って朝顔を安心させる。
同じころ、野毛山署管内の港には、神奈川県警の捜査員たちが集まっていた。横たわっている遺体は、桑原と連絡を取り合っていた田村聖奈(中村里帆)。
彼女は、拳銃で頭を撃たれていた。神奈川県警管理官の瀧川雄一郎(近藤芳正)は、事件現場に居合わせた桑原を呼ぶよう指示する。
そこに山倉(戸次重幸)ら野毛山署強行犯係の面々が駆けつけた。しかし山倉らは、事件の詳細すら教えられずに帰されてしまう。
警察官殺害事件の影響で保育園が休みになってしまったため、朝顔は、つぐみ(加藤柚凪)を連れて法医学教室へ出勤する。
藤堂(板尾創路)と絵美(平岩紙)も、小学校が休校になったために息子を連れてきていた。
引用:https://www.fujitv.co.jp/asagao2/story/
するとそこに、緊急の解剖依頼が入り、朝顔が解剖を行おうとした。ところが……。
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