なんだか、あっけない終わり方で、あっという間に終わってしまった気がします。
美食探偵 明智五郎 9話ネタバレ
美食探偵 明智五郎 9話ネタバレのご紹介です。
明智とマリアがビルにポッカリと開いた穴へ身を投げてから、その後いくら探しても明智とマリアの2人は見つかりませんでした。
桃子が「捜索願でも出す?」と切り出し、苺が「そうだね…。」と答えると、突然足音が聞こえてきて、明智が戻ってきたのです。
「何があったんですか?」と尋ねる苺に、明智は「悪いが、疲れている。」とだけ話し、いつも以上の近付くなオーラを放ったまま口を閉ざしているのでした。
その半年後
それから半年後、猫探しなど細々と探偵を続けていた明智は、母・寿々栄から実家の系列ホテルで開かれるサミットで提供される、茶菓子の選定会に駆り出されることになったのです。
茶菓子の選定会当日、明智は会場で白い着物を着たマリアの姿を見かけ「彼女が…、ここで何を…。」と思うのでした。
そんな中、茶菓子屋に変装したマリア・ファミリーにより、毒入りの茶菓子が提供され、明智が気づいた時にはすでに総理と外務大臣が口をつけ、外務大臣は亡くなり、総理も重体となってしまいました。
苺が拉致される
一方地下駐車場に停めてあったあった「日本橋・毬屋」のワンボックスカーを不審に思った苺はクルックーで調べると存在しない店だということを知ったのです。
その時、苺をマリア・ファミリーのシェフ伊藤が捕らえ、林檎、れいぞう子たちの手により、ワンボックスカーに拉致してしまったのです。
その後、地下駐車場でマリアを見つけた明智がマリアを問い詰めていると、上遠野警部と高橋刑事がやって来たため、隙を見て明智はマリアの手を取り現場から逃走するのでした。
明智が事務所へ戻ると、マリアから『最後の晩餐』と書かれてある招待状が届いていたため、明智は桃子に協力してもらい、マリアに指定された場所へ向かうのです。
最後の晩餐
一方、苺は晩餐会会場にいて、マリアがパリで買ってきた白いレースのドレスを着せられ、れいぞう子と林檎がドレスを絶賛する中、苺は「ダッサ!」と一蹴するのでした。
その後最後の晩餐の用意をしているシェフの背中にみどりが抱きつき「あの時、助けてくれてありがとう。」と告げると、シェフは「逃げる前に、ゴミ粉砕機の電源を切っておいただけだ。」と答えるのです。
その頃、青森の実家に電話をしていた林檎は、弘前のおばちゃんに、じいちゃんが心臓発作で亡くなったことを聞かされたのでした。
晩餐会会場に到着した明智は、苺が「ダッサ!」と一蹴したドレスを着ているのを見て「見慣れない服を着ている。あっ、これは…。なかなかいい趣味だ。悪くない。」と答えるのです。
その時マリアは「せっかくの最後の晩餐だもの、このお嬢ちゃんには、せめて、あなたの趣味に合ったドレスを着せてあげようと思って。」と告げるのでした。
美しくない悪
明智はマリアに「改めて君にどうしても言っておきたいことがある。」と告げ「これまでの君の裁きは悪人に向けられたものだったはずだ。僕はそれをあえて“美しい悪”と呼ぼう。だが、今日の悪は美しくない。僕にしては、珍しく心の底から怒っている。」と告げるのです。
そしてワインを注ぐれいぞう子に「ありがとう、生きていてくれて。」と言い「どんな理由があろうとも、彼女はもう一度キッチンに立つべきだ。人生という名のキッチンに。それは少なくともここではない。」と伝えるのでした。
その後「大丈夫。毒なんか入っていませんよ」と言いながら料理を振る舞うシェフの伊藤に向かって苺は「シェフとして哀しくはないですか?自分が作った料理を振る舞う時に、毒は入っていませんなんて。そんなの哀しすぎます。」と告げます。
続けて「言い訳しなきゃなんない料理より、私が作るチクワの磯辺揚げの方が、絶対絶対おいしいです。これが明智さんと私にとっての最後の晩餐なんだったら、もっと心のこもった美味しいものを食べさせてください。」と訴えると、マリアは「お黙り」と言い死に至る猛毒“トリカブト”を苺に注射したのです。
苺の死
「いちごぉ~!」と苺を抱きかかえて泣き叫ぶ明智を官能的に見つめていたマリアは「見て、みんな見て。これよ、これが絶望!私たちは今、絶望と共にある。私たちは絶望のもとに結ばれているの」と告げます。
しかし明智は「実はここにはまだひとつだけ希望が残されていた」と話し「開けてしまったパンドラの箱の底に最後に一つだけ残されていたのは希望だ。」と伝えるのです。
上遠野、警察を引き連れて登場
その時建物の外から照明が照らされ、上遠野たち警察が現場を包囲して「おとなしく出て来んかい、このテロリスト集団が!」と叫んでいたのです。
マリアは思い立ったように、キッチンから包丁を手に建物から出て、上遠野めがけて包丁を振り下ろします。その瞬間、高橋が銃を抜きマリアの足を撃ったのでした。
しかしそれでもマリアが包丁を振り上げたため、高橋は再び銃の引き金を引き撃ったのです。
その時銃弾はマリアではなく、マリアをかばった伊藤の身体を貫きました。
シェフ伊藤の良心
銃弾に倒れた伊藤に、明智は「シェフ、君だね、注射器をすり替えたのは。」と尋ねると伊藤は「バ…バレたか。」と息も絶え絶えに答えます。
明智は苺の状態から、苺が打たれたのはトリカブトではなく一時的に意識を失う薬だと分かったと言い、更に「それに気付いた時、僕は感謝した。ここにも希望があったと。」と伊藤に礼を継げたのでした。
マリアが逃走
そんな中、マリアは隙を見て、車で逃走したのです。逃走したマリアが向かったのは、かつて自分が飛び降りた崖でした。
追いついた明智にマリアは「あの日、ここから飛び降りた時、死んでもかまわないって思ってた。でも神様は助けてくれた。もう一度、神様が奇跡を起こしてくれたら、私を、愛してくれる?」と告げたのでした。
マリアの死!?
その後苺たちが到着した時には、もうマリアの姿はなく、崖には明智が一人で佇んでいたのです。
その後結局マリアの遺体は上がらず、事件はマリアの自殺ということで片付きそうでした。そして探偵を辞める決意をした明智は苺のいちご・デリでフランス料理のお弁当販売をしようとしていましたが、価格が5000円以上になってしまっていました。。
一方、マリアは伊藤、林檎、れいぞう子、そして明智と共にダイニングで幸せな食卓を囲んでいる空想をしながら、海の底に沈んでいったのです。
新たなマリアが…
そんな中、絶望に打ちひしがれた人の投稿に、マリアという名前で「殺しましょう」と「マリアの部屋」を受け継いだ金髪姿のココが返事を返していたのでした。
美食探偵 明智五郎 登場人物・キャスト
明智五郎 / 中村倫也
小林苺 / 小芝風花
上遠野透 / 北村有起哉
高橋達臣 / 佐藤寛太
桃子 / 富田望生
マグダラのマリア / 小池栄子
林檎(りんご) / 志田未来
シェフ / 武田真治
れいぞう子 / 仲里依紗
明智寿々栄 / 財前直見
小松崎 / モロ師岡
クルックー / 水卜麻美
登場人物の詳細ならびに相関図はこちらをご確認ください。

美食探偵 明智五郎 9話感想・まとめ
美食探偵 明智五郎 9話感想・まとめのご紹介です。
新型コロナウイルスの影響なのか、最初からの予定だったのかは不明ですが、美食探偵 明智五郎は9話で最終回を迎えてしまいました。
個人的にはもう少し見ていたかったのですが、8話のラストあたりからなにか無理やり終わらせてしまった感じがしましたね。
前回のラストでマリアと共に奈落の底に落ちた明智は、マリアが身体に付けていた命綱のワイヤーロープでマリアと共に生き残ったのでしょうが、なぜそのことに明智が一言も触れなかったのかが謎のままです。
途中、茶菓子の件は苺を拉致するきっかけだったのでしょうから、これでも良かったと思いますが、苺がマリアに注射された時、あんなに苺に執着を見せた明智が、その後苺とはこれまでのまま という終わり方は少々寂しいかなという気はします。
更に、最後に良心を見せたのがシェフ伊藤だと言うのも少々腑に落ちません。れいぞう子はシェフ伊藤に、シェフ伊藤はマリアに執着を見せていたので、シェフ伊藤はマリアの希望に沿うよう、苺にトリカブトを打つとという選択をするのではと感じます。
どちらかというとシェフではなく、大切なじいちゃんを失った林檎であれば…、と言うか、じいちゃんが亡くなったことに打ちのめされる感性があるのであれば、なにか良いことをしようという気になっても良い気がします。
実際8話の途中まではすごく面白かっただけに、終盤のまとめ方が雑でちょっと残念でたまりません。(シェフ伊藤は亡くなったとして、林檎とれいぞう子のその後も不明のままですし…)
そしてなんといっても、ラストでのマリアの跡を継いだのがココというのもどうかな?という感じです。
ココにはマリアほどのドロドロしたバックボーンが感じられませんし、マリアのように堂々そして大胆に殺人を行えるようなキャラクターには感じられませんでした。そしてなによりマリアのような凄みが感じられません。
できれば、スペシャルかなにかで、マリアが生きていたという体で、もういちど最終回をしっかりと作りこんで欲しいですね。
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