「SUITS / スーツ2」第6話はマカオでの新章スタートと銘打って大々的に宣伝していましたが、クライアントがギャンブル中毒で賭け事をするため国内では設定が成り立たないだけで、新章ってほどでもない気はしますが…
それでは早速「SUITS / スーツ2」第6話のあらすじやネタバレ感想などを紹介していきます。
『SUITS/スーツ2』登場人物・キャスト
幸村・上杉法律事務所
鈴木大輔 … 中島裕翔
幸村チカ … 鈴木保奈美
蟹江貢 … 小手伸也
聖澤真琴 … 新木優子
玉井伽耶子 … 中村アン
上杉一志 … 吉田鋼太郎
登場人物についての詳細はこちらからどうぞ

第6話ゲスト
碓氷秀明 / 博多華丸
碓氷ジュエリーの社長で、ギャンブル依存症のため、ギャンブルのことになるとつい熱くなってしまいます。城田から紙ナプキンに碓氷ジュエリーを担保にするという借用書を書いて300万ドル借りました。
城田悟志 / 三浦誠己
元会社社長で、マカオで碓氷に紙ナプキンに書いた借用書で300万ドルを貸しました。
安斎芳樹 / 加藤啓
城田悟志の代理人弁護士です。
羽鳥亜美 / 堀内敬子
関東弁護士会副会長で、チカとはハーバードロースクール時代の同期です。ロースクール時代に2人には因縁があり、チカを恨んでいます。
『SUITS/スーツ2』6話あらすじ・ネタバレ
6話あらすじ
かけがえのない秘書・玉井を失い、喪失感にかられる甲斐。そんな朝、タキシード姿で大輔の家を訪ねた甲斐は、大輔に車が待っているからパスポートを持って早く来るようにと告げ、そのまま2人はマカオへ飛んだのです。
甲斐はここ数年は賭け事を断っていたギャンブル依存症の碓氷が、マカオのカジノに来ていたことを心配してマカオまでやってきたのです。
だが、甲斐の心配をよそに、カジノのVIPルームでポーカーに興じていた碓氷は、1回の勝負に300万ドル以上も賭けた挙句負けてしまいました。
しかも碓氷は、日本人の元会社社長・城田悟志から、碓氷ジュエリーの全株式を担保にすることを紙ナプキンに書いて、300万ドルもの金を借りていたのです。
結局碓氷は城田に、その一瞬で会社の全てを奪われてしまうことになったのです。
バレエ公演の蟹江と聖澤
一方、真琴と蟹江は、とあるバレエ団の公演で偶然一緒になりました。公演後、バレエ団の演出家・里中栄一郎が、劇場スタッフともめているのを蟹江たちは目撃します。
里中は劇場の稽古場の設備不良が原因で「バレエ団のダンサーがケガをした」と怒っていました。
里中の大ファンだった蟹江は、劇場側との交渉の代理人に名乗りを上げると、その案件を真琴に任せることにしました。
チカと関東弁護士会副会長
そんな折、チカのもとに関東弁護士会副会長の羽鳥亜美から電話が入ったのです。
早速、チカが面会に行くと、結婚し羽鳥に苗字が変わっていたためチカは気付かなかったが、2人はハーバード時代の同期で旧知の仲だったのです。
羽鳥はチカに、『コースタル・モーターズ』訴訟の件で、甲斐が賠償金と弁護士資格のはく奪を和解条件として提示されていることを、関東弁護士会は事態を重く見ていると告げるのでした。
ここからネタバレ。
『SUITS/スーツ2』6話、まとめ・感想
6話でようやく副島弁護士を解任しましたが、なぜこのタイミングで解任したのかがイマイチ不明です。
副島について
副島が甲斐の弁護士だというのであれば、マカオへ飛んで好き勝手やったり、チカが羽鳥に会いに行ってやり取りすることに、当然なんらかの介入をするハズなんですけど、その辺が全く無視されています。
結局最後の方に少しだけ出てきて、それで解任というのであれば、オリジナル通り前回に解任で良かったのではないかと思うのですが、オリジナルと少しでも変えたというアリバイ作りのような印象も受けます。
チカと羽鳥の因縁
オリジナルからの変更と言えば、チカと羽鳥の因縁も、オリジナルだと「酔いつぶれた羽鳥を素っ裸にし、ゼミの教室の真ん中に置いておいて、翌日学生が集まってきた。」というイタズラでしたが、さすがにコレだと日本にそぐわないでしょうから、レポートを消した程度に変更していました。
まあ日本でそんなことをしたら、犯罪になっちゃいますからね。って言うか、アメリカだとイタズラ程度にしかならないんでしょうか?
今回もストーリー的には、原作の焼き直しというか、八木田健太郎のくだりも含めてほぼ原作通りなので、あまり言うことはありませんが、日本版で不足しているのは蟹江の描き方だと感じます。
蟹江について
本来蟹江と甲斐には、見えない友情みたいなものがどこかにあって、憎まれ口をたたいたり罵り合いしながらも、うっすらとした信頼感みたいなものがあるからこそ、盗聴していたことに対し甲斐が蟹江に「これは貸しだぞ。」と言えたハズなのに、その辺をぶっ飛ばしてずっと蟹江は上杉の太鼓持ちみたいな描かれ方をしてきたので、今回の「これは貸しだぞ」と甲斐が告げたところで?????になってしまいました。
もう6話まで進んだのですから、ここまでにもっと蟹江と甲斐とのバトルや、甲斐とチカの会話の中に、もっと蟹江と甲斐の関係性を匂わすようにしていれば、甲斐が蟹江の盗聴に対して貸しって言ったことに対して説得力があったのではないかと…
蟹江のキャラクターとしては、自己中心的で嫌味で嫉妬深く疑心暗鬼で疑り深く、アソシエイトイジメが日課みたいな人物ですが、そんな中にも甲斐に対する尊敬や憧れがあり、自分に余裕があればちゃんと他人を思いやる心もあり、実は弁護士としても超一流で、すごく腹立たしいことが多いけど、どこか憎めない部分を持ち合わせているというキャラクターなハズなんですが、日本版の蟹江はなんとなく表面をなぞっているだけのような印象を受けるので、脚本家も演出家ももっと蟹江をちゃんと描いてあげれば、もっと面白くなるハズなんですけどね。
その他個人的に『SUITS/スーツ2』でもっと丁寧に描いて欲しいキャラクターは蟹江の他は玉井です。
特に次回はファーム内での模擬裁判の回なので、この2人のキャラクターと心情を上手く描けないと、この一連のエピソードの面白さは描けないと思います。
更にはこれからおこるであろう上杉 VS. 甲斐&チカのバトルも盛り上がらなくなると思います。
次回は磯村勇斗さんと今田美桜さん谷元兄妹が出演するということなので、それだけでも次回を期待して待ちたいと思います。
『SUITS/スーツ2』7話、あらすじ
甲斐(織田裕二)に突き付けられたのは、賠償金5億円と弁護士資格のはく奪――。
甲斐とチカ(鈴木保奈美)は、甲斐を訴えた弁護士・富樫(髙嶋政宏)を呼び、和解の可能性を探った。
だが富樫は、『コースタル・モーターズ』訴訟で、甲斐が重要な証拠となるはずだった社内メモを隠蔽したのは明らかだとして、和解交渉の余地はないと返す。
さらに富樫は、甲斐にとって触れられたくない母親のことまで侮辱して挑発した。甲斐は、思わず富樫に掴みかかり……。
チカは、甲斐の代理人として法廷で富樫と戦うつもりだった。
だが、事態を重く受け止めた上杉(吉田鋼太郎)は、ファーム内にも甲斐のことを疑っているメンバーがいるのだから、まず彼らに無実を証明し、裁判で勝ち目があるのかどうかを見せてほしい、と言い出す。
その上で、裁判で戦うか、和解に応じるかの最後の審判をシニアパートナーによる投票で決めよういうのだ。
『幸村・上杉法律事務所』で行われる“密室劇”で甲斐の敵側として直接対決することになった蟹江(小手伸也)は、さっそく大輔(中島裕翔)に、仲間になるよう声をかける。
甲斐の力になりたいため、これを拒む大輔だったが、蟹江のチームに加わるよう命じたのは、実は甲斐自身だった。
実際の裁判で、思わぬ方向から攻められる可能性も考慮して、敢えて大輔を敵側に加えたのだ。
そんな中、甲斐は、玉井(中村アン)に会いに行き、証言をして欲しいと頼む。しかし玉井は、もう『幸村・上杉法律事務所』のことは忘れた、といって甲斐の申し出を拒絶する。
同じころ、甲斐との対決に向けて準備を進めていた大輔は、真琴(新木優子)の言葉からヒントを得て、ある秘策を思いつき……。
引用:https://www.fujitv.co.jp/SUITS2/story/
『SUITS/スーツ2』見逃し動画配信サービス
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2020年4月15日現在、FODではフジ2018年版SUITS/スーツ、米オリジナルのSUITS/スーツ・シーズン1~8まで配信されています。
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