今回はいよいよ上杉は本性を現し始め、事務所トップの座を狙う動きを見せます。
それと共に、過去に上杉が追い出された理由や、大輔が弁護士資格を取れない理由なども描かれています。それでは『SUITS/スーツ2』8話あらすじ、ネタバレ感想などを紹介していきます。
『SUITS/スーツ2』登場人物・キャスト
幸村・上杉法律事務所
鈴木大輔 … 中島裕翔
幸村チカ … 鈴木保奈美
蟹江貢 … 小手伸也
聖澤真琴 … 新木優子
玉井伽耶子 … 中村アン
上杉一志 … 吉田鋼太郎
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第8話ゲスト
尾形万智子 / 松本若菜
数年前に幸村・上杉法律事務所に在籍していたアソシエイトで口座管理をしていました、当時は蟹江に言い寄られていましたがそれを上手くかわしていました。現在は事務所を辞め、現在は飲食店の契約スタッフをしています。
谷元遊星 / 磯村勇斗
大輔がまだ本名の大貴を名乗っていた頃の友人で、昔からの腐れ縁です。一攫千金を狙い、危険な仕事や犯罪まがいの仕事に手を染めています。
谷元砂里 / 今田美桜
遊星の妹で、大貴の古くからの知合いです。大貴に好意を寄せていましたが、やがて諦めることを決意します。
黒崎怜 / 吉谷彩子
大貴の昔の彼女で、思い出の中で再び千夏と共に遊星と大貴と一緒に飲みます。
矢代千夏 / 堀田真由
怜の友人で、大貴や遊星と一緒に飲みます。実は大貴に予備試験を替え玉で受けて欲しいために近付いてきました。
『SUITS/スーツ2』8話あらすじ・ネタバレ
8話あらすじ
甲斐が訴えられた『コースタル・モーターズ』訴訟の件は、和解ということで一応の決着はつきました。
しかし上杉は、今回の件でチカの手腕に疑問を投げかけ、シニアパートナー会議を招集して、投票によりチカと自分のどちらがファームのトップに立つべきか決めたいと提案するのです。
そんな中、甲斐は大輔を東京駅まで呼び出し、上杉が休職したときと同じタイミングでファームを辞めたアソシエイトの尾形万智子を探し出すよう命じます。
形勢逆転を狙う甲斐は、このことをチカには伝えないよう念を押すと、どこかへ旅立っていったのです。
甲斐の命令により、大輔は当時尾形万智子と仲の良かった聖澤に、コンタクトを取って欲しいとお願いするのでした。
数年前の甲斐と大輔
まだシニアアソシエイトだった甲斐は、ファーム内で横領している人物を突き止めたい、とチカから協力を求められます。
甲斐は、ジュニアパートナーへの昇格を交換条件にして、秘書の玉井とともに犯人探しを始めました。
一方、その当時の大輔はまだ本名の大貴で、トラブルメーカーでもある悪友の谷元遊星と一緒に暮らしながらメッセンジャーの仕事をしていました。
遊星の妹・砂里は、そんな大輔のことを何かと心配していたものの、大貴が女と会うと聞くと、突然不機嫌になるのでした。
その日遊星は、会わせたい女性がいる、といって大輔を飲みに誘いました。そこにやってきたのは、大輔の元恋人・黒崎怜と、怜の友人の矢代千夏でした。
横領犯
一方、甲斐たちは横領した人物を追って、口座を管理していた万智子のパソコンから、玉井が情報を得るのです。
その資料をチェックすると、ファームの金が蟹江に流れていることが判明し、チカは蟹江を自分のオフィスに呼び出し、自身の悪事を白状しろと迫るのでした。
ここからネタバレ。
『SUITS/スーツ2』8話、まとめ・感想
今回の物語もオリジナルの焼き直しですが、上手い具合に日本版のスーツを表現していましたし、思ったより面白い出来になっていました。
大筋はほぼ同じですが、砂里が谷元遊星の彼女ではなく妹設定なので、シーズン1の時の2人を思い出し、砂里の気持ちに少し胸が苦しくなりました。
大輔の過去
今回大輔が弁護士になれないという理由も描いていましたが、当時の大貴は最年少司法試験合格者だったのに、どうしてセンター試験の替え玉受験なんかを引き受けてしまったのかがイマイチ理解できません。
お金は必要だったんでしょうが、司法試験に合格しているくらいなので、有罪判決を受けると欠格事由に該当するって知っていたと思うのですが…
見つからないと思っていたのか?…
まあこの内容もほぼオリジナル通りだからしょうがないんでしょうけどね…
しかしオリジナルでは、本人としては弁護士試験の合格を勝ち取っていないので、もしかしたら今後続編があるとすれば、大輔が本当の弁護士になるときにこの司法試験合格が効いてくるのかも知れません。
まあでもオリジナル通りにマイクが本当の弁護士として活躍するシーズン7までやるとも思えませんけど…
今回の感想
さて今回は、ほぼ全てのシーンが過去のストーリーでしたが、それでも上杉がファームを追い出された原因と、大輔が弁護士資格を持てない理由が明らかになったという、ストーリー上で必須の回でした。
そして過去が中心でも、現在のシーンもちゃんと物語は進めてくれていて、現在で事務所内の皆に、さりげなく上杉の過去をバラしてチカを有利に持って来ていましたし、甲斐も玉井を戻す決意をはっきりと表明しました。
大輔が上杉の過去をバラしたシーンについて
一方、大輔が尾形万智子に会い、チカにクビを言い渡されるシーンについて、大輔が騙されたという意見を目にしました。
個人的な見解では、甲斐はこの一連の流れを全て計算していたのだと思います。
尾形万智子に、事務所を訴えるよう誘導するようにと、大輔に指示したのは甲斐だと思いますし、甲斐は聖澤と万智子がまだつながっていて、会うとすれば今も蟹江が通っているあの店だと考えたのでしょう。
そして、蟹江の性格を知り抜いている甲斐は、最初にチカに会いに行くこと、蟹江を甲斐ほど認めていないチカが蟹江を追い返すこと、そしてチカに冷たくされた蟹江が上杉にチクることも計算していたのでは?と考えられます。
その上で、上杉に責められたチカが、上杉の過去の悪事をバラす手段として大輔を利用するだろうということや、その企みに大輔が気付き、大輔が上杉の過去を話すチャンスとして利用するだろう!というところまで甲斐は計算していたと思われます。
そしてそこまで甲斐は大輔のことを信頼していたんだと思います。
だからこそ、チカと甲斐の2人は「うまくいった。」とか「あなたがアシストを?」とか「見事だったわ、鈴木先生のシュート」とか言ってたのでしょう。
大輔があそこで「分かりにくい」と言ったのは、ほんのわずかなヒントだけで、あそこまでやらなくてはいけなかったからでしょう。
しかしそう考えると、万智子はただの当て馬だったというワケで、甲斐たちに上手く使われただけで、少し可哀想にも思えました。
そして甲斐は玉井を戻す決意を表明しますが、もう甲斐の方の訴訟は和解に進んだワケですから、もっと早い機会に戻す動きを見せてもいいと思うんですけどね。
でも甲斐はずっと旅に出ていたから、玉井に会いに行く時間がなかったのかな?
もう一つ、今回甲斐は父親のことが大好きだったんだな!ということが描かれていました。
玉井が言っていた「そうじゃないの。昇進が嬉しいのは、お父様が喜ぶから。」というセリフにジーンとしてしまいました。
次回はいよいよ幸村・上杉法律事務所のトップ争いが本格化するほか、大輔にとってはつらいことが起こる回になるようです。
せっかくの日本版なので、結末が変わって欲しいですが、変わらないんでしょうね…
『SUITS/スーツ2』9話、あらすじ
ある日、甲斐(織田裕二)と大輔(中島裕翔)は、有名キャスターの浜崎哲平(中村芝翫)に会いに行く。
浜崎は、自身のテレビ番組で人気プロ野球選手・等々力真一(佳久創)の薬物使用疑惑を報じて訴えられていた。
等々力の所属球団は、浜崎と番組を放送した『東都テレビ』に対して、それぞれ賠償金3億円と、番組での公式謝罪を要求していた。
浜崎は、これまでも社会のタブーに踏み込み、何度もトラブルを起こしていた。
だが今回は、相手側が日本経済のドンが球団親会社のトップということもあって、謝罪するしかないのでは、と考える甲斐と大輔。
しかし浜崎は、これまでも経験と勘で断定的な発言をしてきたが自分には負けた記憶がない、といってそれを頑なに拒む。
そして『幸村・上杉法律事務所』のトップは、チカ(鈴木保奈美)か、それとも上杉(吉田鋼太郎)か。シニアパートナーによる投票で代表を決める会議が5日後に迫っていた。
甲斐は、玉井伽耶子(中村アン)を復職させるため、彼女に会いに行く。
「俺が君を必要としている。ずっと君とやってきた。君なしじゃ、やれない。」ボーナスの小切手を差し出されても首を縦に振らなかったが、甲斐のその言葉に心を動かされた玉井は、復帰するにあたってふたつの条件を出し……。
一方、上杉は蟹江(小手伸也)を呼び出し、シニアパートナーに指名する。
ファームの共同代表である上杉は、独断でひとり、シニアパートナーに昇格させる権限を有していた。
喜ぶ蟹江に対して上杉は、代表を決める臨時パートナー会議までは秘密にしておくよう告げる。
このとき、密かにトップ争いの均衡が崩れようとしていた。
そんな中、『幸村・上杉法律事務所』に大輔の祖母・結衣(田島令子)が訪ねてくる。実は大輔は、結衣と一緒に住むために、新居をプレゼントしようと密かに考えていて……。
引用:https://www.fujitv.co.jp/SUITS2/story/
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2020年4月15日現在、FODではフジ2018年版SUITS/スーツ、米オリジナルのSUITS/スーツ・シーズン1~8まで配信されています。
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