絶対零度4話にして、初めて未来の映像シーンがなくなりましたが、その代わり香坂の過去を匂わせるシーンでスタートしました。
1994年、まだ女学生の香坂は電話で父親に「私行くことができない」と話すと、電話の向こうで父は「残念だよ、この世界は絶望に満ちてる。出来る限りの人を救うつもりだ、向こうで待ってる。」と告げたのです。
その後彼女が急いで駆けつけたところ、そこはまるでテロにでも遭ったかのように騒然としていました。
全話あらすじ・ネタバレはこちらからどうぞ
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ドラマ『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』4話あらすじ
井沢(沢村一樹)たちのもとへやってきた香坂(水野美紀)は、ミハンが割り出した新たな危険人物の捜査を指示する。その人物とは、自殺を考えている人たちの相談に乗っているNPO法人に在籍する“いのちの相談員”杉原佳代(木野花)だ。
佳代は、失踪に見せかける方法について調べていたほか、スタンガンも購入していた。
そしてもうひとつ、佳代には気になる過去があった。彼女は、10年前に起きた『大森山無差別殺傷事件』の被害者家族でもあったのだ。
井沢は、山内(横山裕)とともに佳代が在籍するNPO法人を手伝うスタッフとして潜入する。一方、小田切(本田翼)と吉岡(森永悠希)は、駆け落ち同然で上京したカップルに扮し、佳代のシェアハウスを訪れていた。
ほどなく、佳代のシェアハウスで長い間暮らしていた保育士の佐藤奈々(木竜麻生)が、佳代と揉めて3ヵ月ほど前に部屋を出ていったことが明らかなる。
実は奈々は、無差別殺傷事件の犯人の妹だったことがわかる。被害者家族と加害者家族という関係だった佳代と奈々。佳代は加害者家族に復讐しようとしているのか?
そして、普段はクールな香坂が、この事件に対してはなぜか積極的で、自ら捜査に乗り出すことに――。
井沢たちは不思議に思うが……。
引用:https://www.fujitv.co.jp/zettaireido/story/index04.html
登場人物・キャスト
山内徹 … 横山裕
小田切唯 … 本田翼
香坂朱里 … 水野美紀
吉岡拓海 … 森永悠希
加賀美聡介 … 柄本明
北見俊哉 … 上杉柊平
曽根崎正人 … 浜田学
早川誠二 … マギー
門田駿 … 粗品(霜降り明星)
篠田浩輝 … 高杉真宙
登場人物についての詳細はこちらからどうぞ
4話ゲスト
杉原佳代 / 木野花
今回ミハンシステムがはじき出した危険人物で、失踪に見せかける方法について調べていたほか、スタンガンも購入していました。さらに10年前に起きた『大森山無差別殺傷事件』で夫を失った被害者家族でもあり、現在は自殺を考えている人の相談にのるNPO法人「セーフ・ザ・ハート」に所属するいのちの相談員です。
佐藤奈々 / 木竜麻生
『大森山無差別殺傷事件』を起こした加害者・川久保の妹で、長らく佳代がオーナーのシェアハウスで世話になっていましたが、佳代と言い合いのトラブルを起こし、3か月ほど前に出ていきました。
梶智明 / 山中崇
犯罪加害者家族支援センター「未来へ歩む会」のスタッフで、奈々の婚約者です。
『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』 4話ネタバレ
ミハンチームは、かつて杉原佳代のシェアハウスで、佳代の娘同然に暮らしていた、無差別殺傷事件の犯人の妹・佐藤奈々が勤める保育園の監視を始めました。
香坂は「加害者家族へのバッシングは相当なものだったハズです。日本では加害者家族を守る法律は、未だありません。」と話すと、井沢は「加害者本人は塀の中である意味守られ、バッシングの矢面に立つのは、加害者家族の方だもんね。」と話し、山内が「重大事件の加害者家族は、自ら命を絶つこともある。」と続けたのです。
その頃保育園では、加害者支援センターに所属する奈々の婚約者・梶智明が奈々を迎えに来ていたのです。
ミハンチームが集めた情報によると、梶が所属する被害者支援センターを奈々に紹介したのは杉原佳代で、佳代がずっと奈々を支えてきたということはあらためて確認できましたが、佳代と奈々が何でもめて、奈々がなぜシェアハウスから出ていったのかは謎のままでした。
『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』 4話まとめ・感想
これまでの3話で、ミハンシステムがはじき出した人物に限って言うと、いずれもそこまで大きな事件を起こしそうな人はいませんでしたので、今回も大きな事件にはならないだろうと思っていました。
結果、事件的には殺人事件にまでも発展しそうにありませんでした。(ちなみに1話は2人別々に勝てそうもない無謀な殺害計画、2話はストーカーして海外へ逃亡、3話は自殺が目的だったので厳密には犯罪と言い切れない、今回はどう頑張っても傷害まで。)
どんどん謎を複雑化して、ミスリードを誘うために、ミハンシステムがはじき出す人物はそこまでは大きな事件を起こさないというのが定番化していますね。
今回はさらに複雑化するために、梶の動機が代理ミュウヒハウゼン症候群だとか、少し強引すぎる感じもします。
ただ今回の内容は、無差別殺人事件の被害者の苦しみだけではなく、加害者家族の苦しみも描いてあり、かなり考えさせられる内容でした。
昨今ネット上には正義マンが増え、他人のちょっとした不正を見つけては叩いてくる人が随分増えてきたような感じを受けます。
またネット上の情報に乗せられて、関係ない会社に電話で正義?のクレームを入れる人が多発したという事件も記憶に新しいところです。
実際に罪を犯した人は、その罪はちゃんと償わなくてはいけませんし、被害者家族が犯人の家族に怒りを向ける気持ちもわかりますが、自分たちは被害を受けていないのに、知る権利を振りかざして加害者の家族をとことん追い掛け回すマスコミはどうなんだろうな?悪いことをした人の家族には何をしてもいいのかな?と思えるところもあります。
実際に犯罪者を肉親に持つ家族は大なり小なりなにかしら誹謗中傷を受けたり、自殺に追い込まれる人もいるという話も聞きます。
そんな中、今回の物語で加害者家族という立場を逃れた香坂は、自分は逃げ出したという思いが相当強いんでしょうね。
また、回想シーンで加賀美とすれ違っているというのも、今後なにか大きな展開につながっていくんでしょうか?そのあたりも非常に気になりますし、そのことも近い未来に香坂が銃殺されることに関係してくるのでしょうか?
そして、小ネタとして今回ゲストの木野花さんが青森県出身ということから、吉岡と小田切が駆け落ちしてきた場所が青森設定なんでしょうかね?方言指導は木野さんがしたのかな?などといったどーでもいいことも、つい思ってしまいました。
次回はミハンシステムが危険人物だとはじき出した人物が、傷害事件の重要参考人となったため、ミハンチームがその無実を証明するため動くという、ミハンシステムの意味は?という不思議な事件が起きます。
そしてその上、これから国民の安全を守るために使われるであろうシステムのデータが捏造までされるという、この物語の基本設定からひっくり返りそうな事件が発生するようです。
その捜査のために向かった情報機関で、懐かしの伊藤淳史さん演じる東堂定春が登場するようですが、なにしろ前のシーズンでミハンシステムのテストケースを隠蔽した過去がありますので、またなにかやらかすんでしょうか?次回も気になります。
『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』 5話あらすじ
井沢(沢村一樹)たちの拠点となっているミハンルームに、代議士の児島祐三(信太昌之)や警視庁、法務省の上層部が視察にやってくる。案内役の香坂(水野美紀)は、ミハンのこれまでの業績をアピールするとともに、現在、危険人物として、大学病院の医師・真田雄大(猪征大)を捜査中だと報告する。
真田は、サバイバルナイフを購入しているほか、ネットに匿名で、『スーパードクター』と呼ばれる同じ大学病院の外科医・益子博文(近江谷太朗)への恨みを書き込んでいた。真田は、大学病院を追い出され、来月には離島に赴任するのだという。
病院に潜入捜査中の山内(横山裕)や小田切(本田翼)は、真田と益子をマークしていた。しかし、不測の事態が起こり、不審な男を追跡している間に、益子がナイフで刺され、その傍には、真田が立っていた――。
益子の緊急オペが続く中、捜査一課の早川(マギー)は、重要参考人として真田に任意同行を求める。
視察中だった代議士たちの前でのミハンの失態。曽根崎(浜田学)から圧力をかけられる中、真田の無実を証明すべくミハンが動く。
井沢や加賀美(柄本明)は、ミハンのデータがねつ造されているとにらみ、医療関係の情報を扱う情報機関を訪れる。そこで井沢たちを待っていたのは、かつてミハンの統括責任者・東堂定春(伊藤淳史)だった……。
引用:https://www.fujitv.co.jp/zettaireido/story/
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