8話で蒲郡が犯人だということを知り、犯行を止められないことを悔やんでいた伊吹でしたが、今回は羽野麦が狙われることとなり、一時も気が休まる暇がありません。
今回エトリが出す1000万円を狙い、成川が麦を見つけ出す動きをみせることとなります。それでは9話のあらすじ・ネタバレ感想、考察などを紹介していきます。
全話あらすじ、ネタバレはこちらからどうぞ。

登場人物・キャスト
伊吹藍 … 綾乃剛
志摩一未 … 星野源
九重世人 … 岡田健史
陣馬耕平 …橋本じゅん
特派員REC … 渡邊圭祐
糸巻貴志 … 金井勇太
我孫子豆治 … 生瀬勝久
桔梗ゆづる … 麻生久美子
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9話ゲスト
毛利忠治 / 大倉孝二
西武蔵野署の刑事で、かつてはアンナチュラルのUDIラボに解剖を依頼することがあり、事件性があるのを嫌がっていた。今回はバジリカ高校事件の捜査終了を伝えるため4機捜に現れた。
向島進 / 吉田ウーロン太
西武蔵野署の刑事で、毛利刑事の部下で相棒。毛利と共にUDIラボに出入りしていたこともある。今回は毛利刑事と共に、バジリカ高校事件の件を伝えに来た。
エトリ / 水橋研二
かつて運営する違法カジノと自分を警察に告発した羽野麦を許せずに、辰巳組を使い1000万円の懸賞金をかけて探している。辰巳組のスポンサーで、汚い仕事を辰巳組にやらせて、金を稼いでいる。
『MIU404』9話あらすじ・ネタバレ
9話あらすじ
桔梗の自宅に盗聴器を仕掛けるよう依頼したヤツが辰井組に出入りする人物だということが分かり、エトリと関係していることも判明した。
九重が「エトリと辰井組はどういうつながりなんですか?」と尋ねると、陣馬は「ダンベだな。タニマチ、スポンサー」と答える。
そして組対4課が辰井組の出入りをチェックしていたところ、虚偽通報事件で逃走中の高校生・成川によく似た人物が関係先に出入りしているというのだ。
成川を取り逃がしたことに責任を感じていた九重は、辰井組に出入りしている写真が成川かどうかを親に確認しに行きたいと自分から申し出る。
一方、久住の世話になっている成川は、ナウチューバ―の特派員RECに接触し、エトリを騙し賞金1000万がかけられている女詐欺師だとされている羽野麦の捜索を依頼する。
特派員RECは「どうやって探すんですか?」と尋ねる成川に「人の善意に頼る。」と言い、SNSに羽野麦とゆたかの画像をアップし、「娘と孫を探しています。」と書き込み、どんどん拡散させ、情報を得ようとしていた。
助けた数、助けられなかった数
そんな中伊吹は「なあ、志摩。俺たちが定年まで刑事をやるとして、誰かを助けた数と、助けられなかった数、どっちが多いんだろうな。もしかしたら、助けられない方がはるかに多い?」と話す。
志摩は「俺たちが初めて組んだ日、当番明けに伊吹が言った「機捜っていいな。誰かが最悪の事態になる前に止められるんだよなあー。ちょ~いい仕事じゃ~ん!」…俺はあの時、感動したんだ。この野生のバカと走ったら、取り戻せるかもしれない。今まで助けそこなった人たちの分も、誰かの未来もいい方にスイッチさせて、救えるかも知れない。」と告げる。
伊吹が「止められるかな?」と言うと、志摩は「止められるよ。」と答えるのだ。
羽野麦の再事情聴取
そんな中、組対の山崎部長の依頼により、再び羽野麦の事情聴取をやり直すことになったため、桔梗は警視庁ではなく芝浦署で行うことを条件に羽野麦の事情聴取を認めたのだ。
『MIU404』9話まとめ・感想
今回も怒涛の展開で、物語の進行もスピーディーであっという間に見終えてしまいました。
落書きの考察
オープニングからまるごとメロンパン号に落書きされていたけど、当然イタズラしたヤツはこの車が警察車両だと分かっていたらやらなかったでしょう。
今回ちゃんとキレイに消したあと、警察車両として保管していたらいたずら書きされることはなくなるでしょう。
これは何かの伏線か?と考えていましたが、おそらく後々登場する、いくら消してもまた嫌がらせで落書きされる成川家との対比なのかも知れませんね。
犯罪者の親族として、家に落書きされ、非難の声を浴び、未成年だというのに勝手にネットに名前を流され、家に落書きされても、文句を言えない…。 そんな犯罪者家族のつらさや苦しみなどを描いてあり、その問題性について訴えています。
犯罪者には、刑事罰と共に社会的制裁が加わることも当然かも知れませんが、その家族はどこまで責任を追及されるべきなのか?
刑法的には罪はないとされているため、加害者家族に対する加害というのも考えさせられる問題でした。
特派員REC
一方、ナウチューバーの特派員RECですが、単に動画をアップするだけのナウチューバーだと思っていたら、意外とネットに強いことに驚きました。
あんな風にSNS上で、簡単に拡散できるのであれば、成川経由で久住から情報をもらう前からもっと登録者数など多かっただろうに?とか思ってしまいますね。
志摩と伊吹、羽野麦
今回9話と物語が終盤に差し掛かり、志摩と伊吹の息がどんどん合って来て、伊吹が話す「もしもハムちゃんに何かあったら。隊長に何かあったら、ゆたかに何かあったら、俺は許さない…。許さない。」というセリフに、志摩も素直に「安心しろ、俺も許さない。」と言えているところが、2人の絆が強まってきた感じがします。
そして仕方ないのかもしれないけど、羽野麦は少々迂闊でしたね。
まあこれまで桔梗に助けられてきたことから、自分も人の役に立ちたい、役立ちたいという気持ちが強くなっていたのかもしれませんし、顔見知りだったことや、ゆたかがちょっと遊んでもらったこと、高校生だということから気が緩んだのかも知れませんね。
エトリの考察
今回は何と言っても、今回ようやくエトリの正体が判明しました。
一応最初に成川が会った時から最後まで水橋さんだったので、羽野麦が告発したエトリは彼で間違いないでしょう。
ただ久住がエトリはボス猿だと言っていたことから、久住の上に位置する人間だと考えられるので、久住がドローンを使って爆弾で殺害するとは考えにくいですよね。
もしかしたら、エトリの本名が分かっていないことから、SPECでの津田助広みたいなパブリックドメインとか、ケイゾクでの朝倉のように人から人へと移動していく謎の概念みたいなものかもしれませんね。(どちらかと言うと、前者のパブリックドメイン的に、複数の人間の内、その時のトップが名乗るとか…。)
それとも、久住がエトリまたはトップということもあるのか…?
うーん…、やはりどう考えても久住がエトリとは考えにくいので、水橋さんのエトリは影武者で、次回か最終回に真のエトリが出てくるか、またはバックにいる大ボスが出てくる可能性も考えられますね。
とりあえず今回に関しては、羽野麦を狙っていたエトリが消えたことと、久住に見捨てられた成川が罪を悔いて九重に逮捕されたことである意味ハッピーエンドだったのではないでしょうか?
次回
次回、エトリがシステム開発に詳しい若い男の指示を受け行動をしていたということから、志摩はその男が久住だと考えるようです。
ただそれだとなぜ久住がエトリを爆破したのかという謎が残ります。
そして、以前久住が話していた浜田という人物がネタではなく(その回で松本さんと、浜田さんという名前が久住から出ていたので、もしかしたらネタかとも考えていました。)実際に存在し、RECに情報を提供するようです。
まだまだ多くの謎を残すこの『MIU404』ですが、おそらく11話が最終回となるのではないでしょうか?
残り2話程度となりますが、最後までしっかりと見たいと思います。
『MIU404』10話予告・あらすじ
伊吹(綾野剛)と志摩(星野源)が追っていたエトリが、ドローンに仕掛けられた爆弾で死んだ。
司法解剖の結果、エトリの正体は5年前に起きた殺人事件の容疑者であることが判明。
誰が何の目的で彼を殺したのか? 1機捜の糸巻(金井勇太)の調べで、エトリはいつも、システム開発に詳しい若い男の指示を受け行動していたことがわかる。
志摩はその若い男こそ、久住(菅田将暉)という男ではないかと考える。久住と面識があるのは留置場にいる高校生の成川(鈴鹿央士)だ。
桔梗(麻生久美子)は、成川から久住について聞き出すよう九重(岡田健史)と陣馬(橋本じゅん)に指示。
そして、伊吹と志摩にはその裏付け捜査をするよう指示し、4機捜が一丸となって爆弾犯の行方を追うが…
一方、ナウチューバー・REC(渡邊圭祐)は、逮捕された成川に代わり「浜田」と名乗る情報源から、ドローン爆発事件に関する極秘ファイルを受け取る。
引用:https://www.tbs.co.jp/MIU404_TBS/story/
6,『MIU404』見逃し動画配信サービス
『MIU404』の見逃し配信はParaviでどうぞ。

配信内容、話数などの詳細はサイトにてご確認ください。
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