『病室で念仏を唱えないでください』2話ネタバレ感想、ムロの嫌味がキツイ

ある日あおば台病院の僧医・松本照円は、同じく整形外科医の藍田一平と言い合いのケンカをしていました。

藍田が「救急患者の受け入れは断る」と松本に話すと、松本は「さとり娘」というアイドルグループが、メジャーデビューする前の入手困難な超プレミアムDVDを藍田に見せます。

松本がDVDを差し出すと、藍田はそのDVDを受け取り2人は手を取り合うのでした。

全話あらすじ、ネタバレはこちらからどうぞ。

1,『病室で念仏を唱えないでください』2話あらすじ

この日も、朝からあおば台病院の救命救急センターには、次々に急患が運び込まれていた。交通事故による大怪我で運ばれてきた患者・宮島隆弘(ナオト・インティライミ)は、意識が朦朧とした状態で、医師の三宅(中谷美紀)はじめ、研修医の田中(片寄涼太)や看護師の堀口(土路生優里)が処置にあたっていた。

さらに処置室の奥では、自宅で倒れ運び込まれた女性患者の処置に、松本(伊藤英明)、吉田(谷恭輔)と看護師・長見(うらじぬの)たちが担当。その女性患者は、大動脈瘤が破裂していたため危険な状態で心外に応援を頼んだが、手術中ということで心臓血管外科医・濱田(ムロツヨシ)に無下に断られてしまう。

松本は三宅の応援もあり、緊急手術を決め、腹部大動脈瘤破裂の重症ながら一命を取り留めることが出来た。しかし、センター長の玉井(萩原聖人)からは、そういう場合は他に回すようにと言われ、救命救急センターのスタッフは、オペの応援要請に答えてくれない濱田(ムロツヨシ)に不満を募らせていた。

ある日、出勤した松本の元に、川で中学生男子が溺水という ドクターカーの要請が入った。松本の過去を知る三宅は「私が行こうか?」と気に掛けるが、松本は「僕が行きます」と名乗り出る。

現場でレスキュー隊員が少年・岡崎勉(渡邉蒼)を発見し、真冬でも構わず川の中に駆け込んでいく松本。 低体温・心肺停止で危険な状態の勉の心臓マッサージをしていると、勉と同じ制服を着た少年・丸山(田中奏生)が目が合ったとたん逃げていくのに気付く。

病院内に運び込まれた勉は、ICUで母親の真理子(島袋寛子)が付き添う中、低体温療法を受けていた。松本は、真理子に勉が握っていたペンケースを渡す。それを確認した真理子は、亡き父親からプレゼントされたボールペンがなくなっていることに気づく。

その後、病院内で逃げる丸山を見つけた松本は、彼を追いかけるが…。

一方、救命救急センターに、指定病院を17件も断られたという患者の受け入れ要請が入った。今にも破裂しそうな腹部大動脈瘤のその患者は、ホームレスだという。

救命救急のスタッフは、手術中の濱田に応援を求めるが、患者がホームレスだと知ってまたもあっさりと断りを入れられてしまう。しかし、濱田の下で働く医師・児島(松本穂香)は、松本を手伝うか迷っていた・・・。

30年前に自らに降りかかった出来事と勉たちを重ね合わせる松本。
止まった時間を動かすことができるのか…?

引用;https://www.tbs.co.jp/nembutsu_tbs/story/v2.html

2,登場人物・キャスト

松本照円(照之) … 伊藤英明
三宅涼子 … 中谷美紀
濱田達哉 … ムロツヨシ
児嶋眞白 … 松本穂香
澁沢和歌子 … 余貴美子
玉井潤一郎 … 萩原聖人
田中玲一 … 片寄涼太
藍田一平 … 堀内健
長見沙穂 … うらじぬの
堀口瑠衣 … 土路生優里
清掃員のおばちゃん … 宮崎美子
宮寺憲次 … 泉谷しげる
宮寺あや … 土村芳

登場人物についての詳細はこちらからどうぞ

2-1,2話ゲスト

丸山翼 / 田中奏生

松本がドクターカーで岡崎務の溺水現場に駆け付けた時に現場にいた少年で、松本と目が合ったとたん逃げて行きました。

岡崎勉 / 渡邉 蒼

岡崎が捨てたペンケースを拾うために、川に入って行ってそのまま溺水しました。ドクターカーが出動し救助にあたりましたが、発見時は既に低体温・心肺停止で危険な状態でした。

岡崎真理子 / 島袋寛子

岡崎勉の母親です。

宮島隆弘 / ナオト・インティライミ

交通事故による大怪我で運ばれてきた患者です。

後藤由紀夫 / 見栄晴

ホームレスで、腹部大動脈瘤により倒れたものの、指定病院17件に断られたため、松本が引き受けあおば台病院へと搬送されてきました。

後藤梓 / 森迫永依

後藤由紀夫の娘です。

3,『病室で念仏を唱えないでください』2話ネタバレ

松本が僧衣で入院患者と話している時、岡崎勉が溺水した時に現場で見かけた少年・丸山翼が目に入りました。

松本と目が合った丸山が突然逃げ出したため、松本は追いかけ丸山を捕まえるのです。

松本は丸山に、自分は昼ドクターカーにいたと言い「君もいたよね?何があった?… 何か知ってるんだろ。」と告げます。

「俺はなんも、なんも」と話す丸山に、松本は「「周りが責めなくても、周りが忘れても、自分が覚えてる。一生自分を責めることになるぞ。」と伝えます。

丸山は「岡崎のペンケース、橋の上から落として。 岡崎それ取りに行って、川に入って。」と告げます。

「なんでそんなことを」と松本が尋ねると、丸山は「この前犬の散歩してたら、岡崎がふざけて俺のこと脅かして、それでリード離しちゃって、まだ見つからないから。ちょっと困らせてやりたかっただけなのに。」と言い「あんなことしなきゃよかった…。先生助けてください、お願いします…。岡崎に謝りたい。」と伝えたのでした。

その後松本は、子供の頃溺れているのを助けることができずに溺死した親友・宮寺哉(はじめ)の墓前で、溺水した少年・岡崎勉を助けて欲しいとお願いしていました。

そこに松本の師匠・円明が現れ、松本へ宮寺家に干し柿を持って行くように頼むのです。

松本が宮寺家を訪ねると、哉(はじめ)の父親・憲次や妹のあやも快く迎えてくれて、松本はその優しさに胸がいっぱいになるのでした。

そんな中あおば台病院に、指定病院を17件も断られたという、今にも破裂しそうな腹部大動脈瘤患者の受け入れ要請が入ったものの、患者の男性がホームレスということから、心臓外科の濱田はあっさり断ります。

そこで松本は、患者がホームレスだということを知らなかったことにし、患者の受け入れを決めたのでした。

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松本がホームレス男性のオペを行っていると、手術を終えた濱田が新人心臓外科医の児嶋眞白と共にオペ室へと入ってくるのです。

松本が濱田に「ありがとうございます。」とお礼を言うと、濱田は「続けてください。見学です。」と告げ手術の様子を見学し始めたのです。

やがて濱田は松本の後ろに立ち松本のオペに、ああでもないこーでもないとケチをつけだしたのです。

口しか出さない濱田にキレた松本は「あーもう、いちいち小姑みたいにうるさい。手伝わないなら出て行ってくれ。」と怒鳴ります。

すると濱田はオペ室から出て行ったのですが、すぐに戻ってきて児嶋と共に松本のオペを見事な手際で手伝い始めたのです。

手術を無事に終え、松本が濱田と児嶋の2人にお礼を告げると、児嶋は「不測の事態でも冷静で、いろんな症例を経験されてるんだなって、すごく勉強になりました。」と伝えます。

続けて濱田が「僕も、応急処置ってこういうことなんだって、勉強になりましたー。ただ、ホームレスを助けたところで、ねえ。」と話します。

松本が「お金にならないからといって、野垂れ死にするのを黙って見てる訳にはいきません。」と告げると、濱田は「僕が言っているのは、生きる意欲の問題です。例え救えたとしても、彼らは生きる環境は劣悪で予後が悪い。なにより、未来に希望がないから生きて行く意欲が少ない。」と伝えるのです。

対して松本が「それでも、たとえ1%でも生きる可能性があるなら全力を尽くして救うのが僕ら救急の仕事です。」と話すと、濱田は「それは先生のエゴじゃないですか? だって、全員を救う…、ことはできませんよね…。 だったら僕は、生きる意欲のある人を助けたい。 僕の技術を求めてる患者は日本中にいます。中には、わざわざ飛行機に乗って来る人もいる。だったら僕はその人たちのために、自分の力を使いたい。」と告げます。

続けて「と言うことで、これからも、救急の患者は中々お受けできないと思います。」と告げ「ご理解頂きたいのは、松本先生が、そうやって、採算度外視で、徳の高ーーーい、気持ちのいーーーいお仕事ができるのは、我々心臓外科が稼いで売り上げているからです。年間6億、そこから出た利益で、救急の仕事をフォローしてるんです。どうか、我々の仕事の邪魔をしないでいただきたい。」と告げ、去っていくのでした。

それまで濱田の話しをおとなしく聞いていた松本でしたが、濱田が去ると突然「うわああああー!ムカつくなあいつ。ペラペラペラペラよくしゃべりやがって。」と地団太踏んで怒り出したのでした。

その後濱田はラーメンを食べながら「あームカつくなあいつ。なんだよあのオペありえないよ。」などと救急の文句を心臓血管外科医の瀬川修二に話すのです。

そして瀬川が席を離れると濱田は「なんだよ小姑って、全然俺のこと覚えてねーし。」と呟くのでした。

そんな中溺水で意識のない少年・岡崎の自発呼吸が戻り、バイタルも安定していることから、一般病棟へ移すことができるようになりました。

一方、川の中に岡崎のペンを捨てた少年・丸山は、川の中を必死で探し回りペンを見つけて松本の前に現れたのです。

松本は丸山を岡崎の病室に案内し「返してやれ。」と岡崎の手を取ったのです。

丸山は岡崎の手にペンを握らせ「岡崎、ごめんな。ごめん。」と告げました。

するとその時、かすかに岡崎の手が動き、ペンを握りしめたのです。

松本が「岡崎くん、岡崎くん、わかる?」と声を掛けると、岡崎はゆっくりと目を開けたのでした。

「よかったな。」と松本が丸山の肩を叩くと、丸山は岡崎の手を取り「岡崎…、ごめんな。ごめん。」と告げると、岡崎はうっすらと笑みを浮かべました。

その顔を見た丸山は、嬉し泣きするのでした。

三宅は岡崎の病室を出て、廊下を歩きながら「これだから、救急はやめられない。」と呟くのです。

すると、清掃のおばちゃんが丸山が歩いた廊下の泥汚れを見て「なにこれ…、なにがあったの?」と三宅に声を掛けると、三宅は「奇跡。」と告げるのでした。

その後松本は、哉の父・宮寺憲次に電話をし、「あのー、今度の土曜日、もしよかったら、一緒に飲みに行きませんか。」と伝えると、憲次は「ああ、ありがとう、喜んで。」と答えるのでした。

一方院長は松本の師匠・円明と電話で話をしており、円明が「迷惑かけてない?あいつもほら、業を背負っちまって、てめえ勝手なところあるから。」と告げると、院長は「医者ってのはみんなさあ、己の未熟さ、力不足、不運で救えなかった患者への罪悪感、後悔をバネにやってるところあるから、人が死ぬのが怖いって、医者らしくない手前勝手が役に立つなら、それでいいのよ…。まあ、まだまだだけどね。」と伝えるのでした。

その後退院することになり、車いすで母親と一階まで下りてきた岡崎は、松本をこっそり呼んで「先生、内緒なんだけどさ、このペン本当は父さんにもらったヤツじゃないんだ。」と話します。

驚く松本に岡崎は「でもいいんだ。今はあいつが見つけてくれたこのペンが一番気に入ってるから。父さんも許してくれると思う。」と伝えるのでした・・・・・

松本は「見つからないペンを、ずっと…探してる。それを見つけても、僕の友達は帰ってこないけど、違う誰かが喜ぶかも知れない。」と思うのでした。

そんな中、交通事故で入院している患者・宮島隆弘は点滴や身体についている測定センサーを外し、病室から抜け出すのでした。

4,『病室で念仏を唱えないでください』2話まとめ・感想

第1話は母親が亡くなり、子供たちが養護施設へ行くことになったと言う非常に悲しいお話でしたので、今回は助かるストーリーを期待していました。

溺水した岡崎くんは、おそらく助かっても植物状態だろうという状態からの、大どんでん返し まさかの奇跡が訪れました。

現実的には、おそらく心停止状態が長かったことから目覚めないことが多いのでしょうが、やはりこういったミラクルなストーリーは気持ちよく見終えることができますね。

今回岡崎くんが溺水から奇跡的に回復したことにより、松本も過去のトラウマから少しは救われることができたのではないでしょうか?

そしてやはりというか、しかたのないことですが、公式ページから病院クラークの唐田えりかさんの名前がきれいさっぱり消えていましたね。

報道によると、どうやら自ら出演を自粛して降板したようですね。

原作だと病院クラークが心停止するというメインのストーリーがありますが、それはやらないのか新たなクラークが登場するのか・・・

一方ムロさん演じる濱田医師と松本のバトルは中々面白かったですね。

濱田の言い方はものすごく嫌味ったらしかったですけど、正論ではありますよね。

それにしても、13年も前のことをしっかり覚えて、今でもそれを引きずっているあたり、当時よっぽど悔しかったんでしょうね。ってか、プライドも当時から相当高かったんでしょうね。

また今回は1話と違い、エピソードを詰め込み過ぎていなかったので、忙しすぎず楽しく見ることができました。今後もこのテンポだったら、楽しく見ることができそうです。

さて、次回はナオト・インティライミさん演じる今回の冒頭で登場した交通事故で搬送された男性・宮島隆弘がメインとなる物語と、三宅の古い付き合いのある消防隊長の2本立ての物語となるようです。

次回も楽しみに待ちたいと思います。

5,『病室で念仏を唱えないでください』3話予告・あらすじ

束の間の休息で救命救急センターのスタッフルームで雑談する松本(伊藤英明)や三宅(中谷美紀)のもとに、看護師の堀口(土路生優里)が駆け込んできた。

交通事故で搬送されてきた患者・宮島(ナオト・インティライミ)が、いなくなったというのだ。みんなで手分けして探していると、中庭で倒れている宮島を三宅が発見した。ICUに戻り松本は「なぜ病院を抜け出したのか」聞こうとするが、虚ろな表情の宮島は謝るだけ。

その様子を心配する松本は、三宅に「宮島は“鬱”ではないか」と相談するが、松本の行動は救命医の使命の域を脱していると非難し、言い争いになってしまう。

そして三宅は、松本の救命医の使命の一線を超える行動について中庭で思案していると、そこに20年来の付き合いの消防隊員隊長・藤森(宇梶剛士)と出会い、話を聞いてもらうのだった。

ある日、救命救急センターに男性患者が運ばれてくる。その場ですぐに開胸手術が必要と判断した松本は、心外に支援要請するが、駆け付けてきたのは児島(松本穂香)一人だった。

執刀医の経験が浅い児島はひるむが、松本が手助けするからという言葉を信じ執刀を決意するが児島はひるんでしまう。

一方で、執刀中だった濱田(ムロツヨシ)のもとに児島の手術の話が入り、松本に嫌味たっぷりの不満をぶつける。

そこに、自殺を図ったと思われる男性が運ばれてくる。それは、先日退院したはずの宮島だった。

夜になり、救命救急センターに、ドクターカーの出動要請が入る。松本と三宅が駆け付けると、会社の倉庫で火災が発生し、数人のケガ人が出ていた。さらに、二次災害が起こり意識不明の消防隊員が運ばれてくるが…。

引用:https://www.tbs.co.jp/nembutsu_tbs/story/

6,『病室で念仏を唱えないでください』見逃し動画配信サービス

『病室で念仏を唱えないでください』の見逃し配信はParaviでどうぞ。

配信内容、話数などの詳細はサイトにてご確認ください。

またParaviでは、登場人物で片寄涼太さんが演じる研修医・田中玲一を主人公としたスピンオフドラマ『病室で念仏を唱えないでください~サトリ研修医・田中玲一~』も配信されています。

病室で念仏を唱えないでください ~サトリ研修医・田中玲一~ Paraviオリジナルストーリー | Paravi(パラビ)
医者の家庭で育ったサトリ世代の研修医・田中玲一(片寄涼太)。とりあえず選んだ救命救急の場で風変わりな医師たちが起こす奇跡を目にし、田中はどう成長するのか・・・。

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