運転中にノーブレーキで壁に激突し、搬送され入院していた宮島隆弘は、点滴やセンサーを外して病室を抜け出して行ったのです。
翌日、医局で救命救急センターのスタッフルームで休憩時に雑談をしていた医師たちに、宮島がいなくなったという知らせが届くのでした。
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1,『病室で念仏を唱えないでください』3話あらすじ
束の間の休息で救命救急センターのスタッフルームで雑談する松本(伊藤英明)や三宅(中谷美紀)のもとに、看護師の堀口(土路生優里)が駆け込んできた。
交通事故で搬送されてきた患者・宮島(ナオト・インティライミ)が、いなくなったというのだ。みんなで手分けして探していると、中庭で倒れている宮島を三宅が発見した。ICUに戻り松本は「なぜ病院を抜け出したのか」聞こうとするが、虚ろな表情の宮島は謝るだけ。
その様子を心配する松本は、三宅に「宮島は“鬱”ではないか」と相談するが、松本の行動は救命医の使命の域を脱していると非難し、言い争いになってしまう。
そして三宅は、松本の救命医の使命の一線を超える行動について中庭で思案していると、そこに20年来の付き合いの消防隊員隊長・藤森(宇梶剛士)と出会い、話を聞いてもらうのだった。
ある日、救命救急センターに男性患者が運ばれてくる。その場ですぐに開胸手術が必要と判断した松本は、心外に支援要請するが、駆け付けてきたのは児島(松本穂香)一人だった。
執刀医の経験が浅い児島はひるむが、松本が手助けするからという言葉を信じ執刀を決意するが児島はひるんでしまう。
一方で、執刀中だった濱田(ムロツヨシ)のもとに児島の手術の話が入り、松本に嫌味たっぷりの不満をぶつける。
そこに、自殺を図ったと思われる男性が運ばれてくる。それは、先日退院したはずの宮島だった。
夜になり、救命救急センターに、ドクターカーの出動要請が入る。松本と三宅が駆け付けると、会社の倉庫で火災が発生し、数人のケガ人が出ていた。さらに、二次災害が起こり意識不明の消防隊員が運ばれてくるが…。
引用;https://www.tbs.co.jp/nembutsu_tbs/story/v3.html
2,登場人物・キャスト
三宅涼子 … 中谷美紀
濱田達哉 … ムロツヨシ
児嶋眞白 … 松本穂香
澁沢和歌子 … 余貴美子
玉井潤一郎 … 萩原聖人
田中玲一 … 片寄涼太
藍田一平 … 堀内健
長見沙穂 … うらじぬの
堀口瑠衣 … 土路生優里
清掃員のおばちゃん … 宮崎美子
宮寺憲次 … 泉谷しげる
宮寺あや … 土村芳
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2-1,3話ゲスト
宮島隆弘 / ナオト・インティライミ
運転中にノーブレーキで壁に激突し、搬送されあおば台病院に入院していた患者です。やがて退院していきますが、自殺を図り再び救急で搬送されてきました。
藤森貴文 / 宇梶剛士
消防隊員隊長の体調で、三宅とは研修医時代から20年の付き合いがあります。まもなく60歳となり定年を迎える予定です。
宮島佳菜 / 朝見心
宮島隆弘の奥さんです。
3,『病室で念仏を唱えないでください』3話ネタバレ
仕事を終えた松本照円はいつものようにスポーツジムでひと泳ぎして、その後若い女性と目が合いニヤニヤしていました。
するとそのすぐそばで「左利きで悪かったね! いやがらせすんなっつーの! データデータうるせえんだよ濱田!」とサンドバックを思いっきり殴ったり蹴ったりと怒りをぶつけていた女性がいたため、松本はそっと近づいていきました。
4,『病室で念仏を唱えないでください』3話まとめ・感想
今回は2話から登場した割には前回は最後のワンシーン以外全く触れられることなく終ってしまったナオト・インティライミさんと、今回のゲスト宇梶剛士さんの物語が、上手く平行してストーリーが作られていて、どちらの物語も涙を誘われました。(涙腺がユルユルなのもありますが。)
一方は自らの死を望み命を絶とうとしながら救われると共に生きる力を与えられて、もう一方は他人の命を救いながらも自らの命を落としてしまうという相反する2人を描いた物語でした。
ナオトさん演じる宮島隆弘は元々希死念慮があったために、自動車でノーブレーキで壁に激突してしまったようです。
松本は宮島の行動や言動などから鬱を疑ったようですが、入院中の短期間で精神科医ではない救命医が判別するのは難しいのでしょうから、三宅のような反応になるのもしょうがないことでしょう。
また三宅は、すべての患者を救おうと、なんでもかんでも患者を受け入れ、何が何でもどんなことをしてでも助けようとする松本に対し、少し苛立ちのようなものも感じていて、つい松本を非難してしまったのではないでしょうか。
しかしそこから三宅は、20年来の知人で宇梶剛士さん演じる藤森貴文の事故を受けて、何としても助けたい死なせたくないという思いがこれまで以上に強く出てきたことと、最終的にその死を受け入れざるを得なかったことから、「たまには一線を超えて感情的に動くのもいいのかもね」と心が移って行きました。
それがあったからこそ、三宅は一段階前へ進むことができ、宮島を前向きにさせることができたのでしょう。
一方相変わらず対立を続ける松本と濱田ですが、今回も言い方はかなり嫌味な部分はありますが、濱田の言い分は正しいですよね。
ただ人間という生き物は正論だけだと息苦しくなって、松本のような感情で動く生き方に惹かれる人も出てくることでしょう。
今回の児嶋眞白がいい例で、心臓外科医として一番必要なのは知識と技術だと言うことが分かっていても、1分1秒を争う救急の場で命を救うことにやり甲斐を感じてしまったのでしょうね。
今回も、濱田はかつて倒れている人を助けようとしていた時に松本に押しのけられ、どやしつけられたことを思い出していました。そして「ホント、トラウマだよ」とまで話していました。
今後のこの2人の対立がどうなっていくのか、また児嶋はどちらの道にすすんでいくのか、非常に気になります。
話は変わりますが、今回濱田がモロッコ風ちまきが何味なのかを後輩の瀬川に聞きにいかせるところが面白かったですね。自分が行かせたくせに後ろの人に「詰めて詰めて」とか。
5,『病室で念仏を唱えないでください』4話予告・あらすじ
緊急オペを終えスタッフルームに戻ってきた松本(伊藤英明)はじめとする救命救急のスタッフたち。松本は、心臓血管外科医の児島(松本穂香)が駆け付けてくれたおかげで手術は成功したと感謝を伝える。
だが、疲労困憊の吉田(谷恭輔)や研修医の田中(片寄涼太)から、「すべての患者を受け入れたい」という松本の考え方を反対される。それは、部長の玉井(萩原聖人)や三宅(中谷美紀)、ヘルプで参加した整形外科医の藍田(堀内健)も同意見だった。
松本は「全ての命を漏らさず救済する千手観音のように…」と自らの意思を語るが、サトリ世代の田中には全く通じず、言い合いになってしまう。
その夜、手術が成功しホッとしていた児島に、濱田(ムロツヨシ)から「今後は第一助手に入ってもらうから、救急に関わるのはやめるように」と宣告される。
同じ頃、救命救急センターに階段から転落した長沢功一(本並健治)という患者が運ばれてきた。術後の後遺症も考えられるので早急なオペが必要とされ、松本は手術の立ち合いも含め、脳外の医師と共に手術室へ向った。
だが、知らせを聞き駆け付けた長沢の妻・奈穂(中島ひろ子)と娘・沙織(美山加恋)は、吉田と田中が、功一の予後に関して話しているのを聞いてしまい、手術中止を訴えてくるのだった。ある日の夜、ジム帰りの松本は、小学生の男の子・品川凱斗(齋藤絢永)が一人で公園のブランコを漕いでいるのを見つける。近づいてみると、凱斗の手が腫れ、不自然な赤みや体に無数の傷があることに気が付く。
「転んだ」としか言わない凱斗の症状を調べようとするが、その様子を見た主婦に、変質者と間違われ警察に通報されてしまう。
その夜、あおば台病院に、小学校教諭・植木(松角洋平)に伴われ、女の子が運ばれてきた。その子は、以前公園で虐待を疑った少年・凱斗の姉・愛羅(石田凛音)だった。
引用:https://www.tbs.co.jp/nembutsu_tbs/story/
6,『病室で念仏を唱えないでください』見逃し動画配信サービス
『病室で念仏を唱えないでください』の見逃し配信はParaviでどうぞ。
配信内容、話数などの詳細はサイトにてご確認ください。
またParaviでは、登場人物で片寄涼太さんが演じる研修医・田中玲一を主人公としたスピンオフドラマ『病室で念仏を唱えないでください~サトリ研修医・田中玲一~』も配信されています。

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