松本照円が父のように慕う幼馴染の父・憲次は、松本に取り除けない肺腺癌だと告げ治療はしないと話します。
憲次は松本に「人はみな、いつかは死ぬ…。たとえ家族がいても…。 誰だって死ぬときは一人だ。」と告げるのでした。
全話あらすじ、ネタバレはこちらからどうぞ。

1,『病室で念仏を唱えないでください』6話あらすじ
幼馴染の父・憲次(泉谷しげる)から、手術では取り除く事が出来ない肺腺癌にかかっていることを告白された松本(伊藤英明)は、延命治療を拒む憲次に治療を受けるべきだと薦める。
だが、医者として治療を薦める松本は、憲次は「お坊さんとしてなら?」と問われると、延命治療をせず親族に看取られ亡くなった石川の姿が脳裏をかすめ、医者として、僧侶として思い悩む。
あおば台救命救急センターのスタッフルームでは、転科してきた児嶋先生(松本穂香)を囲んで和やかな時間を過ごしていた。
すると、いつものようにホットラインが鳴り、倒壊事故で意識不明の30代の男性と60代の男性二人を受け入れることに。
さらに、新たにボウリング場でケガをしたという40代の男性も搬送されてきたが、救急車から運びだされた患者は、なんと整形外科医の藍田先生(堀内健)だった…!?
松本・児嶋・吉田(谷恭輔)・長見(うらじぬの)らが懸命に処置を続けていると、先にホットラインが入っていた倒壊事故により意識がない患者・和田洋平(吉沢悠)が搬送されてきた。
アラーム音が響く危機的状況の中、洋平の処置に入った三宅(中谷美紀)は愕然とする…。
ある日、濱田(ムロツヨシ)は、理事長の澁沢(余貴美子)から、状態が悪くリスクは大きいが、病院の宣伝に使えると大物芸能人御代田(藤井隆)の手術を持ち掛けられる。
いよいよオペの日、オペの見学に行った児嶋は、患者のある異変に気が付く…。
引用;https://www.tbs.co.jp/nembutsu_tbs/story/v6.html
2,登場人物・キャスト
三宅涼子 … 中谷美紀
濱田達哉 … ムロツヨシ
児嶋眞白 … 松本穂香
澁沢和歌子 … 余貴美子
玉井潤一郎 … 萩原聖人
田中玲一 … 片寄涼太
藍田一平 … 堀内健
長見沙穂 … うらじぬの
堀口瑠衣 … 土路生優里
清掃員のおばちゃん … 宮崎美子
宮寺憲次 … 泉谷しげる
宮寺あや … 土村芳
登場人物についての詳細はこちらからどうぞ

2-1,6話ゲスト
和田洋平 / 吉沢悠
倒壊事故で脳ヘルニアを起こし、意識不明となりあおば台病院に搬送されてきました。一時はVFとなり心臓が上手く機能しなくなっていましたが、治療の甲斐がありどうにか持ち直しました。ろれつが回らない、ふらつきなどの症状があり、発症後5年から10年で亡くなることが多い、オリーブ橋小脳萎縮症に罹患しており、発症から5年経過しています。もともとは動物学者で、一年中野生動物を海外で追いかけているような人物で明るい性格でしたしたが、病気が判明してからは人と関わらなくなってしまい心を閉ざしています。三宅涼子医師の元カレです。
和田晴香 / 文音
洋平の妻で、2人の間に一人娘の里紗を授かっています。洋平の病気が判明してからも夫を支えていきたいという気持ちは持っているものの、夫が変わってしまったようになってしまったため、つらく悲しい思いをしています。
御代田信 / 藤井隆
大物お笑い芸人で、冠動脈バイパスのオペができる医師を探していたため、濱田が執刀してオペをすることになりました。オペ前もオペ後も明るく元気にふるまっています。
3,『病室で念仏を唱えないでください』6話ネタバレ
倒壊事故による外傷の60代男性とボウリング場で意識を失い骨折した藍田先生と続けて搬送されてきたため、松本たちは急いで治療に取り掛かります。
やや遅れて倒壊事故により意識消失の30代男性・和田洋平が搬送されてきたため、三宅が治療に入り、容体を見て「脳ヘルニアね。」と告げその男性患者の顔を見るのです。
患者の顔を見た三宅が「洋平?… うそ!」とつぶやくと、バイタルセンサーからアラームが鳴り響き、洋平はVFとなったのです。
そんな中、三宅は愕然としたままなにもできずにただ立ち尽くすのでした。
見かねた松本が「替わる」と三宅に告げると、三宅は「ごめん、大丈夫だから。こっち私やる。」と言い、処置を再開するのでした。
4,『病室で念仏を唱えないでください』6話まとめ・感想
今回は、哉(はじめ)の父で、松本にとっても父親同然の憲次の肺腺癌告白と治療拒否に始まり、死が近付く洋平の様子や大物お笑い芸人・御代田にまつわる手術に関する物語と、その3つが上手く絡まり合っていました。
そして一貫して今回のストーリーのテーマとなっていたのは、6話のタイトルにもなっていた患者は嘘をつくということでした。
松本はバカやって入院してきた藍田医師によってその真実に気付かされ、同時に自分の未熟さにも気付かされたことで、また一つ成長できたことでしょう。
なにより意外だったのが、お笑い芸人御代田がオペを笑い飛ばして豪快な態度を取っていたにも関わらず、濱田は既に「患者は嘘をつく。」と知っていたことです。
今回、暗に洋平のオペの執刀を児嶋が行うように誘導していたことから、濱田は自分の名声ではなく、何らかの認定なり設備なりを作るために、自分の治療成績を下げたくないのではないか?という気がしてきました。
今回濱田が着替えた時に映し出された胸部の手術痕や、次回14歳の少年のオペを松本を突き飛ばすように行うことから、濱田は少年の頃なにか心臓に病気があり、それを治してもらったことで心臓外科医になり、なんらかの子供の心臓治療に関する施設を作るためお金が必要なのではないでしょうか?…考えすぎでしょうか?
一方、松本は「患者は嘘をつく」ということを気付かされて、洋平を開放してあげることができました。
この松本が「患者は嘘をつく」と気付いてから、洋平の心を開放し、ラスト憲次に「今日は嘘をつかないでください。」と進行するストーリーが非常に素晴らしく、涙を誘われました。
そして、今回「お釈迦様はサイのツノのように、ただ独りで歩めとおっしゃいました。だけど賢明で協同し、礼儀正しく明敏な同伴者を得たなら共に歩め。」という言葉が物語と上手くリンクし、「患者は嘘をつく」と同様に物語のキーとなっていました。
第1話と比較し最近数話は上手い具合に仏教と医療が絡み合って、これぞ「病室で念仏を唱えないでください。」というタイトルにふさわしい内容になっていますね。
次回は、松本と末期の乳がん患者前田鮎子のデートも面白そうですが、松本が濱田の胸の傷を見つけたことで、濱田の過去や濱田が暗躍している理由がいくらかでも明らかになるのでしょうか?
5,『病室で念仏を唱えないでください』7話予告・あらすじ
あおば台救命救急センターにスーパーで転倒し意識不明の前田鮎子(戸田菜穂)が搬送されてきた。
三宅(中谷美紀)は鮎子が持っていたメモを見つけるが、そこには「自分は末期の乳がんで心肺蘇生は望まない」ということが書かれていた。
鮎子の意識が戻り、松本(伊藤英明)は、チャプレンとして彼女の心に寄り添う。そんな中、松本は突然鮎子をデートに誘う。
次いで、交通事故の患者が搬送されてきた。ケガをしたのは桑島悟という14歳の少年で、緊急手術しなければならない状態だった。
松本は悟の心臓あたりに小さな古い手術痕を見つけ、早々に手術を始めようとしたとき、濱田(ムロツヨシ)と瀬川(安井順平)が突如オペ室に入ってきて、松本を突き飛ばすように少年の手術を開始。
救急に協力しない濱田が手術を手伝ってくれた話は、救急で話題になっていたがその真意は…?
さらに濱田は、謎の投資家・リチャード(近藤公園)や医療コンサルタントの長谷(淵上泰史)と、秘密裏に会っているようで…。
一方、度重なる暴言に耐えかねた瀬川は、濱田へ初めて反論し、2人は言い争いに。
その現場に居合わせた松本は、つかみ合いになる二人を制止すると、濱田の胸元に手術痕があることに気づいてしまう…。
引用:https://www.tbs.co.jp/nembutsu_tbs/story/
6,『病室で念仏を唱えないでください』見逃し動画配信サービス
『病室で念仏を唱えないでください』の見逃し配信はParaviでどうぞ。

配信内容、話数などの詳細はサイトにてご確認ください。
またParaviでは、登場人物で片寄涼太さんが演じる研修医・田中玲一を主人公としたスピンオフドラマ『病室で念仏を唱えないでください~サトリ研修医・田中玲一~』も配信されています。

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