児嶋眞白がペースメーカーの埋め込み先を調査したところ、3人ともあおば台病院で埋め込まれていたことが判明しました。
しかし、そのペースメーカーはこれまであおば台病院で使われたことがないメーカーのもので、松本たちはメーカーからワイロをもらって誰かが使っているのではないかと考えたのでした。
全話あらすじ、ネタバレはこちらからどうぞ。

1,『病室で念仏を唱えないでください』8話あらすじ
あおば台救命救急センターでは、松本(伊藤英明)や三宅(中谷美紀)が、ペースメーカーを入れた生活保護の患者が短期間に数人見つかったことに疑問を抱き、児嶋(松本穂香)にその出元の調査を依頼していた。
すると、全ての患者があおば台病院の同じ医師によって手術されていることが発覚する。
真意を確かめるため、松本は濱田(ムロツヨシ)の元へ向かう。
一方、濱田は、医療コンサルタント・長谷(淵上泰史)から電話が入り、心臓外科学会の理事長・大貫(きたろう)の孫・川崎美咲が、重い心臓病で入院していると伝えられる。
あおば台病院に転院させて手術がうまくいけば、医師会を後ろ盾にして小児ハートセンター設立までがスムーズになると言われていた。憲次(泉谷しげる)は、がんの治療に向き合い、診察を受けていた。付き添う松本は、改めて最悪の状況を確認し「治験薬でもいいので可能性に賭けたい」と訴える。
その頃、ひき逃げ事故にあった女性患者(白石糸)が搬送されてきた。搬送されて2日経っても家族からの問い合わせが入らないことや、彼女の荷物からシングルマザーなのではないかと考えられた。
家に乳幼児が1人で残っているかもしれない危機的状況にもかかわらず、身元がわからないでいたが、児嶋があることに気づき…。
母親の川崎百合子(大西礼芳)、祖父の大貫に付き添われ美咲が転院してきた。濱田の次に優秀とされる心臓外科医・田沼(前田公輝)を前立ちにして手術が始まる。
引用;https://www.tbs.co.jp/nembutsu_tbs/story/v6.html
2,登場人物・キャスト
三宅涼子 … 中谷美紀
濱田達哉 … ムロツヨシ
児嶋眞白 … 松本穂香
澁沢和歌子 … 余貴美子
玉井潤一郎 … 萩原聖人
田中玲一 … 片寄涼太
藍田一平 … 堀内健
長見沙穂 … うらじぬの
堀口瑠衣 … 土路生優里
清掃員のおばちゃん … 宮崎美子
宮寺憲次 … 泉谷しげる
宮寺あや … 土村芳
登場人物についての詳細はこちらからどうぞ

2-1,8話ゲスト
川崎百合子 / 大西礼芳
先天性大動脈閉鎖不全症という心臓病を持つ川崎美咲の母親です。今回松本に身元不明だった交通事故に遭った女性・小塚里香の娘についてのヒントをくれました。
川崎美咲 / 中野翠咲
心臓外科学会の理事長・大貫の孫で、先天性大動脈閉鎖不全症で濱田のオペを受けるため、あおば台病院へ入院してきました。
大貫義彦 / きたろう
日本心臓外科学会理事長で、孫が選定性大動脈閉鎖不全症で、濱田のオペを受けることになったため、濱田に小児用ハートセンターの設立に協力する約束をしました。
田沼秀一 / 前田公輝
MD電子からワイロをもらい、カルテをでっち上げペースメーカーを埋め込む必要のないホームレスにペースメーカーを埋め込んでいました。美咲のオペの際に濱田の前立をすることになっているため、ペースメーカーを不正に埋め込んだことを濱田に握りつぶしてもらいました。
小塚里香 / 白石糸
近所へ出かけたその間にひき逃げに遭って、意識不明のままあおば台病院の救命救急センターへ搬送されてきた身元不明の女性です。
川崎悠人 / 清塚信也
美咲の父で、百合子の夫です。
リチャード・ポー / 近藤公園
中華系のシンガポール人投資家です。濱田が計画する小児用ハートセンター設立に25億円投資してくれることになっています。
長谷英人 / 淵上泰史
濱田が進める小児用ハートセンター設立の仲介をしてくれている医療コーディネーターです。
3,『病室で念仏を唱えないでください』8話ネタバレ
ペースメーカーが埋め込まれていた件で濱田を呼び出し問いただす松本に、濱田は「すいません。今ようやく小児用ハートセンターの設立が決まりそうなんです。心外で起きた不祥事は、僕が責任を持って膿を出すように働きかけます。どうか僕を信用して預けてくれませんか?」と告げます。
松本は「分かった、信用する。頼んだぞ。」と告げ、3人分のカルテを渡し、去って行ったのでした。
そんな中、心臓外科学会の理事長・大貫の孫で、先天性大動脈閉鎖不全症の川崎美咲が濱田のオペを受けるためあおば台病院へ入院してきたのです。
美咲のオペは濱田が執刀して田沼が前立をすることになり、心臓外科学会の理事長・大貫は濱田に感謝し、小児用ハートセンターの設立に協力することを約束してくれたのでした。
4,『病室で念仏を唱えないでください』8話まとめ・感想
物語も終盤となり、濱田の目的もはっきりしてきて、濱田がなにがなんでも小児用ハートセンターを設立しようとしているという強い意欲も伝わってきました。
そんな中起きたペースメーカー不正埋め込み事件ですが、松本はなにがなんでも犯人を告発したいという正義に対し、濱田の小児用ハートセンター設立のための正義とがぶつかり合い、中々白黒つけがたい問題ですが、このエピソードが今回出てくる「両忘」を表しているんですよね。
2人の意見にはそれぞれの正義がありお互い正義の意味が違っていましたが、一番大切なのは本当の意味での正解を考えるということで、松本の意見を通せば、小児用ハートセンターの設立が危うくなり、設立により助けられるであろう多くの命を危険にさらすことになるということに気付いたからこそ、松本も引いたのでしょう。
一方濱田にとっても、いくら腕が良かろうが自分の大義の前に、ワイロをもらってペースメーカーを使うなどという人物がいては、正しく目的を遂行することができないと考え、病院を追放したのでしょう。
一方、ひき逃げに遭った女性の問題についても、もしかしたら家に子供がいるかもしれないから、法を犯してでも子供を助け出したいという正義と、子供は既に無事で、家にはいないかもしれないから、法に則って警察に任せるといいう正義があり、現実世界では中々白黒つけにくいですが、わずかでも子供が死に直面している可能性がある以上、法を犯してでも子供を助けるという正義を選んだということ表現していたんでしょうね。
そしてここにきて、濱田先生がどんどんカッコ良くなってきましたね。
濱田にとっては白・黒関係なく「医者は、金でも法でも正義でもない。命の奴隷だ。」と言い切っていたところが濱田の正義そのものなんですね。
そういった意味ではやはり松本も命の奴隷で、それぞれ方法は違うものの、濱田とは似た者同士なのかもしれませんね。
さて次回9話は、成功したかに見えた美咲ちゃんの容体が急変し、投資家のリチャード・ポーからの融資を断られ、小児用ハートセンター設立が一旦暗礁に乗り上げてしまうようですが、この危機を乗り越えられるのかどうか、残り2話となりましたが、どう終わらせてくれるのか非常に楽しみです。
5,『病室で念仏を唱えないでください』9話予告・あらすじ
濱田(ムロツヨシ)が担当した、心臓外科学会の理事長・大貫(きたろう)の3歳の孫・川崎美咲(中野翠咲)の容態が急変した。
直ぐに松本(伊藤英明)が対応し、濱田も駆けつけ緊急オペが行われたが、オペの失敗が発覚し、投資家リチャード・ポー(近藤公園)から融資を断られてしまう。
小児用ハートセンター設立をあきらめられない濱田は、「もう一度だけチャンスを与えて欲しい」と、難しい手術の公開オペを提案する。
ところが、公開オペが始まってすぐに異変が起きる。美咲のオペ後から様子がおかしい濱田に松本は…。
一方、松本が父のように慕う、憲次(泉谷しげる)のがん治療が始まった。
ステージ4の肺線がんである憲次の治療は厳しいが、憲次は松本の懇願により治験薬での治療を決意していた。投薬を開始し、経過は順調に思われたが…。
引用:https://www.tbs.co.jp/nembutsu_tbs/story/
6,『病室で念仏を唱えないでください』見逃し動画配信サービス
『病室で念仏を唱えないでください』の見逃し配信はParaviでどうぞ。

配信内容、話数などの詳細はサイトにてご確認ください。
またParaviでは、登場人物で片寄涼太さんが演じる研修医・田中玲一を主人公としたスピンオフドラマ『病室で念仏を唱えないでください~サトリ研修医・田中玲一~』も配信されています。

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