病室で念仏を唱えないでください9話ネタバレ感想、諦める・明らかに見る

心臓外科学会の理事長・大貫の3歳の孫・川崎美咲が急変したことにより、松本たちは必死に治療を行っているものの、VFが続いています。

冠動脈トラブルを疑った濱田も松本たちと共にオペに加わり、必死に治療に当たるものの、美咲の心臓はもう二度と動くことはありませんでした。

全話あらすじ、ネタバレはこちらからどうぞ。

https://betterlifee.net/2020-01-02-nembutsu-tbs.html

1,『病室で念仏を唱えないでください』9話あらすじ

濱田(ムロツヨシ)が担当した、心臓外科学会の理事長・大貫(きたろう)の3歳の孫・川崎美咲(中野翠咲)の容態が急変した。

直ぐに松本(伊藤英明)が対応し、濱田も駆けつけ緊急オペが行われたが、オペの失敗が発覚し、投資家リチャード・ポー(近藤公園)から融資を断られてしまう。

小児用ハートセンター設立をあきらめられない濱田は、「もう一度だけチャンスを与えて欲しい」と、難しい手術の公開オペを提案する。

ところが、公開オペが始まってすぐに異変が起きる。美咲のオペ後から様子がおかしい濱田に松本は…。

一方、松本が父のように慕う、憲次(泉谷しげる)のがん治療が始まった。

ステージ4の肺線がんである憲次の治療は厳しいが、憲次は松本の懇願により治験薬での治療を決意していた。投薬を開始し、経過は順調に思われたが…。

引用;https://www.tbs.co.jp/nembutsu_tbs/story/v6.html

2,登場人物・キャスト

松本照円(照之) … 伊藤英明
三宅涼子 … 中谷美紀
濱田達哉 … ムロツヨシ
児嶋眞白 … 松本穂香
澁沢和歌子 … 余貴美子
玉井潤一郎 … 萩原聖人
田中玲一 … 片寄涼太
藍田一平 … 堀内健
長見沙穂 … うらじぬの
堀口瑠衣 … 土路生優里
清掃員のおばちゃん … 宮崎美子
宮寺憲次 … 泉谷しげる
宮寺あや … 土村芳

登場人物についての詳細はこちらからどうぞ

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2-1,9話ゲスト

川崎百合子 / 大西礼芳

治療の甲斐なく亡くなってしまった川崎美咲の母親です。治療でお世話になった先生方にお礼を言うためあおば台病院を訪ねてきました。。

川崎美咲 / 中野翠咲

心臓外科学会の理事長・大貫の孫で、先天性大動脈閉鎖不全症で濱田のオペを受けた少女です。オペは成功したものの、冠動脈の位置に異常があり、自己心膜が塞いだことによる合併症で亡くなってしまいました。

大貫義彦 / きたろう

日本心臓外科学会理事長ですが、孫が亡くなったことにより自分の不甲斐なさを感じ、大学も医師も全部辞めてしまいました。

川崎悠人 / 清塚信也

美咲の父で、百合子の夫です。

リチャード・ポー / 近藤公園

中華系のシンガポール人投資家です。濱田が計画する小児用ハートセンター設立に25億円投資してくれることになっていましたが、今回美咲ちゃんが亡くなったことと、濱田が収益データを多く見積もっていたことから融資を取りやめます。

長谷英人 / 淵上泰史

濱田が進める小児用ハートセンター設立の仲介をしてくれている医療コーディネーターです。濱田が開業後に予想される収益見積もりデータを多く見積もっていたことを指摘します。

3,『病室で念仏を唱えないでください』9話ネタバレ

松本が父のように慕う宮寺憲次の治験薬による治療がスタートし、憲次は自身のブログに「生きたい。精一杯生きるという決意と共に、もし死んだらという準備も必要だと感じた。」と記しました。

その文章を読んだ松本は、本人が意思表示できなくなる場合に備え、治療方針や療養場所について家族や医師などと話し合いをするための冊子「人生会議」を渡し、話し合いを勧めます。

しかし、「治療を始めたばかりだというのに」とあやは反発し、憲次の妻は「縁起でもない」とあや同様反発するのです。

そんな松本に、憲次は「あ、照くん。今度釣りに連れてってもらえるかな?」と告げるのでした。

一方、濱田の様子がおかしいのを目の当たりにした瀬川は松本の元を訪ね、濱田のことについて相談するのでした。

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そんな中、濱田が執刀する冠動脈バイパス手術の公開オペが、大勢の注目の中スタートしました。

しかし、美咲のオペがトラウマとなっていた濱田は、オペの途中手が震えて手が止まってしまったのです。

その様子をモニターを通じて見ていた松本は、救急の患者が濱田のオペを必要としていると告げ、濱田をオペ室から連れ出したのでした。

松本に連れ出された濱田が「もう、俺がお終いだ、もう全部」と話すと、松本は「諦める。仏教の教えで“あきらかに見る”っていう意味だ。自分自身を諦めろ。」と言い残し出て行きます。

その後澁沢理事長は濱田に「融資の話しはなくなりました。」と言い「ハートセンターの心配は置いといて、今は濱田先生が医師でいられるかどうかが問題です。」と告げるのでした。

そんな中、濱田がベンチに座っていると、偶然憲次がやってきて先日ソバをご馳走になったお礼を言い、友達の医者が目の前で親友を失ったことなど、松本の過去を話したのでした…

憲次が病室に戻ると、松本がやってきたため外で濱田ど会ったことを告げます。

憲次はその時濱田が「救うことで僕が救われてた。」と言っていた。と告げ、続けて「でもその分、助けられなかった時は、人一倍つらいんだろうね。」と話すのでした。

その後外出許可が下りた憲次と一緒に松本は釣りに出かけ、2人で哉(はじめ)の話しをします。

哉を思い出して泣き出す松本に、憲次は「もっと早く一緒に泣けばよかったな。もっと早く一緒に悲しめば良かった。」と話します。

「いいヤツだった。大好きだった。」と泣きながら話す松本に、憲次は「随分とかかったね。もっと早く釣りに来ればよかったね。」と伝えるのでした。

病院に戻る途中の憲次が、松本と一緒にいるとことを見た濱田は、憲次が話していた友達の医者が松本だと知り、松本が親友を亡くした罪悪感から医師になったことを知るのでした。

一方病室では、憲次があやと妻に「僕の意識がなくなった時は照くんに僕の判断を任せたいんだ。」と告げます。

続けて「たぶん、どんな決断をしたとしても、母さんやあやは、あれでよかったのかと悩む。だから事前に色々と自分で決めておきたいんだ。」と話し「それでも判断に困れば、照くんに頼みたいんだ。」と伝えるのでした。

そんな中、川崎百合子がお礼を告げるため、あおば台病院を訪ねて来たのを見かけた濱田はつい隠れてしまいます。

濱田がいなかったことで、百合子は続いて救急にお礼を告げにやって来ます。

その時、三宅が持っている濱田が編みかけのセキセイインコの頭を見て、急に美咲が濱田からもらったパンダの編みぐるみを思い出し、思わず百合子は涙を流します。

すると松本が「いいんです。悲しい時は思いっきり悲しんでください。我が子を亡くしたんです。じゃないと残されてしまった人は前に進めません。」と告げます。

「どうせなら、もっと外に連れてってあげれば良かった。砂場遊びさせてあげれば良かった。」と悲しむ百合子に、松本は「愛する人を亡くして、後悔のない人なんていません。全てを尽くしたって後悔するものなんだと思います。」と話します。

さらに「いつになったら抜け出せるんですかね?」と尋ねる百合子に松本は「悲しみは時が経っても消えることはありません。ただ慣れていく、そういうものなんじゃないかと僕は思います。」と伝えるのでした。

その後松本が礼拝堂での説法を終えると、濱田がやってきて「分からない。頑張っても手が動かないんじゃどうしようもない。諦めるってなんだ?あきらかに見るってなんだ?修行すれば、手が動くようになるのか?念仏でも唱えればいいのか?なあ。」と訴えます。

そんな濱田を松本は公園の砂場へ連れていって「美咲ちゃん砂遊びが好きだ会ったんだよな。何作ったらいいと思う?」と話して砂を集め始めます。

やがて濱田も手伝い始めると、松本は「悔しいな。」と濱田に話します。

「まあ、大学病院まで辞めてるからな。ハートセンターつくるために。」と濱田が話すと松本は「違うだろ。」と告げます。

続けて「濱田が悔しくてたまんないのは、美咲ちゃんを救えなかったからだろ。患者を救うことで救われてるって言う医者が、自分責めないわけねえんだよ。入院してる子供が、どれだけ外で遊びたいか知ってる医者が、悲しくないわけがないんだよ。」と伝えます。

そして「悲しいな。美咲ちゃん、もう一回ぐらい、砂場で遊ばせてやりたかったな。」と話すと、濱田は泣きながら砂遊びを続け、やがて2人は立派なパンダを作り上げるのでした。

その時女性の悲鳴がしたため声がした方へ2人で駆けつけると、一人の男性が痛みを訴え倒れていたのです。

濱田はその容体を見て、解離かも知れないと判断し、救急車を呼びあおば台病院へと搬送するのです。

患者を治療代に移動させ、緊急オペを行うことにしたものの、濱田はその場で呆然と立っていました。

そんな濱田に松本は「お前が診断したんだろ、お前じゃなきゃオペ出来ない。全力でサポートする。」と訴えるのでした。

オペが始まり、濱田も着替えて患者の前に立つ者の、手が震えてメスで切開することができません。

すると松本が手を合わせ、お経を唱え始めたのです。

濱田はそのお経を聞いているうちに手の震えが止まり、オペを始めることができ、そして無事に終了させたのでした。

オペを終え外へ出ると、患者の母親がいたため濱田は「破れた大動脈は人工血管でつなぎ直しましたのでこれで大丈夫でしょう。」と告げます。

母親が「ありがとうございます。息子を助けて頂いて。」と告げると、濱田は「あっ、いえ、助けられたのは、僕のほうでして。」と伝えるのです。

濱田は入院手続きへ向かう母親に深々と頭を下げ、松本に近付いていき「松本先生、先ほどのサポート。」と告げると、松本は照れたように、濱田の肩を叩こうとします。

そんな松本の手を避け、濱田は「お経?…僕のオペの時には、二度と読まないでください。」と告げ、経を唱えるかのように手を合わせ「迷惑 迷惑 迷惑 迷惑 迷惑 迷惑 迷惑 迷惑。ウザッ。」と言い捨て、去って行くのでした。

その時緊のコールが入り、「青葉市の路上で通り魔事件発生、ドクターカー要請します。」と告げるのです。

さらに「女性一名、背部から心臓に向け刺され重体。他数名、重傷者がいる模様、緊急を要します。」と伝えられたため、松本たちは大急ぎでドクターカーで現場へ向かう準備を整えます。

時を同じくして憲次の自宅では、自宅へ戻った憲次が突然倒れるのでした。

4,『病室で念仏を唱えないでください』9話まとめ・感想

今回、冒頭から非常に悲しいシーンからのスタートとなりました。万全を期したハズのオペでも結局、合併症により美咲ちゃんは亡くなってしまいました。

濱田自身は「位置に異常のあった冠動脈を、自己心膜が塞ぐことを予知するのは不可能。」と言っていましたが、心の中ではなぜ予知できなかったんだと悔やんでいたことでしょう。

濱田は人の命が救えなかったこと、特に思い入れが強い子供の命を救えなかったことのトラウマによりオペ中手が震えるようになってしまいました。

そんな濱田に松本は自分自身を諦めろ、明らかに見ろと言っていましたが、この段階で明らかにできることは、現状の濱田からしたら美咲ちゃんの合併症を予見できずに亡くしてしまったこと。子供を助けるために心臓外科医になったハズなのに助けられなかったという想いしかないでしょうね。

今回の「諦める」の諦には物の真実をよく見ると言う意味があり、明らかに見るというのは、人を救うことで救われてきた濱田が、人を救えなかったことで、自分自身も救われなかったということを指しているのでしょう。

そして、直近に起きた美咲ちゃんを死なせてしまったという事象にしか目が行かず、本当に自分自身が救われるためには、もっともっと人を救い続けるしかないということに濱田が辿りつけずにいたのでしょう。

それを最終的に救ってくれたのは、解離で倒れていた男性で、彼の命を救うことで、再び濱田は救われることが出来ました。

そのおかげで、濱田は自分自身でも命を救い続けることでしか自分は救われないと言うことにはっきりと気付けたのではないでしょうか。

ただ、松本のお経で、濱田が男性を救うことだけに気持ちを切り替えることができたというのは、少し出来過ぎですけどね。

まあそれでも、最後は以前の濱田に戻り、松本に対しての態度も元通りになって、小児用ハートセンターの件を除けばハッピーエンドでしたね。

ハートセンターの件も、濱田が濱田であり続ける限り、成し遂げられるでしょうね。

一方、松本の哉に対しての後悔の念も、今回憲次と釣りに一緒に行くことで少しは松本自身も前へ進むことができたことでしょう。

それにしても、松本も濱田も罪悪感から医者になり、患者を救うことでしか自分を救うことができないって、やっぱり救えなかった時のダメージはかなり大きいでしょうね。

特に松本は救急ですから、これまでも描かれていた通り、多くの救えない命があり、そのことで、どんな手段でもなにがなんでも救うという気持ちが大きくなって、これまでもあったように暴走してしまうのもしょうがないでしょうし、その暴走を止めるのが仏教の教えという構成は中々上手くできているなと、改めて感じさせられました。

次回・最終話は通り魔事件による大勢の命の危機と、そして事件の犯人の命も松本は救うために力を尽くすことになるようです。

そして、憲次のがん転移が進み、治験薬の効き目がないという事実を松本がどう受け止めて、どのように憲次や憲次の家族と向き合っていくのか?

毎回重いテーマを扱いながらもコミカルな部分も織り交ぜながら、緩急をつけた構成が見ていて非常に楽しめたこの物語も、残すところあと1話のみとなってしまいましたが、最後までしっかりと見届けたいと思います。

5,『病室で念仏を唱えないでください』10話予告・あらすじ

通り魔事件が発生し、松本(伊藤英明)・吉田(谷恭輔)・田中(片寄涼太)・児嶋(松本穂香)・長見(うらじぬの)ら救命救急センターの面々がドクターカーで現場に急行した。

心臓部を刺されてショック状態の被害者・木村敦子(菅井玲)の傍では、娘の尚(谷花音)が必死に母に呼び掛けていた。

すると、近くで刃物を持った犯人の男を見た松本は、思わず犯人に駆け寄り揉み合うことに。

あおば台病院では、搬送された犯人と敦子の緊急手術が行われたが、敦子の娘・尚に松本は「なぜ、犯人を助けるのか」と強く責められてしまう…。

一方、松本が父のように慕う憲次(泉谷しげる)が、自宅で倒れ搬送されて来た。

ガン治療に前向きに取り組んできた矢先のことだった。

すでに、ガンが転移して治験薬が効かなくなっていると担当医から聞いた松本は、意を決して自ら憲次に話をする覚悟を決める。

医師とは何か、救うとは何かについて思い悩む松本に、三宅(中谷美紀)や濱田(ムロツヨシ)は…。

引用:https://www.tbs.co.jp/nembutsu_tbs/story/

6,『病室で念仏を唱えないでください』見逃し動画配信サービス

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