義経が生き返り、刀矢たち4人を襲ったことを「まさかの事が起こってると思う。」と薙は口にする。
「俺たちを恨む思いが、復活させたんだ。」そう話す剣力に、「俺たちは殺されかけたんだぞ。朝日先生を手伝わなきゃ!今度こそ消してもらう。」とう刀矢は訴えるのだ。
ここでは『先生を消す方程式。』7話のあらすじ・ネタバレ感想などを紹介していきます。
6話ネタバレあらすじ感想はこちら

『先生を消す方程式。』7話あらすじ
藤原刀矢(高橋文哉)、長井弓(久保田紗友)、大木薙(森田想)、剣力(高橋侃)の4人は、よみがえった義澤経男(田中圭)に真夜中の校舎で追いかけられたことを、頼田朝日(山田裕貴)に報告。
自分が“消した”はずの義澤が復活したとはにわかには信じられなかったものの、教室の天井から血がポトポトとしたたり落ちるのを目にした朝日は、義澤が潜んでいることを直感。
“包丁を持った怪しい男が学園に侵入している”という架空の話をでっちあげ、機動隊に校内を緊急捜索させるよう仕向ける。
朝日は「生徒たちのためにも、危険人物を見つけたら迷わず発砲して殺してください!」と、義澤を射殺するよう懸命に機動隊に訴える。
ところが、校内のあらゆる場所を捜索しても、彼らは義澤を見つけることはできなかった――。
苛立つ朝日は、3年D組の生徒・伊吹命(秋谷郁甫)から驚くべき真実を聞き、次なる作戦を実行するのだが…!?
引用:https://www.tv-asahi.co.jp/houteishiki/story/0007/
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『先生を消す方程式』スタッフ・キャスト
脚 本:鈴木おさむ
音 楽:HAL
主題歌:秋山黄色「サーチライト」(Sony Music Labels Inc.)
演 出:小松隆志 ほか
ゼネラルプロデューサー:横地郁英(テレビ朝日)
プロデューサー:秋山貴人(テレビ朝日)、遠田孝一(MMJ)、小路美智子(MMJ)
制 作:テレビ朝日 / MMJ
登場人物・キャスト
義澤経男 … 田中圭
頼田朝日 … 山田裕貴
藤原刀矢 … 高橋文哉
長井弓 … 久保田紗友
大木薙 … 森田想
剣力 … 高橋侃
伊吹命 … 秋谷郁甫
宮下加奈 … 榊原有那
早川京子 … 川瀬莉子
玉木譲 … 田中亨
安田町子 … 奥山かずさ
佐倉清 … 手塚とおる
前野静 … 松本まりか
『先生を消す方程式。』7話ネタバレ
機動隊を投入しても、義経を見つけられなかった朝日たちは、自分たちから出向いておびき出し、息の根を止める計画を立てる。
朝日を追う義経
そんな5人の前に義経が現れると、朝日は「僕はちょっと刺しただけでしょ?生き埋めにしたのはこいつらだ。」と全ての責任を刀矢たち4人に擦り付ける。
しかし義経は朝日を追い始めたのだ。
途中罠を仕掛けてある中、朝日は義経に捕まらないようにと逃げていく。
しかし、義経は罠に引っ掛かることはなく、そして弓と薙は自分たちに全責任を擦り付けた朝日を憎み、朝日を罠にかけたのだ。
義経、気絶する
倒れた朝日に馬乗りになり、首を絞める義経。「やめてください」と言いながらも、朝日は隠し持っていたスタンガンを取り出し、義経を気絶させたのだ。
朝日は気絶した義経を蹴り上げ、刀矢に頭を踏み潰させようとするが、弓が止めたため、朝日は義経を焼却炉で燃やし片付けるという。
間一髪目覚めた義経
だが、朝日はその前に裏切った弓と薙を消そうと、彼女らの背後に回り、ナイフを突きつけるのだ。
その時、気絶していたハズの義経が目を覚まし、朝日に向かって自分に掛けられていた網を投げつける。
驚いた朝日が落としたナイフを拾い上げた義経は、朝日をナイフで攻撃し始めたのだ。
しかし、義経を頭痛が遅い頭を押さえている間に、朝日は「覚えてやがれ~」と言い残し逃げ出したのだ。
4人を狙う義経に、命が訴える
攻撃対象を失った義経は、生徒たちに目を向け、やがて刀矢に向かっていき、ナイフを振り上げた。
その時命が「先生駄目だ。駄目だって、先生、そんな事したら。静先生は喜ばない。」と叫んだため、義経は頭を抱え込み、静のことを思い返す。
命は「先生にはやり残したことがあるハズです。先生が出て来たのは、復讐するためなんですか?やり残した授業をするためじゃないんですか?」と必死に訴える。
義経の命の授業再び
その時義経は、刺された時の記憶を取り戻し、命に「俺には授業がある。」と告げるのだった。
その頃、刀矢は一人で逃げようとしていた。
そんな刀矢の前に義経が現れ「自分一人で逃げるのか?お前はずっとそうやって、逃げ続けて生きて行くのか?」と告げ、刀矢を教室へ連れ戻す。
そこには弓と薙、力がいて、戻って来た刀矢に声を掛けると、義経は「皆さんの、その顔…。嫌いじゃないです。」と声を掛ける。
ここから出してくれ、僕たちに復讐でもするんですかと話す刀矢に、義経は授業をするから、席に着いてくださいという。
義経は「私は、あなたたちに埋められた。そして、今ここにいます。」と告げる。そして
「あなたたちは、私を殺そうとした。したでしょ?… したでしょ?」
「認めろ!」
弓・薙「はい。」
刀矢の人生の方程式
義経は黒板に「犯罪を犯した人生 × 償い = 結局、犯罪者」と書き、授業を続ける。
「最初に言います。過去は消せない。刀矢くん、わかりますか?」
「人生は、リセットなんかできない。死ぬまで、ずっと続くゲームです。だから…。」
「一度犯した罪は消えない。加害者と被害者。」
「加害者は、時が経ち、忘れたとしても、被害者は、一生覚えてる。」
「加害者が、どれだけ反省したところで、被害者にとって、反省なんて0円です。」
「ちがう」と刀矢。
「例えば、罪を犯した人が、刑務所で罪を償う。リセットされますか?」
「されるわけがない。」
「刀矢、お前は人殺しだ。」
「ちがう」
「子供の時であれ、お前は妹を殺した。海に落とした。」
「わざとじゃない。」
「たとえ6歳であっても、お前は人を殺した。」
「知らない…。」
「そして、お前の父親は、検事という立場を使って、お前の犯した罪を、事故と言うことにした。」
「知らない…。」
「お前の父親もまた、事実を殺した人殺しだ。」
「うるさいんだよ。」
「誰かを消しても…、その消した罪は、一生残るんだよ。」
「その自分が犯した罪と、どう向き合って生きて行くかを考えるんだ。」
「お前は、都合の悪い物が消せると思ってる。」
「消せないんだよ!一生、苦しめ。」
「苦しむことから逃げるな、全力で苦しめ。」
「そして、苦しむなら、堂々と苦しめ。そうした時に、そんなお前を支えようとしてくれる仲間がきっと見つかる。」
「もう逃げるな。」
義経は黒板に 人ー命=と書く。
「人から命が消えたらどうなる?死だと思うか?」
義経は答えを思い出と記し「人ー命=思い出」と黒板に書く。
「それは、死であると同時に…、誰かの思い出になる。」
「たとえ、その人が、この世から消えても、周りの人の心の中からは消えない。ずっと残るんだよ、思い出として。」
「でも、思い出と記憶は違う。その人が殺されたり自ら命を断ったら、周りの人の心の中には、ずっと残り続ける。」
「ずっとずっと、悲しい記憶として。ずっと消せないんだよ。」
「だから、人を殺しちゃダメなんだ。死んじゃダメなんだよ。」
「生きることにこだわって、生き抜こうとするんだよ。」
「刀矢…。苦しみながら、生きろ。」
「刀矢、お前が出来ることは、なんだ?お前がしなきゃいけないことはなんだ?」
「賢く見せようとするな。それを諦めた時に、本当に強く賢い男になれる。」
「お前には、その可能性がある。」
力、薙、弓、刀矢の絆が深まる
「だから、みんな。こんな刀矢くんに、手を差し伸べてやってくれないか。」
すると、弓が近付いてきて刀矢に手を差し出す。
続けて薙が、そして力がやってきて、刀矢に手を差し出す。
刀矢が「みんな」とつぶやくと、義経がみんなの手をとって握らせ「はい、仲直り。」と告げる。
刀矢は一人ひとりに「ありがとう」と言い、義経に「ありがとうございます。」と話す。
義経は「心から言えましたね。ありがとうと。」
義経は刀矢を抱きしめ「頑張って生きてください。」と告げる。
ラスボス登場
そして「私を殺したのは君たちじゃない。」と義経が話すと、突然教室のドアが開き、朝日が静を車いすに乗せ連れてきた。
朝日は「ゲストの登場でーす。」と言い、義経の顔を見て「その顔…。嫌いじゃなーーい。」
『先生を消す方程式。』7話感想・まとめ
鈴木おさむさんのやりたかったことって、記憶を失ってゾンビのようになっていた義経が、ようやく記憶を取り戻し、4人の内の残された刀矢に、人生の方程式について授業をするということなの?
前半のゾンビ義経のせいで、後半の義経の授業に説得力がないというか、なんだこりゃぁって世界を見せつけられていた感じ…
そしてなんと言っても、機動隊を投入して、義経を探させるが見つからないっていうストーリーや見つかりそうで見つからないという演出が、ホラー以外の何物でもないため、増々学園ドラマから遠ざかってしまった。
っていうか、何のための機動隊投入?
朝日のあのテンションでの訴えに、よく手塚さんも機動隊投入を許可したもんだ。
で、結局見つからなかったワケだけど、ホントにホントになんのための機動隊投入??義経のホラー感を増すため?朝日のサイコパス度を増すため?
まあ、どっちも増したけど、もう完全に学園ドラマとは言えなくなってしまった。
そして朝日に至っては、完全にサイコパスキャラとなっちゃって、もう学園ドラマのキャラクターじゃないよね。
そんな前半があったから、せっかくの学園ドラマに戻ってからの後半も、なんだかイマイチ説得力がないというか、なんというか。
もう、義経の長台詞が始まる前から、刀矢が義経に説得される気が満々に見えて、まあ、こうなるんだろうなとしか思わなかった…
そして、ラストに最後の切り札として、静を連れてきた朝日。
てか、どんだけ警備がユルユルな病院なんだろう?普通、呼吸器をつけた意識不明の患者を連れ出すなんてこと、やる前に見つかってしまうのが普通じゃない?
まあ、そこは百歩譲って、母親に朝日が「たまには散歩させた方がいい」とかなんとか言いくるめて、病院の医師らに手伝ってもらって、移動式の呼吸器をつけて、連れてきたってことにしてみよう。
でも、それを朝日一人に任せるなんて、どんだけ朝日は静の母親や、病院関係者から信頼されてるんだって話だよね。
まあ、このドラマはそれらも含めて当たり前のことだと思って楽しまなきゃいけないんだろうけど…
恐らく次週の最終回は、朝日に対する人生の方程式の授業を行って、朝日が改心し、予告で涙を流していた静が目覚めるってところじゃないんですかね?
全話ネタバレあらすじ感想はこちらから

『先生を消す方程式。』8話予告・あらすじ
すべての記憶を取り戻した義澤経男(田中圭)と藤原刀矢(高橋文哉)、長井弓(久保田紗友)、大木薙(森田想)、剣力(高橋侃)らがいる教室に、車いすに乗せた前野静(松本まりか)を連れて現れた、頼田朝日(山田裕貴)――。
朝日は、自分に逆らえばすぐにでも彼女の人工呼吸器を外すと義澤をけん制し、今から“授業”を行うと宣言。高校時代、担任教師だった静をなぜ階段から突き落としたのか、得意げに語りはじめる。義澤は怒りに震えるものの、静を人質に取られ、身動きが取れずにいた…。
やがて朝日は義澤を刺すよう、刀矢にナイフを渡す。「お前が刺さなきゃ、静を殺す」と脅され、追い詰められた刀矢は、やむなくナイフを握りしめて――!?
義澤、朝日、静、生徒たち――それぞれに驚がくの結末が待つ、衝撃の最終話!はたして《義経VS頼朝》最終決戦の行方は…!?そして、義澤が命をかけて生徒たちに伝えたかった《いのちの授業》とは…!?
引用:https://www.tv-asahi.co.jp/houteishiki/story/0008/
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