『マーベラス・ミセス・メイゼル』シーズン3感想、登場人物キャストネタバレあり

随分前に見終わってはいたのですが、書こう書こうと思いつつも中々書く余裕がなかったため、もうすっかり季節は春になっていまいました。

ってなことで、ネタバレも含みつつ、マーベラス・ミセス・メイゼル シーズン3について書いていきます。


引用:amazon Prime Video

マーベラス・ミセス・メイゼルは、Amazon制作のドラマです。

これまでの物語についてはこちらからどうぞ。

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『マーベラス・ミセス・メイゼル』シーズン3 あらすじ

シーズン2でのチャリティ番組へのテレビ出演をきっかけに、人気歌手のシャイ・ボールドウィンに気に入られたミッジは、彼の巡業で前座を務めるように誘われ、結婚まで秒読みだったベンジャミンの元を去り、シャイの巡業に同行することになったのだ。

シャイ・ボールドウィンの巡業の手始めとして、米軍基地での慰問のショーを行ったミッジは、米兵たちに大ウケでステージを終えることができた。

一方ミッジの元夫ジョールは、クラブを開くためにチャイナタウンに物件を見つけ、ワケありだということを知らずに契約してしまった。

クラブをオープンするための準備を進めるジョールは、そこの地下で怪しい賭博場が営まれていることを知り、地下室へ乗り込むが、その対応に現れた中国系の女性と最初こそ不審に思っていたものの、徐々に打ち解けジョールといい感じになっていく。

ミッジの父親・エイブは、長い間勤めていた大学教授の仕事を辞めたため、これまで住んでいた立派な大学所有のアパートを追い出されることに。

その時エイブは、これまでの暮らしをずっと支えていたのは、自分の稼ぎではなく、妻ローズの信託基金から多くの費用が捻出されていたことを知ることに。

自分の生活の質を落としたくないローズは、実家を訪ね、信託基金の増額を頼むが、女性というだけで一族の経営会議に口を出すことを許されなかったことに腹を立て、最終的に信託を受けることさえ断ってしまった。

結局住むところを失ったエイブとローズは、やむを得ずモイシとシャーリーの家に世話になることになってしまった…

そんな中、シャイ・ボールドウィンの巡業前に裁判所でジョールとの離婚をどうにか済ませ、ツアーに出たミッジは、初めてのステージでは上手く笑いをとれず自信を失いかけていた。

しかし飛び入りでステージに立ったり、一緒に旅に出ている仲間たちの応援もあり、やがてどこのステージでもウケるようになってきたのだ。

一方、ソフィ・レノンのマネージャーも引き受けることになったスージーは、ソフィの前マネージャーのハリーに契約などで脅され一切コメディの仕事に携わることはできなかった。

しかし、舞台に立ちたいというソフィの願いを叶えるために、必死に女優の仕事を見つけ、ソフィはリハーサルで最高の仕上がりを見せていた。

その頃ミッジは、ラスベガスにジョールを呼び、一緒に記憶をなくすほどの大酒を飲み、ついつい2人は再婚していまうのだった。

『マーベラス・ミセス・メイゼル』シーズン3 登場人物・キャスト

ミリアム・メイゼル(ミッジ)/ レイチェル・ブロズナハン

この物語の主人公で、スタンドアップ・コメディアンとして活動しています。シーズン2で、テレビのチャリティー番組に出演した時に、人気歌手のシャイ・ボールドウィンに気に入られ、ツアーで前座として公演することになり、結婚まで秒読みだったベンジャミンと別れてしまいました。

ジョール・メイゼル / マイケル・ゼゲン

ミッジの夫(元夫)です。父に独立するように薦められ大金を渡されたにも関わらず、ずっと両親の服飾工場で働いていましたが、ようやくシーズン3で独立し、自分のクラブを開くために行動を始めます。

スージー・マイヤソン / アレックス・ボースタイン

ミッジのマネージャーで、ミッジにシャイ・ボールドウィンの巡業の仕事が回ってきたことにより、ようやく少しはまとまったお金を手にすることができるようになりました。元々ギャンブルは好きでしたが、巡業でお金が入るようになってからは更にギャンブルにのめり込み、大金をつぎ込むようになってきました。
一方、ソフィ・レノンに乞われて彼女のマネージャー業務もするようになりました。

エイブ・ワイスマン / トニー・シャルーブ

ミッジの父でコロンビア大学で数学を教えていましたが、シーズン3で大学を辞めました。大学を辞めてからは反社会体制的な若者たちと議論を交わしたり、新聞を発行してみたり、新聞にレビューを掲載してみたりと新しい道にチャレンジし始めます。

ローズ・ワイスマン / マリン・ヒンクル

ミッジの母で、夫のエイブが大学を辞めたため、住み慣れた大学のアパートを出ることに強い不満を訴えます。シーズン3で、これまでワイスマン家の生活の質が高かったのは、彼女が生活費の多くを自分の信託基金から出していたということが判明しました。

ノア・ワイスマン / ウィル・ブリル

ミッジの兄で、両親は大学の研究所で働いていると思っていましたが、実はCIAで働いていました。

アストリッド・ワイスマン / ジャスティン・ルーペ

ノアと結婚したため、ユダヤ教徒に改宗し一生懸命ユダヤ教徒になろうと努力してきました。前シーズンでようやく妊娠が分かり、シーズン3で出産します。

モイシ・メイゼル / ケヴィン・ポラック

ジョールの父で服飾工場を経営しています。いかにも成金というような感じで、変り者で早起きです。

シャーリー・メイゼル / キャロライン・アーロン

ジョールの母で、服飾工場を夫と共に営んでいます。夫同様に変り者で四六時中しゃべってばかりいます。テレビを点けながらラジオを聴くなど、いつも騒がしいです。

イモジェン / ベイリー・デ・ヤング

ミッジの親友です。女の子を出産しましたが、夫のアーチーがあまりにも家庭を顧みないため、ブチ切れます。

アーチー / ジョエル・ジョンストン

イモジェンの夫で、かつてのジョールの同僚で友人です。ジョールがクラブを開くための手伝いをし、家に帰らないため、イモジェンにブチ切れられます。

レニー・ブルース / ルーク・カービー

かつてはミッジと同じ警察署のお世話になったりしていましたが、今では著名なスタンドアップ・コメディアンとなりました。ミッジのことは、なにかと気にかけてくれているようです。ちなみに実在する人物です。

ソフィ・レノン / ジェーン・リンチ

売れっ子の大物芸人で、ミッジのマネージメントを一生懸命やっているスージーの姿を見て、自分のマネージャーにすることを強引に決めてしまいました。

ベンジャミン・エッテンバーグ / ザッカリー・リーヴァイ

キャッツキルで出会った医師で、ミッジと結婚を誓い合ったのですが、ミッジがシャイ・ボールドウィンの前座で巡業に出ることになったため、破談となりました。

シャイ・ボールドウィン / リロイ・マクレーン

有名な人気歌手で、シーズン2でテレビのチャリティー番組でミッジを気に入り自分のツアー人の前座に抜擢しました。

レジー / スターリング・K・ブラウン

シャイ・ボールドウィンのマネージャーで、シャイとは古くからの付き合いがあり、シャイの才能を見抜きマネージャーになりました。

メイ・リン / ステファニー・スー

ジョールが借りたクラブの地下にある違法カジノに関係する女性で、やがてジョールとお互い惹かれ合います。

ミセス・モスコヴィッツ / シンシア・ダロウ

ジョールの新しい秘書で、一緒にクラブをオープンさせます。

ゼルダ / マチルダ・シダニス

ワイスマン家の住み込み家政婦で、ワイスマン夫妻がモイシとシャーリーの家にお世話になっている間も一緒にメイゼル家に住み込んでいます。エイブは彼女の給料が週30ドルだとずっと思っていましたが、実は週60ドルで、不足分はローズが出していました。

『マーベラス・ミセス・メイゼル』シーズン3 感想・まとめ

世の中には、シーズンが進むと共に面白くなくなってくるドラマも多い中、この『マーベラス・ミセス・メイゼル』はシーズンが増すごとに面白さも増してきた。

ミッジの結婚が破談になった理由

ミッジはせっかくシーズン2で医師のベンジャミンと出会い、結婚するハズだったものの、今シーズンではシャイ・ボールドウィンの巡業の前座としてステージに立つため婚約が破談となっていた。

どうやらミッジの方から断ったようだ。しかも手紙のみで…

ミッジとジョールの関係は?

今回も、全てのエピソードが面白く、セリフ回し一つ一つも気が利いていて、どこを切り取ってみても興味深く、いつでも気楽に楽しく見ることができるという出来栄えだった。

また前シーズンから、よりを戻しそうなミッジとジョールだったが、1話のオープニングから、素っ裸のミッジがジョールの隣で目を覚まし、そのまま軍の慰安の仕事でシャイ・ボールドウィンの前座を務めるために出て行った。

いったいこの2人はどうなっているんだろう?これがアメリカの普通?と思わされてしまうような始まりだった。

ステージでミッジはジョールのことを、ずっと「元夫」と言ってたので、とっくの昔に離婚を済ませていたと思っていたが、実はシーズン3の冒頭ではまだ離婚裁判を済ませていなかったのには驚いた。

1950年代の日本でも、お互い納得していたら離婚届を出すだけだが、アメリカの離婚は双方が合意をしていても、色々な決め事をするため、日本よりはずっと面倒なようだ。

それでもシャイの巡業に出る前に、色々紆余曲折はあったものの、無事離婚裁判を済ませ、ミスに戻ることはできた。(もちろん、ミセス・メイゼルは芸名なので、ミス・メイゼルにはならないけど。)

エイブとローズが貧乏に

一方シーズン2でパリに逃亡し、若いころ留学していたことなどが描かれていたローズだけど、どこかおっとりしたところがあると思っていたら、なんと油田経営をしている一族の令嬢だったのだ。

これまでワイスマン家が家政婦のいる裕福な暮らしをしていたことや、ミッジが部屋いっぱいの洋服を買ったりと、大学教授というのは高給取りなんだと思っていたが、それらのお金は、ローズの実家の信託基金から出ていたようだ。

しかもエイブはそのころを知らなかった というのは驚きだ…。

今シーズン、エイブが大学教授を辞めたため、これまで暮らしてきた豪華なアパートを出なければならなくなったが、その時のエイブとローズのやり取りもウィットに富んで面白く、このエピソードだけでも十分に楽しめる。

しかし、結局これまでの豊かな暮らしを捨てられないローズは、実家へ戻り信託基金を増やしてくれるように兄弟にお願いをする。

しかしまだ子供の甥っ子は経営会議に参加しているのに、自分は女性だという理由だけで経営会議に参加できないことに腹を立て、大喧嘩となり、信託基金を受け取ることさえも断ってしまった。

当時の女性の地位がかなり低くく、そのことに怒りを感じてしまうローズの気持ちも分かるが、一族としてもらう権利はあるのだからもらっておけばいいのにとも思う反面、兄弟たちの「めぐんでやる」的な言い方は確かに腹立たしくなる。

スージーはソフィのマネージャーを兼務

一方、スージーがソフィ・レノンのマネージャーもやることになったことから、ミッジが腹を立て一時期2人の仲が険悪になった。

しかし、そこから仲直りするまでのエピソードには、2人の友情が見え、中々感動的だった。

その後、スージーはソフィが希望したブロードウェイでの舞台女優の仕事を取って来て、スージーのために全てをセッティングした。

リハーサルでソフィは素晴らしい演技を見せ、ブロードウェイ女優としても成功間違いなしというところまできたものの、本番でレッシャーに負けたソフィが、一つの失敗をきっかけにドツボにハマり、コメディに逃げてしまうエピソードなども、面白くもあり可哀想にも思えた。

ミッジとジョールが再婚?

また、せっかく裁判で離婚が成立したミッジとジョールだったが、ミッジのステージをジョールがラスベガスに見に来た日の夜、記憶をなくすほど2人で酒を飲みすぎてしまい、よくわからないうちに再び再婚していたというエピソードは大笑いしてしまった。

しかし、離婚は裁判だとかなんだとか面倒なのに、結婚はベロンベロンに酔っぱらっていても神父がOKするだけとか、ありえなさすぎ…(それなりに立派なホテルなので、書類関係は全部そこでできたのかな?)

ミッジはアパートを買い取るのだが…

一方、アメリカドラマではおなじみの白人と黒人の問題や、LGBTのエピソードもあり、そのことでミッジはシャイ・ボールドウィンと心を通わせることになったのだが、そのあたりのエピソードも非常に上手く描いてあった。

その後、ジャイ・ボールドウィンの問題により一旦巡業は中断するものの、その間ミッジは多くのCMに出たり、これまで稼いだお金や今後入ってくる予定のお金で、モイシから以前ジョールと住んでいたアパートを買い取ったりもした。

ミッジがモイシからアパートを買い取った理由の一つは、子供の教育のためという、これまで裕福な暮らしをしてきたお嬢様らしく、これぞミッジという感じがする。

そして最後の8話で、なんとあのアポロシアターで行われるシャイ・ボールドウィンのコンサートで、有名な黒人コメディアンなども押しのけて前座のトリを務め、シャイのマネージャーによるアドバイスで、白人女性でありながらシャイ・ボールドウィンをネタに、黒人だらけの会場を笑いの渦に巻き込んでいった様は圧巻だった。

『マーベラス・ミセス・メイゼル』ジュディ・ガーランドの靴

しかし、その時「ジュディ・ガーランドの靴のネタ」をやってしまったため、その後の巡業での前座をシャイにキャンセルされてしまったというところでシーズン3は終わってしまった。

なぜ、「ジュディ・ガーランドの靴のネタ」でミッジが解雇になったかというと、「ジュディ・ガーランド」というのはアメリカの女優で、『オズの魔法使』の主人公ドロシー役を演じたことで大きな評価を得た。

その彼女の出世作となった『オズの魔法使』には頭脳のない「かかし男」や心のない「ブリキ男」、勇気のない「ライオン」が彼女の度のお共として登場する。

そんな彼らのコンプレックスの克服と、そのよき理解者で支持者でもあるドロシーにLGBTQ、特にゲイの人々が共感したことで、ドロシー=ジュディ・ガーランドはゲイのアイコンとなった。(また、『オズの魔法使』の制作陣にゲイの人物が多くいて、劇中でゲイの人たちだけが分かるような仕掛けやセリフ、しぐさなどがあったという。)

また60年代のアメリカで彼女は同性愛者に対して理解を示していた数少ない著名人の一人だったことからもゲイのアイコンの第一人者となった。

ミッジは直接的な表現はしなかったものの、『オズの魔法使』のドロシーが吐いていた赤い靴自体がゲイの人たちのアイコンであることから、シャイにとってはミッジにゲイであることをバラされたも同然に感じてしまった。

シャイとミッジは友人ともいえるような関係にもなってきていたし、シャイのネタをやるように進言したのはシャイのマネージャーだったので、シャイは笑って済ませてくれるんじゃないかな?とも思ったものの、やはり大観衆の前でゲイをネタにされるのは許せなかったようだ。

この先の巡業によるギャラも念頭に入れて、前に住んでいたアパートを買い取ったミッジだが、この先どうなっていくのか、シーズン4が本当に楽しみ。

『マーベラス・ミセス・メイゼル』シーズン3 配信先

『マーベラス・ミセス・メイゼル』シーズン3はamazon Prime Videoで配信されています。

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