覚せい剤の過剰摂取により亡くなったため、以前とは変わってしまった姿になった女性がいる中、仙ノ浦で一人で暮らす平の痴呆症疑惑も気になっている朝顔だった。
そんな時朝顔たちの前に、突然茶子先生が若林を伴って再び現れたのだ。
ここでは『監察医 朝顔2』13話のネタバレあらすじ感想などを紹介していきます。
12話のネタバレあらすじ感想はこちら

『監察医 朝顔2』13話・あらすじ
覚せい剤の過剰摂取で死亡したため変わり果てた姿になった22歳の女性・松野紗英を、朝顔たちは何とか元の姿に戻せないかと苦慮していた。
そこに、興雲大学法医学教室を去った元教授の茶子が若林昭信と一緒に突然現れる。
茶子はヘッドハンティングされ、若林が興した会社のアシスタントエンバーマ―になったのだというのだ。
若林の会社が行うエンバーミングとは、遺体を消毒や保存処理をしたり、場合によっては修復などを目的とし、エンバーマーが行う特殊な処置のこと。
さらに若林の会社はエンバーミングだけでなく、大切な存在を失った人たちが抱える深い悲しみに寄り添う「グリーフケア」を目的としているというのだ。
紗英を元の姿に戻すためのエンバーミングには、遺族の同意が必要となるため、朝顔は茶子とともにバスに乗り紗英の両親に会いに行ことになったのだ。
『監察医 朝顔2』登場人物・キャスト
万木朝顔 … 上野樹里
万木平 … 時任三郎
桑原真也 … 風間俊介
桑原つぐみ … 加藤柚凪
嶋田浩之 … 柄本明
万木里子 … 石田ひかり
夏目茶子 … 山口智子
藤堂雅史 … 板尾創路
藤堂絵美 … 平岩紙
安岡光子 … 志田未来
高橋涼介 … 中尾明慶
牛島翔真 … 望月歩
奥寺美幸 … 大竹しのぶ
山倉伸彦 … 戸次重幸
桑原忍 … ともさかりえ
愛川江梨花 … 坂ノ上茜
森本琢磨 … 森本慎太郎(SixTONES)
岡島浩司 … 斉藤陽一郎
丸屋大作 … 杉本哲太
伊東純 … 三宅弘城
沖田宗徳 … 藤原季節
渡辺英子 … 宮本茉由
若林昭信 … 大谷亮平
登場人物の詳細は以下を参照。

13話ゲスト
『監察医 朝顔2』13話・ネタバレ
松野家を訪ねた茶子と朝顔に、紗英の母親・翠はエンバーミングを許可する。父親は薬物中毒で死んでしまった娘のことが許せず、娘をどうするかの全権は母親に委ねているというのだ。
母・翠の許可を得て、エンバーミングの準備を始める茶子たち。
そんな時、突然高橋が「愛菜ちゃん…、薬物やってるんです。」と朝顔に告げたため、野毛山署の山倉の元へ出向き、検査結果の資料などを提出すると、山倉は忍に確保へ向かわせようとする。
しかし高橋の申し出により、高橋が愛菜に直接会いに行くことになった。
高橋は愛菜に「マフラーについてた髪の毛で、調べさせてもらった。もう警察にも話した。君はもう逃げられないよ。」と告げると、山倉と忍が現れる。
山倉が紗英に薬を売ってたんじゃないか?薬を使用してるんじゃないか?との問いに「売ってません。使用してません。」と答える愛菜。
そんな愛菜に、高橋は「薬物中毒になると痩せて白髪になったり、皮膚や血管がボロボロになるばかりか、痛みに鈍感になるため痣だらけになり、その上脳が委縮し現実と妄想の区別がつかなくなる」と薬物の恐ろしさを説く。
「それでもやめられない。君がまだやめられないように。このままだと…、君もいつか中毒になって、死んじゃうかもしれないよ。愛菜ちゃん、お金貯めて、いつか自分のパン屋さん持ちたいって言ってたよね。」
そんな高橋に「木嶋が悪い男なのは知ってました。でも、別れられなくて。まさか紗英にも薬をさせてたなんて…。」と愛菜は言葉にするのだ。
その時朝顔が出てきて、愛菜を連行して行こうとしている山倉と忍に「ちょっと待ってください。」と声を掛け紗英の元へ連れて行き、最近の化粧や好きだった服装を知っている愛菜にエンバーミングを手伝ってもらうのだった。
そんな中、紗英が子供の頃、父と留守番をしていた時につけた傷を、父の武弘は消して欲しいというが、愛菜は「消さなくてもいいと思います。紗英たまに自慢してました。この傷お父さんが見ると、気まずそうな顔するから、面白いって。」と話したため残すことになった。
その後連行されていく愛菜に、朝顔は「紗英さんも薬をやめたかったんだと思う。彼女の注射痕は古いものだった。でもその反動で禁断症状が出て、多量の薬物を摂取し、脳出血をしてしまった。でもあなたはまだ間に合う。あなたは生きてるからまだ間に合う。やり直せる。」と伝えるのだった。
その頃桑原は、平に「来週そっちへ遊びに行くから、一緒に飲みましょう」と声を掛けるが「朝顔の差し金か?」と言われ断られてしまうのだった。
その翌日桑原は、刑事総務課の五味に会い、神奈川県警に戻れるよう口をきいてもらおうとしたが、無理だと断られてしまった。
単身赴任先に戻った桑原は、肝心な時に朝顔たちのそばにいられないならと警察を辞めて他の仕事につくことまで考えていたのだ。
一方徹夜で高橋と飲んでいたため体調の悪い藤堂は、朝顔に講義の代理を頼み「困ったことがあれば、熱心で真面目な生徒が一人いるから、分からないことがあれば彼に聞いて」と話す。
朝顔が教壇に立つと、黒板の真ん前にマスクをして顔を隠していた、藤堂が話していた人物らしき生徒がいた。
朝顔が講義を始めようとすると、マスクをした生徒は教科書を片付け、講義室を出ようとするが、途中落とし物をして振り向いた時に朝顔と目が合ってしまい、朝顔は驚いてしまった。
その後、「別に、恥ずかしいことじゃないです。さあ入って。」と朝顔が、その生徒を法医学教室に連れてきて、みんなの前に立たせると、その生徒は神奈川県警の検視官を辞めた丸屋だった。
丸屋は朝顔たち法医学者たちを見ている内に自分でもやりたくなったが、医学科を落ちたので仕方なく臨床検査学科に編入したという。
その後人手不足という事もあり、丸屋は法医学教室で働くことが決まった。
そんな中、法医学教室に高木春江という65歳女性の解剖依頼が入ったため、朝顔が執刀医として解剖を始める。
女性の手足を見ると、指先が真っ黒に壊死している箇所が見られたため、既往歴を訪ねると2型糖尿病を10年ほど患っているということで納得する。
しかし身体を開いてみると、手足だけではなく、内臓も炎症を起こし壊死しかけているというのだ。
結局女性の死因は、細菌などの病原体が血管の中に入り全身に広がり炎症を起こしたことによる、敗血症ショックだと見られた。
高木春江の家の水質検査と周りの環境を調べてみたいという朝顔は、丸屋と一緒に現場へと出かけた。
亡くなった高木春江の冷蔵庫を朝顔と丸屋が開けてみると、作り置きした料理と肉がギッシリと詰まっていた。
すると、表の方でなにか揉めているような声がしたため、外へ出てみると不動産の男性が「困るんですよ。クリーニングも呼ばないといけないから、早く捜査終わらせて。」と訴えていた。
また、隣の部屋に住む宮田市郎も「家に居づらくて。」と捜査をいつまでやるのかを訪ねていた。
朝顔は隣人の宮田に高木春江のことを訪ねると、昨日作り過ぎた料理を持ってきたときは変わった様子はなかったと話す。
その後丸屋は、宮田がもらった料理を含め、全ての料理を注意して採取し、持ち帰ったのだ。
朝顔たちが法医学教室へ戻ると、高木春江には強い牛肉アレルギーがあることが判明したが、アレルギーで敗血症になるとは到底思えなかった。
丸屋が高木春江の家と、宮田の家にあるたくさんの料理を持ち帰ったため、高橋・牛島と共に徹夜で食品微生物検査をすることになった。
その翌日、全ての食材での食品微生物検査を終え、品質に問題はないことが分かった。
それと共に、高木春江の組織片の細菌培養検査で、人食いバクテリアと呼ばれる劇症型溶血性レンサ球菌が発見されたのだ。
丸屋は「健康な人にとっては、多くは喉が痛くなる程度の、風邪のような症状しか起きない。ただ、高木さんにとっては違ったんだな。」と口にするのだった。
朝顔たちは、高木春江の隣人・宮田の部屋を訪ね「高木さんの作った料理、何の問題もありませんでした。お持ちのお料理、問題なく召し上がれますので。」と伝える。
しかし宮田は「言いにくいんですが…、僕、食べないんで大丈夫です…。前にビーフカレー受け取ってから、何かずっと作ってきて、迷惑だったんです。すいません。」と答え部屋のドアを閉める。
その時朝顔から高木春江が牛肉アレルギーだと聞いた丸屋は、ドアをノックし「宮田さん?あの、ドア開けなくていいんで、聞いてください。」と話し始める。
「あっ、関係のない人間がおせっかいですいません。」
「でも、高木さん余り物をお裾分けしたんじゃなく、あなたのために、料理作ってたんですよ。」
「あの…、捨ててもいいですから、ただ、そのことは知っていてください。」
その後家に帰った朝顔は、父の平へ電話を入れる。
「もしもし」
「どうした?」
「お父さんに謝りたくて…。」
「こないだは、お父さんの気持ちも考えないで、傷つける形になっちゃったかなって思って。」
「ごめんね。」
「いや、お父さんこそ。怒鳴ったりして悪かった。」
「お父さん、病院へ行ってみるよ。ちゃんと調べてもらう。明日行ってみるよ。朝いちばんで」
「分かった。」
「何か分かったら、電話するから。」
「うん。ありがとう。」
その翌朝、病院へ行くと言う平の様子が気になった朝顔は、平に電話を入れる。
「はい。」
「あっ、お父さん。ごめん、ご飯中だった?」
「いや、今起きた。」
「時間大丈夫?今日、朝イチで行くんでしょう、病院。」
「誰が?」
「お父さんが。昨日、行くって言ってたじゃん。」
「そんなこと言ってないよ。なんでお父さんが病院に行かなくちゃいけないんだ?」
「もしかして、忘れたの?」
「そんな話はしてないよ。切るよ?」
『監察医 朝顔2』13話 感想
今回は、本当に1時間だった?と思うくらい内容の濃いストーリーでした。
ドラッグの過剰摂取によって死亡した紗英の件は、エンバーミングで元気だった頃のように戻すという物語もあり、これと愛菜の逮捕までで13話が終わってもいいくらいの内容でした。
ドラマの序盤から茶子先生と朝顔が、亡くなった紗英の実家で母親から思い出話を聞き、子供の頃の紗英の様子を涙ぐみながら話す母親のシーンを見ていると、どうしても引きずられて涙ぐんでしまいます。
一方父親は、紗江が家出して薬の過剰摂取で死んだことが許せないというより、若くして自分より先に死んでしまったことが、悔しくて悔しくて仕方ないんでしょう。
そんな父親も、エンバーミングが進むにつれ、徐々に自分が知っている娘の姿に戻っていき、最後に自分のせいでつけてしまった おでこの傷 を隠してあげたいとまで思うようになりました。
しかし愛菜の口から、紗英が「この傷見ると、お父さん気まずそうな顔するから、面白い。」と言っていたことを聞かされたことで、娘との絆を感じたことでしょうね…
それにしても、覚せい剤って本当に怖いですね!
22歳の若さで髪の毛は白髪になり、肌も血管もボロボロになり、能萎縮が起きる上脳出血で死亡するなんて、全く想像もつきません。
依存性が高いうえに、身体に耐性ができやすいので、量を増やしていかないと効きにくくなっていくというのも怖いですね。
紗英はやめようと努力したようですが、治療を受けていなかったためボロボロになった血管の状態で禁断症状に負けて残念な結果になってしまいました。
一方愛菜は逮捕されたことにより、薬を抜くための治療を受けることができるだろうから、しっかりと立ち直って、夢であるパン屋さんを開いて欲しいものです。
***
それにしても、丸屋さんがこんな形で法医学教室に戻ってくるとは、予想外の喜びです。
神奈川県警を辞めてからどうなったのか、一切情報がなかったのでもう登場しないのかな?と思っていましたが、法医学教室で働くということは、これから毎回登場するんでしょうね。
さて、今回のもう一つのご遺体ですが、一人暮らしの65歳の女性でした。
当初手足の指に壊死が見られ、既往歴に糖尿病があったため、糖尿病による壊死なのかと思ったところ、劇症型溶血性レンサ球菌感染症だとは…
自分はアレルギーで食べられない牛肉をあれだけ買いだめしておくなんて、隣に住む宮田に料理を作ってあげるのが本当に楽しみだったんでしょうね。
最初に作ってあげたのが、自分はアレルギーで食べられないビーフカレーだったということは、もしかしたら、ずっと前から作ってあげたかったのかもしれませんね。
なんか宮田を息子みたいに感じていたのかもしれません。
元々は全く知らない赤の他人で、たまたま隣に住んでいたというだけだから、急に料理をもらうと言うのも、なにか魂胆があるのではと思ってしまうこともあるでしょうね。
でも、最後に丸屋さんが亡くなった高木春江さんの思いを伝えることができたので、すこしは高木さんも浮かばれるのではないでしょうか。
そして何より気になる平さんの状態ですが、前日に朝顔とした、病院へいくという約束をキレイさっぱりと忘れてしまった上、約束したこと自体を忘れているなんて、すこし認知症の進み具合が早すぎやしませんか?
このまま放置してたら、かなり大変なことになりそうです。結局まかせといてとあれだけの啖呵を切った美幸は何を見ていたんだろうと…
また桑原君についても、せっかく平さんが紹介してくれた総務部の五味さんが、ここまで役立たずだとは思っていませんでした。
そのせいで、警察官を辞めることまで視野に入れ始めちゃいました。なんとかもうそろそろ神奈川へ戻ってきて欲しいものですね。
14話ネタバレ感想はこちら。

全話あらすじ・ネタバレ感想は以下から。

『監察医 朝顔2』14話・予告あらすじ
朝顔(上野樹里)は、父親の平(時任三郎)と、もう一度きちんと話し合おうと決意する。平は、朝顔と電話で話した際に、明日病院へ行くと約束したが、翌朝になるともうその約束を覚えていなかったのだ。
一方、桑原(風間俊介)は、仕事や子育てに追われている朝顔を少しでも手助けしようと、休日のたびに長野から神奈川に戻っていた。同時に、神奈川県警への復帰を模索するが、話を聞いてもらえない桑原。事情を知った野毛山署強行犯係長の山倉(戸次重幸)は、個人的な相談だと前置きして、桑原を戻すために県警の人脈に当たってほしいと部下たちに頼んだ。
朝顔は、つぐみ(加藤柚凪)を連れて、平が暮らす仙ノ浦を訪れることに。
引用:https://www.fujitv.co.jp/asagao2/story/
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