バレンタインデーも近付くある日、朝顔はつぐみを手伝って、バレンタインデーの練習用チョコクッキーを焼いていた。
つぐみがバレンタインデーに、保育園の男の子に渡したいと聞いた桑原が、ちょっと早すぎると不機嫌になっていると、平にバカだなと呆れられるのだった。
ここでは『監察医 朝顔2』17話のネタバレあらすじ感想などを紹介していきます。
16話のネタバレあらすじ感想はこちら

『監察医 朝顔2』17話・あらすじ
東日本大震災が発生した3月11日まであと1か月と迫った朝、テレビからは震災以降、月命日のたびに捜索活動を行ってきた宮城県警と、地元消防団の活動を紹介するニュースが流れていた。
ニュースの中で男性は、10年の節目となるためこの活動が終わってしまうと告げ、アナウンサーは、3月11日には追悼式が行われる予定だと伝える。
そんな折、興雲大学法医学教室に生後8ヵ月の女児・田崎咲良ちゃんの解剖依頼が入る。
母親の田崎直子によれば、食事の支度で目を離していたわずかの間に意識がなくなっていて、すぐに救急搬送したが間に合わなかったのだという。
朝顔たちによる解剖の結果、死因は気管にプラスチック製の壊れたおもちゃのパーツが詰まったことによる窒息死と判明する。
野毛山署強行犯係の忍や岡島は、無理やりおもちゃのパーツを口に入れられた可能性や、虐待の可能性はないのかと朝顔に尋ねる。
直子はシングルマザーで、生活も苦しかったようだが、子どもが亡くなった時には虐待の可能性を考慮しないわけにはいかないというのだ。
さらに忍たちは、直子の様子が気になっているといい「自分の娘が亡くなったというのに、どこか人ごとで、悲しくなさそうというか…。」と口にする。
すると光子も「普通の母親なら、一目だけでも会いたいと思うんじゃないですか?」と話すのだった。
『監察医 朝顔2』登場人物・キャスト
万木朝顔 … 上野樹里
万木平 … 時任三郎
桑原真也 … 風間俊介
桑原つぐみ … 加藤柚凪
嶋田浩之 … 柄本明
万木里子 … 石田ひかり
夏目茶子 … 山口智子
藤堂雅史 … 板尾創路
藤堂絵美 … 平岩紙
安岡光子 … 志田未来
高橋涼介 … 中尾明慶
牛島翔真 … 望月歩
奥寺美幸 … 大竹しのぶ
山倉伸彦 … 戸次重幸
桑原忍 … ともさかりえ
愛川江梨花 … 坂ノ上茜
森本琢磨 … 森本慎太郎(SixTONES)
岡島浩司 … 斉藤陽一郎
丸屋大作 … 杉本哲太
伊東純 … 三宅弘城
沖田宗徳 … 藤原季節
渡辺英子 … 宮本茉由
若林 … 大谷亮平
登場人物の詳細は以下を参照。

16話ゲスト
田崎直子 / 岡崎紗絵
気管に、壊れたおもちゃのパーツを詰まらせ亡くなった田崎咲良ちゃんの母親。自分の子供が亡くなってもどこか他人事のような姿に忍たちが虐待を疑う。
『監察医 朝顔2』17話・ネタバレ
生後8か月の田崎咲良ちゃんの直接の死因が事故か虐待死かまだ分からない中、朝顔は咲良ちゃんの背中の痕跡を詳しく調べると言葉にするのだ。
その時藤堂が戻り、虐待されている子供たちが、最悪の事態に陥ることを防ぐため、傷のスペシャリストである法医学教室も「虐待から子供を守る会」に参加することになったと伝えるのだ。
「ネタバレ」つぐみの予言
その日の夜、クッキー作りで大人っぽいことを話すつぐみに「何それ。何か大人みたいなこと言うな。」と平が告げる。
するとつぐみは「だってつぐみ、お姉さんだからね。」と言い始める。
「また弟の話?」と話す朝顔につぐみが話を続ける。
「ううん、妹になったの。」
「この間ね、つぐみの所に妹ちゃんが来てね。「妹でもいい?」って聞いて来たの。」
「だから、いいよって言ってあげたんだ。」
つぐみと平が眠りにつき、桑原と2人っきりになった時 朝顔に電話が入り、児童虐待防止委員会に協力することになった朝顔に、明朝階段から落ちた子供の傷を見て欲しいというのだ。
その翌朝朝顔が病院へ駆けつけると、忍と森本がいて、階段から落ちた子供・清水杏奈ちゃんは容体が急変して亡くなったという。
その後、法医学教室に運ばれた杏奈ちゃんのご遺体を解剖したところ、階段から落ちたのは間違いないが、栄養が不足したりストレスが与えられている子供たちが委縮するという胸腺が委縮しているという。
その頃、杏奈ちゃんの母親はひたすら泣き続けていて、朝顔の顔を見ると「杏奈に会わせてください。」と願い出る。
両親は遺体の確認に安置室に入り、杏奈ちゃんの遺体を見た母親は号泣するが、その直後に突然スマホで杏奈ちゃんの傷だらけの遺体を撮影する。
「ネタバレ」2組の子供の死の真相
顔が傷だらけの杏奈ちゃんの写真を、母親が撮影したことに朝顔は違和感を感じ、法医学教室でそのことを話すと、杏奈ちゃんの自宅を調べた方がよさそうだという話になる。
その後杏奈ちゃんの母親のSNSをチェックすると、杏奈ちゃんの遺体の写真を投稿し悲劇の母親を演じていた。
さらに茶子先生が、杏奈ちゃんの両親にエンバーミングを勧めたところ、お金がもったいないと断られ、ともかく早く遺体を引き取りたいと強く依頼されたという。
こんな形で杏奈ちゃんの命を終わらせてしまいたくない朝顔たちは、再び杏奈ちゃんの遺体を徹底的に調べなおしたところ、肋骨が折れるほど、脳が腫れるほど揺さぶられた可能性が浮上したため、警察は清水夫妻に任意同行をかけたのだ。
一方田崎咲良ちゃんには、虐待の可能性が見られなかったことから、朝顔たちは直子を呼び出し、咲良ちゃんは家へ帰れるということを伝える。
すると直子は「やっぱり、連れて帰らないといけないですか?私 まだ、あの子が死んだっていう実感が全然なくて。今、誰かに預かってもらってるだけで、また元気になって戻ってくるって思ってれば、なんとか…、耐えられるから。」とまだ娘の死を受け入れられない胸の内を打ち明けるのだ。
そんな直子に茶子はエンバーミングをすれば急いで葬儀をする必要は無いと告げ、朝顔は「お一人で苦しむ必要なんてないんです。誰かを頼っていいんですよ。」と伝えると、ようやく直子は泣くことができたのだった。
「ネタバレ」里子発見の知らせ
仕事が終わってつぐみと共に朝顔が家へ帰ると、平が「これ…、大切なメモらしいんだけど、お父さん、なんだかよく分からないんだ。」と言い、朝顔に渡す。
朝顔が、メモに書いてある番号に電話すると、青森県警捜査一課の田所が電話に出て「お父様にもお話したのですが、お母様の…、万木里子さんの、ご遺体の一部が見つかりました。」と話す。
そんな大切な話を忘れてしまったことにショックを受ける平だったが、朝顔は「お父さんがちゃんとメモしてくれてたから私が電話できたんだよ。ありがとうお父さん。明日、お母さん迎えに行こう。」と励まし、翌日 平と共に青森へ旅立つ。
青森県警で里子の遺骨を受け取った朝顔と平は、その足で祖父・浩之が入院している仙ノ浦・静愛病院へと向かう。
病室で「何だ?2人揃って。」と尋ねる浩之に朝顔は告げる。
「あのね、じいちゃん。お母さん、見つかったよ。でもじいちゃんが見つけた歯じゃないよ。」
「あれは、別の人のものだった。でもね…、青森で、漁師さんが見つけてくれたんだ。」
「青森にか…。」
「うん。青森…。ここに、お母さんの骨入ってる。」 「見たのか?」
「ううん。ここで開けようって思ったんだ。」
「これ、お母さんの指なんだって。」
「里子。お前 青森にいたのか。ずいぶん遠いところまで行ったなぁ。」
「キレイな骨だから、キレイな女の人だと思ったって、漁師さん言ってくれたんだよ。」
「里子…。会いたかったよ。」
「ネタバレ」自宅へ戻って来た朝顔と平と里子
その後朝顔と平が母・里子の骨と共に家へ戻ると、桑原が「あらためてお母さんにご挨拶していい?」と尋ねる。
「うん。」と朝顔がうなずくと、桑原はあらためて「初めまして。朝顔さんと結婚した桑原真也と申します。」と挨拶し、続いてつぐみを紹介する。
朝顔は「みんな揃ったから、言うね。」と話し始め「あのね…。2人目ができた。こんな幸せな日が来るなんて思ってなかったな。」とみんなに打ち明ける。
万木家では、朝顔が新たな命を宿したことをみんなが喜ぶ。
その頃仙ノ浦の静愛病院では、浩之の心拍停止を知らせるアラームがバイタルモニターから鳴り響き、そのまま浩之は息を引き取ったのだ。
『監察医 朝顔2』17話 感想
今回は母・里子の遺骨が見つかったこと、浩之が息を引き取ったこと、そして朝顔に2人目が出来たことの衝撃が大きかったけど、子供の虐待問題も胸に響きました。
スマホを見てボーっとしているシングルマザーの田崎直子と、子供の遺体にすがって泣き続ける清水夫妻を見比べると、光子もそうでしたが、思い込みから田崎直子の方が虐待しているんじゃないかという目で見てしまいますが、実際は清水夫妻の方が虐待していたという…
まあドラマの世界だと誰が演じているかや、演出のしかたなどにより、これはミスリードだなと分かったりしますが、現実世界だと思い込みにより騙されちゃう場合もあるかも知れません。
それにしても清水夫妻は、杏奈ちゃんを肋骨が折れ脳が腫れるくらい揺さぶったり、階段から落としたり、挙句の果てには階段から落ちた我が子のエンバーミングを、お金がもったいないからと断っちゃうなんて、どれだけ子供に愛情がないんだろうか?
そういう気配のある親からは、行政がとっとと子供を引き離して、ちゃんと審査した、しっかりと愛情を持って育ててくれる家庭に養子に出すとか、そういった法整備をすればこんな不幸な事件に遭う子供や、不幸な育ち方をする子供が減るのでは?
ホント清水夫妻みたいな親を見ていると、作り話だとは分かっていても、本当に怒りがこみ上げてきます。
一方の田崎直子は、子供に対しての愛情を感じられないように見えたかもしれないけど、本当は咲良ちゃんが死んだことを受け入れられずに、放心状態になりボーっとしているように見えただけだという…
彼女の本心が分かってからの、子供に対する想いや、茶子先生や朝顔の優しい言葉に胸が熱くなりました。
そして今回のメインでもある、里子の指だけど、東日本大震災発生から節目の10年目ということもあり、ようやく見つかってホントに良かったですね。
しかも岩手で被災して、青森市?大湊?いずれにしろ陸奥湾内で見つかるというのは、潮の流れを考えると奇跡のような気もしますね。
まあ青森で見つかったからこそ、その帰りに仙ノ浦の浩之の病院に寄ることができ、里子にようやく会えた浩之が、思い残すことなくあの世へ旅立つことができたという…浩之はまだまだ生きていて欲しかったですが…、それでもある意味浩之にとってはハッピーエンドなのではないでしょうか。
いずれにしろ、今回の17話は涙なしでは見られなかった回でした。
更に、放送終了後の石田ひかりさんのインスタを見て、更に涙しました。
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さて、次回は前回で一旦保留となっていた『三田村一家殺人事件』の捜査に関しての続編が見られるようです。
ここから最終回にかけて、どんな展開になっていくのか、期待が高まります。
18話ネタバレ感想はこちら。

全話あらすじ・ネタバレ感想は以下から。

『監察医 朝顔2』18話・予告あらすじ
朝顔(上野樹里)は、平(時任三郎)、娘のつぐみ(加藤柚凪)とともに、祖父・浩之(柄本明)の葬儀に出席する。
一方、桑原(風間俊介)は、管理官の五十嵐(松角洋平)から、『三田村一家殺人事件』の捜査に関して、平の同期でもある糀谷(肥後克広)と組むよう指示される。
そんな折、朝顔の元に検視官の伊東純(三宅弘城)から、裏路地で女性の遺体が発見されたという連絡が入る。葬儀が落ち着いたところで遺体の発見現場へと向かう朝顔。遺体で発見された女性は、現場の目の前のマンションに住んでおり、マンションの屋上には遺書と女性の靴があったことから、飛び降り自殺ではないかと見られていた。だが朝顔は、マンションの反対側には開けた駐車場があるにも関わらず、なぜわざわざ狭く入り組んだ裏路地の方へ向かって飛び降りたのか不審を抱く。
遺体は興雲大学法医学教室に運ばれ、認定医の資格を取った光子(志田未来)の執刀により解剖が行われる。
同じころ、野毛山署には意外な人物が現れる。
引用:https://www.fujitv.co.jp/asagao2/story/
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