森本刑事が署から買い物に出ると、一人の女性が男に絡まれていたため、職質をかけようとすると、その男に刺されてしまい腹部から出血して倒れてしまう。
血を流して倒れている森本を、近くを通りかかった忍が発見したのだった。
ここでは『監察医 朝顔2』19話・最終回のネタバレあらすじ感想などを紹介していきます。
18話のネタバレあらすじ感想はこちら

『監察医 朝顔2』19話 最終回・あらすじ
野毛山署強行犯係の森本が“頬に火傷の跡がある男”に刺され、血まみれの状態で忍が発見した。
自宅でその知らせを受けた桑原は、「森本が意識を失う前に言ったって。「頬に傷」って。」と朝顔に言い残し捜査本部へ向かう。
刑事時代の最後の相棒だった森本が刺されたことに憤る平も、翌日 事件現場に行きたいと朝顔に頼み込むのだった。
事件に憤る山倉たち野毛山署の刑事たちは、森本が刺された現場周辺で、髪の毛一本も見逃さないという気概で犯人に繋がる痕跡を探していた。
山倉は、朝顔とともに現場にやってきた平に、2011年に起きた三田村一家殺人事件に言及し、捜査本部へと共に向かい管理官の五十嵐に引き合わせる。。
一方興雲大学法医学教室では、茶子の協力も得て当時解剖を担当した東横大からも三田村一家殺人事件に関する資料を借り、ありとあらゆる関連資料の検証をしていた。
桑原は、管理官の五十嵐とともに、三田村一家殺人事件の容疑者として逮捕されたものの、証拠不十分で不起訴になった市川継男から話を聞く。
市川による「死んだら偉いのかよ。何度も何度も、顔に火傷があるだけで、殺人犯に疑われた俺の人生はどうしてくれるんだ。人を殺したかもしれないと思われた瞬間に、普通に暮らしていくなんて無理なんだよ。生きてる人間は生きてるだけでラッキーだから何でも耐えろっていうのか?」という必死な訴えに、桑原も五十嵐管理官も市川は犯人ではないと感じるのだった。
『監察医 朝顔2』登場人物・キャスト
万木朝顔 … 上野樹里
万木平 … 時任三郎
桑原真也 … 風間俊介
桑原つぐみ … 加藤柚凪
嶋田浩之 … 柄本明
万木里子 … 石田ひかり
夏目茶子 … 山口智子
藤堂雅史 … 板尾創路
藤堂絵美 … 平岩紙
安岡光子 … 志田未来
高橋涼介 … 中尾明慶
牛島翔真 … 望月歩
奥寺美幸 … 大竹しのぶ
山倉伸彦 … 戸次重幸
桑原忍 … ともさかりえ
愛川江梨花 … 坂ノ上茜
森本琢磨 … 森本慎太郎(SixTONES)
岡島浩司 … 斉藤陽一郎
丸屋大作 … 杉本哲太
伊東純 … 三宅弘城
沖田宗徳 … 藤原季節
渡辺英子 … 宮本茉由
若林 … 大谷亮平
登場人物の詳細は以下を参照。

19話ゲスト
市川継男 / 平原テツ
10年前に起きた三田村一家殺害事件の当時の容疑者。再び事情聴取を受けることになる。
北村力也 / りんたろー。(EXIT)
森本刑事を刺した犯人。
『監察医 朝顔2』19話 最終回・ネタバレ
「ネタバレ」事件の犯人像
事件についての手掛かりが見つかっていない中、三田村一家殺害事件の検証をした朝顔は、桑原に電話をし捜査本部へスマホのスピーカー越しに伝える。
「三田村一家殺害事件は、まだ 特定されてないけど、特殊な刃物が凶器だと思う。」
「例えば、元は別の刃物を解体したような。」
そこへ高橋が資料を持って捜査本部へ現れみんなに見せると朝顔は話を続ける。
「はさみをバラして、単独でナイフのように使用しあのかもしれない。」
「柴山繁さんの事件と、森本刑事の刺し傷は、いわゆる表面の滑らかな刃物だった。」
「森本刑事だけ、心臓ではなく、肝臓を刺したのが気になって…。」
「森本刑事が出血していたのは、おそらく刺されてから10分前後。」
「それだけの時間があれば、犯人がルーティンにしてる、頬の傷をつけれたはず。」
「ということは…。」と尋ねる桑原
「森本刑事を刺したのは、三田村一家を殺害したのとは別の犯人かもしれない。」
朝顔が電話を終えると、忍が捜査本部へと駆け込んできて森本刑事が目を覚ましたことを告げ、森本の新たな証言を伝えるる。
「新しく、森本刑事が証言してくれました。頬のヤケドはフェイクだと。」
新たな事件の始まりと終わり
そんな中、横浜市の市立小学校・野毛山学院付近で刃物を持った男が押し入ったというニュースが飛び込んできた。
ボランティアの男性と教師が刺され、心肺停止だといい、登校中の児童のケガの程度は不明だというのだ。
その時、法医学教室に刺されて亡くなったボランティアの男性と教師の解剖依頼が入ったため、藤堂先生の許可を受けた茶子先生と、光子の執刀の元、2人の解剖が始まったのだ。
解剖の結果、柴山繁殺害事件と森本刑事が刺された事件との凶器の特徴が一致しているという。
朝顔は、「犯人は一人の男性をめった刺しにしており、大量の返り血を浴びているハズなので、かなり目立つ」と告げるのだ。
そんな中、犯人が残した血痕を発見した桑原が、その血痕をたどっていくと、犯人と思われる男性が1階の教室で、人質と共に立てこもっていた。
山倉係長に連絡した桑原は、拳銃を手に教室に突入し「人質を放しなさい。」と近づいて行くと、犯人は「近づいたら、こいつを殺す!」と人質の首元にナイフを突きつける。
やがて駆けつけた野毛山署の刑事たちが犯人を取り囲み、犯人の隙をついて、人質を奪回し、凶器も手放させる。
それでも暴れて逃げようとする犯人を、桑原・山倉と岡島の3人で押さえつけ、ようやく確保し「覚悟しろ。俺たちは絶対に、お前の事を許さない。」と桑原は口にするのだった。
その後 犯人の北村力也は、柴山繁の殺害は認めたが、三田村一家殺害事件については否定しているという。
手口が似ているのは、北村が海外で一家を殺害したことがあると言っていた男から「俺と同じ手口なら、きっとバレない」と聞いていたからという。
そしてその男の右頬にはヤケドがあったことから、顔の特徴もまねしたというのだ。
森本を刺したのは、警察に職質され怖くなって刺したといい、今回の事件を起こしたのは、模倣犯だという事がバレたため自暴自棄になっという。
さらに、柴山繁を殺害した動機は「人を殺してみたかっただけで、死刑にして欲しい」と犯人の北山は話しているのだと。
朝顔と桑原の結婚式
その夜、一旦家に戻った桑原に、朝顔は今年は平に少しでも明るい気持ちで過ごして欲しいからと、結婚式を3月11日にしようと言うと、桑原もすごくいいと賛成してくれた。
その後、衣装合わせなど朝顔たちが準備を進める中、平は茶子先生に付き添ってもらい、自分の人生の跡片付けの準備を進めていた。その時 平は茶子にあるお願いごとをする。
3月11日、両家の家族と法医学教室・野毛山署の刑事たちだけでの朝顔と桑原の結婚式がスタートした。
桑原の父親のスピーチのあと、サプライズで平のスピーチとなった。平は茶子先生にお願いしてスピーチの原稿を手伝ってもらったという。
平は自分が今、自分が文章をつくったりアドリブをいうのが難しい状況であると前置きし、自分はいい父親じゃなかったと話し始める。
自分は一度も娘の行事に参加せず、刑事の仕事にばかり力を注いできたため、朝顔には刑事と結婚して欲しくなかったという。
しかし、なぜか朝顔は相手に刑事を選んでしまった。ただ朝顔が選んだ刑事は嘘みたいによくできた婿で、朝顔やつぐみの面倒もちゃんと見て、好きで尻に敷かれてるというのだ。
そして自分がこれまでいかに幸せかをみんなに延べ、あらためて幸せですと口にする。
「今日、たぶん、妻の命日なんです。毎年この日が来るのがたまらなく嫌でした。」
「でも、今年は違う。結婚式という幸せなイベントを開いてくれた…」
「朝顔と桑原君に、心から…。心から感謝を伝えたいと思います。ありがとう。」
そして平は「今日の事、忘れたくないな…。」と小声でつぶやくのだった。
家に帰った平に朝顔は「お父さん。これから忘れてくことがあっても、私はずっとお父さんのこと、大切にすると思う。だから、これからも変わらず、家族みんなで一緒にすごぞうね。」
「大変な時は、みんなで助け合ってさ。それが私の一番の幸せだから。」そう告げるのだった。
1年後の朝顔たち
それから1年後、法医学教室は相変わらずのにぎやかさだったが、なぜか再び高橋が一番下っ端扱いされていた。
その日、つぐみの卒園式を迎え、今日は調子がよさそうだという無表情の平も参加していた。
式が始まりつぐみが歌い出すと、それまでずっと無表情だった平に、わずかながら笑顔が戻り「可愛いな。」と口にする。
そして平は、生まれたばかりのつぐみの妹「里実」に触れ笑顔を浮かべる。
朝顔は心の中で思う。
《生きていると、悲しいこともつらいこともあるし、幸せなことばかりじゃないけど》
《それでも、私たちは生きていく。この世界で》
『監察医 朝顔2』19話・最終回 感想
1年後の平さんの表情からも、病状がかなり進行しているのが窺えます。平さんがこの状況だと、この先続編は難しいのかな?
まあでも、平さんが今作の柄本さん演じる浩之の立場のように、時々姿を見せるというようなスタイルで作ったらできないこともないような気がしますね。
朝顔一家には、里実という新たな命も誕生し、今後も幸せに暮らしていく中で、様々な事件が起きたり、法医学教室には、不審な死を遂げた遺体が運び込まれ、朝顔たちが真の死因を究明していく未来が見えます。
できれば、視聴者にその未来を想像させるだけではなく、実際に見せてほしいですね。
さて、最終回ですが、結局りんたろー。さんは、三田村一家殺害事件の犯人ではなく、犯人と思われる人物から話を聞いて実行してみただけの、サイコパス?…、いや、サイコパスにしては小心者過ぎるので、死にたい願望のある殺人に興味がある人物ということでした。
ただ柴山繁殺害時、三田村一家殺害事件と同一犯に見せかけるため、右頬に火傷の傷をつけていたのなら、なぜ犯行後女性をナンパしていた時も付けていたのかイマイチその心理がわからない。
他にも犯行を企てていたなら、普段は傷のない顔で生活し、犯行時に傷をつけるのではないのだろうかな?などといろいろと疑問はのこりました。
まあ、いずれにしろ捕まったし、裁きを受けることになるんだろうから、細かいことは良しとしましょう。
一方、朝顔の結婚式の時の平さんには感動させられました。
文章を組み立てるのが難しい状態でも、茶子先生に手助けしてもらって作った文章は、うまい具合に冗談も組み入れられていて、それでいて自分の気持ちを正直に伝えていた感動的なスピーチでした。
さらに、その一年後の、まったく表情を失くしてしまった平さんが、つぐみが歌いだしてしばらくすると、かすかに笑みを浮かべるシーンなんて、本当に感動的でした。
あの時任三郎さんの演技は、ホントに神がかっていましたね。見ていて本当に感心してしまいました。
さて、今回であっという間に2クールも過ぎ、監察医朝顔も終わりを告げたわけですが、やっぱりみんなの期待通り、是非ともシーズン3も見たいものですね。
全話あらすじ・ネタバレ感想は以下から。

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