コミック『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』守護天使編、あらすじ・ネタバレ


画像引用:ハコヅメ – コミックシーモア

ホワイトカラーだけど、ブルーカラーで労働基準法は適用外!
安定収入を求めてたまたま警察官になった川合麻依と、超美人&刑事部のエースながら、パワハラで交番に飛ばされたと言う藤聖子巡査部長。交番(=ハコ)勤務女子二人の警察官あるあるお仕事備忘録。

そんな「ハコヅメ」で描かれる登場人物「守護天使」と呼ばれる人物についての、一連の物語のネタバレあらすじを紹介。

著者・泰三子さんについて

事件や事故を無くす仕事に就きたいと警察官を目指し、某県警に10年間勤務した後、2017年に、モーニング担当編集者の制止も聞かずに、公務員の安定を捨てて専業漫画家に転身する。

1ページ漫画の「交番女子」が掲載され、話題となっていた「モーニング」誌上で、2017年11月より『ハコヅメ ~交番女子の逆襲~』の週刊連載がスタートする。

2021年には、『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』が第66回小学館漫画賞一般向け部門を受賞する。

コミック版「ハコヅメ・守護天使編」登場人物

川合麻依 … 町山交番勤務の新人巡査。藤聖子のペアっ子
藤聖子 … 巡査部長。川合麻依のペア長。
源誠二 … 藤と同期の巡査部長。町山署の刑事。
上杉 … 巡査。町山署の鑑識係。
吉野 … 町山署・副所長。鬼瓦京子の夫。
桜しおり … 巡査長。藤・源の同期で町山交番で勤務していた。
宮原三郎 … 交通課の巡査部長。白バイ隊員。
桃木 … 戸成交番勤務の巡査部長。藤・源の同期。
源の父 … 戸成南駐在所勤務。麻依を乗せ農園へ行く。
松島 … 捜査一課勤務の巡査部長。藤・源の同期。
鬼瓦京子 … 藤たちの警察学校教官で、その後町山交番所長に異動。現町山副所長の妻。
板垣 … 戸成署交通課運転免許窓口係の巡査長。
木村良徳 … 守護天使と呼ばれる男

コミック版「ハコヅメ・守護天使編」ネタバレ・あらすじ

「守護天使編」というタイトルの作品はないが、物語は「ハコヅメ ~交番女子の逆襲~」10巻・特別編「同期の桜1」から始まり、11巻94話「誰が為に描く」95話「同期の桜2」から本格スタートする一連の物語だ。

***

警察学校時代の藤聖子や源誠二たちが在籍した年は、大豊作の年と呼ばれていた。

女子生徒では成績優秀な藤聖子を筆頭に、陸上オリンピック崩れで体力オバケと呼ばれる松島。
県警一と言われる美貌の持ち主で成績も優秀な桃木。

さらに、源同様に成績が悪く赤点コンビと呼ばれていたが、頑張り屋の桜しおりがいた。

桜は藤や松島、桃木のように優秀ではなかったが、警察官になってからも頑張り屋な性格は変わらず、地域住民と直接触れ合える町山交番から動こうとしなかった。

人身事故発生

そんなある日、町山署では事件が立て込んでみんな出払っていた上、人身事故の入電があったため、町山交番から交番所長の鬼瓦京子と、桜が現場に一足先に乗り込んでいた。

事故車両には運転手しか乗っておらず、心肺停止でほぼ即死状態と見られたが、交通量が増える時間帯のため、鬼瓦と桜の2人でパイロンなどを用意し素早く交通規制をしようとしていた。

最悪な事態となる

その時、町山交番所長の鬼瓦より、岡島本部・町山に至急報の無線が入る。

現場で署員1名が轢かれ、白色軽トラックのような被疑車両が逃走、轢かれた署員に意識はないという。

交通課の宮原たちが到着した時には、桜の出血が激しく血まみれで、呼びかけても返事はないが、桜はひたすら地面をたたき続けていた。

やがて救急車が到着し、桜は搬送されていった。

その時、空から突然 大雨が降り出し、現場の証拠品は全て雨に洗い流されてしまった。

***

署に戻った鬼瓦交番所長は、ブレーキ音とドンという音、そして筋道に入っていく車の一部しか見ていないというが、その時鬼瓦は桜に見とれて思わず桜を轢いてしまった「守護天使」のイメージが頭をよぎったと後に話す。

当時 副所長・吉野の2人目の子供を妊娠していた町山交番所長の鬼瓦は、事故処理の無理がたたり流産し、その日から二度と警察官に戻ることはなかった。

藤聖子が町山交番に異動となった真の理由

それから数年が過ぎ、川合麻依が町山警察署に赴任してから間もなく、偶然麻依を見かけた町山署・刑事課の藤聖子は、麻依が桜に似ていると感じた。

当時犯人の目星もなにひとつない中、藤は事故当時鬼瓦交番所長が口にした「守護天使」という言葉にすがろうとしていた。

「守護天使」とは、20年以上前から町山交番管内に出没し、若くて小柄、そして短い髪の女性警察官をターゲットとし、凝視するだけの人物だという。

そしてその「守護天使」が一番執着したのが桜で、桜が勤務の時はほぼ毎回現れてたと言う。

結果、藤は麻依をエサに「守護天使」をおびき出して見つけようと、町山交番に異動し、源にも手伝ってもらうため、町山署に異動してもらった。

藤の後悔と麻依の決意

しかし、長いこと麻依とペアを組んで来た藤は、麻依が可愛くなってしまい、囮として麻依を利用したことを悔やみ、悩んでいた。

一方 源たちは、交通課の宮原三郎巡査部長から、全ての経緯を聞いた麻依がショックを受け、藤を見る目が変わってしまうのではないかと心配していた。

しかし麻依は源たちに、心配しなくても藤には自分がついていると伝え、かつて「守護天使」の凝視対象だったとある女性警察官OBから顔の特徴を聞き出し、渾身の似顔絵を描き上げた。

麻依の渾身の作とはいえ、麻依が描いた似顔絵は人物をかなりデフォルメしたパワフルなもので、写実的なリアリティのある似顔絵ではなかった。

しかし、町山署の交通課長は、事件を風化させないため、県警全ての警察官にその似顔絵を流したのだ。

その似顔絵は県下全ての警察官に流されたものの、源に連絡がきたのは源の同期生だけだった。その上、彼ら全員ピンとくる人物はいないというのだった。

「守護天使」が見つかる!?

しかし、そんなパワフルな似顔絵にピンときた人物が一人だけいた。

それは、藤の同期・桃木が配属されている、戸成町署の交通課・免許窓口係の板垣巡査長だった。

板垣巡査長が言う「守護天使」に似ている人物というのは、以前免許更新に現れた木村良徳という男だった。

木村良徳は20年以上前に借金により姿を消したため、元妻から行方不明者届が提出されているという。

板垣巡査長は 木村に、本人の意思で出て行った場合は、本人の同意がない限り、元妻には連絡しないがどうするのかと尋ねると、今さら合わせる顔がないので、連絡しないで欲しいと言っていたという。

だが木村は、失踪時 中学生だった、女性警察官になるのが夢だったという娘には会いたいので、連絡を取りたいという。

板垣巡査長は、木村が語った身の上話と全く同じ経緯を持つ女性警察官と同じ所属だったことがあり、今では退職し1児の母となっている女性だと気付いたため、連絡を入れるがその女性は今さら会いたくないと言っていたというのだ。

その報告を受けた町山署では、早速 木村良徳について調べてみると、木村が住み込みで働いている農園の軽トラックが、事故当時 確認不十分のままになっているという。

木村と対峙する麻依

そこで、源と麻依そして上杉の3人で農園へ行き、源が聴取をすることになった。

しかし、現地へ向かう車内でトラブルがあり、源が勝負服のスーツを汚してしまった上、宮原が何より大切にしている交通課1番の車をこすってしまったので、着替えた源と上杉は車の傷隠しの修理に、麻依が近くの交番で勤務している源の父親と、農園へ聞き込みに行くことになった。

早速農園の社長に話を聞くと、3年前のひき逃げ事件が起きた1日前に、木村が酒気帯び運転で軽トラックごと畑に突っ込み、大破させてしまったため廃車にしたという。

その時、警察に届を出し保険請求をしようとする社長に、木村は、妻子から行方をくらました自分が表に出ることはできないし、警察官になったという娘に情けない姿を見せたくない、車は必ず給料から弁償するから内緒にして欲しいと頼み込まれたという。

そんな話を、疑いを持ちながら麻依と源の父親が社長から聞いていると、そこに木村が現れた。

その時社長から、警察が話を聞きに来ていると言われた木村は、麻依と源の父親の姿を目にして驚き、声が震え目線をそらして動揺しまくっていた。

その時、つい麻依はノープランのまま声木村を掛けてしまう。
ラッキーなことに、動揺しまくっていた木村は、軽トラックをまだ廃車にしておらず、隠してあることを自白したため、麻依と源の父親は軽トラックの場所まで案内させた。

木村の逃走そして逮捕

ひき逃げをしたと思われる軽トラックを発見した麻依は、次の段取りを確認するため、町山署の交通課に電話した後に、農園の社長たちのところへ戻ると、木村は自殺をほのめかした書き置きを残し、普段使っている車と共に姿を消してしまった。

逃げた木村を探すため、ド田舎の戸成署管轄に多くの警察車両が集まって来た。

裏道を知り尽くしている木村は、パトカーが入れないような細い脇道に入り巧みに逃げる。

脇道の出口へ多くの警察車両が向かう中、ひき逃げ事故当時に 現場に臨場した交通課の白バイ隊員・宮原巡査部長が、白バイで木村の車両に追いつき、長年の雪辱を果たして木村を逮捕したのだった。

藤たちの同期会

事故後、桜は一命を取り留め度重なる手術に耐え、日常生活には困らないくらいに歩くことはできるようになっていた。

歩けるまでにはなった桜だが、事故後の痛みなどで現在も気分を落ち着かせる薬などを服用しており、リハビリを頑張るところまで気持ちを持って行くことができずにいた。

これまで同期のみんなから連絡をもらっても、返事を返すこともできなかった桜だったが、ようやく警察学校卒業時にみんなと約束していた、髪を伸ばして女性らしい服装で開催するという女子会に参加した。

そしてその女子会には、当時の交番所長で、桜たちの警察学校時代の指導教官だった鬼瓦京子も参加していた。

桜は、今回の木村逮捕を受け、みんなのおかげでようやく気持ちに整理がついたと、みんなに警察官を辞めると告げる。

鬼瓦を始め、同期のみんなは、桜の気持ちがよく分かるだけに、誰も桜の退官を止めることができなかった。

しかし…

「ハコヅメ・守護天使編」まとめ

特に物語のタイトルに「守護天使編」などという名前はついておらず、それぞれ別のタイトルがついているし、10巻・特別編以前にも、伏線は張られているので、本当の始まりはやはり1巻の1話になるんでしょうね。

ただ、本格的に事件の全容が明らかになるのが11巻94話「誰が為に描く」からで、そこから12巻104話「同期の桜4」で区切りを迎えます。

一応、「ハコヅメ・守護天使編」としてこれらのネタバレあらすじを描いたワケだけど、やはりコミックには「ハコヅメ ~交番女子の逆襲~」ならではの、小ネタや、警察官あるあるネタ(警察官になったことがないので、あるあるなのかは不明ですがw)などが散りばめられていて、この面白さやスリル・ワクワク感や感動などは実際に読んでみないと伝わらないと思うし、読んでみて損はない作品だと思います。

もちろん、この守護天使編以降も物語は続くワケですが、ドラマ版の「ハコヅメ」だと、10話という制限があるので、1話1巻ちょっとずつやると、この守護天使編で終わるのが、藤が交番勤務になった理由や、交番勤務になった時に藤が持って来た箱に何が入っているのか、麻依の似顔絵に関する伏線が回収され丁度イイ感じで終われそうな気がしますね。

さて、ここまでやるとなると、当然今いるレギュラーメンバーだけでは足りなくなるので、他の警察官を誰が演じるのかが気になります。

もしかしたら、鬼瓦京子前交番所長は登場せずに、事故があった時の交番所長は伊賀崎のままの可能性もあるし、松島や桃木も出て来ない可能性もあるかもしれませんが、最低でも宮原巡査部長は出て欲しいですね。

ドラマ版『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』の見逃し配信はHuluでどうぞ。

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