画像引用:コントが始まる|日本テレビ
基本情報
毎話一本の『ショートコント』から幕が開く。しかしそのショートコントは後に起こる物語の前フリなのかもしれない。
菅田将暉さん、神木隆之介さん、仲野太賀さん、有村架純さん、古川琴音さんという主要人物5人が送る青春群像劇が幕を開けた。
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『コントが始まる』2話あらすじ
潤平「春斗には一つだけ秘密にしていることがある……」
瞬太「プロゲーマーだった頃はよくインタビューで『27歳までに死ぬ』と答えていた……」コント『屋上』。舞台が明転すると、自宅の屋上テラスで和む中年夫婦と隣のビルで思い詰めた表情をする若者が現れる。その3人による取り留めのないコントの「前フリ」が流れ―――。
コントトリオ「マクベス」解散を決めた春斗(菅田将暉)は、事務所のマネージャー楠木から呼び出され、解散を考え直すように詰め寄られる。一方マクベスの一人である潤平(仲野太賀)は10年間交際を続ける恋人の奈津美に、ついに解散することを決意したと告げる。そんな中、潤平は春斗と芸人を志した日々を振り返り、春斗に一つだけ『秘密』にしていることがあると思い返す……。
その頃もう一人のマクベスである瞬太(神木隆之介)はなぜか春斗や潤平と共に通った母校の屋上に佇んでいた。そこは春斗との思い出の場所でもあった。何も知らない春斗だったが、里穂子(有村架純)から気になることがあると話を切り出されると、里穂子が働くファミレスで瞬太が「遺書」を書いていたのだという。それは「屋上」というコントの小道具として書いていただけだと説明する春斗だったが、何やらいつもと状況は違うようで……。
「解散」を宣言することで動き出したトリオ芸人。彼らと巡り会うことで動き出した姉妹。暗闇の中を歩いているかのように見える5人の若者たち。……だが1時間後、彼らを見ていただいた人はなぜか彼らを「美しい」と感じてしまう。そんなまさかの結末を迎える第2話。是非ご覧ください。
引用:https://www.ntv.co.jp/conpaji/story/02.html
『コントが始まる』登場人物・キャスト
高岩春斗 … 菅田将暉
朝吹瞬太 … 神木隆之介
美濃輪潤平 … 仲野太賀
中浜里穂子 … 有村架純
中浜つむぎ … 古川琴音
恩田光代 … 明日海りお
坂斉凜奈 … 米倉れいあ(821)
下條良枝 … 松田ゆう姫
村主うらら … 小野莉奈
真壁権助 … 鈴木浩介
安藤友郎 … 伊武雅刀
岸倉奈津美 … 芳根京子
登場人物の詳細はこちら。

『コントが始まる』2話感想 ネタバレ含む
※ネタバレが含まれているのでご注意ください。
今回のコントは『屋上』で、マンションを買ったばかりの夫婦が屋上テラスに出ると、目の前のビルの屋上から、飛び降り自殺をしようと青年がやってきて、夫が青年に「おいおい…! 何してるんだ?」と声を掛けるところから始まるというコント。
解散するマクベス
ここからどんな風に物語が膨らんでいくのか、期待して見始めると、突然サプライズゲストとして、マネージャーの楠木を演じる中村倫也さんが登場し、「マクベス」の解散を撤回するように春斗を説得し始める。
このシーンがあったことにより、なぜ人気がなくファンも少ない「マクベス」がこんなに何度も単独ライブ出来るのかの謎が解けた。
マネージャーの楠木が優秀で、単独ライブを勝ち取って来たから、赤字であろうとも単独ライブも開催することができたのだろう。
そして、確かにマネージャーの楠木が言う通り、春斗は親との約束を言い訳に、解散しようとしているところがあるんじゃないかな?
春斗はまだ自信とやる気を持っていた結成当初と比べ、10年という時間をかけて周囲から叩き潰されてきたため、潤平と瞬太の2人を背負う自信がなくなってきたんじゃないだろうか。
そして、春斗自身そのことに気付いていないフリして、でも悔しさは自分の中に蓄積されているので、周りに八つ当たりしているようにも見える。
高校時代の潤平の真相
一方、高校時代のマクベス結成が決まったあのラーメン屋さんのシーンだが、1話は春斗視点で描かれていたため、心に沁みるシーンだったけど、今回の潤平目線で見ると、実は春斗にコントをやろうって誘われた時、奈津美から「文化祭のコントで初めてカッコよく見えた」ってメールが来ていた。それがあったから春斗とコントをやることにしたのかな?と思うと、春斗が可哀想にも思えてくる。
そればかりか、まさか潤平が学園祭で「コントをやろう」と春斗に声を掛けたのが、倉本くんと瞬太の2人に断られた後だったとは… これは春斗にとってつらい事実だろう。
***
これまで潤平は、奈津美にずっとつらい思いをさせてきたと言っていたが、実はそれが全て杞憂で、奈津美はつらい思いをしたことないばかりか、「潤平を選んでよかったよ。」とまで言ってくれてるんだから、潤平さえ続けったければこのまま芸人の道を突き進んでもいいんじゃないかな?
瞬太の真相
そして今回のもう一つの驚き…。それは、瞬太がプロゲーマーの引退を決めた理由が「マクベス」に入りたかったからだという!
実は1話での、下の世代に勝てなくなったから引退したというのは嘘で、ぷよぷよの大会で自己ベストまで出して優勝していたという…
その当時の瞬太はよっぽど心にすき間風が吹いていたんだろうか。
まあ高校時代の瞬太は父親を27歳の若さで失ったとか、母親が若い男をつくって自分の存在意義を失ったなど、本当に自殺願望があったようだし、高校を卒業してから、春斗たちといる時以外はよほど孤独を感じていたのかもしれない。
でも、そんな高校時代の瞬太の自殺願望を、学校の屋上で「潤平のフラれる確率をこれ以上上げたくない」という理由で春斗が止めた。
当時、春斗に声を掛けられたことで、瞬太の心はかなり楽になったんじゃないかな。だからこそ春斗のいる「マクベス」にどうしても入りたかったのかも知れない。
潤平のアキレス腱伸ばし
そんな風に、高校時代に春斗と瞬太は仲良くなり、奈津美に告白する潤平のフラれる瞬間を見ようと、跳び箱の中に隠れていた2人。
緊張のあまりか、潤平が念入りにアキレス腱を伸ばし準備運動をしているのも面白かったけど、奈津美が現れるなり「ごめん無理だから」のひと言で春平が瞬殺されたのも笑ってしまった。
その後、春斗と瞬太は大急ぎで教室へ戻り、結果を知っているくせに、潤平に「どうだった?」と
尋ねると、潤平は「惜しかったな。」と話す。
惜しかったってなんだよ!とテレビの向こうで突っ込んだ視聴者が大勢いたことだろう 笑
里穂子のオタクぶり
一方、瞬太が小道具の遺書を中身まで書いているところを見かけた里穂子が、瞬太の自殺を心配して、春斗に相談するシーンだが、里穂子が、プロゲーマー時代に『27歳までに死ぬ』と瞬太が言っていたインタビュー記事まで読み込んでいたのには驚いた。
そればかりか、4年前の誰が書いたかも普通は分からない潤平のブログまで見つけていたりとか、里穂子ってホントにスゴい。よくここまで深堀りできるもんだ!と改めて感心した。完全に「マクベスオタク」そのものだ。
マクベス初の潤平のアドリブ
そしてラストの、潤平が「マクベス」結成以来初めてコント内にブッ込んだ春斗に語り掛けたアドリブが感動的だった。
額やでの潤平のアキレス腱伸ばしで、奈津美に告白する時にアキレス腱を伸ばしていたという伏線が見事に回収された上、そのアドリブが潤平へ語り掛けた奈津美のセリフと同じ「あなたを選んでよかったわ。」だというのも良い回収のしかただったし、瞬太のアドリブもホント感動的だった。
その上 今回は、1話で瞬太が運転していた車についてもしっかり回収されていたし、この物語は色々な細かい伏線をそれぞれしっかりと回収していってくれて、どんな細かいシーンも見逃せない。
『コントが始まる』見逃し配信
『コントが始まる』の見逃し配信は及び『Huluスペシャルコンテンツ「マクベスの23時 ~皆様の質問に本当に答えます~』はHuluでどうぞ。

配信内容、話数などの詳細はサイトにてご確認ください。
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