ドラマ『リコカツ』10話・最終回 あらすじ感想。咲はパリ研修へと!


画像引用:金曜ドラマ「リコカツ」|TBSテレビ

基本情報

雑誌編集者の水口咲は、自衛官の緒原紘一と運命的な出会いをし、ほぼ交際ゼロ日でスピード結婚したのだが、早くも離婚!?

運命的な出会いをきっかけに、華やかな結婚式を終え、幸せな新婚生活が始まると思われたのだが、同じ家で暮らし始めた二人は、互いの生活習慣の違いや、結婚生活に求める価値観の違いにより意見が食い違い、大げんかとなり新婚早々離婚を決意する。

『リコカツ』登場人物・キャスト

緒原(水口)咲 … 北川景子
緒原紘一 … 永山瑛太
青山 貴也 … 高橋光臣
水無月 連 … 白洲 迅
三本木 なつみ … 大野いと
一ノ瀬 純 … 田辺桃子
城木 里奈 … 中田クルミ
大崎 哲郎 … 松永天馬
立川 誠実 … 中山麻聖
重森 敦 … 菅原卓磨
早乙女 大 … 池田 大
狩場 学 … 吉田涼哉
谷 雅樹 … 柴田勇貴
鹿浜 梓 … 夏野琴子
鹿浜 楓 … 平岩 紙
緒原 薫 … 宮崎美子
緒原 正 … 酒向 芳
水口 美土里 … 三石琴乃
水口 武史 … 平田満

登場人物・キャストの詳細はこちらから。

TBS金曜ドラマ『リコカツ』登場人物・キャスト、相関図
画像引用:金曜ドラマ「リコカツ」|TBSテレビ 雑誌編集者の水口咲は、自衛官の緒原紘一と運命的な出会いをし、ほぼ交際ゼロ日でスピード結婚したのだが、早くも離婚!? 運命的な出会いをきっ...

『リコカツ』10話・最終回、あらすじ、ネタバレ

互いの気持ちを確かめ合った咲と紘一は、改めて交際をスタートさせ1日目の夜を迎えたが、お互い「青山さんに合わせる顔がない。」「一ノ瀬さんに何て言えば…」と互いに付き合っていると思っていた相手を気遣う。

2人のマンションの行方

その後、お互いそのことは嘘だと真相を話すが、2人で暮らすためのマンションは既に売れてしまっていた。

大切なマンションを売ったことを後悔する2人のため、貴也は買い戻しの交渉を試みる。すると買主の山田幸男は、直接合って話をするのが筋だと言い、ここに来るという。

その直後、玄関のチャイムが鳴り、買主の山田幸男がやってきて、2人の様子が面白いと話すその顔をよく見ると、咲が担当している小説家の水無月連(本名・山田幸男)だった。

水無月はこの家を嫌がらせのために買ったと言い「契約を白紙に戻すのは嫌だ。住み続けたいのなら月30万円の家賃なら貸すよ」と告げるのだ。

「どうする?」と尋ねる咲に、紘一は「…分からない」とつぶやく。すると水無月は「そんなんで大丈夫?これじゃまたすぐ離婚だね、」と伝えると二人は
「まだ交際1日目です!」
「まだ交際1日目です!」
と揃って水無月に訴えるのだった。

咲の気持ちを推し量る紘一

そんな中、咲は3年間のパリ研修の話を受けるかどうか悩んでいた。大崎編集長からは上への報告もあるから、遅くとも今月末までには決めるように釘を刺される。

その日の夜 姉の楓、そして友人の三本木なつみと一緒に飲みながら、パリ行きを悩む咲。「紘一君に相談してみれば」と話す姉・楓に「でも…、これは私自身が決めるべきことだから。」と話す咲だった。

その頃、水無月の家を訪ね、マンションの件を改めて検討して欲しいとお願いしにいった紘一に、咲には3年間パリに研修へ行くという話が出ていると水無月が教える。

そしてもし研修を受けるとしたら、水無月の新しい小説が完成したあとだというのだ。

紘一はその足でマンションを訪ね、咲とパリ行きの話をしようとするが、切り出せずにいる間に咲は寝てしまった。

咲を部屋まで抱きかかえてベッドに寝かせようと部屋に入ると、テーブルの上にファッション雑誌がたくさん置いてあり勉強していた様子がうかがえた。

その様子を見た紘一は、咲が《私は編集の仕事が好きなの。私も自分の仕事に誇りを持ってる。辞めたくない》と言っていたことを思い出したのだ。

美土里 vs. 里奈

その翌日、城木里奈を呼び出した美土里は、里奈から武史との関係を聞かされる。里奈は性別や年齢を超越した親友関係というのは存在し、自分と武史の間にはやましいことは何もないと言う。

しかし、もう武史とは二度と会わないと告げ里奈は帰ろうとする。

そんな里奈を呼び止め、美土里は「本当にただのお友達なら…、タケぽんとは、お友達のままでいいんじゃない?」と伝えるのだった。

その後、乳がん治療のため入院した美土里のお見舞いに咲が訪れる。美土里は咲にこれまで自分勝手なママでごめんねと謝る。
「自由に楽しく行きたいって思うのと同時に、ああ、私、いいお母さんじゃないって…」
「完璧なお母さんなんている?いないよ。そのままでいいよ。私の大事なママ」
咲がそう告げると、美土里は咲を抱きしめお互い笑顔になるのだった。

変わることについて

一方、箱根の陣屋を訪ねた紘一は、父・正と会い話をする。
正は、自衛官・メディックという仕事に誇りを持ってやってきたが、その肩書がない今、自分は無価値な人間だということを思い知ったという。
「できるかどうかわからないが、自分は変わらなければならない。」と正
「紘一。お前はもう大丈夫だ。緒原紘一という一人の人間として、一番大切な人を守れ。」
その様子を陰から薫がそっと見ていたのだった。

家に帰った紘一は、家訓を読み上げ、他を生かすためにどうしたら良いかを一生懸命に考えた末、翌日隊長に一通の封書を渡した。

その日の夜、紘一はフランスパンを食べながら、一生懸命フランス語の勉強をするのだった。

父・正の思い

その翌日 陣屋で働く正に、薫は「いい加減、ちゃんと口に出して伝えてくださいよ。」と告げる。「あなたが思っていること、思い続けてきたこと、家族に対して、私たちに対して。」

「自分は、いつも仕事の時、制服のポケットに、君と紘一の写真を入れていた。」
「いかなる時でも、家族を思わない日はなかった。だがそれを伝える努力をしてこなかった。」
「だから、許されるならばだが、君の思い出の中に、自分の存在を残せればとここに来た。」
「残念ですが、もう元の夫婦には戻れません」 「だよな。」
「でも…、違う関係なら。これから、たくさん、二人の思い出が作れるのかもしれません。」
その言葉を聞いた正は、薫の手を握りしめ頭を深く下げ、涙するのだった。

紘一の企みに気付く咲

その日の夜、有休がとれた咲は、一緒にご飯を食べようと水戸の紘一の実家を訪ね、紘一の帰りを玄関で待っていた。家に入った紘一は、慌ててフランス語のテキストや教材などを隠す。

一緒に食事をした後、咲は今日は泊っていくと言い、2人の布団を並べ横になる。やがて咲の布団に紘一は頭だけ潜り込み眠りにつく。

翌朝咲が目覚めると、紘一はもう出勤したあとだった。咲がゴミを拾って捨てようとすると、ゴミ箱の中に書き損じた退職願の用紙を見つけ「何やってんのよ。」とつぶやく。

そのまま家を出た咲は、紘一より先に百里基地に到着して制止し「なぜここに?」と不思議に思う紘一の顔をひっぱたき「退職願なんて!どうしてそんな勝手なことするの!」と怒鳴る。
「君と一緒にいるためだ。」 「えっ?どういうこと?」
「自分は仕事を辞め、パリへついていく。」 「パリのことどうして知ってるの?」
「先生から聞いた。やっとやり直せると思ったのに、3年も離れるのは耐えられない。」
「自分は、メディックという仕事を失っても、君と一緒にいたい。一人の人間 緒原紘一として」
「紘一さんは、メディックの仕事以外考えられないって言ってたよね。絶対辞めちゃダメだよ。」
「だったら結局、自分たちは別れるしかないのか…。」

「どうすればいいか、分からないから、私もパリの事、紘一さんに言えなかった。」
「でも、これからは、大切なことは一人で決めずに、きちんと話し合いたい。」
「私は、何があっても紘一さんのそばを離れないって決めたから!」
「私、パリには行かない!今の場所で頑張って自分の力でファッションの仕事に戻る!」
「分かった、よーくわかった。自分が悪かった、すまない。本当にすまない。」
紘一はそう言うと、咲を抱きしめ、その後隊長から退職を取り下げてもらった。

紘一の決意

マンションへ帰宅後、紘一は咲に改めてパリ行きについての気持ちを確かめてみる。
「迷うということは、行きたい気持ちがあることだ。違うか?君は夢を諦めていいのか?」
「私は…、パリで研修もしたいし、紘一さんのそばにもいたい。それが本音。」
「自分は待つ。3年くらいなんだ。37年間待って出会った運命の人だ!何の問題もない」
「水戸と東京、水戸とパリ。距離は多少違うが自分は君がどこにいても思いを届ける自身がある」
「分かった。私、覚悟を決める。パリにも行きたい、紘一さんともやり直したい。」
「そのために、ベストを尽くしたい」 「それでこそ自分が惚れた水口咲だ。」

こうして2人はしばらくは離れて暮らすことを決め、再びお互いの妻と夫になることを誓い合った。

その後2人は、ビデオ通話で朝と寝る前に挨拶することなど、さまざまなルールを決めていった。幸いなことに、マンションは水無月から買い戻すことができた。

水無月の新しい小説が完成し、水無月からもらったペンを返した咲に「おかけでいい小説ができた。これからの作品が自分でも楽しみだ。俺をフッたことを後悔させてやる。」と水無月は告げるのだった。

紘一の両親と咲の両親

そんなある日、ゴルフコースに正と薫の姿があった。どうやらゴルフデートをしているようだ。

2人ともいいショットを放ち、お互い和気あいあいと「ナイスショット」と飛び切りの笑顔で褒め合っていた。

一方、治療が終わり家に帰って来た美土里を、バラの花束を抱えた武史が出迎えて、花束を渡し「人生100年時代。まだまだ先は長い。もう一度、俺と結婚してくれないか?」とプロポーズする。

美土里は「再婚はしない。でもこれは受け取っておくわ。」と花束を受け取り、「まずは、お友達からね。おかげさまで長生きできそうだから。」と一緒に生きて行くつもりのようだ。

パリ研修へと旅立った咲

咲がパリに渡ったある朝、紘一は実家の庭に置いてある植木鉢に埋めた結婚指輪を取り出す。その後咲とビデオ通話で話をするが、咲に寄って来た現地スタッフにヤキモチを焼く。

紘一との通話を切った咲は《私たちには、私たちらしい夫婦の形が、きっとある。》とそう思う。

1週間ぶりにマンションに戻った紘一は、「婚姻届けを出すまで後、1038日」という日にちを変えることができるボードと、2人で決めたルールの額を部屋の壁に掛け、その近くに置いたテーブルに婚姻届と結婚指輪を1つ置く。

残り961日、メディックへ 作り過ぎた筑前煮を一ノ瀬が持って来た。紘一は苦々しい顔で食べる。
残り814日、紘一は部屋の雑巾がけをする。
残り685日、咲は夏休みに日本へ帰りたいけど帰れないと悩み、「わー」と大声で叫ぶ。
残り335日、紘一はうさぎのぬいぐるみ・ラブちゃんを咲に見立てて、前に座らせ食事をする。
残り232日、紘一はクローゼットにスーツをしまう。
残り155日、紘一はマンションの部屋に雑巾がけをする。
残り90日、紘一は置いてあった結婚指輪の隣にもう一つ結婚指輪を置く。
残り30日、咲はパワフルに仕事に打ち込んでいた。
残り1日となり、紘一は鼻を鳴らしながらマンションに戻り、時計を見てあと15分かとつぶやく。
スマホのファンファーレが鳴り響き、咲が帰ってくる当日となったその時、大の字に寝転がった紘一は「今日だ…。ついに今日が来た…。」とつぶやく。

ラストネタバレ

朝を迎え、スーツを着込んだ紘一はカーテンを開け深く鼻から息をする。
しかし咲からビデオ電話が入り、今日帰れなくなったという。
「自分は君を、どれだけ待ったと思ってるんだ?」
「3年くらい待つのは全然問題ないって言ってなかった?」
「あっああ…、ああ言ったさ。全然問題ない。で…、いつ帰ってくる?」
「そんなに早く会いたいの?」 「会いたいに決まってる」
「うん?ごめん、聞こえなかった。」 「会いたいに決まってると言ったんだ!」
「めずらしく素直だね。」そう咲が告げスマホの通話を切る。
続けて突然マンションのドアが開き、咲が現れる。
「サプラーイズ」
驚いた紘一は「だまし…たのか?」と言葉にする。
「だからサプライズだって。」
「あぁはぁは…、自分の心を弄んで、許せん!離婚だ離婚!」 「まだ籍入れてませんけど」
「ああ?うーん……。・・・それにしてもだぁ…。」
「変わらないね。」 「お互いにな」 「ただいまっ」 「お帰り」
そう言って咲と紘一は抱きしめあう。その後2人は結婚指輪の交換をし、そして紘一は咲に顔を寄せ、キスをしようとするが、ぎこちなく鼻がぶつかって頭を引いてしまう。

あいかわらず不器用な紘一に、咲は笑顔で自分からキスするのだった。

『リコカツ』10話・最終回 感想

毎週毎週楽しみに見て来たドラマがまた一つ終わってしまって、どんどんロスが積み重なってきています…😭

1話の頃には気になっていた紘一のあのしゃべり方にもすっかりと慣れて、あの声を聞かないと金曜日が終わらないとまで思うようになっていました。

***

さて、物語は前回湧いて出た咲のパリ研修が、せっかくやり直すことにした2人に大きくのしかかってきます。

なにしろ紘一は天職だとまで言っていた自衛隊のメディックを辞めてまで咲について行こうとしてたくらいなので、紘一の咲を思う気持ちがどれだけ真剣か伝わって来ます。

しかし、自衛隊を辞めようとしている紘一を止める咲もまたスゴいですよね。なにしろ、車で先に家を出たハズの紘一より、先に水戸から百里基地に到着するんですから。

「Go」の掛け声で猛スピードで走って来たのかもしれません😆

というのは置いといて、今回の紘一は、これまで頑なに拒み続けて来た別居婚にも前向きになるばかりか、「水戸と東京、水戸とパリ、距離は多少違うが思いを届ける自身がある」とまで言い切るくらい、咲への思いが大きくなっていたようです(水戸とパリは絶対に多少の距離ではないですけどねw)

まあ、今回のパリ研修でもめるのも、咲がパリへ研修へ行くのも、ある意味予定調和だけど、最終回としてなにが良かったかって、あっという間に3年が過ぎず、3年間の2人の姿を早送りで見せてくれて、その間の紘一のじれったさや早く会いたいという気持ちが、テレビの画面を通して見ているこちら側に伝わって来たことですね。

***

ところで、本放送と、Paravi版でも19日夕方くらいまでは、婚姻届け提出までの日付が、155日と232日が逆になっていたけど、Paravi版は今は直っているようだね。途中で気づいて直したんだろうか?

そして335日にうさぎのぬいぐるみラブちゃんと一緒にご飯を食べている場所は、よく見ると紘一の実家だったけど、わざわざ連れて帰ったんだw

ラブちゃんといると、紘一は咲と一緒にいるような気になれるのかな?

***

話を戻して、もう一つの離婚問題だった紘一の両親や咲の両親の関係も無事に解決してくれて、ホッとしました。なにより、紘一の両親・正と薫の笑顔がとてもステキでした。

そして、最後の最後まで、紘一が上手くキスできなかったという終わり方も紘一らしくて最高でした。

まあ、結局最後の咲からのキスも、足元だけ見せて視聴者には見せてくれませんでしたけどね。

せっかくなので、第2弾とまでは言わないから、いつかスペシャルでもやってくれないかな?

『リコカツ』見逃し動画配信サービス

『リコカツ』の見逃し配信はParaviでどうぞ。

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