画像引用:金曜ドラマ「リコカツ」|TBSテレビ
基本情報
雑誌編集者の水口咲は、自衛官の緒原紘一と運命的な出会いをし、ほぼ交際ゼロ日でスピード結婚したのだが、早くも離婚!?
運命的な出会いをきっかけに、華やかな結婚式を終え、幸せな新婚生活が始まると思われたのだが、同じ家で暮らし始めた二人は、互いの生活習慣の違いや、結婚生活に求める価値観の違いにより意見が食い違い、大げんかとなり新婚早々離婚を決意する。
『リコカツ』関連記事
『リコカツ』登場人物・キャスト
緒原(水口)咲 … 北川景子
緒原紘一 … 永山瑛太
青山 貴也 … 高橋光臣
水無月 連 … 白洲 迅
三本木 なつみ … 大野いと
一ノ瀬 純 … 田辺桃子
城木 里奈 … 中田クルミ
大崎 哲郎 … 松永天馬
立川 誠実 … 中山麻聖
重森 敦 … 菅原卓磨
早乙女 大 … 池田 大
狩場 学 … 吉田涼哉
谷 雅樹 … 柴田勇貴
鹿浜 梓 … 夏野琴子
鹿浜 楓 … 平岩 紙
緒原 薫 … 宮崎美子
緒原 正 … 酒向 芳
水口 美土里 … 三石琴乃
水口 武史 … 佐野史郎
登場人物の詳細はこちら。

『リコカツ』2話・ネタバレ
交際ゼロ日婚を果たしたが、お互いのあまりの不一致に離婚を決意した咲だったが、歩道橋で足を滑らせた自分を身を挺して守ってくれた紘一の頼もしさと、「まだ君の夫だから」という優しい言葉に心が揺れる。
紘一の母の決定
そんな時、紘一の母・薫が離婚届を残して家を出て行ったという電話が父から入ったため、2人で慌てて緒原家に駆けつけると、父・正は、一言も言わずに出て行ったと話す。
そんな父に、紘一が「聞き逃していたということはないでしょうか?」と尋ねると、父・正は間違いなく聞き逃していた。
その後も正は心配するでもなく、紘一の妻である咲にお茶を要求するばかりか、当たり前のように夕飯の支度も要求する。
そんな義父の態度にも、それを何とも思わない様子の紘一にも、咲は腹を立て、ウーバーイーツに注文するのだった。
家に帰って来た紘一は「やっぱり親子だね、さっきそっくりだった、お義父さんと紘一さん。」と話す咲に「自分は父を尊敬している。命を懸けて仕事に向き合い、家族を守ってくれたからこそ、自分も一人前になれた。自分も父のようになりたいと思って生きて来た。」と告げる。
そんな紘一に、咲は「だったら当然かもね、お義父さんと同じ道をたどるのも。若いうちに離婚するだけ、よかったじゃない、その分やり直しもきくから。」と告げるのだった。
ダブルブッキング
翌日、咲は編集長の大崎から、ラルフローレンの新連載の企画を聞かされ、連載を依頼する吉良夫妻を招いてパートナー同伴のパーティーを開くので、咲にも夫婦で出席してほしいという。
吉良夫妻に気に入られれば、外されていた企画の担当に復帰するチャンスになることから、「パーティーは好きではない」と渋る紘一を「離婚後に自活するには、仕事は大事。これもリコカツ!」と説得しパーティーに紘一が着ていく高級スーツを買いに行くのだった。
その数日後、紘一は隊長の重森から、今年のバーベキュー大会を来週土曜日の13時から開催することを告げられ、隊長からまた咲に会うことが楽しみだと念押しされる。
しかし、バーベキュー大会の日時がパーティーと全く同じであることを咲に指摘され大喧嘩になってしまうのだった。
やり直し!?
一方、家を出た紘一の母・薫は、温泉旅館で働き始めていた。
薫は慣れない仕事に苦戦するが、まかないで出た卵焼きをジッと見つめ思いを馳せるのだった。
そんな中、偶然 貴也と再会した咲に、貴也は「何かあった?何かあったよね、言ってみ。」と咲の表情から気持ちを読み取って尋ねる。
「実は後輩とちょっとあってさ、企画外されちゃった。」と咲。
「それって、俺、役に立てる?何なら、弁護士として。」
「ちょっと考えさせて。いきなり弁護士が出て行くと、会社も構えるかもしれないから。」
「分かった。でも、これだけは覚えておいて。俺はいつでも、咲の味方だよ。」
貴也が店を出ると、その様子を偶然見ていた三本木なつみが店に入ってきて、咲のテーブルに座ると、咲は付き合っていた時と全然変わっていない貴也に出会ったことで、結婚にこだわっていた自分がバカみたいとなつみに告げるのだった。
美土里もリコカツ?
その頃 城木里奈と咲の父・武史がボーリングを楽しんでいると、妻の美土里がスマホで動画を撮りながらやってきて、武史に「楽しそうね。」と告げる。
「なんだ、撮ってくれるのか?」と尋ねる武史に「違うわよ。離婚に有利な証拠を集めてるの。」と美土里。
「またまた~。何か、浮気の決定的な証拠、撮られちゃったな。」と軽い口調で話すと、美土里は「浮気?今浮気っていったわね。」と問いただす。
すると「言った。言っちゃいました~。何か~?」とおちゃらける武史だった。
親父の思い込み
そんな中、家を出て行った紘一の母・薫は温泉旅館の仲居さんたちとゴルフを楽しんでいた。
薫は同僚のあざみが言ってくれた、チャレンジという言葉で目の前が開けたといい「何でもチャレンジしたいんです。」とはしゃいでいたのだ。
その頃、実家を訪ねていた紘一が、父・正に「これからどうしますか?実家には戻ってないそうです。他に母さんが仲良くしてた人もよく分からなくて。」と話す。
「もういい、ほっとけ。あいつが外でうまくやれるわけがない。」
「戻ってくる。あいつのことは、夫である自分が一番分かってる。」
「分かってないから出て行ったんじゃないですか。」
「知ってましたか?母さん本当は甘い卵焼きが苦手だったってこと。」
紘一は子供の頃を思い出す。
《どうして母さんはいつも卵焼き食べないの?》
《お母さんね、本当は甘い卵焼きが苦手で、しょっぱい卵焼きが好きなの。》
《でもお父さんは、甘い卵焼きが好きだから、うちの卵焼きは甘いのよ。》
《これは2人だけの秘密よ》
「母さんはずっと…。」
「父さんは、母さんのために、自分を曲げて我慢したことがあるんですか?」
「夫婦でいつも妻だけが我慢するなんておかしいですよ。」
そう口にした紘一は、咲と自分とのやり取りを思い出し、自分自身にも当てはまると感じ始める。
ダブルブッキングの土曜日
パーティーとバーベキュー大会の当日、お互いそれぞれ1人で会場へ向かうことに。
紘一が一人でバーベキューの準備をしていると、紘一に好意を抱いている一ノ瀬純が手伝いますと近付いてきて、スペアリブやハーブを取り出して来た。
その時、隊長が遅れてやってきて、奥さんはどこだ?と尋ねる隊長の前に、紘一は立ちはだかるのだった。
その頃パーティー会場では、主役の吉良夫妻が登場し、咲に紘一はどこにいるのかと尋ねると、咲は「申し訳ありません。今日、夫は都合が悪くて。」と謝り話を続ける。
「私たち夫婦は、お互いに自立し無理強いすることなく、適度な距離感を保つというスタイルです。」
「なるほど、咲さん、君の考えはスゴくカッコイイけど、少し寂しいかな。」
「だったら、わざわざ結婚しなくてもいいのかなって。」と吉良氏。
咲が何も言い返せずにいると…
「ああ!遅れて申し訳ございません、咲の夫 緒原紘一です。」
そう大声で挨拶し、咲が買ってくれたスーツを身に着けた紘一が現れたのだ。
紘一は吉良夫妻に「彼女は、妻は、誰よりも努力して編集者になったんです。」
「彼女の仕事にかける思いを、自分は尊敬しています。」
「彼女なら、あなたたちの望む仕事をしてくれると思います。」
そんな紘一の咲を思う気持ちは吉良夫妻に伝わり、咲にステキなパートナーだねと告げる。
すると咲が「私、ここで失礼させていただきます。」と吉良夫妻に告げ、会場を後にするのだった。
その後、片付け始めたバーベキュー会場に、アウトドアファッションに身を包んだ紘一と咲が現れ、「遅れて申し訳ありません、緒原紘一の妻です。」と挨拶し、片付けを申し出るのだ。
咲が後片付けをしていると、紘一の部下が「奥さん知ってます?すごい剣幕だったんですよ。」と紘一が《妻が大切にしている仕事のために、行かなければならないんです。》と隊長に訴えていたと話してくれた。
更に《妻を導くこともできずに、司令官が務まると思ってるのか》と叱責する隊長に《自分もまたそう思ってました。でもそれは違うのではないかと。夫もまた妻を支え、妻のために変わることも必要なのではないかと。》と話していたというのだ。
咲のピンチ
話を聞いた咲が紘一の元へ向かおうとすると、女性隊員の一ノ瀬純が「奥さん、あっちの方にクーラーボックス忘れちゃったみたいなんです。すいませんが、一緒に取りに行ってもらえませんか?」と声を掛けて来た。
一ノ瀬の頼みを聞いた咲は、森の中へと入っていく。暫く歩くと一ノ瀬は「ちょっと思い当たるところが。ここで待っててください。」とだけ告げどこかへ行ってしまったのだ。
いくら待っても一ノ瀬が戻ってこないため、咲は一人でみんなの所へ戻ろうとするが、道に迷った挙句、スマホのバッテリーも切れてしまう。
やがて日も暮れてきて、隊員たちは咲が戻ってこないことを心配する。一ノ瀬は紘一に「あの川の向こうで別れたんですけど。」と別れた場所を教える。
日が完全に暮れ、真っ暗となった森の中 紘一はライト付きボールペンのライトを手に、咲を探しにやってきて咲を見つけてくれたのだ。
紘一は「バカヤロウ!二度と俺のそばから離れんな!」と怒鳴り、咲を背負ってみんなの所へ戻る。
紘一の背中で、咲は告げる。
「どうしていつも守ってくれるの?私たち離婚するのに。」
「だが…、まだ、君の夫だ。」
家に帰った2人は、SNSの中に楽しそうな紘一の母・薫の姿を見つける。
その時、玄関のチャイムが鳴ったため咲が見に行くと、そこには夫・武史に愛想を尽かした咲の母・美土里の姿があり「私、ここに住むから。」と告げるのだった。
『リコカツ』2話 感想
いや~、今回も北川景子さんと永山瑛太さんのお二人の姿に見入ってしまいました。
前回まであれほど頑なに「女は、男の足りない部分を陰になり、日向になり、阿吽の呼吸で支える。」と言っていた紘一が、咲の仕事を認め「彼女の仕事にかける思いを、自分は尊敬しています。」とまで言うくらい、心境の変化があったのは、やはり母が家を飛び出したせいでしょうか。
ずっと父を尊敬し、自分の両親のような家庭を目指していた紘一だったけど、実は母親がずっと離婚を考えていたこと、そしてその兆候を子供の頃に既に見ていたことを今さらながら気付いたことが、自分を変えるきっかけになったんだろうね。
元々絵にかいたような不器用な紘一だから、今から咲の元カレ・貴也のように、女性のことを良く観察し、色々と気が利く男にはなれないだろうけど、少なくとも今回 咲の立場になって物を考えることができるようになったことは凄い進歩だと思います。
そして、今回もラストは米津さんの歌をバックに、これからも決まり文句になりそうな
「どうしていつも守ってくれるの?私たち離婚するのに。」
「だが…、まだ、君の夫だ。」
で締めくくることができました。
ただ、その流れへと持っていくために、女性自衛官の一ノ瀬純が森の中へ咲を誘い込み、置き去りにして帰るという内容はいかがなものか。
確かに、咲が一人で勝手に森に迷い込んだとなると、咲の自業自得感が出て感動が薄れるだろうから、誰かに嵌められて帰れなくなる必要があったんだろう。
そしてそこに丁度よく、紘一に好意を持っている一ノ瀬がいたから、彼女を使いたくなるというのも分からないでもない。
でも少なくとも航空自衛隊航空救難団メディックに属する隊員が、民間人である咲を迷子にさせるというのは、世の自衛隊員の品位を下げかねないし、撮影協力してくれているであろう自衛隊に対し失礼じゃないかな。
なんらかの事故やトラブルで咲が道に迷うというストーリーにはできなかったのかな?
まあでも、今回やらかしたことで一ノ瀬は、好きな人を手に入れるためには、なんでもするという悪女イメージがついたので、今後なにかしら咲に対して嫌がらせをしても、人間性的にこういう人なんだなって目で見れるようになれそうです。
ただ、何と言っても、今回は咲の置き去り事件よりも、これから咲にどういう事件が起きて、紘一が咲を身を挺して守り、米津さんの「ずっと」という歌い出しと共に「どうしていつも守ってくれるの?私たち離婚するのに。」「だが…、まだ、君の夫だ。」という締めくくりに持っていくのかが逆に楽しみになってきました。
全話ネタバレ感想はこちら。

『リコカツ』3話・予告あらすじ
キャンプの夜、林の中で道に迷った咲(北川景子)を紘一(永山瑛太)が見つけ出し、背負って帰ってくれた。どんな時も自分を護ってくれる紘一に咲は素直に感謝し、紘一も喜ぶ咲を見てうれしく思う。
そんな時、咲の母・美土里(三石琴乃)が2人の新居にやって来て「ここに住む」と言い出す。原因は夫・武史(佐野史郎)の浮気で、美土里は離婚する気らしい。
一方、離婚届を残して出て行った紘一の母・薫(宮崎美子)が、箱根の温泉旅館で働いていることがわかる。夫の正(酒向芳)はメンツを気にして迎えに行くことを拒否したため、紘一と咲が休暇を取って会いに行くことに。離婚を決めていた2人だったが、初めての旅行はどこか楽しみで、周囲からも「新婚旅行」とひやかされ、まんざらでもない。この箱根旅行で離婚の決意はどうなる?
そんなある日、同じスポーツジムに通っている紘一と貴也(高橋光臣)はなんとなく気が合い、サウナで互いの身の上話を始める。さらに、箱根行きの前夜、紘一の職場で新婚旅行壮行会が行われ、その帰り際、紘一は部下の純(田辺桃子)から「相談がある」と言われ…。
同じ頃、咲は編集長(松永天馬)に、ファッション誌の部署から小説や文学作品を扱う文芸部への異動を告げられる。
引用:https://www.tbs.co.jp/rikokatsu_tbs/story/
『リコカツ』見逃し動画配信サービス
『リコカツ』の見逃し配信はParaviでどうぞ。

配信内容、話数などの詳細はサイトにてご確認ください。
コメント