画像引用:金曜ドラマ「リコカツ」|TBSテレビ
基本情報
雑誌編集者の水口咲は、自衛官の緒原紘一と運命的な出会いをし、ほぼ交際ゼロ日でスピード結婚したのだが、早くも離婚!?
運命的な出会いをきっかけに、華やかな結婚式を終え、幸せな新婚生活が始まると思われたのだが、同じ家で暮らし始めた二人は、互いの生活習慣の違いや、結婚生活に求める価値観の違いにより意見が食い違い、大げんかとなり新婚早々離婚を決意する。
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『リコカツ』登場人物・キャスト
緒原(水口)咲 … 北川景子
緒原紘一 … 永山瑛太
青山 貴也 … 高橋光臣
水無月 連 … 白洲 迅
三本木 なつみ … 大野いと
一ノ瀬 純 … 田辺桃子
城木 里奈 … 中田クルミ
大崎 哲郎 … 松永天馬
立川 誠実 … 中山麻聖
重森 敦 … 菅原卓磨
早乙女 大 … 池田 大
狩場 学 … 吉田涼哉
谷 雅樹 … 柴田勇貴
鹿浜 梓 … 夏野琴子
鹿浜 楓 … 平岩 紙
緒原 薫 … 宮崎美子
緒原 正 … 酒向 芳
水口 美土里 … 三石琴乃
水口 武史 … 平田満
登場人物・キャストの詳細はこちらから。

『リコカツ』8話あらすじ・ネタバレ
咲と紘一の離婚をきっかけに、貴也は、結婚を前提に付き合うおうと咲に告白する。
その頃、水無月連は紘一の実家を訪ね、紘一に「水口咲は俺がもらうよ」と伝える。
紘一は「ダメだ!あなたに彼女を任せることはできない。」と断るが、水無月は「離婚したんだよね。もう関係ないから黙ってなよ。」と言い放つ。
そんな水無月に、紘一は「自分には、彼女の幸せを守る責任がある。彼女を傷つけてしまったからこそ、彼女が本当に幸せになれる相手と結ばれるまでは、見守る責任がある。」と訴えるのだ。
水無月の変化
一方水無月連の新しい作風は、咲が編集担当になってから文芸部でも評価が高く、咲も仕事にやりがいを感じていた。
そんなある日、咲が働く編集部に突然水無月連がやって来て「水口咲が担当になってから、絶好調なんだよね~。小松原さんも、一回離婚してから、いい仕事するようになったもんね。」と話すのだ。
そして咲に、紘一からもらったライト付きボールペンを見せ、落ちてたと告げる。
咲は「返してください」と言うが、水無月は「もう離婚したんだからいらないだろう」といい、咲を連れ出すのだ。
咲を自分の秘密の場所に連れ出した水無月は、自分が親に捨てられたということを話し「だから、ずっと愛なんかないと思ってた。なのにラブストーリーは書けちゃうんだから不思議だよね。でもあんたに出会って変わった。あんたのために小説を書きたい」と気持ちを伝え新しいペンをプレゼントするのだ。
紘一、貴也を見定める
そんな中、紘一の元を貴也が訪ねてきて、「咲に結婚を前提にやり直そうと言ったが、今は離婚したばかりで、考えられないだろうからすぐに撤回した」と告げる。
紘一が「しかし、青山さんは、結婚しない主義だったのではないですか?」と尋ねると、「咲さんとあなたが結婚して、やっと気づいたんです。もう結婚しない主義はやめます。」と貴也は答えるのだった。
そこで咲の幸せを考えた紘一は、自衛隊でのレンジャー訓練を役立てて貴也の尾行を始め、彼の人となりを観察し、咲の相手には貴也がふさわしいと考える。
自分なりの結論を出した紘一は、水無月の仕事場を訪ね、咲には近づかないで欲しいと訴えていると、丁度そこに咲もやってきた。
紘一は咲に「やはり君には青山さんがふさわしいと思う。」と告げる。
「何言ってるの?」 「青山って誰?」
「咲さんの元カレです。自分と結婚する前、5年も付き合っていた弁護士さんです。」
「とても、立派な方です。」 「どんな風に?」
そう水無月に尋ねられた紘一は、貴也が駅でベビーカーを持ってあげたことや、利益を度外視しても弁護士として困っている人を助けていたことなど、1日で5人も助けていたことや、咲の大切さに気付いて結婚しない主義をやめたということを伝える。
あきれた咲は、紘一をテラスに連れ出し、「もう、いい加減にして。」と言うと「青山さんであれば、君を守り、幸せにできる。自分は、君が別の人と幸せになるまでは自分の幸せを考えることはできない」と告げる。
「私は、ひとりでもやりがいのある仕事をして、自由に暮らして、十分幸せだから。」
「君にはもう一度、別の人と結婚して欲しい。」
「どうして?あなたにそんなこと言う資格ないよ。」
水無月はそんな2人の写真を撮影し「いつまで痴話げんかしてんの?」と口にするのだった。
咲の家へ一ノ瀬純が訪ねて来る
そんな中、咲の家を一ノ瀬純が訪ねて来た。一ノ瀬は咲に謝りに来たのだ。
「私、今までひどいことをたくさんしてしまいました。」と一ノ瀬
「まず、バーベキューの時に林の中に置き去りにしたいこと。本当に申し訳ありませんでした。」
「置き去り?」 「それから、お母さまの誕生日パーティーの時に勝手に寝室に入った上に…」
「緒原1曹にもっと尽くすように言ったこと、緒原1曹とは別れた方がいいと言ったこと…」
「全て、誠に申し訳ありませんでした。」 「どうしてですか?」
「お慕いしていたんです、緒原1曹のこと。」
「生まれて初めて人を好きになって、どうしたらいいのか分からなくなってしまって…」
「私は、決して、許されないことをしてしまいました。」
「私には、緒原1曹を好きになる資格はありません。」 と泣きながら一ノ瀬は話すのだった。
デイトのセッティング
紘一は、オシャレな和食の店を調べ、咲を7日の18時に来て欲しい所があると呼び出す。
咲が店に着くとそこには貴也がいて、店の受付で紘一からのメッセージを2人は渡される。そこには「水口咲殿 青山貴也殿、デイト楽しんで下さい」と書いてあった。
その頃、紘一と一ノ瀬はいつもの定食屋に来ていて、2人で大盛りご飯を食べていた。一ノ瀬は自分は紘一の仕事仲間として職務を全うするから、告白の事は忘れてくれと告げる。
一方咲は、貴也とのだまし討ちみたいなデートを勝手にセッティングしたことや、人の気持ちも関係なく突っ走ってしまうことに怒っていた。
そんな咲を見て、貴也が「楽しそうだね。」と言うと、咲は「私は怒ってるんだけど。」と返す。
貴也は、咲にもっと紘一のことを教えて欲しいと言うと、咲はいつもケンカばかりしてた気がする、最初のケンカはダサいカーテンを、勝手に決めて買ってきたことだという。
続けて、咲は朝の4時に起こされて、家訓を一緒に言わさせられたことや、朝ごはんの好みも合わず、デートのお店も大盛りの定食屋で残したら怒られたこと、水無月の電話を勝手に切ったことなどを話す。
咲の話を聞いていた貴也が「ホントに好きだったんだね、紘一さんのこと」と話し、「それだけケンカするってことは、真剣に向き合ってたからでしょ。」と告げる。
前へ進むべき
咲が家へ帰ると、美土里が薫とカラオケで盛り上がっていた。どうやら2人は意気投合した様子だ。
美土里は薫に婚活を進めるが、薫は結婚はもういい、一人でいる孤独より二人でいる孤独の方がずっと寂しいと言う。しかし恋愛はいい人がいればしたいと言う。
一方、紘一が帰宅すると、父・正が武史の家へ行っていたため、迎えに行くと、城木里奈もいて、3人で一緒に飲んでいた。
武史と正の2人が、お互いの元妻のことでグダグダ言っていたので、紘一は「いつまで分かれた相手の恨み言を言い、くだを巻いてるんですか?時間の無駄です。母さんたちのように、父さんたちも前へ進むべきです。」と一括するのだった。
その翌日、咲が水無月の仕事場を訪れると、水無月は「俺のことスルーしすぎじゃない?俺と賭けをしよう。もしこの小説が書き終わった時、あんたが誰とも付き合ってなければ、俺と付き合う。」と持ち掛けるのだ。
その日の夜、美土里は咲に「他の人との未来を考えてみてもいいんじゃない。咲には咲の幸せを考えて欲しいの」と話す。
その翌朝、正も紘一に「お前も別の人との結婚を考えてみてはどうだ?ひとりは寂しいぞ、俺のようになるな。」と伝えるのだった。
咲と紘一の決断
その日、咲は一ノ瀬に会いに行き、なぜパイロットになったのかを尋ね、「父に憧れてパイロットになって、初めて一人で空を飛んだ時の感動は忘れられません。」と答える一ノ瀬に「もし結婚することになったら、お仕事は、どうされるんですか?」と尋ねる。
「私は自衛官であることに誇りを持っています。ですが、結婚したら夫のために、仕事は辞めるつもりです。」と答える一ノ瀬。
咲は一ノ瀬に「本当はまだ好きなんですね、紘一さんのこと。私たちは離婚したんですから、もう気にしないでください。」と告げるのだった。
一方紘一も、貴也に「咲さんのことを一番分かってるのは、青山さんですね。どうか咲さんを、よろしくお願いします。」と託すのだった。
その足で紘一は一ノ瀬を呼び出し、彼女に「自分に思いを真っ直ぐぶつけてくださり、ありがとうございます。ですが、自分は、誰ともお付き合いするともりはありません。」と自分の気持ちを伝えるのだ。
その日の夜、紘一は咲の住む家を訪ね、「この家で一緒に暮らしていた頃、君がよく言ってた。一緒にいるとケンカになってしまう。君がいつも穏やかでいられる相手が一番だ。君にはそういう相手を見つけて欲しい。」と告げる。
「あなたはどうなの?あなたにとって、一ノ瀬さんがそういう居場所なの?」
「彼女と、付き合うことにした。」
「そっか、よかったじゃない。私…、貴也とやり直す。紘一さんも、一ノ瀬さんと仲良くね」
その後、貴也に会った咲は貴也に告げる。
「貴也…、私たち、もう一度……、もう一度……」
「あれっ?ごめん…。決めたはずなのに…。決めたのに、どうしても言えない。」
「ごめん…。私、貴也とやり直せない…。」
「私は……。もう…。誰とも結婚しない。」
『リコカツ』8話 感想
今回のストーリー展開は本当に見事なものでした(*´Д`)
前半は、貴也が咲とやり直すことを告げたとたんに、紘一がお茶を口からだら~っとこぼしたり、自衛隊でのレンジャー訓練を役立てての?サングラス姿で怪しさ満載での貴也の尾行や、水無月に貴也の良さを古畑任三郎のモノマネで訴えるなど、かなりコメディ色が濃い内容だったけど、それでも中身はかなり濃かったですね。
そんな中でも、お互いの未練はしっかりと描かれ、でもやり直す事はできないという紘一の気持ちも痛いほど伝わって来ました。
そしてそこから後半に、咲も紘一が一ノ瀬と付き合うことになったという嘘を信じ、一ノ瀬だったら紘一のために家に入って尽くしてくれるだろうという、紘一のこの先の幸せを願って自分は一人で生きて行く決意をするという、咲のその気持ちが見ていてホントに切なかったですね。
前回紘一は、自分に自信がないのでは?といったことを書いたけど、今回を見ると、紘一は 咲と一緒にいるとどうしてもケンカになってしまうことから、自分のような無粋な人間ではなく、咲の気持ちをちゃんと分かって、丸ごと包みこんでくれるような男性と再婚し、本当に幸せになって欲しいという、自分の気持ち云々よりも、咲の幸せを第一に考え別れを選択したということが、コメディを交えながらもより強く描かれていました。
もちろん、貴也が咲とやり直すことを聞いたとたん、お茶を滝のように口からだら~っと流すくらいだから、咲に未練があるどころかまだまだ愛しているんだろうが、その気持ちを押し殺して、貴也と元サヤに戻そうとする一生懸命さには心を打たれます。
そればかりか、自分の心のすき間を埋めるために第三者を使う事をせず、一ノ瀬に対して思わせぶりな態度を取らず、キッパリと断るという、あくまでストイックであろうとする紘一のキャラクターにはホントに惹かれますね。
ただ残念なことに、ストイック過ぎるのと、紘一が思い描く咲の幸せと物語上の現実(咲の思い)が一致していないため、逆に咲につらい思いをさせているということに、紘一本人が全く気付いていないのが本当に悲しいです。
まあこれこそ紘一が無粋で鈍すぎるが故、人の本心が分からないという設定の肝であり、物語の重要なポイントなんだろうけどねw
一方咲も、自分の気持ちに蓋をして、貴也とやり直そうと一時は考えたものの、やはり自分の心に嘘をつくことができなかったという…
そういう、お互いがお互いの本心を知らずに、すれ違っていく様が回を増すごとに米津さんの曲とマッチしてきて、ラストは涙なしでは見ることができないドラマになってきました。
この先2人はどうなっていくのか?ホントに早く続きが見たくなるドラマですね。
全話ネタバレ感想はこちら。

『リコカツ』9話・予告あらすじ
咲(北川景子)と紘一(永山瑛太)は、互いの幸せを願うあまり本音を隠して再び別れた。
そして咲は、紘一との思い出が詰まった共有名義のマンションを売ることを決意。貴也(高橋光臣)にマンション売却の一切を委ね、依頼を受けた貴也は水戸の緒原家に紘一を訪ねる。
ある日、武史(平田満)に呼び出された紘一は、武史が美土里(三石琴乃)をだまして大金を奪った立川(中山麻聖)をやり込めようと作戦を練っていることを知る。立川に対面した二人は、美土里が必死に隠していたある事実を知ることに…。
咲が担当するカリスマ恋愛小説家・水無月連(白洲迅)の小説が完成間近に。結末は咲と紘一次第だと言う連は、強がる咲の本心を見抜く。
それぞれが大切な人に伝えたい、本当の想いとは…。
引用:https://www.tbs.co.jp/rikokatsu_tbs/story/
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配信内容、話数などの詳細はサイトにてご確認ください。
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