『TOKYO MER~走る救急救命室~』10話感想。初の死者があの人なんて!


画像引用:日曜劇場『TOKYO MER~走る救急救命室~』|TBSテレビ

基本情報

都知事の命で新設された「TOKYO MER」。「MER」とは、モバイル・エマージェンシー・ルームの略称で、チームの使命は、最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車両(ERカー)で、危険な事故・災害・事件の現場に駆け付け、いち早く救命処置を施すこと。一人も死者を出さないことが、彼らに課されたミッション。

主人公の喜多見は驚異的な救命技術を持つスーパー救命救急医。強い信念を持ち、どんな危険な現場でも瀕死の患者の基に飛び込んでいくと言うのだ。

『TOKYO MER』登場人物・キャスト

喜多見幸太 … 鈴木亮平
音羽尚 … 賀来賢人
弦巻比奈 … 中条あやみ
蔵前夏梅 … 菜々緒
冬木治朗 … 小手伸也
徳丸元一 … 佐野勇斗
ホワン・ラン・ミン … フォンチー
赤塚梓 … 石田ゆり子
千住幹生 … 要潤
駒場卓 … 橋本さとし
白金眞理子 … 渡辺真紀子
久我山秋晴 … 鶴見辰吾
高輪千晶 … 仲里依紗
深沢陽斗 … 佐藤寛太
喜多見涼香 … 佐藤栞里

登場人物の詳細についてはこちらから。

日曜劇場『TOKYO MER~走る救急救命室~』登場人物・キャスト、相関図!
画像引用:日曜劇場『TOKYO MER~走る救急救命室~』|TBSテレビ 基本情報 都知事の命で新設された「TOKYO MER」。「MER」とは、モバイル・エマージェンシー・ルームの略...

『TOKYO MER』10話あらすじ・ネタバレ

久我山から、音羽を救うことができるのは、あなただけだとの言葉で、
涼香は喜多見幸太の空白の1年について、久我山に話してしまう。

手のひら返しをするマスコミと民衆

そのため、喜多見がテロ組織への関与を疑われ、マスコミや人々は手のひらを返し、
喜多見を中傷する記事や、SNSでの書き込みがあふれていた。

マスコミが病院の前に張り付き、クレームも病院に多数入っていたため、
MERの活動休止を病院側から告げられるが、病院に所属しているスタッフには
迷惑をかけないよう、自分1人だけで活動していくことを訴える喜多見だった。

そんな中、喜多見の空白の1年について話してしまった涼香の前に、音羽が現れ、
久我山に自分が出世のために話したことにしたから、涼香に誰にも自分が話した
ということを言わないように告げる。

爆破事件発生

そんな中、関東医科大学で、校舎内に爆弾を仕掛けたという書き込みが、大学の
ホームページにあったということで、予防的医療事案としてMERの出動が要請された。

喜多見の病院への働きかけにより、冬木をはじめとする病院スタッフであるメンバーは
出動を禁止されているため、喜多見と音羽だけが出動することになった。

仕掛けられたという7号館の避難活動が終わり、警察が確認作業をしている頃、
喜多見と音羽が到着し、恐らくいたずらだと思われた。

その時、突如として7号館ではなく3号館で爆発が起きたのだ。

救助のため駆け付けた喜多見と音羽尚は、ひとまず
大きな教室へと爆発に巻き込まれた全員を移動させた。

その中の大杉円佳という女性は意識があるものの、動けずにいた。
もう一人、講師の中里先生が外傷で意識不明のショック状態だった。

爆破はエリオット椿の仕業

その時危機管理対策室室長の駒場より無線が入り、患者を搬送させようとする喜多見に
「待て、搬送させるな」と言い、エリオット椿からの電話をつないだのだ。

椿は、教室内に協力者がいるから、中の動きはリアルタイムで入ってくると言う。
そして、建物から出るなと告げ、誰かが建物から出た場合、もう一つの爆弾を
起動させると伝えるのだ。

さらに椿は、音声を傍受している公安部が維持第四課の月島課長に声をかける。

月島が本部にいるため、月島の右腕と言われる南が話を聞くことに。

エリオット椿は、南にこの医科大学の設立時の認可で、大学の理事長が天沼幹事長に
裏金を渡したことを示す文書を内閣府のホームページで公表することを要求し、
5時までに実行されなければ、新たな爆弾を使用し、死者を出すと脅すのだった。

人質とされた学生たちは、こっそりと逃げようとするが、
喜多見が彼らを止め、建物から出たら危険だという。

どうしてと尋ねる学生たちに、音羽はこの中に犯人とつながっている人間がいるからだと話すのだ。

喜多見にテロ犯の仲間疑惑が向く

その時喜多見のスマホに椿から
「爆破前に連絡する。変化があれば報告しろ」
という内容のメッセージが英語で届く。

椿の狙いは、喜多見が椿とつながっていると全員に思わせるためのようだ。

学生はみんな喜多見を疑い出すが、喜多見は自分は医者だと訴える。

その時倒れていた大杉円佳が「さっき喜多見先生に、変なメール来てた」と大声を上げる。

学生たちは、そのメールを見せて欲しいというが、
音羽が患者の個人情報が含まれていると言い見せまいとする。

しかし喜多見は、脱出するためには学生たちの協力が必要となるからと、
スマホを見せ、全てをさらけ出すことにしたのだ。

そのメールを見た学生たちは、喜多見に対する疑いをさらに深めていく。
音羽は、噂に惑わされず、冷静に判断して欲しいと訴える。

タイムリミットが近づいている中、タイムリミットという
言葉を聞いた学生がタイムリミットについて尋ねる。

喜多見は5時までに政府がある文書を公開しなければ、
もう一つの爆弾を爆発させると言っていることを伝える。

学生たちがパニックになりそうだったため、喜多見は公安に
政府からの回答を訪ねるが、喜多見を疑っている公安の態度はそっけない。

そこで音羽が、政府からの前向きな回答は得られそうかと尋ねると、
公安はいつも通りの対応だと告げる。

その頃天沼たちは、喜多見というスケープゴートがいて良かったと喜んでいた。
これでもしものことが起きても全て、喜多見と赤塚の責任にできると話していたのだった。

その頃現場では、南が喜多見に向かって、何が目的なんだ?
交渉しようじゃないかと喜多見をテロの仲間扱いしていた。

喜多見と椿の過去

喜多見は自分は目の前の命を救いたいだけだと言い、
1年前に椿を助けた時に気になることを言っていたと話し始める。
「野戦病院から、椿さんが立ち去る前、俺は消毒液を入れた、水筒を渡しました」
「その時、椿さんはこう言いました」
「私を助けたことを、必ず後悔させます。と」

そんな中、エリオット・椿は、病院前にいる涼香に声をかけ、
自分は以前喜多見先生に命を救ってもらった人間ですと自己紹介していた。

そして、自分の治療時に、何度も涼香の写真を見せてくれて
「俺の自慢の妹なんです。かわいいでしょう」と言われたという。

椿は、近くの大学で爆発事故が起こったことを涼香に知らせ、
喜多見先生がテロの首謀者だとネットで騒がれていると教える。

その話を聞いた涼香は兄を心配し、会いに行こうとすると、椿は涼香に声をかける。
「喜多見先生に、会いに行くなら、一つお願いしてもいいですか?」

いまだに信じてもらえない喜多見

一方閉じ込められた教室内では、中里先生の容体が悪化してきていた。
喜多見は左の緊張性気胸だと判断し、胸腔ドレーンがあるかと口にする。

手持ちがなかったため、喜多見は学生たちに校舎内に胸腔ドレーンや
ガーゼなどがあるかと尋ねると、医療資材が準備室にあると喜多見を連れて行く。

そこで胸腔ドレーンを見つけ、他の資材を探す喜多見に
学生たちはカッターを突きつけ脅し、準備室に閉じ込めてしまった。

音羽に胸腔ドレーンを渡し、あの人は信用できないから準備室に閉じ込めたと学生たちが
口にすると、音羽は容体が悪化してきた中里先生の心臓マッサージをしながら学生たちに告げる。
「だったら、お前らが手伝え。」
「その点滴留置針で左緊張性気胸を解除して」
「大量輸液継続しながら、左開胸。」
「出血とエアリークをコントロールしろ。やれよ。できんのかよ!」
「喜多見チーフがいれば、この人を救える。」
「くだらない噂に振り回されてないで」
「あの人が何をするのか、その目で見て判断しろ」

喜多見はテロの仲間ではないと気付く学生たち

すると、1人の学生が準備室まで駆け出し、喜多見を外へ出したのだ。

部屋から飛び出した喜多見は、手に医療資材を手に、
中里先生の元へと駆け寄り、胸に針を刺し、空気を抜く。

中里先生のマッサージを続けながら、学生に必要な資材類を
集めるようにお願いするが、学生たちは動かない。

そんな学生たちに喜多見は口を開く。
「俺たちは応援をされるためにやってるワケじゃない。」
「どんな批判をされても構いません」
「だけど、命を救う事には手を貸して欲しい」
「みんなの力が必要です」

喜多見がそう訴えると、学生たちは手分けして必要なものを集め出した。

中里先生の容体が良くなり、安定してきたため、喜多見は時間がないからと脱出することにする。

「この中に内通者がいるんですよ」と話す音羽
「ここにいるのは、みんな医者を志している若者たちです。」
「命の尊さを誰よりも学んでいる人たちです。信じましょう」

椿の本当の仲間は重傷者

みんなで協力してケガ人を搬送している中、喜多見と音羽は大杉円佳を搬送していた。

その時 円佳は自分が内通者だということを白状した。

世界中で流行している感染症により、仕送りが滞ってバイトもできずに退学するしかなくなり
捨て鉢になっていたところ、SNSで椿と知り合い協力するようになったという。

それだけ話すと、円佳は大量腹腔内出血と、左の大量血胸による
重度の出血性ショックで心停止となってしまった。

先に逃走していた学生たちは、非常口のドアを開けようとするが、外側から閉じられていた。

すると公安の南たちが外から破壊し開けてくれた。

その時TOKYO MERのメンバーたちも、出動停止を無視して駆けつけてくれ、
円佳をERカーに運び、オペにより円佳は一命をとりとめた。

ラストネタバレ

無事に怪我人の搬送を終え、喜多見が一安心しているところへ、妹の涼香が現れた。

涼香は「みんな来てくれたんだね」とみんなの活躍に安堵する。

そんな涼香に喜多見は
「あのさ、兄ちゃん、音羽先生なら賛成だから」
と後押しする。

「ちょっと何言ってんの、バカじゃないの」
そう告げた涼香が戻ろうと歩いていくと、喜多見は涼香が
持っている透明バッグに入った水筒に目がとまる。

「その水筒どうした?」
「ああそうだ。お兄ちゃんの知り合いだって人に預かったの」
「昔、貸してもらったから渡したい…」

「捨てろ!」
「捨てろー!!」

「それ投げて、逃げろ!」

叫ぶ喜多見。

水筒を投げて涼香が逃げると、大爆発が起き涼香と共に喜多見も吹き飛ばされた。

喜多見は涼香に駆け寄り、大急ぎでERカーに運び込み蘇生を試みるが、
最後まで心臓の鼓動が再開することはなかった。

「今回の出動、軽症者8名、重傷者4名」
「死者は…」
「1名です」

その頃椿は喜多見に話しかけるようにつぶやいていた。
「喜多見先生。嬉しそうに写真を見せてくれましたよね。俺の自慢の妹だって」
「あの時、お伝えしましたよね。私を助けたこと、必ず後悔させますって」

「何で、こんなひどいこと」とつぶやく比奈。

「分かって欲しかったんです。いつも満面の笑みで理想を語っていた喜多見先生に」
「世の中は不条理だってこと」

『TOKYO MER』10話感想・まとめ

一応水戸黄門のつもりで見ていたから、初の死者が出たこと自体許せないし、
百歩譲って1人の死者は仕方ないと許せたとしても、その1人が涼香だというのは
どうしても納得できない (╬▔皿▔)╯

現実として、現在は新型コロナにより、いつ身近な人を失うか分からないという
現実があり、事実世の中では同様なテロ事件が起きているということを描きたいのかも
知れないけど、こちらが見たいのはあくまで空想世界であるドラマなわけで。

それに、政府や公安警察、テロリストと、当初の救命医療から、なんかの陰謀が
渦巻くようなドラマになってしまったような気がして、違和感がありまくりです。

最終回に向けて、展開を広げようとする気持ちは分からないでもないけど、
わざわざ助けたテロリストに、妹の涼香を殺させるという展開も納得いかないし
なぜここに来て、世の中は不条理だということを訴えようとしているのかも分からない。

まあこれによって、喜多見に無力感を与え、MERを続ける気もなくさせてから
MER解体の危機を迎えさせて、ラストに感動の全員集合とかやるんだろうけど。

感動の全員集合なら、今回のラスト前でやったし…

次回予告を見ると、MERを脱退した喜多見の心を震わせる言葉により、
MER最後の出動の物語になるようだけど、TOKYO MERの癒しキャラ
涼香はもういないんだよね…

とは言っても、最終回も当然見るけどね。

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