『TOKYO MER~走る救急救命室~』2話感想。比奈先生が大手術を任される


画像引用:日曜劇場『TOKYO MER~走る救急救命室~』|TBSテレビ

基本情報

都知事の命で新設された「TOKYO MER」。「MER」とは、モバイル・エマージェンシー・ルームの略称で、チームの使命は、最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車両(ERカー)で、危険な事故・災害・事件の現場に駆け付け、いち早く救命処置を施すこと。一人も死者を出さないことが、彼らに課されたミッション。

主人公の喜多見は驚異的な救命技術を持つスーパー救命救急医。強い信念を持ち、どんな危険な現場でも瀕死の患者の基に飛び込んでいくと言うのだ。

『TOKYO MER』登場人物・キャスト

喜多見幸太 … 鈴木亮平
音羽尚 … 賀来賢人
弦巻比奈 … 中条あやみ
蔵前夏梅 … 菜々緒
冬木治朗 … 小手伸也
徳丸元一 … 佐野勇斗
ホワン・ラン・ミン … フォンチー
赤塚梓 … 石田ゆり子
千住幹生 … 要潤
駒場卓 … 橋本さとし
清川標 … 工藤美桜
目黒大知 … 猪塚健太
白金眞理子 … 渡辺真紀子
久我山秋晴 … 鶴見辰吾
高輪千晶 … 仲里依紗
深沢陽斗 … 佐藤寛太
喜多見涼香 … 佐藤栞里

登場人物の詳細についてはこちらから。

日曜劇場『TOKYO MER~走る救急救命室~』登場人物・キャスト、相関図!
画像引用:日曜劇場『TOKYO MER~走る救急救命室~』|TBSテレビ 基本情報 都知事の命で新設された「TOKYO MER」。「MER」とは、モバイル・エマージェンシー・ルームの略...

『TOKYO MER』2話あらすじ・ネタバレ

研修医の弦巻比奈は、
自分がTOKYO MERのチームメンバーに選ばれたことに納得がいかず、
チームのみんなと中々打ち解けようとしない。

クラッシュ症候群

その時、都庁危機管理対策室から工事現場での鉄骨落下事故が発生し、
通学中の中学生が鉄骨の下敷きになっていると連絡が入る。

早速事故発生現場へ出動するTOKYO MER。

身を危険に晒して、現場でオペをするチーフの喜多見幸太に、
研修医の弦巻比奈は反発する。

患者の搬送準備を始める比奈は、
一人の女子中学生のタグに記入してあった
「クラッシュ症候群に注意」というタグに目を止める。

見ると女子中学生の右足がチアノーゼを起こしていたが、
比奈は救急隊員に至急病院へ運ぶように指示を出す。

その時搬送に気付いた喜多見がやってきて、
女子中学生の右足を見てクラッシュ症候群だと判断し、
急遽ERカーでの手術を決定したのだ。

比奈は輸液や設備の不足から、クラッシュ症候群だとしても、
ここでオペすることに反対する。
早く、設備の整った病院へ搬送することを訴える比奈だった。

すると、突然 少女の心臓が止まってしまう。
喜多見は素早く処置し、少女に電気ショックを与えると再び心臓が動き出す。

しかし、カリウム値が中々下がらず、
心室細動を繰り返すうちに、輸液が不足してしまった。

その時喜多見に依頼され、輸液を大量に持ってきた音羽が現れた。
少女は一命を取り留め容体も安定したのだ。

喜多見は現場を見た時に、既にクラッシュ症候群に備え、
音羽に輸液を集めさせていたのだ。

その後全ての患者の搬送が終わり、今回も死亡者はゼロだった。

その後比奈は、音羽に「正しい判断だと思いますよ。」と言われる。
「何より責任を逃れることは組織で生き残る最善の道ですから。」

続いて喜多見に「私の判断ミスでした。」と比奈が告げる。
「判断ミスじゃないでしょ?」
「言われなくても、自分が一番分かってますよね。」

自信をなくす比奈

その日、循環器外科の研修医として働く比奈は、
先日のクラッシュ症候群の件を引きずっていた。

昼食時、比奈の前に座った指導医の高輪千晶は、
比奈がMERに選ばれた理由を話す。

千晶によると、MER発足前の会議で、喜多見が比奈を強く希望したというのだ。

千晶は、自分のミスを悔やんでいる比奈に言葉をかける。
「自分のふがいなさに腹が立ってるんだったら、まだやりきってないってことだよ」

その後TOKYO MERを千晶が尋ねると、喜多見が思わず「千晶」と呼んでしまう。

そんな喜多見を無視し「弦巻比奈先生の担当指導医の高輪と言います。」
「初めまして。」 「初めまして」と喜多見。

千晶は、喜多見に話があると告げると、音羽が近くにいたため、別室へと入っていく。

「その、えっと、要件っていうのは?」
「比奈先生がMERを辞めたいと言ってきました。」
「クラッシュ症候群の患者さんを死なせてしまうところだったと…」
「あなたは、研修医に、命の責任を押し付けているんですか?」
「比奈先生は、このままだとつぶれてしまいます。」
「で、比奈先生は、MERを辞めるんですか?」
「自分を見返してやりなさいっていったら、もう少しやってみますって。」
「ほら、なら、大丈夫なんじゃないですか」
「彼女、本当は心が折れてるのに、あなたからも何か支える言葉かけてよ」
「そういうのは、君の方が上手だから。それに彼女はそんなに弱くないって」
そんな2人の様子を、音羽は部屋の外から隠れてそっと見ていたのだ。

久我山の仕掛け

その翌日、厚労省の久我山が仕掛けた、
あわや研修医が医療ミスという記事がネットをにぎわしていた。

その件で、病院では医療安全委員会が開かれることになった。

委員会では今後 MERの活動中、比奈には患者を任さず、
サポートドクターとして対応させることに決まった。

その日MERに、
神社境内のお祭り会場で屋台の燃料タンクが爆発炎上し、
多数の傷病人が出たと、都庁危機管理対策室から通報が入った。

早速現場へ向かったTOKYO MERに、危機管理対策室長の駒場は、
比奈はバックアップに徹するよう指示を受けているので、
2ドクター体制でオペレーションを組むと連絡する。

喜多見たちが現場に到着すると、おびただしい数の傷病者が神社のあちこちで倒れていた。

喜多見と音羽がトリアージをし、
比奈には黄色タグ患者の処置を任せ、
処置後救急隊員に引き渡すことにした。

久我山の思惑

医師2名体制でトリアージを進めていると、突然 お祭り会場に組んであった矢倉が倒れ、
さらに多くの傷病者が発生したため、喜多見は比奈にもトリアージをするよう指示を出す。

都庁危機管理対策室までやってきて、その様子を見ていた厚労省の久我山が
「命令系統がうまく機能してないとは、ゆゆしき問題だ」
と話す。

すると、そこに赤塚都知事が現れ
「駒場さん、現場の判断を信じましょう。私が許可します。」
と告げ、3ドクターでのオペレーションに切り替える。

それでも嫌味を言う久我山に、赤塚都知事は
「そこ、私の席なんですけど、どいてくださる。」
と告げ、久我山を立たせるのだった。

その後、現場では3ドクターオペレーションでのトリアージが進んでいた。

比奈の決断

その時比奈に、現場にいたある母親が
「お願いします。息子が頭にケガをして。」
と訴えて来た。

比奈は直ぐに様子を見に行き、
救急車への搬送と酸素投与の指示を出し、子供は運ばれて行った。

比奈は母親に「他に痛いところありませんか?」
と尋ねると、母親は「私は大丈夫です」と言い、
息子に付き添おうとするが、その途中で倒れ意識を失ってしまう。

ポータブルエコーで腹腔内に出血を発見した比奈は、ERカーへと運び込み、
喜多見にオペを依頼するが、喜多見も手が離せないため、比奈にオペをするように命じる。

意を決した比奈は、女性のオペを始める。
腸間膜に出血を発見した比奈はペアンで血流を遮断する。

出血は止まったが、血圧は上がらない。
どうやら、別の出血部位があるようだ。

比奈は出血箇所を脾臓だと判断し、電メスで切り開こうとする。

そこに喜多見が到着して比奈とオペを代わり、
左の腎臓から出血していると判断し処置を進めていく。

その後、母親のオペも終え、ケガ人全員の搬送が終わる。

「軽症者25名、重傷者3名、死者は…、ゼロです。」

都庁危機管理対策室を出た赤塚知事は
「よっしゃー!」とガッツポーズで飛び跳ねるのだった。

喜多見が比奈を選んだ理由

その後比奈は喜多見に
「何で私みたいに使えない人間をMERに入れたんでしょうか?」と尋ねる。
「比奈先生、履歴書に書いてたでしょ、医師になった理由。」
「人の命を救いたいからって。だから選びました」
「それだけですか?当たり前のこと書いてただけじゃないですか」
「当たり前なんですけど、意外と少ないと思うんですよね。」
「ただ純粋に、人の命を救いたいってだけの医者は。」

「私は、損傷個所を脾臓だと誤診して、あのままやっていたら、完全な医療ミスでした」
「私にはMERは無理です。」
「あなたがいなければ、俺の方こそ無理でしたね」
「あの時、比奈先生が、先に腸間膜の止血をしてくれたから、患者さんを救えたんです。」
「比奈先生がいてくれて良かった。ありがとう。」

白金大臣に次の手を告げる音羽

その頃白金大臣は、研修医がミスをしなかったことで、機嫌が悪かった。
次の手は考えてあるのかと尋ねる白金大臣に、音羽は告げる。
「喜多見チーフには、1年間の空白期間があることが分かりました。」
「都庁や所属していた医療機関では明らかにかん口令が敷かれています。」
「何か、都合の悪い事実を必死に隠しているとしか考えられません。」

ラストネタバレ

翌朝、比奈は少しデレていて、
これまで使わないと言い張っていたロッカーを使い始めていた。

千晶は喜多見に
「比奈先生を信頼していたのはあなただけだったかもしれないわね。」と言う。
「比奈先生のこと、怪我でもさせたら、私がMERを潰すから」

その後千晶が一人っきりになると、音羽が声を掛けてくる。
「喜多見チーフの元奥様ですよね。」
「空白の1年間、喜多見チーフが何をしていたのか教えていただけませんか?」
「喜多見先生とは、5年前に離婚しました。今はただの他人です。」
「彼のことはなにも知りません。」

『TOKYO MER』2話感想・まとめ

前回を見て、
喜多見と高輪千晶はどんな関係なのかと思っていたら、
元夫婦だったとは驚きです。

それにしても、喜多見がつい「千晶」と言った後に、
お互い「初めまして」って、いったいどんなプレイなのかと思っちゃいました😓

さて、今回の物語のメインは、
前回このままのキャラクターで続いて行ったらちょっとキツいなと思っていた
弦巻比奈がメインの物語でした。…ゾンビは出てこなかったけどw

今回、初めて自身の考えで傷病者のオペを決意し、
開腹手術まで行い、少なくとも出血箇所を一つ見つけたのだから、
前回のただウザいだけの登場と比べたら大きな前進ですね。

ということで、喜多見へのデレ第1号は比奈先生でした。

次回は誰がデレるのかな?

それにしても、白金大臣と久我山はホントに腹立たしい。
比奈先生がミスすることを見越してMERを潰そうとするなんて。

まるで、誰か傷病者が死ぬことを望んでいるようでかなり気分が悪いですね。

誰かがこのやり取りを録音していたら、それで失脚させられそうなものです。

***

そんな中にあって、音羽はTOKYO MERは潰したいにしても、
人の死をもって潰すことは考えてなさそうです。

医師としてのプライドはしっかりと持っていそうなので
いずれ喜多見側に寝返って、官僚を辞めて医師になるとかもありえるかも。

***

とりあえず、今回も白銀大臣と久我山の陰謀はものともせず、
今回も1人の死者も出さずに物語を終えることができました。

なんなら、比奈先生が成長までしちゃったし…

ということで、今回は人物描写や陰謀が多かったので、
肝心の救急救命活動が物足りなかったかな?

もう少し、喜多見や音羽のオペを見せて欲しかったですね。

***

さて、このドラマもなんだかんだ言って日曜劇場なので、
物語は単純に救急救命とチームの成長物語で終わるワケはなく、
喜多見の空白の1年間が、物語の一番のキーポイントになるんでしょうね。

なんか、バレたら困ることらしいので…
もしかしたら、海外で医療事故を起こし、
有罪で1年間刑務所に入っていたとか??

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