画像引用:日曜劇場『TOKYO MER~走る救急救命室~』|TBSテレビ
基本情報
都知事の命で新設された「TOKYO MER」。「MER」とは、モバイル・エマージェンシー・ルームの略称で、チームの使命は、最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車両(ERカー)で、危険な事故・災害・事件の現場に駆け付け、いち早く救命処置を施すこと。一人も死者を出さないことが、彼らに課されたミッション。
主人公の喜多見は驚異的な救命技術を持つスーパー救命救急医。強い信念を持ち、どんな危険な現場でも瀕死の患者の基に飛び込んでいくと言うのだ。
『TOKYO MER』登場人物・キャスト
喜多見幸太 … 鈴木亮平
音羽尚 … 賀来賢人
弦巻比奈 … 中条あやみ
蔵前夏梅 … 菜々緒
冬木治朗 … 小手伸也
徳丸元一 … 佐野勇斗
ホワン・ラン・ミン … フォンチー
赤塚梓 … 石田ゆり子
千住幹生 … 要潤
駒場卓 … 橋本さとし
白金眞理子 … 渡辺真紀子
久我山秋晴 … 鶴見辰吾
高輪千晶 … 仲里依紗
深沢陽斗 … 佐藤寛太
喜多見涼香 … 佐藤栞里
登場人物の詳細についてはこちらから。

4話ゲスト
小山希望 / 高橋ユウ
医師。千晶の患者・汐里に移植する心臓を届ける途中、トンネル崩落事故に巻き込まれ、車内に閉じ込められた。
平野汐里 / 福室莉音
重い心臓病の患者で、心臓移植のドナーを待っていた。大槻総合病院で脳死判定のドナー女性が現れ、提供候補の1位に選ばれた。
汐里の父 / 水野智則
汐里の手術中に、人の出入りが激しかったため、何があったのかと気にする。
汐里の母 / 澤口夏奈子
千晶が手術の状況を説明しに行った際、汐里を助けて欲しいと土下座してお願いする。
高田憲明 / 森本のぶ
全国移植ネットワークの医師。移植する心臓を搬送中、トンネル崩落事故に巻き込まれる。
『TOKYO MER』4話あらすじ・ネタバレ
その日、妹の涼香に連れられ人気のブッフェにやって来た喜多見は、同じく涼香に呼び出された高輪千晶とバッタリ会う。
涼香は帰ろうとする2人を引き留め、話し合いの機会を持たせようとするが、結局喜多見が食べ物を取に行き、涼香と千晶が2人っきりになる。
その時、千晶は涼香に「医系技官の音羽先生には、気を付けて。1年前のこと、探ってるみたいだから。」と話す。
「えっ、何でそんな」と尋ねる涼香。
「MERをつぶすため。赤塚知事を引きずり下ろしたいのよ、厚労省は。」
千晶の患者に移植の心臓が見つかる
その時、千晶のスマホに着信があった。
千晶が電話に出ると、全国移植ネットワークからだった。
21歳の女性が脳死判定を受けたという。
結果、千晶の患者・平野汐里が、提供候補の1位に選ばれたのだ。
その電話を小耳にはさんだ喜多見は、涼香を置いて千晶を病院へ送る。
病院では、移植の決定を受け、汐里の両親が泣きながら喜んでいた。
一方大月総合病院では、小山医師が心臓を受け取る。
その後、全国移植ネットワークの高田医師の運転で、東京海浜病院へと向かうのだった。
トンネル崩落事故発生
心臓を持った小山医師が乗る車が、稲城市 矢野口の稲城トンネルに入る。
その時、車の前方方向で天井の崩落事故が発生する。
同乗する高田医師が、別の通りに緊急車両を呼ぶため車を降り、連絡をしに行くと、
再び大規模な天井崩落が始まり、小山医師も崩落に巻き込まれ、瓦礫の下敷きになったのだ。
その時、都庁危機管理対策室からTOKYO MERにトンネル崩落事故発生の知らせが入る。
チームは出動要請を受け、現場に向かう。
現場には既にレスキュー・即応対処部隊も到着し、救助活動をしていた。
現場に到着した喜多見は、即応対処部隊千住隊長の制止を無視しトンネルに入り込む。
その後一通りの患者のトリアージを終えた喜多見は、トンネルから一旦出るのだ。
移植用の心臓が事故に巻き込まれる
その時、運ばれている一人の患者が医師であることに気付いた喜多見が、ネームプレートを確認すると、
全国移植ネットワークの高田医師であることを知る。
慌てて、比奈先生に電話を入れ、心臓が到着しているのかを尋ねる喜多見。
すると、もう1時間以上も到着が遅れているというのだ。
それらの情報から、喜多見は移植手術のため心臓を運搬中の小山医師が、
ガレキに埋まっていることを知る。
***
その頃東京海浜病院の千晶は、患者の状態が悪化し始めていることから、
人工心肺からの離脱を決めるのだった。
小山医師と心臓が見つかる
一方、千住隊長と共に、トンネルの中に入って行った喜多見は、小山医師のスマホを鳴らし続ける。
すると、千寿ががれきの下の車の中に、小山医師を発見するのだ。
喜多見は小山医師から心臓を受け取り、音羽に心臓の確認とその後の対応を任せ、
再びトンネルの中に入っていく。
心臓の状況を確認した音羽は、まだ大丈夫だと、そこにやって来た比奈に心臓を託す。
比奈は徳丸の運転するバイクの後ろに乗り、大急ぎで東京海浜病院へと戻るのだった。
一方 夏梅と共に再び現場に入って行った喜多見は、夏梅の助けを得て、
小山医師が受傷した大動脈損傷の応急処置をする。
その時、ジャッキで押さえていた瓦礫が崩れる。
しかし、隊長の千住が瓦礫を背中で受け止めたため、処置を続けることができたのだ。
そんな中、高輪医師に心臓が届くということを音羽が知らせる。
しかし千晶は、人工心肺から離脱させたのでもう間に合わないと答えるのだった。
心臓移植続行を決める千晶
その時、喜多見からの音声が千晶に届く。
「音羽先生は、信頼できる医者です。」
「心臓は間違いなく、移植適合基準内にあります。」
「それに、一番諦めたくないと思ってるのは、高輪先生ですよね。」
「大丈夫、千晶ならやれる。」
その声を受けて、千晶は心臓移植の再開を決意するのだった。
やがて助け出された小山医師は、ERカーに運び込まれる。
その時、千晶の元に心臓が到着し、移植オペがスタートする。
小山医師のオペと汐里の移植オペ
喜多見と音羽は小山医師の頭蓋内血種除去と右足動脈損傷の修復オペをそれぞれ同時進行させる。
その時、小山医師がVFとなり、心臓が停止してしまった。
一方 心臓移植を終えた汐里の心臓も、動き始めなかった。
がんばれと声を掛けながら、必死で心臓をさする千晶。
また、ERカーでも、がんばれと声を掛けながら、必死で心臓マッサージを行う喜多見。
千晶も喜多見もお互い必死に、心臓が再び動き始めることを祈って、処置をし続ける。
やがてそれぞれのオペ室に諦めムードが漂い始める。
もうダメか…、と喜多見と千晶がそれぞれ茫然としていたその時…
小山医師と汐里・2人の心臓の鼓動が再開したのだ。
ゼロです。
その頃、都庁危機管理対策室では、負傷者の搬送が終わったことが確認され、
小山医師生存と、東京海浜病院の心臓移植も成功したという確認もとれた。
「今回の出勤、軽症者8名、重傷者3名。死者は…」
「ゼロです。」
赤塚知事は、駒場の肩を叩き声をかける。
「お疲れさま」
「強いですね、赤塚知事は。」と駒場。
「仲間に命懸けの仕事を命じるのは、怖い」
「なのにあなたは、迷いなくやってのける」
「冷酷なだけよ」
いつものように、危機管理対策室を出て、廊下を歩いていた赤塚知事は
途中で腰が砕け、座り込んでしまう。
その後すぐ、気を取り直して、再び歩き始めたのだ。
一方 東京海浜病院では、千晶が汐里の両親に手術の成功を伝えていた。
ありがとうとお礼をいう両親に千晶は告げる。
「私の力じゃないです。」
「心臓を提供し、運んで、守り抜いてくれた、すべての人たちに、私も感謝をしています。」
心臓移植手術成功の知らせは、バイクで心臓を運んだ徳丸の手により、
現場のTOKYO MERチームや、東京消防庁レスキュー・即応対処部隊にも知らされた。
知らせを聞いた両チームは、お互い喜び、お疲れ様でしたと言い合い、戻って行った。
ラストネタバレ
本部に戻った喜多見は、床で眠りこくっていた。
そこに、千晶がやってきて小声で「おつかれ」と言い、喜多見の拳に自分の拳を軽くぶつける。
その時みんなが戻ってきたため、慌てて立ち上がり
何もなかったかのような顔で「お礼を言いに来ただけ」という千晶。
「感謝してますと、伝えておいてください、音羽先生にも。」
そう千晶がみんなに話すと、上のロフトスペースから、
「私ならここにいますけど」と音羽の声がする。
「えっ?いつからいたんですか?」
「最初から、ずっとですけど。」
その後みんなが帰って行くと、音羽も喜多見に対し、小さく拳を向けるのだった。
『TOKYO MER』4話感想・まとめ
今回も手に汗握るような、ハラハラドキドキの連続でした。
物語のテンポも良く、スピード感もあり、あっという間に1時間が過ぎていきました。
あいかわらずツッコミどころはあるものの、見ごたえはタップリありましたね。
また、今回はTOKYO MERの活躍だけではなく、レスキュー隊の即応対処部隊隊と協力して、傷病者を救助するシーンもあり、お互い息の合ったコンビネーションで救助と治療を同時に進める様子がとても印象的でした。
ただ、ジャッキで支えていた瓦礫が崩れた時、隊長の千住が平然と背中で受けていたのには驚きました!
しかも、その後もアイシングするだけで全くダメージを受けていないなんて、いったい千住はどれだけ身体を鍛えまくっているんだろう?
きっとバールで殴られても平気でいられる強靭な身体の持ち主なんでしょうね(笑)
さらに、都庁危機管理対策室室長の駒場がなぜ車イスなのかも、暗に表現してあったというか、
きっと駒場も過去に、危険な現場に出て事故に遭ったんだろうということも匂わせていました。
そのエピソードもあり、駒場は隊員たちを危険な現場に向かわせたくないが、
それでも今行かなかったら、一生後悔すると訴える千住や、喜多見たち全員が、
人の命を救うために一丸となって命をつないでいく姿が本当に感動的でした。
また、今回はなんと言っても、全体的に気持ちよくスッキリと、
心に引っかかるような余計なものがなく見終えることができました。
この爽快感はなんだろうと思っていたら、そういえば今回、白金大臣と久我山が出てませんでしたね。
あの2人がいないだけで、こんなにスッキリと見ることができるなんて(笑)
まあ、そういう風に感じさせる鶴見さんと渡辺さんの演技が凄いのもありますが、
このまま嫌われ過ぎない適度な所で折れて欲しいものですね。
今回は、ちょっとだけ音羽もデレ始めたようだしw
そうそう、そういえば、今回もまた喜多見の隠された1年間について、少しだけ触れていましたね。
あの事件で喜多見はもう海外には行けないだろうから、前みたいにならないって涼香が言ってたけど…
千晶と喜多見が離婚した理由も、その辺にあるのだろうか?
いったい何があったのか、その辺の引っ張り方もまた上手いから来週も楽しみになっちゃいますね。
『TOKYO MER~走る救急救命室~』見逃し動画配信サービス
『TOKYO MER~走る救急救命室~』の見逃し配信はParaviでどうぞ。

配信内容、話数などの詳細はサイトにてご確認ください。
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