『TOKYO MER~走る救急救命室~』5話感想。賀来賢人、ついにツンからデレへ!?


画像引用:日曜劇場『TOKYO MER~走る救急救命室~』|TBSテレビ

基本情報

都知事の命で新設された「TOKYO MER」。「MER」とは、モバイル・エマージェンシー・ルームの略称で、チームの使命は、最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車両(ERカー)で、危険な事故・災害・事件の現場に駆け付け、いち早く救命処置を施すこと。一人も死者を出さないことが、彼らに課されたミッション。

主人公の喜多見は驚異的な救命技術を持つスーパー救命救急医。強い信念を持ち、どんな危険な現場でも瀕死の患者の元に飛び込んでいくと言うのだ。

『TOKYO MER』登場人物・キャスト

喜多見幸太 … 鈴木亮平
音羽尚 … 賀来賢人
弦巻比奈 … 中条あやみ
蔵前夏梅 … 菜々緒
冬木治朗 … 小手伸也
徳丸元一 … 佐野勇斗
ホワン・ラン・ミン … フォンチー
赤塚梓 … 石田ゆり子
千住幹生 … 要潤
駒場卓 … 橋本さとし
白金眞理子 … 渡辺真紀子
久我山秋晴 … 鶴見辰吾
高輪千晶 … 仲里依紗
深沢陽斗 … 佐藤寛太
喜多見涼香 … 佐藤栞里

登場人物の詳細についてはこちらから。

日曜劇場『TOKYO MER~走る救急救命室~』登場人物・キャスト、相関図!
画像引用:日曜劇場『TOKYO MER~走る救急救命室~』|TBSテレビ 基本情報 都知事の命で新設された「TOKYO MER」。「MER」とは、モバイル・エマージェンシー・ルームの略...

5話ゲスト

天沼夕源 / 桂文珍

与党・民自党の幹事長。厚生労働大臣・白金の後ろ盾。7年前 厚生労働大臣だった時に、臨床学会から闇献金を受け取っていたことがバレそうになり、雲隠れのために東京海浜病院に入院している。

立花彩乃 / 河井青葉

東京海浜病院に入院中の妊婦。天沼夕源たちと一緒にエレベーターに閉じ込められ、事故に巻き込まれる。

『TOKYO MER』5話あらすじ・ネタバレ

与党・民自党の幹事長天沼夕源が、厚生労働大臣だった時に、臨床学会から闇献金を受け取っていたことがバレそうになり、雲隠れのために東京海浜病院に入院していた。

エレベーター事故発生

その日、天沼幹事長はTOKYO MERを視察するため、音羽を案内役としてエレベーターに乗り込んでいた。

そこに体調の悪い妊婦・立花彩乃を連れ、喜多見の妹・涼香が現れ、天沼と音羽とが乗るエレベーターに乗りこんできた。

そんな中、漏電により制御盤がショートしたため、エレベーターは急停止してしまう。

その時、壁に頭を強く打ちつけた天沼は、頭から出血してしまうのだ。

涼香と彩乃は、乗り合わせた音羽尚と大物政治家・天沼夕源と共に閉じ込められてしまう。

MER救急要請

音羽は、天沼に不安定狭心症の心臓疾患があると、MERの喜多見に電話をし
「民自党の天沼夕源幹事長が頭を打って、ケガをしています。」
「小規模医療事案相当と判断し、MERの出動を要請します。」

「ほかに妊婦の方もいます。こちらの方は点滴かから硫酸マグネシウムを投与していて…」
「おなかを抑えて、苦しそうです。」

その電話を受けた喜多見は、赤塚知事に許可を得てMERを出動させた。

MERチームが現場へ向かう中、エレベーターの制御盤から火花が飛び散り、火災が発生し、やがてエレベーターを支えるワイヤーにも引火した。

さらに火災の煙が徐々にエレベーター内に入り込んで、少しずつ充満し始めていた。

やがて、煙が充満し酸欠状態のエレベーターで妊婦・彩乃の容態が急変し、倒れてしまったのだ。

政治家・天沼の救出要請

出動したTOKYO MERには、政治家・天沼の救出を優先するよう命令が下る。

そんな中、容体が悪化した妊婦・彩乃の様子を見ていた音羽は、涼香に臍帯脱出の可能性があると涼香に告げる。

涼香は、エレベーターの監視カメラから、喜多見に対し手話で臍帯脱出を知らせる。

臍帯脱出により、赤ちゃんに血液がいかず死亡する可能性が高いため、帝王切開するしかないという。

喜多見は、自分が降りて緊急帝王切開を行うと準備を始めるが、
白金大臣は患者を直接見ていない喜多見の判断は不確実だから、
天沼幹事長を先に引き上げるように音羽に指示する。

喜多見は、自分には患者の詳細が分からないからと、音羽に様子を尋ねる。

天沼救出か?赤ちゃん優先か?

音羽は「臍帯脱出してます。胎児心拍は100を切って戻りません」と赤ちゃんが仮死状態だということを伝える。

「音羽先生、どっちを優先するべきですか?」と尋ねる喜多見に、音羽は
「天沼先生の救助は後回しにしてください。今すぐオペが必要です」
そう訴えるのだった。

その後音羽は、先に届けられていた医療キットから器具を取り出し、彩乃の帝王切開を始める。

しかし、涼香と音羽が煙を吸い過ぎたため、2人共 気を失いそうになるのだ。

すると、そこへ応援に向かっていた喜多見が到着し、自分の酸素を音羽にセットし、天沼にも手伝わせて、全員に酸素がいきわたるようにした。

音羽は代わろうという喜多見に自分が主治医だと、そのままオペを続けたのだ。

赤ちゃんの危機

その後、音羽により赤ちゃんは取り出されたものの、心拍数が出ない。

必死に赤ちゃんの心臓マッサージを続ける音羽だが、赤ちゃんの心拍が上昇することも呼吸を始めることもなかった。

その時、レスキューがようやくエレベーターの扉を開けることに成功し、天沼と涼香を外に出す。

続いて、夏梅たち他のスタッフたちもエレベーター内に乗り込み。必死の治療を始める。

ひたすら音羽は赤ちゃんの心臓マッサージをするが、赤ちゃんの心拍は回復しない。

ダメなのか?と思われたその時、徐々に赤ちゃんの心拍数が上がり、100を超え、赤ちゃんが泣き始めたのだ。

ゼロです

その後赤ちゃんと母親が集中治療室へ運ばれて行ったのを目にした音羽は、安心したかのように意識を失ったのだった。

都庁危機管理対策室にも連絡が入る。
「報告きました。母子ともに無事」
「死者は…」
「ゼロです!」

危機管理対策室にいた赤塚知事は駒場に告げる。
「ここから先は、私の仕事ね。」
「何するんですか?」駒場
「私が大好きな、大人の駆け引き」

音羽の処遇

音羽が目を覚ますと、ベッド横に涼香がいた。
「赤ちゃんは?」と音羽
「大丈夫です。お母さんも無事です。」と涼香
「すみませんでした。音羽先生のこと、最低…、とか言っちゃって」
「間違ってはいません。まあ、言い方はどうかと思いますけど」
「お兄ちゃんが言ってました。音羽先生は天沼さんじゃなく…」
「最初から彩乃さんの容体を心配して、MERを呼んだんだろうって」

「音羽先生の判断で、赤ちゃんは助かったって」
「かいかぶりすぎです。政治家に媚を売ろうと思っただけです」

「まあ、天沼先生に楯突いたことで、官僚人生は終わりましたけど」

そこに白金大臣と久我山がやってくる。涼香は席を外す。
白金は、「どんな処分もお受けします」という音羽に「何もかわりません。このままMERに残っていただきます」と告げ出て行った。

「どうして?」と不思議そうに見ている音羽に、久我山はあるビデオを見せる。
それは、赤塚都知事の記者会見だった。

《今回のMER出動は異例だと思いますが》と尋ねる記者に赤塚知事は答える。
《天沼先生の機転でMERは現場に駆け付けることができました》
《そして、エレベーター内にいた、音羽先生の証言によりますと》
《天沼先生は、ご自分がお怪我をされているにもかかわらず》
《妊婦さんを優先するようにと、おっしゃってくださったそうです》
《今回の一番のヒーローは、天沼先生です》

このインタビューを見た天沼は、ここで音羽を切るのはマズいと判断し、さらにTOKYO MERに対する妨害行為も暫く控えるようにと話したという。

帰り際久我山は、しっかり後始末するようにと、音羽に札束を置いて行ったのだ。

後始末と感謝

回復し退院した音羽はその足で、立花彩乃の病室を訪ねる。

音羽は彩乃に札束を渡し、エレベーター内の出来事はオフレコにして欲しいと頼む。
「色々と、心障りな思いもされたと思いますが、」
「どうかこれをお納め頂き全てを忘れて頂ければ…」
「申し訳ございませんでした」

「…そんなことどうでもいいんです。」

「この子が元気に生まれてくれただけで、もう何もいりません」
「音羽先生、本当にありがとうございました」

そんな彩乃に音羽は自分の気持ちを語る。
「私の母は、お金もなく、ろくな治療も受けられず、若くして死にました」

「そうした医療の不平等を是正するために、私は医師免許を持ちながら、官僚になりました」
「この国には、国民を守るための制度が、少しずつですができています」
「出産一時金や、保育手当の手続きを忘れないようにしてください」
「新しい命を支援する仕組みを利用してください。」
「私はそうした制度をこれからもっと拡充して」
「誰もが希望を持って生きられる国にしていきます」

ラストネタバレ

その後、MERの本部に戻った音羽は血管縫合練習セットを取り出し、ひとり血管縫合の練習をする。

そこに喜多見がやってきて、音羽の練習を見て話し始める。
「なるほど~、そうやって一人でトレーニングしてるから、ブランクなくやれてるんですね、」

「医系技官は臨床ができないと思われるのが嫌なだけです。」
「やっぱり音羽先生は、根っからの医者ですね。」
「私は官僚です。あなたと一緒にされては困ります」

『TOKYO MER』5話感想・まとめ

今回の物語も、日曜劇場らしい良いストーリーでしたね

ある種、勧善懲悪というか、正義が勝つという、水戸黄門みたいなドラマです。
そういったところが面白くて、ついつい毎回見ちゃいます。

なにか一つの事故があり、それからさらに大きな事故となり、ヒーロー喜多見が仲間の力を借りながら、緊急性の高い傷病と戦い勝ち抜いていくという、ヒーロー戦隊的なところもありますしね。

そしてこのドラマのメインの悪役が、大臣とその力を自己の利益としようとしている官僚ってのが、ヘタに力を持っているから、余計憎たらしくもあります。

***

さて、今回 音羽先生はエレベーターの中に閉じ込められた時点から、妊婦・彩乃の点滴などチェックし、最初っから天沼ではなく、彩乃を救うつもりで動いてました。

自分は官僚だとかMERを潰すとか、そんな風に憎まれ口をたたいても、自分の立場よりも人命を第一に動くあたり、正義の人だという人格がダダ漏れしちゃってますね。

それにしても、このドラマに登場するフィクサー的な政治家は、ホントにステレオタイプな政治家というか、実際SNSですぐ情報が広がる現在の世の中では、あんだけ一般人に横柄な態度をとっていたら、どっかから本性を書き込まれそうな気がするんですけど…
(エレベーター事故で、これだけの騒ぎになったら、裏事情を知っている人がもっといそうな感じがするんですけどね)

そんな政治家の世間体に対する気持ちを赤塚知事が逆に利用して、音羽先生の立場を守るというストーリーも良かったし、これで白金大臣と久我山が何週かMERに手を出さなくなれば、さらに見やすくなりますね。

でもまあ、今回で音羽先生が官僚と手が切れて、MERメインで働くというストーリーになっていっても全然かまわなかったんですけどね。(でも、官民中立の立場という建前だから、官僚を辞めたらMERも辞めなくちゃいけなくなるのかな?)

いずれにしろ、まだ喜多見の空白の1年間の秘密が残されているので、それが何なのか?またそのことで千晶とやり直すことができるのか?そして、どの辺で白金大臣・久我山ペアが完全敗北するのか、この先も気になります。

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