『TOKYO MER~走る救急救命室~』6話感想。チームメンバーの成長!


画像引用:日曜劇場『TOKYO MER~走る救急救命室~』|TBSテレビ

基本情報

都知事の命で新設された「TOKYO MER」。「MER」とは、モバイル・エマージェンシー・ルームの略称で、チームの使命は、最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車両(ERカー)で、危険な事故・災害・事件の現場に駆け付け、いち早く救命処置を施すこと。一人も死者を出さないことが、彼らに課されたミッション。

主人公の喜多見は驚異的な救命技術を持つスーパー救命救急医。強い信念を持ち、どんな危険な現場でも瀕死の患者の元に飛び込んでいくと言うのだ。

『TOKYO MER』登場人物・キャスト

喜多見幸太 … 鈴木亮平
音羽尚 … 賀来賢人
弦巻比奈 … 中条あやみ
蔵前夏梅 … 菜々緒
冬木治朗 … 小手伸也
徳丸元一 … 佐野勇斗
ホワン・ラン・ミン … フォンチー
赤塚梓 … 石田ゆり子
千住幹生 … 要潤
駒場卓 … 橋本さとし
白金眞理子 … 渡辺真紀子
久我山秋晴 … 鶴見辰吾
高輪千晶 … 仲里依紗
深沢陽斗 … 佐藤寛太
喜多見涼香 … 佐藤栞里

登場人物の詳細についてはこちらから。

日曜劇場『TOKYO MER~走る救急救命室~』登場人物・キャスト、相関図!
画像引用:日曜劇場『TOKYO MER~走る救急救命室~』|TBSテレビ 基本情報 都知事の命で新設された「TOKYO MER」。「MER」とは、モバイル・エマージェンシー・ルームの略...

6話ゲスト

冬木壮太 / 潤浩

麻酔科医・冬木治朗の息子。ハチ毒アレルギーを持つが、父親に教わった通り毒を絞り出し、水で洗ったため、重篤な症状になるのを送らせることができた。自分もアレルギーで苦しんでいる中、骨折した友達のため添え木を探しに山に入り、途中で倒れてしまう。

『TOKYO MER』6話あらすじ・ネタバレ

音羽からTOKYO MERでの死者ゼロの報告を受けた白金大臣は、出動現場でチームを
喜多見幸太から離してバラバラに活動させることでミスを狙うよう音羽に命じたのだ。

小学生失踪事件でチームはバラバラに行動する

そんな中 都庁危機管理対策室から、18人の小学生が山中で突如として失踪する
謎の事件が発生したという連絡が入り、TOKYO MERの出動が要請された。

現場に向かったTOKYO MERの喜多見は、子供たちを捜索して治療するために、
メンバーを分散するという。

危機管理対策室長の駒場は、どんな医療行為が必要となるか
不明な状況で、チーム力を分散させることに反対する。

しかし喜多見は、子供たちの発見場所からERカーまでの搬送時間が
命取りになる可能性に言及し、チームをバラバラにする決断をする。

白金大臣から、チームをバラバラにするようにと命じられた音羽だったが、
音羽もまたチームをバラバラにすることに反対し、もしバラバラの状況で
他のメンバーが混乱し、ミスが発生すれば厚労省はそこを追求すると忠告をするのだった。

最終的には音羽とミン、比奈と夏梅と徳丸、冬樹と喜多見の3チームで山へと入っていく。

これまでチーム一丸でピンチを乗り越えてきたメンバー達は、
バラバラに闘うことなったのだ。

比奈の捜索エリアにて

やがてそれぞれ3チームの担当エリアで、負傷した児童が
発見されたため、3チームはそれぞれ現場に向かう。

比奈の患者は、右の緊張性気胸のため、血圧が下がり
ERカーまで戻って治療する時間の猶予はなかった。

比奈は、現場での胸腔ドレナージのオペを選択し、手際よく
処置を進めるが、ショック状態が長すぎたため、心室細動となる。

比奈は慌てることなく、心臓マッサージと電気ショックを行うと、
再び心臓が動きだしたため、レスキュー隊に児童を下まで搬送させたのだ。

多数の児童発見

一方、喜多見たちのチームが向かっている山中で、
児童11名が発見され、いずれも意識混濁の状態だった。

熱中症と脱水症状の疑いがあるため、喜多見と冬樹は次々と
輸液を点滴していくが、一人の児童がショック症状を起こしていた。

喜多見は点滴の追加を冬樹に指示するが、もう輸液がないという。

途方に暮れる喜多見たちだったが、突然 空からドローンが現れ、
喜多見たちの近くに着陸する。

その時、ドローンから徳丸の声がして、自分たちの
予備の点滴をドローンで運んだから使ってくれという。

喜多見たちは、徳丸が山中に持って来たドローンのおかげで、
危機を脱することができたのだ。

一方レスキューの千住隊長は、子供たちがなぜこんなところに
迷い込んだのかと疑問を口にする。

その時、喜多見は子供の腕に、赤い腫れを発見したのだ。

児童たちが山中で失踪した理由

そんな中、音羽が児童の処置を終えると、奥の方からレスキュー隊員の悲鳴が聞こえた。

「ミンさん勝手に行動しないで!」という音羽の声を振り切り、ミンは様子を見に行く。

すると一人の隊員が倒れていたため、慌ててミンは駆け寄り容体を見る。

その時、喜多見からみんなに無線が入る。
「救助された子供の身体に、赤い腫れはみられましたか?」
「ありました。喜多見チーフは?」と音羽。
「脱水症の11人のうち、7人に、赤い腫れが確認できました」
「どうやら間違いないようですね」
「ええ、子供たちが山道を外れた理由は、スズメバチです」

その時、ミンの悲鳴が聞こえたため、音羽が駆け付けると、スズメバチに襲われていた。

レスキュー隊員たちが薬剤を散布し、スズメバチを追い
払うと、音羽は倒れている隊員の処置を始める。

その時 倒れていた隊員が、ハチ毒によるアナフィラキシーショックで、心停止となった。

音羽は、ミンにアドレナリン投与を指示し、
心臓マッサージを行うと、やがて心臓の鼓動が再開した。

ミンの勇気

隊員の搬送が終わると、緊張が解けたミンはその場に座り込んでしまった。

ミンの手は震えていた。

ミンもまた、スズメバチに刺されていたのだ。

音羽はミンの治療をしながら口にする。
「ミンさんにも、ありましたね。勇気。」
「照れますね、勇気って言葉。」

ミンは児童たちを捜索している時
「私もいつか、喜多見チーフみたいに、人の命を救ってみたいです」
「そんな勇気も力もありませんけどね」と言っていたのだった。

その時 喜多見からの無線が入り、やはり児童たちはスズメバチに襲われ、全員がパニックになり、バラバラに山の中に逃げ込んでしまったと報告が入る。

残された児童の中に冬木の息子の名前が

一方 危機管理対策室室長・駒場から見つかっていない5名の児童のリストが届く。

喜多見は、駒場に5人の児童にハチ毒アレルギーがあるかを至急で調べさせる。

ハチ毒アレルギーが一度出た人は、二度目に刺されると、
重篤率が格段に上がり、最悪の場合、心停止や窒息死に至るという。

喜多見は、冬樹にハチ毒アレルギーの既往歴を訪ねるが、
冬樹は他の生徒たちの捜索を急ぐように告げる。

するとその時、引率していた担任の先生・清水が現れ、
冬樹に「壮太君のお父様ですか?」と尋ねる。

「はい」と答える冬樹に、清水は「こんなことになって、申し訳ございません」と謝る。

冬樹の息子も、行方不明者の5人の内に含まれていたのだ。

壮太君にハチ毒アレルギーの既往症が

その時、危機管理対策室より、残り5人もハチに刺されていると連絡が入る。

その連絡を聞いた冬樹は動揺する。

かつて、冬樹と息子の壮太はスズメバチに刺されたことがあり、
その時ハチ毒のショック症状で2人とも緊急搬送されたという。

喜多見は、冬樹に「ハチに刺された時、壮太君に何か教えたことがありませんか?」と尋ねる。

冬樹はハチ毒を絞りだすことと、水で洗うように伝えたというのだ。

喜多見は全チームに水場を探すように告げると、音羽とミンが児童4人を発見した。

冬樹が壮太君の行方を尋ねると、30分ほど前に、1人で添え木を探しにいったという。

喜多見と冬樹は、30分だったらまだ近くにいると、2手に
別れて探し始めると、やがて冬樹が壮太君を見つけるのだ。

壮太君は、ハチ毒によるショック状態に陥っていたため、冬樹は直ぐにエピペンを打つ。

再び冬木と壮太君に危機が

壮太君が落ち着いてきたその時、再びスズメバチの大群が2人を襲い始める。

壮太君を抱きかかえた冬樹は走って逃げようとするが、冬樹もまた
スズメバチに刺され、アナフィラキシーショックを起こし、山から転げ落ちてしまう。

アレルギー症状に苦しみながらも、意識を失っている壮太君に
近寄ろうとする冬樹だったが、やがて意識が遠のき始める。

その時、喜多見が現れ冬木に声をかけ、壮太君の様子を見に行くと、
瞳孔不同となっていたため、ERカーに運んでオペの必要性があった。

そこに丁度レスキュー隊が到着したため、大急ぎでERカーまで運び込んだのだ。

壮太君のオペ開始

喜多見が一人でオペをしようと準備をしていると、冬木がオペ室に入って来て
「麻酔導入と、人工呼吸管理は、私がやります。」
「オペ室の患者さんを守るのは、麻酔科医の仕事です」
そう訴えると、麻酔の導入を開始した。

喜多見が、開頭オペを行っていると、壮太君に心タンポナーデの兆候が
見られたため、冬木がエコーで確認すると、心蓑液の貯留が見られた。

喜多見は頭の減圧と、心蓑液を抜くためドレナージを同時に
しようとするが、血種が固まっていてドレナージできないでいた。

壮太君の血圧はさらに低下し、測定不能となり、両側瞳孔散大となった
その時、MERの残りメンバーが全員戻って来て、オペに加わったのだ。

オペは無事に成功し、冬木がチームにお礼を言うと、喜多見が口を開く
「いつも冬木先生がオペ室全体や、患者さんに気を配ってくれるから」
「オペに集中できるんです」
「心タンポナーデに気付けたのも、冬木先生のおかげです。」
「これからもよろしくお願いしますね、副チーフ」

冬木は以前壮太君に、自分は副チーフだと嘘をついていたのだが、今回の喜多見の発言により、晴れて真実になったのだ。

ラストネタバレ

都庁危機管理対策室では、清水の「死者は…、ゼロです!」の声に沸いていた。

赤塚都知事は「強いですね、MERは」と話す駒場に声をかける
「もっと強くなってもらわないと困ります。」
「もっともっと大変なことが、これから先、待っているはずだから」
「これからも、MERを頼みますね、駒場さん」

その後、いつものように廊下へ出て歩き始めた赤塚知事は、
苦しそうに胸を押さえ、うずくまるのだ。

一方白金大臣は、オペのミスを待つのをやめて、喜多見の
過去を探ることに全力を向けるよう、久我山に指示を出す。

その頃、音羽が一人でスタッフルームにいると、涼香が兄の着替えを持ってやって来た。

音羽は、涼香に先日言われた「誰にでもできることはある」という言葉を認め、涼香が
差し入れてくれたお菓子に対し「ごちそうさまでした」とお礼を告げて出て行く。

お菓子が入っていた箱の中には「美味しかったです」という音羽のメモがあった。

その時、病院へ来ていて、音羽と涼香の様子を見ていた久我山は音羽に声をかける。
「いい子だな喜多見の妹。」
「もちろん喜多見の過去を聞き出すために、利用するつもりなんだろ?」
「ええ、もう少し親しくなれば、聞き出せるかと。」
「頼んだぞ、音羽」

「外にいる、黒塗りの車、久我山局長の指示で、」
「喜多見チーフに張り付いてる記者ですよね?」
音羽は久我山にそう疑問をぶつける。

「俺が使う記者連中は、黒塗りの車なんて乗らないよ。」と否定する久我山。

ERカーを洗う喜多見を黒い車が見張っていたが、音羽が近付くと逃げていく。

音羽は北見に視線を向けつぶやく
「誰に監視されてるんです?喜多見チーフ」

『TOKYO MER』6話感想・まとめ

今回の白金大臣の作戦は、MERのキーポイントである喜多見と、他のスタッフが
別々に行動することにより、スタッフが冷静に判断を下すことができずに、ミス
するであろうと考え、音羽にバラバラに行動させるように命じました。

しかし、人命を自らの政局に利用するだけの白金大臣に嫌気がさしてきているのか、
医師としての使命感が邪魔をするのか、音羽は白金大臣の意に反して現場でームを
バラバラにするのを反対します。

物語も6話まで進んでいるからというのもあるんでしょうが、
もう完全に音羽はMERサイドの人間になっていますね。

ただ、まだ官僚としての自分を捨てきれないのか、それとも久我山や
白金大臣を利用しようとしているのか、表面上は白金大臣に従っているような感じです。

早いとこ医師として、そして官僚としても、自らが思う
医療改革を進めていけるような音羽の姿が見たいです。

一方 白金大臣のそんな策略に乗らないよう、MERチームをバラバラにすることを
拒んだ音羽に対し、喜多見はチームを信じ、3つの班に分ける作戦を取りました。

最初は、比奈先生ですが、1話の頃だと現場での医療行為に違和感を抱き、
設備の整ったオペ室でのオペを希望していたのが、今回は見違えるように適切な
処置を適切なタイミングで行えるようになっており、心室細動による心停止にも、
慌てず対処することができ、成長が見られました。

また、喜多見チーフのように命を救ってみたい勇気が欲しいといっていたミンさんも、
危険なスズメバチに臆することなく立ち向かっていく勇気を見せてくれました。

さらにこれまでは臨床工学技士として、整備している姿しか見られなかった徳丸も、
メカオタクぶりを発揮させ、ドローンを使って輸液を喜多見に届けるなんて、本当に
カッコ良かったです。

もちろん冬木も、麻酔科医としての腕前や誇りを見せただけではなく、父親として
命がけで息子を救おうと、自分もハチ毒アレルギーを持っているにも関わらず、
息子を守るためフラフラになりながらも抱えて山を走る姿は感動的でした。

斜面を転げ落ちてしまったのは残念ですが、これは、ここからの
喜多見の見せ場のための前フリなので、しょうがないですよね

そしてなんといっても、今回の一番の見せ場は、ラストで喜多見一人じゃ手が足りなく
なってきたところで、チームが戻って来て、一丸となって壮太君の命を救ったところです。

このチームワークの良さには、結果が分かっていても、感動してしまいます。

さて 今回は、赤塚知事の身体になにか問題があるのではないか
と言う、新たな伏線が張られました。

また、喜多見の隠された1年間に対し、黒塗りの車が監視する
と言う新たな展開も見られました。

次回は公安刑事が登場し、その背景には喜多見の空白の1年が関係しているとか…

ひょっとしたら 次回で、喜多見の空白の1年間が明かされるのでしょうか?
すごく気になります。

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