「碧さん。例えば 僕ら…。やり直しませんか?もしくは…、始められませんか?」と風雅からと告白され驚く碧。
最終回の第10話 碧と空の2人には、いったいどんな結末が訪れるのでしょうか?
ここでは、『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(ウチカレ)10話・最終回のあらすじ、ネタバレ感想、ゲストなどを紹介していきます。
9話ネタバレ感想はこちら。

『ウチカレ』10話・最終回あらすじ
その日、編集長の小西が漱石と共に碧の家を訪ね、映画化が話題となり碧の原作や過去作品は重版に次ぐ重版という売れ行きを見せていると話す。
小西から、漱石がニューヨークへ異動すると聞かされた碧は、小西が帰ってから、漱石に、風雅から沖縄に一緒にこないかと誘われていることを話すと、「僕とニューヨークに来ませんか?」と漱石からも誘われる。
突然のモテ期の到来に浮かれ、空に留学を勧める碧だが、空からは沖縄にもニューヨークにもついて行かないと言われ寂しさを感じるのだ。
そんな中、ゴンちゃんは地元の銭湯で風雅と鉢合わせし、風雅に対し一方的に対抗心を燃やすのだった。
一方大学では、空と光がお互いを意識し始めていたため、なんとなくぎこちない空気が流れていた。
そんな中でも光は、強がってはいるものの、碧と離れることが淋しいと思っている空の気持ちを感じ取っていた。
その頃、ニューヨーク転勤前におでんが食べたいと、漱石が「おだや」へ訪ねて来た。さらに、風雅までやってきてゴンちゃんも漱石もピリピリする。
その頃、空は渉先生に別れを切り出していた。
渉先生は「空ちゃんの気持ち、ここにないの見て見ぬふりしてた…。」と言い「他に好きな人、出来た?」と尋ねる。
光を思い浮かべた空だったが「好きかどうかは分からない…。私、恋とかよく分からないかもしれない。」と答える。
「無理に関係に名前つけることない。でもその関係が大事なんだね?」と渉先生が訪ねると「なくしたくない。なくしたく…、ないです。」と話す空に、渉先生は「なくしたくないものは守らないと。」と告げるのだった。
そんな中「おだや」では、碧と空を自分の物かのように話し、碧のことを上から目線で話す風雅の態度にイラっとしたゴンちゃんは、怒りのあまり風雅を殴ってしまうのだった。。
登場人物・キャスト
水無瀬碧(みなせ あおい) … 菅野美穂
水無瀬空 … 浜辺美波
入野光 … 岡田健史
ゴンちゃん … 沢村一樹
橘漱石 … 川上洋平【Alexandros】
小西 … 有田哲平(くりぃむしちゅー)
伊藤沙織 … 福原遥
小田俊一郎 … 中村雅俊
ケンタ … 中川大輔
ナオキ … 大地伸永
愛梨 … 長見玲亜
渉周一 … 東啓介
未羽 … 吉谷彩子
詳しい登場人物やキャストについてはこちらをご覧ください。

10話・最終回ゲスト
一ノ瀬風雅 / 豊川悦司
かつて碧が心の底から愛した男性で当時は俳優だった。碧と恋に落ちた一週間後に行方をくらました。空に連れられて、現在すずらん商店街に暮らしている。空の本当の父親。
大林かなえ / 銀粉蝶
おもちゃ屋を営む女性。風雅を気に入り、2階の部屋を貸してあげている。
『ウチカレ』10話・最終回ネタバレ
「ネタバレ」ゴンちゃんの思い
碧に対する風雅の上から目線発言にキレたゴンちゃんは、風雅を殴りつける。
そこに空が現れるが、ゴンちゃんは気付かず風雅を怒鳴りつける。
「痛いか?碧はな、それよりもずっと痛かったんだよ。」
「好きな男に捨てられて、揚げ句、よその女が産んだ子供育てて!」
「女手一つで子供育てることがどんだけ大変か、あんた分かってんのか?」
「あんたがやったことはな、鬼だ!鬼畜だ!人間じゃねえ!」
そんなゴンちゃんに「嫉妬ですか?」と風雅が反論すると、ケンタに押さえつけられているゴンちゃんは風雅に頭突きを食らわし声を荒げて話を続ける。
「空だって大変だったんだよ!碧が本当の母親じゃないって知って!」
「全部あんたのせいだよ!出て行け、この町から出て行け!」
「いいか、よく聞け!あんたにはなぁ、碧も空も渡せねえ!
「一度捨てたヤツは、二度と信用できねえ!」
「あいつらは俺が守る!碧と空は俺のもんだ!」
風雅の狙い
みんなが止める中、それでも殴ろうとするゴンちゃんに、漱石が「この人笑ってます。ゴンさんに殴られて、かえってホッとしてるみたいだ。」と訴えると、ようやくゴンちゃんは冷静になったのだ。
その後 空と風雅は、神社の境内に腰掛け、話を始める。
「なんで笑っていたんですか?」と尋ねる空に、風雅は「こんなことで罪が軽くなるとは思わないけど、ちゃんと自分の罪を責められて、少しホッとしたんじゃないかな?もう5発くらい食らってもよかった。」と口にするのだった。
漱石との別れ
その翌日、碧の家では、漱石が引継ぎの件などを碧に話し終え、そのまま席を立ち帰ろうとする。
そんな漱石を碧は引き留め、ニューヨークへ誘った件はどうなった?と尋ねると、漱石は聞かなくてもと言い、「僕とニューヨーク来る気ないですよね?」と話す。
碧は「最後くらい湿っぽくならせて欲しい。」と言い、漱石に「ごめん、私ついていけない。」と告げる。
「それを言いたかったんですね。僕をふりたかったんですね?」と漱石。
「違う、言いたいのここから。」
「君と出会った頃、私はもうダメかと思ってた。オワコンだと思ってた。」
「あの時、漱石が、私とこの仕事をするために、この業界に入ったと言ってくれた。」
「そして、あの時泣いてくれた。あの涙だけで、私はこれからも書いていける。」
漱石は「応援してます。ずっと味方です。」と告げ、帰ろうとするが碧は漱石にしがみつくのだった。
遠まわしな光の伝えたいこと
翌日、光のアイディアにより「君のいる世界」にタイトルも決まり、扉絵も描き上がったジャンプに応募する漫画を封筒に入れ、空と光の2人で郵便局に出しに行く。
その後神社にお参りに行き「佳作でいいんで。」とお願いする光の横で「ぜひ、大賞を!」とお願いする空。
そんな空に「もし母ちゃん、沖縄に行っても…、俺いるから。俺は東京にいる。」と光
「おぉ…。」と空。
「母ちゃん、ニューヨークに行ったとしても、俺は東京にいる。」
「おぉ…、それはなくなったけどな。」
「まぁ、母ちゃん東京にいても、俺は東京にいるわな。」
「何、言ってんの?」 「まっ、そういうことだ。」
風雅の本心と碧の気持ち
その頃、人気のパン屋でパンを買って帰る途中の碧に、風雅が声を掛け部屋に呼び入れる。
風雅は碧に翌日沖縄に旅立つからと告げ、何かを言おうとする碧の言葉を遮り「明日です。明日までゆっくり考えてください。あなたの心はコロリと変わる。昔からそうだ」と告げ、指をパチンと鳴らし「今、魔法をかけました。」と話すのだ。
その日の夜、碧のベッドで空が話し始める。
「もしかすると、一ノ瀬さん、わざとだったかもしれない。」
「わざと?」
「わざと「おだや」行って、ゴンちゃんカッとするようなこと言って殴られて。」
「何のために?」
「母ちゃんとゴンちゃんくっつけるために。」 「はっ???」
空は、風雅と2人っきりで沖縄に行っていたときに「母ちゃんは、幼馴染で母ちゃんのことを一番よくわかっている、ゴンちゃんとくっつくのが一番いいと思う。」と話したというのだ。
「一ノ瀬さんは、ゴンちゃんに自覚させようとしたのかもしれない。」
「ともすると、若い美人に走りがちなゴンちゃんに、お前が一番大事なのは碧だろう!って。」
「走んないよ。ゴンちゃんは私だよ。」
「はぁ~!うわ~、すっごい自信。ちょっとモテだすと怖いな。」
「でも何?あんたの中で、母ちゃんはゴンちゃんなわけ?」
「母ちゃんの気持ちはどうなわけ?」
「母ちゃん。母ちゃんは3つの女の子です。いばらの道を歩きます。」
「いつもついて来てくれて、にっこり笑ってくれるのは誰?」
いばらの道を歩く自分の後ろにゴンちゃんがいる映像が浮かぶが、それ以上の自分の気持ちを伝える。
「母ちゃんの前には…、3つの女の子がいます。前を歩いて行きます。」
「母ちゃんは、その子の足元が心配です。いくつになってもまだ…。」
「人生が、いばらの道ならなおさら、母ちゃんはまだ…。」
「その子を見守っていたいです。もう少しの間…、見守っていたいです。」
「ずっと見守っていたいです。離れたくないです…。見守っていたいです…。」
泣きながらそう話す碧だった。
翌日碧は、風雅に沖縄にはいかないことを告げ、空は自分が写っている風雅が持っている空のアルバムをもらう。
空は「父ちゃんの写真、撮っていいか?」と風雅を撮影し、その後 空と碧と風雅の3人で写真に納まるのだった。
風雅が去ったその後
その後 碧は「おだや」でゴンちゃんに「私も子離れしないとね。空もいつかいなくなる。」と口にすると、ゴンちゃんは碧に告げる。
「俺はいなくならねえぞ。タデ食う虫も好き好きってな。」
「物好きな虫が寄って来っからよ、お前も早くばあさんになれ。」
「はぁ?そんな口説き方ってある!?」 「口説いてねえし!」
その頃空は、光と一緒にジャンプを買いに行き、その後一緒に新人賞発表ページを見ると、2人の漫画「君のいる世界」は受賞まであと一歩という努力賞を受賞していた。
その後2人は缶コーヒーで乾杯して受賞をお祝いし、その後歩きながら光が話し出す。
「いいこと教えてやろうか?」 「なに?」
「俺、ホントは彼女いねえ。」
「えっ?えっ? 心ちゃんは? 腰の位置の高い心ちゃんは?」
「あれは お前、長谷川 心だよ。」 「ランウェイで笑っての?」
「ビンゴ~!」
「妄想かよ!」
空はそう言い捨て一人で先に歩いていくと、不安そうな表情で空の後姿を見る光。
やがて空が振り向き、険しい顔から笑顔に変わると、光が空の隣まで歩いていく。そんな光に体当たりしてじゃれる空。
空と光は、家で碧に努力賞を受賞したことを報告すると、碧はおめでとうの舞を舞う。
お返しに空がありがとうの舞を舞うと、光が適当に踊り出したため、空は正しい振り付けを光に教えるのだ。
碧の家の家族写真が並んでいる棚には、風雅と3人で撮影した写真も新たに並べられたのだった。
『ウチカレ』10話・最終回 感想
最後におめでとうの舞とありがとうの舞を見ることができて、心残りはない…こともないかな?
もし可能だったら、空と光がこの先ジャンプで連載を勝ち取り、トップを目指していくというドラマを金子茂樹先生とか、井上由美子先生とか、野木先生とかの脚本でTBSあたりで見てみたいですね。
まあ最後の方は慣れて来たけど、いったいどうして登場人物のセリフを、あんな風なブツ切りな日常会話では使わなそうな言い方にしたんだろうか?結局最後までその点がずっと疑問に残っていました。
その点でいうとサリーのセリフは時々気になるところはあるものの、女性陣のなかでは一番自然だった気がする。
もしかすると、もうそろそろGP帯で福原遥さんに大きな役が来るなんてこともあるんじゃないかな?
***
今回・最終回の物語は、まあ碧のモテモテがメインではあるものの、空と碧、そして周囲の登場人物の気持ちの整理がつけられ、納まるべき場所に納まったのでハッピーエンドと言えると思います。
途中、風雅が「おだや」でゴンちゃんを挑発するシーンは、風雅の狙いが分からず、表裏のある人間なのか?本当は碧を捨てた頃から何も変わっていないのか?など、何でこんな嫌な人間を演じさせているんだろうと色々疑問が生じたけど、最終的にはいい人で去っていきましたね。
なんか終盤に登場しただけだけど、今回の碧の彼氏候補の男たちの中で、一番存在感のある役柄だったように思う。
一方、空にふられて、もしかしたらこの先 他のドラマに出ても鼻毛先生と視聴者に呼ばれる可能性もある渉先生ですが、それでもネットで9歳の時に一緒にウサギの飼育係をしていたと思われる女性からの友達申請があったので、もしかしたら、そっち方面でもこの先奇跡的なラブストーリーが繰り広げられるかもしれないと思うと、少し可哀想に思っていた気持ちも薄れます。
そしてなんといっても一番気になっていた空と光だけど、2人の思いが通じ合ってキスして終わるなんて言う、ありきたりなラブストーリーのような終わり方じゃなく、この先の2人の未来を感じさせるラストにまとめてくれて本当に安心しました。
岡田健史君はMIU404以降、本当に演技が上手くなったし、浜辺美波ちゃんは、タリオやアリバイ崩し承りますみたいなコメディ路線よりも、今回の役柄の方がピッタリ合っていたような気がするので、またこういった感じのヒロイン像を見たいですね。
全話ネタバレあらすじ感想はこちら。

『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』見逃し配信
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