一ノ瀬風雅と初めて出会い、意気投合した空は、碧に書置きだけ残し、2人で突然姿を消してしまったのだ。
碧の心配をよそに2人はどこへ消えたのだろうか?
ここでは、『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(ウチカレ)9話のあらすじ、ネタバレ感想、ゲストなどを紹介していきます。
8話ネタバレ感想はこちら。

『ウチカレ』9話あらすじ
碧に書き置きを残し、空が風雅と姿を消して4日が過ぎていた。
碧は「おだや」を訪れ、風雅に空を取られたとゴンちゃんと俊一郎の前で取り乱すが、そこに、空が何もなかったかのように帰って来るのだ。
風雅と一緒に沖縄旅行に行っていたという空は、なぜかすずらん町まで風雅を連れ帰って来ていて、風雅は碧の家で流木を飾り付けていた。
持ち前の人たらしぶりを遺憾なく発揮した風雅は、住むところも仕事も次々とゲットしていきすっかり地域に馴染んでいく。
その“生きていく力”にこれまでと違う風を感じ、「この人見といた方がいいんじゃないか」と興味を持つ空。
そんな中、スランプ脱出のため銭湯へ行った碧は、帰りに風雅から大声で名前を呼ばれたため、やむを得ずに風雅の部屋に入ることに。
ぎこちない雰囲気の中、なぜか風雅と一緒にお酒を飲み始めた碧は、ジェンガをしているうちに、本当は風雅が碧のことを忘れてなどいなかったことを知る。
風雅が忘れたふりをしていた理由が「空の瞳が鈴に似ていたため、とっさに覚えていると言えなかった」と聞いた碧は、空の生みの母・鈴との思い出や自分の想いがよみがえり、思わず風雅の胸倉をつかみビンタする。
数日後、碧は空と風雅と共に鈴の墓参りへ行く。碧は風雅を鈴の墓に連れていくことで何かひと仕事を終えた気がしていた。
一方、散英社では、漱石が小西から予想外の通達を受けていた。
風雅に複雑な感情を抱く碧だが、空が潤滑油となって親子のように歩く3人。偶然その様子を見たゴンちゃんは、初めて見る風雅の姿に心穏やかでない様子だったのだ。
登場人物・キャスト
水無瀬碧(みなせ あおい) … 菅野美穂
水無瀬空 … 浜辺美波
入野光 … 岡田健史
ゴンちゃん … 沢村一樹
橘漱石 … 川上洋平【Alexandros】
小西 … 有田哲平(くりぃむしちゅー)
伊藤沙織 … 福原遥
小田俊一郎 … 中村雅俊
ケンタ … 中川大輔
ナオキ … 大地伸永
愛梨 … 長見玲亜
渉周一 … 東啓介
未羽 … 吉谷彩子
詳しい登場人物やキャストについてはこちらをご覧ください。

9話ゲスト
一ノ瀬風雅 / 豊川悦司
かつて碧が心の底から愛した男性で当時は俳優だった。碧と恋に落ちた一週間後に行方をくらました。現在は南の島で流木を拾って暮らしている。空の本当の父親。
大林かなえ / 銀粉蝶
おもちゃ屋を営む女性。風雅を気に入り、2階の部屋を貸してあげた。
『ウチカレ』9話ネタバレ
無事に碧の新作『真夏の空は、夢』を掲載することができた散英社の編集部では、編集長の小西が、現在ニューヨークで執筆する散英社トップの人気漫画家・由辺譲先生が、担当は漱石じゃないとイヤだと話しているため、ニューヨークへ栄転になると漱石に告げる。
「ネタバレ」風雅のもう一つの嘘
そんな中、風雅の部屋を訪ねた碧と空は風雅のアルバムを目にする。
そこには、風雅が毎日撮影した大空の写真がたくさん納められていたが、空と出会って撮影した空本人の写真以降、写真は撮られていなかった。
碧は「もう撮る必要がなくなったから?本物の空に会ったから。空がいることを知ってたんですか?毎日空を忘れないように空を撮ってたんですか?」と尋ねる。
「忘れないようにっていうか…、忘れられなかったです。」と風雅。
思わず空は「あのずた袋いっぱい空の写真?えっ、何?それ、キモっ、キショっ。あっ、ごめん父ちゃん。」と口にする。
風雅を父ちゃんと呼んでしまったことで取り乱した空は、用事を思い出したと風雅の部屋を飛び出し光に電話するのだ。
電話で風雅を父ちゃんと呼んでしまったと話し始め、風雅の部屋での出来事を光に話す。
光は、空が生まれたことを知らないハズの風雅が、なぜ空の写真を撮り続けていたのかと疑問を口にし「それって、お前の存在知ってたって事じゃないの?名前も知ってたってことじゃん。」と告げるのだった。
その頃碧は、風雅に「空がいること知ってたんだね。」と問い詰めると風雅は「鈴から手紙をもらいました20年前、空さんを産んだ後です。」と告げる。
そして、その時鈴が空を産んだこと、風雅とやり直す気がないこと、さらに好きな人と新しい家庭を持つということを知らされたと話す風雅。
「そんな人いないですよ。」と碧が話すと、風雅はずっと鈴が新しい家庭を持ったと信じていたといい、碧と空が自分を訪ねてきた時は驚いたというのだ。
家に帰った碧は、ベッドの上で空に手紙の事を話す。「母ちゃんは、それ聞いてどう思った?」と空が訪ねる。
「ん~…。私が知らない間に、2人の間で手紙が1往復していたんだなと思ったよ。」
空は碧には来ない手紙が鈴には来たってことは、風雅は鈴の方が好きだったってことだと言い、言ったら碧が気を悪くしてどこかへ行っちゃうかもしれないと思ったんじゃないという。
碧は「言うかもしれない。うん、言ったと思う。ホントのお父さんとお母さんに育てられたほうがいいと思った…と、思う。」と口にする。
「でも、鈴さんはそう思わなかったんだよ。一ノ瀬さんより、母ちゃんに私を託した方がいいと思ったんだよ。」と話す空だった。
風雅の前に鈴が現れる!?
その頃一人部屋で飲んでいる風雅の前に、鈴が現れ「お久しぶり。」と声を掛ける。
「久しぶり…。」と風雅。
「なぜ…、あんなウソを?」
「新しい男ができたくらい言わせてよ。私、あなたにひどい目に遭った。」
「空を産んだことを伝えたのは親心。強いて言うなら女の意地?」
「あなたの子供を、この世に残しましたよ、私…っていう。」
「じゃあ、何で俺とやり直さなかった?」
「あはっ…、だってあなた、信用できないじゃない。でも元気そうでよかった。」
「ねぇ、雲の上からじゃなかなか手が届かないの。この世の事は、お願いね。」
翌日「おだや」で空が、碧は空のために自分の結婚をあきらめたんじゃないかと心配していたが、俊一郎は「それはね、杞憂ってもんだよ。」と伝える。
「碧ちゃん、あの美貌だから、モテてさ、空ちゃんもかわいくてかわいくて。」
「碧ちゃんにすれば「私と結婚したらこんな可愛いもんがついてくるんだよ」と。」
「医者とか官僚とか、まぁ、とにかくよくモテた。」
「1つ疑問が残る。」
「なぜ、死んじゃった鈴母は、私がいることを一ノ瀬風雅に知らせた?」
「鈴さんは、碧ちゃんに何かあった時にね、空ちゃんの頼る先をもう1つ残して死んだんじゃないかな?」
「親は1人よりも2人いた方が、子供は生きていきやすいだろう。守るものは多い方がいい。」
「母ちゃんには言わないでやってくれ」と頼み込む空に、「碧ちゃん、きっと気付いているよ。」と俊一郎は伝えるのだ。
空と光と碧と風雅
そんな中、碧とシャボン玉をしていた風雅を、大家のかなえが「タイマーが鳴ったから止めたわよ」と呼びに来る。
風雅は、碧に沖縄料理のラフテー作ったから食べてってと部屋へと招き、ラフテーを振る舞う。
「碧さんはヒマワリみたいな人だった。あなたといた1週間だけが、僕の人生のカラーページです。」と告げる風雅。
その後碧と風雅はジェンガを始めると風雅は「空の匂いをかぐ」「明日また、会える」「片手間のさよなら」「泣き虫な夕方」と言い、碧の作品を読んだことを告げる。
碧は「あなたと別れてから色々恋をしたけど、本当に好きになれなかった。舞台の上のあなたは本当に美しく、舞台を下りたあなたは本当に愛しかった。」と伝えるのだ。
その頃空は、漫画を描く合間にお腹が空いたからと、光と一緒に買い出しに出ていた。
その時ガラの悪い3人組に絡まれ、光は空にちょっかいを出そうとする男たちから空を守ろうとするが、空は倒れてしまいメガネが外れて飛ぶ。
その時自転車に乗った男が通りかかり「おい!お前ら、なにやってんだ。警察に電話すんぞ!」とスマホを取り出したため、男たちは逃げて行った。
男たちが逃げる際、空のメガメを踏んで壊してしまったため、目が悪くちゃんと見えない空は家へ帰ることにする。
光は危ないから送るといい、空と手をつなぐ。
「あっ、あれ?手 つなぐのは恋人だって言ってなかったっけ?」と空。
「今、非常事態なんで。メガネ壊れて。」と返す光。
「あっ、赤 赤 赤 赤 赤 赤 」
「見える!!にじむけど…。」
2人が信号待ちしていると、雪がふわふわと降ってくる。
その頃風雅の部屋では、雪を見た碧が「雪だ~!この雪見てるかな?空も。」とつぶやくと「碧さん。例えば 僕ら…。やり直しませんか?もしくは…、始められませんか?」と風雅。
一方信号待ちしている空は、「雪のニオイをかぐ。」と言い空気の匂いをかいでいた。
「あぁ、母ちゃんの小説だ。」 「うん。」
「お~、雪のニオイするなぁ。」 「えっ?どんなニオイ?」
「ミント、ハッカみたいなニオイしない?」
「ん~!? でもツンと来る。」
「おっ、青だ。まぁ、誰もいないんだけどな。」
「いつかさ。」 「んっ?」
「いつか。今、私たち大学2年生じゃん。」
「この4月に3年生になって、就活とか始まって、漫画なんか描かなくなって…。」
「お前さ、これから『ジャンプ』に投稿しようって時に、なんでそういう話するかね?」
「分かってる。だから、例えばの…、右から3番目の話。」 「うん。」
「そしたら私たち、大学 卒業して、大人になって…、働き始めたら…。」
「こんな風に漫画描いたり、何があっても、入野に電話して助けてもらったり。」
「そういうこと…、なくなるね。」
「そんなことないっしょ。変わらないでしょ。」 「変わるよ。」
「全部は…、変わらないでしょ。」
空は光の服をつかみ、腕に顔をうずめる。
「ふっ…、なあに?」
「光のニオイをかぐ」 「はっ…、何だよ、それ?」
「えっ、臭くない?俺、大丈夫?」
「草みたいなニオイ…。 懐かしいニオイ。」
「ロマンチックー!」
「このニオイ…、覚えとく。」
そんな空を見ながら、光は心でつぶやく。
《僕はいつか、今日のことを、この瞬間のことを懐かしく思い出すんだ。》
《…なんて思う》
《僕たちは、次の青が来ても、歩き出せずにいた。》
『ウチカレ』9話 感想
まあ感想というか、一番気になるし、見ていて一番興味をひかれる空と光の関係は、もう光で決まりってことでいいんじゃないかな。
次回のあらすじを見ても、空は渉先生に別れを切り出すとなっているので、ニューヨークか沖縄に行く碧に空がついていくなんていう終わり方をするとか、好きだけど一緒にいれないなんていう変な終わり方をしない限り、光一択ですね。
一方、碧の方は、最終回1話前になって、ようやくモテだしてきたという、やっと主人公らしい展開になってきましたが、さて碧は誰を選ぶのだろうか?それとも誰も選ばないのか?
個人的には、漱石が本当に碧のことを好きなのかどうかが分からないので、最後はゴンちゃんとってのがいいんですけど、こればっかりはねえ…
それにしても、ヤンキー3人に絡まれてからの空と光のシーンが素晴らしかったですね。
空が光の腕に顔をうずめている時の光の「なあに」のシーンは本当に感動的でしたね。
なんでも、北川悦吏子さんいよると、初稿だとあのシーンは2人がキスをしているようでしたけど、キスをするよりずっとずっといいシーンになっていたように感じました。
今日の光くんのなあに?のシーンが、キスをさせることをなく、ラブシーンであるシーンをえんえん考えたところです。前にツイートしたよね?ちなみに、この回、9回書き直してて、ノベライズは、初稿で書いてるので、空と光がキスしてます^ ^。 #ウチカレ https://t.co/NEfEXEAvXK
— 北川悦吏子 (@halu1224) March 10, 2021
さて、次回はついに最終回ですが、これで終わりだと思うと寂しいですね…
10話・最終回ネタバレ感想はこちら。

全話ネタバレあらすじ感想はこちら。

『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』10話予告・あらすじ
風雅(豊川悦司)から一緒に沖縄で暮らそうと誘われ、心揺れる碧(菅野美穂)。一方仕事では、映画化が話題となり小説家として再び脚光を浴びる。そんな折、碧はニューヨークへの異動を告げられた漱石(川上洋平)からも、自分と一緒にニューヨークに来ないかと誘われて……!?突然のモテ期の到来に浮かれる碧だが、空(浜辺美波)からは沖縄にもニューヨークにもついて行かないと言われ、母娘の間には微妙な距離が生まれる。
そんな中、ゴンちゃん(沢村一樹)は地元の銭湯で風雅と鉢合わせる。風雅に対し一方的に対抗心を燃やすゴンちゃんだが……。
そして大学では、お互いを意識する空と光(岡田健史)の間にぎこちない空気が流れていた。そんな中でも光は、碧と離れることが淋しいと思っている空の気持ちを感じ取っていて……。
その日、空は渉(東啓介)に別れを切り出す。「他に好きな人、出来た?」という質問に、空の心には光の顔が浮かんでいた……。
一方、おだやには転勤前におでんを食べに来た漱石が現れる。さらに、風雅までやってきて、碧をめぐる男たちが一堂に会するが……。碧と空を自分の物のように話す風雅の態度にイラっとするゴンちゃんは怒りが沸点に達し、勢いよく風雅に殴りかかる!修羅場と化すおだや!タイミング悪く現れた空は、風雅に向かって碧と空の気持ちを代弁するゴンちゃんの言葉を聞いてしまい……!?
母娘をめぐるエキサイティング・ラブストーリーが、ついに最終局面を迎える!
引用:https://www.ntv.co.jp/uchikare/story/
『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』見逃し配信
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配信内容、話数などの詳細はサイトにてご確認ください。
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